「歩くだけで汗」の静岡県!浜松・天竜区で34℃ 「マスクできません」暑さが外す後押しに
5月17日は静岡県内で最高気温が34℃に達するなど非常に暑い一日となりました。季節外れの暑さをもたらしたのは暖かい風と強烈な日差し。急激な気温の上昇は「脱マスク」を加速させているようです。
<山口駿平記者>
「昼すぎの浜松市天竜区です。歩いているだけで汗がにじみ出てきます。あちらの温度計は33℃を示しています」
各地に降り注いだ強烈な日差し。本当に暑い1日となりました。浜松市天竜区にある2つの観測点では、最高気温34℃を記録しました。
<自動車整備会社の従業員>
「さっき32度あった。お昼は暑いね」
こちらの整備会社では17日から、作業場に扇風機を設置したといいます。
<自動車整備会社の従業員>
Q.車の整備も暑さで変わっちゃいます?
「変わりますよ。(車)少し冷まさないと、たまらない、触れない。しんどい、しんどい。日中は休憩しながらやらないと」
このエリアに強烈な暑さをもたらしたのは西風です。愛知県からの暖かい風が山を越えるフェーン現象でさらに熱を帯び、猛暑日手前の暑さをもたらしたのです。
裾野市の富士サファリパークでは富士山をバックにアジアゾウが水浴び。猛獣たちも木陰でのんびりと過ごしていました。
17日は県内19の観測点のうち11か所で、日中の気温が今シーズン最高を記録しました。この暑さは「脱マスク」を加速させています。
<坪内明美記者>
「静岡市の公園です。強い日差しが照り付ける中、皆さんマスクを外して水遊びを楽しんでいます」
静岡市の公園の水遊び場には、マスクの人はいませんでした。
<父親>
「最高ですね、マスクいらないですね。マスクなしがいいね」
<男の子>
「マスクできません」
<母親と赤ちゃん>
「マスクできません!」
新型コロナが5類に移行しても、いまだにマスクをつけている人が大半ですが、17日の暑さはマスクを外す後押しになっています。
<アイス食べる女の子>
「おいしい」
公園の近くのジェラート店は、暑さによるマスクの変化を感じていました。
<ジェラート店 ラ パレット店員 武川祥子さん>
「マスクを取っている方も増えて、お客さんの顔も見えるし、笑顔の方も増えてコロナ前に戻ってきた感じがする」
この後、17日夜は県内各地とも涼しくなりますが、18日は再び暑くなる予想で熱中症や気温差に注意が必要です。
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