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利用者増加中!長く待たずに薬を受け取れる「処方せんネット受付サービス」とは?

待ち時間短縮 薬の宅配やロッカー受け取りも

最近利用者が増えている「処方せんネット受付サービス」について、株式会社くすりの窓口メディア戦略運用部統括部長の宇佐見仁さんにSBSアナウンサー近江由佳が話を聞きました。
近江:「処方せんネット受付サービス」について教えてください。

宇佐見:病院やクリニックで受け取った処方せんを写真に撮って薬局に送ると、薬剤師が事前に準備してくれるサービスです。利用件数は月50万件ほど。薬局内での待ち時間が短くなり、スムーズな受け渡しができるところがメリットだと感じていただいているようです。

近江:ほかに利用者のメリットはありますか?

宇佐見:一部の薬局では薬の宅配やロッカーでの受け渡しも可能です。

受付は専用サイト「くすりの窓口」から

近江:利用するには専用のスマホアプリが必要ですか?

宇佐見:処方せんのネット受付は「くすりの窓口」ウェブサイトから行います。薬の管理に関しては「EPARKお薬手帳」という専用アプリが必要です。

近江:スマホが苦手な高齢者などは、どうすればいいですか?

宇佐見:処方せんの送信やお薬手帳アプリの管理は、子供や高齢者の通院に付き添うご家族が代わりに行っているケースもあります。

県内の調剤薬局の約30%で利用可能

近江:薬局では薬の副作用や飲み合わせの説明などがあると思います。薬の宅配やロッカーでの受け取りの場合はどうなりますか。

宇佐見:スマホを使って薬剤師とビデオチャットのような形でやり取りする「オンライン服薬指導」で説明を受けられます。

近江:家族と一緒に薬の飲み方や飲む時間などを聞けば、飲み忘れがなくなるかもしれませんね。このサービスの静岡県内の普及率は?

宇佐見:県内の調剤薬局のうち約30%、ウエルシア、クリエイトSD、杏林堂、ココカラファイン、スギ薬局といった大手ドラッグストアでもご利用いただいています。

近江:普及率30%ですか。結構高いですね。

宇佐見:このサービスをより多くの方に知っていただきたいし、多くの薬局に利用していただきたいです。今後はご自身のヘルスケアデータが管理できる機能を追加し、健康管理につなげていただきたいと思っております。

近江:宇佐見さん、ありがとうございました。

※2024年3月28日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。

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免責事項
今回お話をうかがったのは……宇佐見仁さん
株式会社くすりの窓口メディア戦略運用部統括部長。

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