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静岡新聞運動部

清水エスパルスの乾貴士がホンダとの練習試合で実戦復帰!「サッカーしたくてたまらん」

J2清水のMF乾、チームの7連勝に「うれしいが8。残りは…」


けがで離脱していた清水エスパルスの乾貴士選手がJFL・ホンダFCとの練習試合で実戦復帰しました。トップ下で30分間プレー。「戻って来られて良かった。試合は楽しい」と振り返りました。リーグ戦7連勝中のチームを外から見てうれしい反面、「サッカーしたくてたまらん」状態だったそうです。試合は45分2本を行い、0−2でした。

一問一答

―久々の実戦復帰となった。
まだまだだが、まずはしっかりここに戻って来られて良かった。試合をやるのはやっぱり楽しい。でも(パスを)いっぱい回されたので疲れました。

―7連勝中のチームを外からどう見ていたか。
強いですね。シンプルにいい勝ち方をしている。これだけ勝てるのは、やっぱり今年は去年とちょっと違うなと感じる。でもその中に入れなかったのはすごく悔しい。またピッチ内で自分の価値、存在をしっかり見せてアピールしていかないといけない。

―客観的に見て勝てている要因は。
変な崩れ方をせず、簡単に失点もしない。先制点も取れている。昨日(の鹿児島戦)もそうだったように苦しい時間帯にセットプレーで点を取れる。徳島戦は最初にセットプレーで取って、そのあとずっと取れなくて最後追いつかれたが、そういうのもなくなって追加点を取っている。そういうところは成長だと思う。あと途中から出た選手がいい仕事をしている。

―乾選手が離脱してから4−4−2も試している。
すごくいい。(北川)航也が今年すごく調子が良く、あそこで収まるのは武器になっている。それで点も取ってくれてすごく助かっている。カルリーニョスもいい動き出しや仕掛けをしていて、このツートップの関係はチームにかなりプラス。

―ホンダFC戦は若手も多く出ていた。
慣れないポジションをやっている選手もいるが、その中でもやらなければいけないのがプロ。それが難しいのは監督も分かっている。僕ら選手も特に分かっている。その中でもやれることをしっかりやるのが大切。

練習試合なので結果は全く関係ないとは言わないが、そこまで気にせず、今やれることをやれたかを考えて、できていたなら問題ないと思う。でも負けたということはできていないかもしれないので、一人一人しっかり受け止めて練習から頑張っていかないといけない。

―次節以降への意気込みを。
次の横浜FC戦はすごく大事な試合になる。前半戦はあと4試合で終わるが、その中で一番大事になってくる。そこをしっかり勝ってまた勝ち点を伸ばせれば、本当に気持ちの上で優位に立って戦える。次も勝って連勝をどんどん伸ばせれば。

―離脱中はサッカーの見方をリフレッシュできたか。
リフレッシュなんかできない。(連勝中の)試合を見ていたらサッカーしたくてたまらん。ストレスもたまるが、勝ってくれることはすごくうれしい。やっぱりJ1にどうしても行きたいですし。半々…じゃないな。うれしいが8、悔しいとストレスで2…いや3。全部で11ぐらいで(笑)

―ここから自分をどうアピールするか。
自分が戻って結果が出なかったら、今結果が出ている形に絶対変わる。そこの危機感はすごくある。自分の中でしっかりアピールしてチームを勝たせられるようにしたい。でも力みすぎず、自分自身楽しんでやりたい。
シズサカ シズサカ

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