トップページ >03)フード >氷彫刻の達人

氷彫刻の達人

 4月17日夕刊連載「ふじのくに食材事典」で話を聞いた「ブローニュの森」(函南町)のオーナーシェフ広瀬己芳さん。実は氷彫刻の名手でもあります。(橋)

20140417web2.jpg

 

 高校卒業後に上京し、都内のレストランで腕を磨いていた広瀬さんの師匠は長谷川秀男さん。ホテル・ニュージャパンを経てハセガワ氷彫刻教室を主宰していた、国内の第一人者です。

 「良い師匠に恵まれたと思います。今はいろいろな器材を使うみたいだけれど、当時はのみとのこぎりだけしか使いませんでした。私は仏像をモデルにした作品が多かった」
 
 軽い気持ちで始めた氷彫刻ですが、始めて数年で各地の全国大会で優勝。東京プリンスホテルの総料理長に誘われ、同ホテルで勤務することになったそうです。
 
 「ちょうど『鳳凰の間』がオープンする時でした。最初は氷彫刻をやっていたのですが、総料理長に言われてある時期から料理一本になりました」
 
 
 冒頭に載せたのは銀座の大会で優勝した時の写真。当時は繁華街や百貨店の屋上でこうした大会が頻繁に行われていたそうです。「さっぽろ雪まつり」の会場でも制作したとのこと。
 
 「今はどうなんですか?」と水を向けましたが、「長いことやっていないねえ」。〝現役〟を引退した今も、師匠の本は大事に保管しています。 

20140417web1.JPG

20140417web3.jpg


  

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/48240

トップページ >03)フード >氷彫刻の達人

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。