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家康時代の石垣も!?城跡を見て武将のすごさを実感する。各回すぐ満員になる大人気講座に潜入!

SBS学苑の大人気講座「家康の歩ける城へ行こう!」


SBS学苑探検隊のマサミです。今回は不定期開催ですが大人気の1日講座「家康の歩ける城へ行こう!」に潜入しました。駿府城のお堀、特に外堀を見ながら歩く講座でした。

講師は城解説でテレビ出演もある、日本城郭協会理事の加藤理文先生。実際にいくつもの城の発掘に関わっており、解説が的確で城マニアに人気の先生です。

家康時代に積んだと思われる石垣も!?

東御門前を出発し、中堀で最も古い時代、つまり家康時代に積んだと思われる石垣について解説してくれました。駿府城の石垣は何度かところどころ積みなおしているそうで、見た目でどの時代に積んだのか分かるのだそう。

県庁東館の前が当時の大手門です。ここの石垣は古い時代のものが残っています。道は舗装されていますが、歩道の敷石の色を変えて当時の門の幅がわかるようになっています。

大手門から県道井川・静岡線へ。この道沿いの建物はもともと外堀の上に建てられているものもあり、建物の奥に元々の石垣が残っているところがあるんです!
静岡市立病院のところに一部櫓台が残っています。駿府城で一番大きな櫓台だそうです。駿府城のあった土地は平らかと感じていたけれど実は高低差が結構あって、このあたりが一番高いところだそうです。そして対角線の水落交番のあたりが一番低く、お堀の水は水落に向かって流れています。

所々で石垣が折れ曲がっている理由とは?

外堀を見て気づくのが、石垣がまっすぐではなく所々折れていること。直線距離が長い石垣は崩れやすいというのもあるけれど、石垣が折れるところでお堀の水流の勢いを止める仕組みにもなっているんです。石垣だけで色々考えられているんですね~。
他にも積んである石がなぜか曲がっていたり、大きさが極端に揃っていなかったりするのは、石工がわざと自分たちの技をアピールするためにやっていたのだとか。こんな風に、当時の人の思いを代弁するような加藤先生の解説が面白く、聞き入ってしまいます。

その時代を生き抜く知恵や意気込みが、城跡ひとつとっても様々だなと感じる講座です。

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■家康の歩ける城へ行こう!
※年内はこのタイトルですが、2024年からは「歩ける城へ行こう!」に変更されます
講師:加藤理文(日本城郭協会理事)
開催日:夏季以外の土曜日、または日曜日に不定期開催
電話:SBS学苑静岡校 054-282-1191/SBS学苑浜松校 053-455-3359

⦅やりたいこと、きっと見つかる!⦆SBS学苑は、ワクワクを作り続けて50年。1973年、静岡県初の総合カルチャーセンターとして誕生したSBS学苑。創立50周年を迎えました。静岡県内5カ所でヨガ、料理、語学など幅広い講座を開催。気軽に学べる1日講座もご用意しています。

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