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清水エスパルス新GM反町康治氏が会見 一問一答「非常にサウダージ(郷愁)な心境」


清水エスパルスの反町康治新GMが5月1日、クラブハウスで就任記者会見を行った。主な一問一答は次の通り。

―どんなチームづくりをしていくか。
スタッフが気持ちよく仕事ができるような環境づくりがまず必要。選手も同様に良い環境、いい練習、いいミーティング、いい移動、いい試合を迎えるための食事。こうした環境をしっかり整えたい。

―これまでの経験をどうチームに生かしていくか。
秋葉監督の気持ちも十分分かるところもある。しっかりコミュニケーションをとってチーム力を上げられるよう、前向きに、いろんなことにトライしていく。

―どんなGMを目指しているか。
選手やスタッフのリクエストをしっかり受けた上で整理をして、課題に向き合えるものであれば採用し、そうでなければとどめておく。チームが強くなるために、しっかり考えながら意思決定していきたい。

―伸び悩む選手をどうフォローするか。
これは日本のサッカーの一つのポイント。どこかで壁にぶつかったりチャンスが少なくなったりする。そうした時に試合の環境を変えてあげるとか、指導者がいいアドバイスを与えるとか刺激は必要になってくる。

―サッカー王国静岡のイメージは。
私が育ってきた環境は、常にサッカーボールがあり、対戦相手がいて、週末は試合があった。とにかくボールを蹴るのが楽しい、それが日常だった。一心不乱に取り組んできたことが全体の層となり、静岡のレベルが上がってきた。中体連、高体連とJアカデミーが共存しながら競争する環境もしっかり準備しなければいけない。

―オファーを受けて感じたことは。
非常にありがたい話。関係者から熱烈に誘ってもらい、心が動かされた。

―J1復帰に向けて大事なことは。
人生と同じで良い時も悪い時もある。サポーターも含めて一つになって前進することが大事。

―秋葉監督のつくり上げたサッカーの評価は。
着実に選手の持っているポテンシャルを生かしながらステップ・バイ・ステップでチームを強くさせてきている。波が少なく、どの試合も平均以上のパフォーマンスを出している。

―高校時代ぶりに清水に戻った感想は。
ポルトガル語でいうと(郷愁などを意味する)「サウダージ」。ここで育ってきて、いろいろな指導者にお世話になって、今の自分がつくられた。その場所に仕事として帰って来られて清水のサッカーに貢献できる。非常にサウダージな心境。
シズサカ シズサカ

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