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望月やすこ

カメラマン望月やすこ

オシャレ!美味しい!ヘルシー!ヴィーガン食のイメージ変わる!?お野菜cafe oheso/御前崎

海風が気持ちいい高台で、美しいヴィーガン料理に誘われちゃう

先日、静岡市から取材で訪れた御前崎市でなんともステキなお店を見つけまして、後日友人とランチにと張り切って向かったら、目当てのお店がまさかのお休み……。

いや〜困った。なんにも知らない町でどーやったら挽回できる店が見つけられるんだろう……って途方に暮れていたら、お休みのカフェの入り口に「Oheso」というショップカードが置いてあったんです。「とにかくここに向かえばどうやらご飯は食べられそうだ」と思い、その店に向かってみました。
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場所は、御前崎市佐倉。牧之原ICを降りて車で30分くらいの山のあたり。すみません、御前崎って海以外の場所を考えたことなかったけど、山もあるんですね(当たり前なのか!?)。ナビに住所を入れてお店に向かったら、「桜ヶ池」という池のとこに出て、「え?ここ?」と首をひねりながら角を曲がったら……目の前に超ハイパーステキな建物が現れて、「わ〜〜!ここだ〜サイコー!」と叫んじゃいました。

ちょっと高台になってる芝生斜面の一番上に建つ三角のお家。丘の上に「ポンっ!」と現れたみたいなカフェで、空は青いし、そこだけまるっきり絵本に出てくる空間! 「早く! 早く!入りたい!」と急いで車を停めて、カフェの扉を開けたら、その瞬間に海風がぶわ〜っと吹いて、インディゴブルーの大きなのれんがゆっくり舞い上がり、まるで「どうぞ〜」って空間全体で手招きされてるみたいで、気持ちよ〜くなかに入りました。
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もちろん、お店のなかもステキで、夢中であっちこっち見て回って、「あれ? そういえばお店の人が居ない!」と思ったら、ちょうど隣のお寺から袈裟を着たお坊さんが走ってきて言うんです。困った顔で。

「今日お店、お休みなんですよー。ここ自宅兼なんで玄関が開いてただけで、やってないですから」
「ちょい待って!わかった。休みなのはわかった。留守中に入ってごめん。でもなんでお坊さん?」
「ああ。僕はお坊さんなんですけど、ここは妻がやってるヴィーガンカフェなんですよ。のんびりやってるんで、やれる日だけオープンしてます」。

……というわけで、結局こちらも仕切り直しまして、後日再訪しました。

2020年11月オープン、お野菜cafe oheso

なんとこちらはただのカフェではなく、「ヴィーガンカフェ」。「ヴィーガン」というのは、肉や魚、卵・乳製品・はちみつを使わない料理のこと。でもオヘソさんは「ゆるめ」で、卵や、時々はチーズも使う店。オープン日は「決まってない!」……ここもゆるめ。お店のインスタ「ohesocafe___aico」をチェックすると「今週のopen」日がわかります。ちなみに、木曜日は、ご主人のいるお隣の「龍泉寺」で寺ヨガをやってるので、流れでカフェもオープンしてる確率が高いようです。

一汁一菜シンプルランチ 800円(税込)

一汁一菜シンプルランチ
酵素玄米と自家製の味噌汁。その他、お漬物や煮豆、梅干しなど、日替わりの小さなおかずが4皿くらいついた定食で、ご飯の上に、ヘンプシードオイル(麻の実油)を掛けていただくデトックスランチ。

ヴィーガンオヘソサラダ単品大盛 1000円(税込)

ヴィーガンオヘソサラダ
お店では「仏陀(ブッダ)ボウル」と呼ばれる名物メニュー。色々な種類の野菜がてんこ盛りに入って、サラダといいつつ酵素玄米もたっぷり入ってます。

酵素玄米チーズオムライス サラダセット 1300円(税込)

酵素玄米チーズオムライスサラダセット
伺った日は美人の奥さんと、前回お会いしたご主人がいてランチを運んでくれたんですが、ご主人に「身体の為にもまずは白湯から飲んで」と言われ、素直に飲みました。なんだか身体が整った気がしますが、お坊さんの言葉だからでしょうか。

ランチメニューのほかにぜひ食べてほしいのがこちら!

気まぐれなスイーツ盛り 1500円(税込)

気まぐれなスイーツ盛り
その日によって変わるローケーキやヴィーガンアイス、ローチョコが色々食べられるスペシャルプレートで、青、ピンク、紫、緑などの目にも鮮やかなデザートは凄まじく「写真映え」します。「ローケーキ」の「ロー」は、カロリーが低いという意味ではなく「RAW(生)」。火を通していない生のままの食材という意味。

『植物性の素材のみを使い、植物の酵素が壊れない48度以下で製造しているため植物の持つ酵素・ビタミン・ミネラルなどの栄養素を壊すことなく取り入れることができる心も身体も喜ぶcakeです』と。小麦粉・乳製品・白砂糖・マーガリンなども使ってないので、「これ以上太りたくない」私も、罪悪感なく食べられました。……とはいえ、ボリュームとしては盛り盛りなのでみんなでシェアするのがオススメ。

お土産にしたい焼き菓子も充実

焼菓子
ノンキにランチをしていたら、次々にいろんなお客さんがやってきて、米粉や発酵あんこを使った焼き菓子を次々に買っていくので、私も慌ててアルミ盆にキープ。次に行った時は、先に確保しておかなくちゃ!と、覚えました。

オヘソカフェ
正直、ヴィーガン料理ってイマイチだと思い込んでたので、どれもこれもあんまり美味しくてびっくり! そして何より色彩が美しい。食を楽しもう!という気持ちがビンビン伝わってきて、私の、ヴィーガン食のイメージを変えてくれました。
ちなみに、ご夫婦の趣味はサーフィンだそう。お坊さんがサーフィンかあ〜。ホント、色々イメージが変わりました。

DATA

■お野菜cafe oheso

住所:御前崎市佐倉481-6
TEL:050-3699-1419


文・写真:望月やすこ
静岡県内を中心に子どもの撮影や取材撮影をするフリーカメラマン。撮影歴は25年。著書「子連れのタダビバ」シリーズ(静岡新聞社)や、朝日新聞エムスタ「望月やすこの#撮りテク」連載などの執筆から、テレビ・ラジオの出演など様々なメディアで活躍。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

静岡市出身・在住のおしゃべりカメラマン。好きな言葉は「安い・お得」。本業は写真だけど喋ることや面白いネタ見つけも大好き!SBSラジオ「WASABI」と「IPPO」で主婦のグチ!?やコアな会社を紹介しています。

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