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アットエス編集部

【大人の手土産】手作りの絶品ツナ「おつな」が話題!年始は5日から。TUNALABO(ツナラボ)/焼津


サラダに添えても良し、パンやご飯にそのままのせても良しのツナは、手土産や贈り物にすると誰からも喜ばれる人気アイテム。ましてや魚の目利きが厳選したマグロとヘルシーな油を使い、丁寧に手作りされた逸品なら喜びもひとしおです。口コミで人気が広がり知名度上昇中の小さなツナ工房を訪ねました。
(文・写真:アットエス編集部 柏木かほる)

手作業で身をほぐすワンランク上のツナ

2020年4月に焼津市本町にオープンした「TUNALABO」(ツナラボ)。店内の調理室では、店主の関根仁さんがスープで煮込んだマグロの身を手で丁寧にほぐす作業に精を出していました。

「おつな」の原料となるのは、築地市場に20年通った経歴があり魚の目利きである店主が自ら厳選した静岡県産ビンチョウマグロ。ミネラル豊富な駿河湾海洋深層水で玉ねぎ、セロリ、利尻昆布、黒こしょう、ローリエなどを煮込んだスープが味のベースとなっています。
 

13種類を少しずつ。味わってから好みの味を選べる試食が好評


店内に入ってまず目に入るのは、ズラリと並んだ「おつな」の小瓶。「ガーリック&オレガノ」「桜えびとしらす」「大崎上島レモン&ローズマリー」「ポルチーニ」「無花果(いちじく)&胡桃(くるみ)」など…。ネーミングを見るだけで早くも期待が高まります。

「どうぞこちらでご試食ください」。店員に促され席に着くと、味のバリエーションが全13種類ある「おつな」を少しずつ盛り付けたプレートが出てきました。ツナに合わせた食材の特徴、税込み価格が明記され、試食しながら感想をメモできる紙と水も添えられていました。

「おつな」は1瓶1350円(税込み)から。インターネットからも購入できる。

最初の一口はシンプルな「プレーン」味から。口に入れた途端、空気を含んでふわっとしたツナにまず驚きました。とろけるような新食感は従来のツナとは全くの別物と感じました!

トマトの旨味とバジルがツナに合わない訳がない「ドライトマト&バジル」、みそ風味のツナの中からプチプチ食感のエゴマが顔を出す「えごま味噌」、イチジクの甘みとクルミがツナの意外な一面を引き出した「無花果&胡桃」、マスタードの酸味と燻製の香りでチーズが無性に食べたくなる「燻製粒マスタード」…。どれも美味しくて選ぶのに迷いました。

口当たりの軽さは、使っている油に理由がありました。オリーブ油以外の油を求めて試行錯誤したという関根さんが最終的に選んだのは、有機栽培紅花油と米油、胡麻油を独自にブレンドしたもの。素材のほのかな香りや旨味をさり気なく引き立てていました。

代表取締役社長でツナラボ店主の関根仁さん。都内の小料理店は2017年にツナ専門店に業種変更した。


関根さんは福島県出身。ツナ製造を始めたきっかけは都内で小料理屋を営んでいた頃、余ったマグロでツナのオイル漬けを作ったことがきっかけでした。凝り性な正確から4年ほど試行錯誤を重ねて、大量生産では出せない味わいのツナ缶ならぬ「ツナ瓶」の商品化に成功。どうせ作るなら、発祥の地の歴史がある焼津を拠点にしようと一念発起。家族と共に静岡県に移住を決めました。

県内ツナ缶メーカーの商品を販売する棚。非売品で世界のツナ缶も展示する店内は店主の「ツナ愛」が溢れている。

「おつな」は、人と人のつな(ツナ)がりを生む、乙な(おツナ)おつまみ。「例えば梅とツナを組み合わせたらどんな商品ができるかな、とか」。 常に新しい味のことを考えているという関根さん。「焼津を訪れたら、港や駿河湾の風景を楽しんだ後、気軽に店に立ち寄って、おつなの試食を楽しんでいってほしい」。移住した関根さん夫婦を温かく迎え入れてくれた焼津を盛り上げたいとの想いは年々強くなっているそうです。
今後どんな商品が生み出されるのか、ますます目が離せなくなりそうです。

TUNALABO(ツナラボ)
焼津市本町1-10-4
電話0546−25−8408
営業時間11:00〜18:00
月曜定休
※2023年は12月28日まで営業。新年は1月5日から通常営業

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