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谷島屋店長が選ぶ!WASABIパーソナリティの2人におすすめしたい3冊

WASABIパーソナリティの2人におすすめしたい3冊について、谷島屋ららぽーと沼津店店長の岩田勝さんに「鉄崎幹人のWASABI」パーソナリティの鉄崎幹人、SBSアナウンサーの山﨑加奈がお話をうかがいました。岩田店長に前回おすすめしてもらった本はこちらです。※価格はすべて税込です。

※2023年2月15日にSBSラジオ「鉄崎幹人のWASABI」で放送したものを編集しています。

1.本を守ろうとする猫の話/夏川 草介(小学館)715円


岩田:最近やまかなさんは猫を飼い始めたとのことで、猫が出てくる小説をご紹介したいと思います。

この小説の主人公は高校生。亡くなったおじいさんの古書店で、猫と出会います。その猫と、本を守るための冒険をする話になっています。

山﨑:今とても猫に感情移入しやすいので、これはちょっと気になりますね。
 

2.心をととのえるスヌーピー/チャールズ・M・シュルツ (著)、谷川 俊太郎 (訳)、枡野 俊明 (監修)(光文社)1,430円


岩田:自己啓発本になっています。ご存知の通りスヌーピーは谷川俊太郎さんの訳です。その訳に禅の教えが組み込まれているのではないかということで、スヌーピーの4コマ漫画を各所に散りばめながら、そのストーリーが禅のどういう教えとリンクしているのかをまとめた1冊になっています。

鉄崎:これは着眼点が面白いですね。スヌーピーはアクティブに動き回ったりしないけれども、4コマの中に深い心理や落ち着きの心が表されています。

山﨑:悟りを開いているようなそんな表情をしていますよね。これは欲しいなぁ。買います!

岩田:非常に読みやすい1冊になっていますのでぜひ読んでみてください。
 

3.ロスト・ケア/葉真中 顕(光文社)748円


岩田:
葉真中さんは2013年にこの作品で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した作家さんで、介護の問題を中心に描いた社会派ミステリー小説になっています。家庭や施設での介護、その現場で起こる様々な問題点を丁寧に描きながら、さらに殺人事件のミステリー要素もあり、とても楽しめる1冊になっています。

鉄崎:(僕のおすすめする)「震える牛」の作者の相場英雄さんは社会派で、非正規雇用の問題にも切り込んでいて、犯人はかなり追い詰められた環境にいるという設定なんですよ。この本もそうですよね。ただ単なる殺人犯ではなく、非常に追い詰められた環境にいる人が描かれていると思うので、これは読んでみます!

山﨑:岩田さんは私たちの心が欲しがっているドストライクの本がわかりますよね〜。

鉄崎:「150人が選ぶ わたしの文庫」フェアで、僕らが紹介しているおすすめ本【鉄崎幹人=震える牛/相場 英雄(小学館)、山﨑加奈=ライオンのおやつ/小川 糸(ポプラ社)、堀葵衣=西の魔女が死んだ/梨木 香歩(新潮社)】は2月末まで谷島屋に展示してあります。ぜひ足を運んで買ってみてくださいね。

※本の画像は谷島屋ららぽーと沼津店に提供いただきました。

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