浜松ぐるぐるマップ89「おいしい麺が食べたい」

浜松ぐるぐるマップ89「おいしい麺が食べたい」
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浜松ぐるぐるマップ89「おいしい麺が食べたい」

静岡新聞社編 1200円 (税抜) 2016年11月

パスタ、ラーメン、そば、うどん…。和洋中、それぞれに違った味わいが楽しめる麺料理。御前崎から浜松、豊橋まで各ジャンルの人気店を一挙紹介する。大正時代創業のラーメン店や戸隠二百余年の伝統を受け継ぐそば店、老舗洋食店のナポリタンなど地元で長く愛されてきた味をはじめ、イタリア人シェフ特製の自家製パスタやミシュランガイドが認めたラーメンなど話題のメニューも。また豊橋名物の鉄板スパゲティやカレーうどん、世界各国の個性的な麺料理なども取り上げる。麺好き必見の一冊。

特集ピックアップ
現在発売中の浜松ぐるぐるマップ89「おいしい麺が食べたい」からピックアップ。

緑の谷のごちそうテラス Cocochi
(ここち)

浜松市西区大久保町 店舗情報へ

地域と体にもプラス 竹のパスタで貢献心を

半径10㎞以内の食材を使った料理を提供する「フードマイレージ」がコンセプトのレストラン。5つのテーマから選べるメイン料理とビュッフェスタイルのアペタイザー(前菜)、ドリンクがセットのランチ、ディナーを楽しめる。9種類のパスタはどれもパウダー状にした竹を練り込んだもの。竹は乳酸菌が豊富で健康効果も期待できることから、NPO法人OHKUVOと協同開発。放置竹林の問題に向き合い、地域貢献にもつながっている。8千平方メートルもある敷地内では、BBQや石窯でのピッツァ作り、梅・タケノコ狩りに鶏小屋で産みたての卵拾いなど、楽しく食育ができる体験プランも魅力。

  • 種類豊富なアペタイザー大久保町の生産農家から直接届く朝採れ野菜を提供。種類豊富なアペタイザーの内容は日替わりで、時間で替わる楽しみも
  • ライトアップ夜にはLEDライトを埋め込んだ竹がライトアップ。この幻想的な景色にも、浜松を誇る企業の高い技術が取り入れられている
  • 「カルボナーラ」ランチ1728円、ディナー1944円「カルボナーラ」
    ランチ1728円、ディナー1944円
    ランチ・ディナーともにアペタイザー、ドリンク付き。アルデンテに仕上げた竹パウダー入りのパスタにクリームソースがとろり
  • 窯焼きピッツァ窯焼きのピッツァ作り体験は、生地の練り方からスタッフが指導してくれ、120分アペタイザー付きで大人1620円、子供1080円

麺創房 一凛
(いちりん)

TEL/090-9352-3540
住所/浜松市中区名塚町235 〔 地図
営業時間/ランチ11:30~14:00LO、
     ディナー17:00~21:30LO
     ※日曜ディナーは 〜21:00LO
席数/カウンター6席、テーブル18席、座敷8席
定休日/木曜休
駐車場/8台

浜松の忍者系でイチオシ 師匠直伝の支那そばが人気

「おいしいラーメンを作るのは当たり前。お客様を第一に考えた接客姿勢で、営業を続けていきたい」と話す店主の武田聡師さん。浜松独自のラーメン文化〝忍者系〟の直系店。数々の弟子を世に送り出す、師匠のニックネームからそう呼ばれている。直伝の「支那そば」は、昔ながらの製法にこだわるほっこりと懐かしい味。子供からお年寄りまで、幅広い世代から愛されるラーメンだ。チャーシュー・スープ・タレや麺までもすべて自家製。手間暇をかけ、安定した味で提供することを心掛けている。広々した店内は和モダンな雰囲気が心地よく、男性を中心に女性やファミリーでも入りやすい。多くのリピーターが訪れる人気店。

  • こだわりの自家製麺はラーメンとマッチするように開発こだわりの自家製麺はラーメンとマッチするように開発。ツルッとした食感とほどよいコシを楽しめる。細麺好きな人はぜひ一度味わってみて
  • 塩そば鳥取産鯛煮干しと丸鶏から抽出したダシを塩ダレと合わせた「塩そば」750円。清湯スープは魚介と鶏の旨味と、鶏油(チーユ)がアクセント
  • 支那そば「支那そば」 700円 真っ黒な見た目とはギャップがあり、すっきりしたスープがクセになるラーメン。自家製麺を使い、具材も手作りにこだわる
  • 内観のれんをくぐると広いエントランス、扉を開けば黒を基調としたスタイリッシュな空間が。テーブル席には囲いがあり、人の目を気にせず味わえる。女性同士や、男女ともに一人で訪れる人も多い

手打そば 
(ちく)

浜松市東区和田町 店舗情報へ

趣向を凝らした味が印象深いおいしさに

板前だった店主が蕎麦に興味を持ったのは、長野の戸隠を訪ねた際のこと。「蕎麦屋を食べ歩き、一軒ごとに味の個性があることに感動したことがきっかけ」と話す。そこから修行を積み、蕎麦の有名店で親方も経験。そして自ら「築」を開店した。そば粉は福井産と北海道産をブレンドした自家製粉。2対8の割合で手打ちする。蕎麦に付く有東木産の生ワサビを自分ですりおろせるのも楽しい。蕎麦だけではなく野菜もこちらでは主役。蕎麦との組み合わせはもちろん、一品料理もいろいろ。旬や地場のほか、珍しい食材もふんだんに使用。旬の短い野菜との一期一会が楽しめるのも魅力だ。

  • 「えび天おろし」「えび天おろし」1296円。ぶっかけそばにエビ天・鬼おろし大根・スプラウトなどをトッピング。器のコーディネートも素敵
  • 「涙めし」「涙めし」648円。そばの実入りご飯に厳選のカツオ節をたっぷり。ワサビは自分ですりおろせ、好きな量を調整できるのがポイント
  • 「野菜天せいろ」「野菜天せいろ」1620円 手打ち蕎麦に季節の地場野菜の天ぷら9種類が付くイチオシメニュー。写真は白ゴーヤ・白長ナス・丸オクラ・イチジク・安納イモなど
  • 内観店内は無垢材を取り入れた温かみのある空間。カウンターの先はオープンキッチン。打ち場も店内から見えるように設計している

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