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静岡新聞生活報道部

親子で楽しめる船釣りツアー、西伊豆から出港!イサキやレンコダイでBBQも楽しめた!

「大海原で思い切り釣りを楽しみたい!」。釣り初心者にとって憧れの一つが船釣りです。ただ、陸の釣りに比べて分からないことも多く一歩を踏み出せない人も多いのでは。8月16日付の静岡新聞「しずおかアウトドアファン」は、釣り具販売のイシグロ(浜松市中区)が「オーシャンプロジェクト」の一環で企画している親子向けの船釣りツアーの体験会に同行し、魅力を紹介しました。

西伊豆町から出港


 体験会が行われたのは西伊豆町の安良里漁港。伊豆半島の西海岸にあり、周囲を山に囲まれた穏やかな入り江です。当日は沼津市から来た親子2組が取材に協力してくれました。まずは早朝港に集合してガイドから簡単な説明を受けた後、地元の釣り船「ふじなみ丸」に乗り込んで出港します。

狙うはイサキ!


 港からわずか5分ほどで、最初のポイントに到着。狙うのは春から夏に旬を迎えるイサキです。針に餌となるエビの一種「オキアミ」を付け、竿から伸びる糸の途中に取り付けた「コマセカゴ」にも撒き餌を詰めて海中に沈めていきます。このツアーでは竿や電動リールなど道具一式をレンタルできるため、手ぶらでも参加できるそうです。この日の親子4人も海釣り初心者で、借りた竿で挑戦しました。

釣果に笑顔


しばらくすると竿が大きくしなり、イサキが次々と釣れました。一度に2匹かかることもあり、参加者から笑みがこぼれます。魚がいる水深は船長が魚群探知機を見ながら指示してくれるので、的確にポイントを捉えて釣りができるのも船釣りの長所。経験がなくても釣果が期待できます。

帰港


ポイントを移動しながら釣りを続けること約1時間半。イサキに加えレンコダイ(キダイ)も釣り上げることができました。西伊豆町沖は釣果が安定しているのが特徴で、アマダイなどの高級魚や思わぬ大物に出会えることもあるそう。

釣ったばかりの魚でBBQ!


安良里漁港に戻ったら、ツアーのオプションでBBQも楽しみました。港に隣接するグランピング施設「Seaside Base ARARI(シーサイドベースアラリ)に移動し、釣ったばかりの魚をさばいて刺し身や塩焼きに。食べきれない魚は「ツッテ西伊豆」という仕組みを使い、町内の直売所「はんばた市場」に持ち込めば地域通貨と交換できます。

一見難しそうな船釣りですが、実際にやってみると初心者でも十分楽しめることが分かりました。次に釣りへ行く際は、思い切って挑戦してみては。

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