吉田町の記事一覧
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1、2日に音楽フェス「頂」 吉田公園で準備着々 今年で最後「来場者驚かせたい」
吉田町の吉田公園で6月1、2日に開かれる野外音楽フェスティバル「頂―ITADAKI―THE FINAL」(静岡新聞社・静岡放送共催)の開幕が近づく中、会場で28日、準備作業が本格化した。最後の開催に向け、ボランティアら関係者の熱気が高まっている。 28日午前は大雨の予報を踏まえ、15人がキャンプサイトの区画設営を急ピッチで進めた。全国から計約100人のボランティアが集う見通しで、会場内の装飾や駐車場整備に取り組む。6年前から参加する渡部龍さん(24)=横浜市=は「頂を通して多くの人と出会い、静岡が大好きになった。全力で準備や当日を楽しむ」と語った。 フェスの小野晃義プロデューサーは「物価
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「選手発掘し優勝を」 吉田町実行委 初会合【市町対抗駅伝】
11月に開催される第25回静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の吉田町実行委員会はこのほど、初会合を町内で開いた。町の部優勝に向けて関係者が士気を高めた。 昨年に続いて、町体育協会の杉本昇会長が実行委員長、吉田中の中島克訓教諭が監督を務めることが決まった。中島監督は「小中学生の選手発掘に力を入れ、ベストメンバーをそろえて優勝したい」と意気込んだ。 6月13日からの練習や選手選考のスケジュールなども共有した。
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熱中症予防へ 避暑用施設提供 杏林堂薬局、6月から
ドラッグストアの杏林堂薬局は6月1日から、熱中症予防のための避暑用施設「クーリングシェルター」の提供を県内8市町の12店舗で始める。包括連携協定を結ぶ市町を中心に行政と連携して行い、空調が効いた涼しい休憩場所を営業時間中に開放する。10月23日まで。 提供店舗は次の通り。 【湖西市】鷲津店【浜松市】ピーワンプラザ天王店、姫街道店【御前崎市】浜岡店【吉田町】吉田店【藤枝市】藤枝清里店、藤枝駅北店【焼津市】焼津大住店、焼津与惣次店、西焼津駅北店【静岡市】静岡松富店【富士市】アクロスプラザ厚原店
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私だけのたこ、舞い上がれ 吉田町で「まつり」 子どもら挑戦
吉田町凧(たこ)揚げまつりが26日、静岡県営吉田公園西側町有地で開かれた。家族連れらが大小さまざまなたこを空に舞わせた。 先着150人に無料で小型の凧が配られた。子どもたちはキャラクターなどのイラストを描いてオリジナルの凧を完成させ、風の向きを読んで空に放った。勇壮な武者絵をモチーフにした地元伝統の「住吉凧」や持参の大型凧も揚がり、来場者の目を引いた。 町観光協会などでつくる実行委員会が主催した。ステージでは地元の太鼓団体やダンスチームのパフォーマンスが繰り広げられた。
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交通安全尽力、静岡県警本部長感謝状 牧之原署、管内2人に伝達
牧之原署は23日、長年にわたって交通安全推進活動に取り組む管内の2人に同署で県警本部長感謝状を伝達した。 河村禎士さん(78)=吉田町=に特別協力章、村松秀代さん(84)=牧之原市=に一般協力章を伝達した。2人は小学生の登下校時の見守り活動や交通ルール順守に向けた啓発活動を続けてきた。河村さんは「通学路では児童とのあいさつを大事にしている」と話し、村松さんは「今後も事故を減らすために続けていきたい」と意気込んだ。
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静岡県人口 353万3780人 5月1日推計 23カ月ぶり増
静岡県が20日に公表した5月1日現在の推計人口は353万3780人で、前月から566人増加した。就職や進学、転勤などで転入者の多い4月中の社会動態が影響した。増加は2022年6月以来、23カ月ぶり。 転入数から転出数を引いた社会動態は3017人増(転入1万8098人、転出1万5081人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2451人減(出生1438人、死亡3889人)だった。 市町別で人口が増加したのは静岡市の510人をはじめ、浜松市178人、沼津市170人、御殿場市143人、長泉町107人など13市町あった。減少したのは22市町。島田市の127人、磐田市85人、牧之原市の67人などが続
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榛原高 持続可能な地域づくり議論 特産農業体験や子育て支援提案
牧之原市の県立榛原高で20日、「持続可能な地域のためにできること」をテーマに政策を考える授業が行われた。理数科の1年生が観光PRや子育て支援の方法についてグループで議論を交わした。 地元である牧之原市や吉田町などの課題に対し、必要な施策を模造紙にまとめて発表した。「特産物の農業体験ができる施設をつくる」「育児をする人向けの相談スペースを設ける」などと提案した。高塚奏さんは「自分の出身地だけでなく他の市町に住む人の意見を聞くことで、発想が広がった」と話した。 同市を拠点に活動する団体「Musubi」の原口佐知子代表らが講師を務め、授業を展開した。対話を題材に講演し「人の話を否定しない」「声
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ピアノとランチ楽しむ発表会 沼津、教室生が演奏
SBS学苑沼津校講師の安井由江さん(長泉町)と、沼津市内でピアノ教室を開く川北慶子さんが15日、生徒13人と食事をしながらピアノ演奏を楽しむ発表会「ピアノとランチを楽しむ会」をリストランテアウラ(同市吉田町)で開いた。 年に1度企画する。70代以上を中心とした生徒10人がクラシックや歌謡曲などを披露し、温かい拍手を送り合った。コース料理を楽しみながら親睦も深めた。
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ニホンカモシカ 吉田町で目撃相次ぐ 町「刺激しないで」
吉田町で国の天然記念物のニホンカモシカの目撃が相次いでいる。4月下旬から5月14日までに9件の情報が寄せられていて、町は住民に注意を呼びかけている。 町産業課によると、神戸地区周辺での目撃が多く、道路や工場の敷地などに出没したという。体長は1メートルほどとみられる。これまでに人や農作物への被害は確認されていない。町の担当者は「見つけた場合は近寄ったり刺激したりせず、すぐに町や警察署に連絡して」と話した。
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「大井川源流の碑」設置参加を 銘板背負ってリレー形式 吉田町から南アルプスまで
官民でつくる「南アルプスユネスコエコパーク静岡地域連携協議会」は14日、エコパーク登録10周年を記念した「大井川源流の碑」設置事業の記者会見を県庁で開き、河口から山へと歩いて記念碑を運ぶ市民参加型イベントをPRした。 同協議会構成団体の静岡市環境共生課の石田智エコパーク推進担当課長と、南アルプスみらい財団の田島章次専務理事が出席。田島さんは「静岡県側からは見渡すことが難しい南アルプスと大井川の恵みを多くの人に再認識してほしい」と事業の趣旨を説明した。 7月5~7日には「徒歩リレー」を開催。吉田町水防センターから南アルプスの登山拠点になっている椹島までの道のりを数キロごと40区間に分け、チーム
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住吉凧コンテスト作品展示 吉田町役場 武者絵や風景など多彩
吉田町ゆかりの「住吉凧(だこ)」を審査する「吉田町凧作りコンテスト」の応募作品の展示が21日まで、町役場ロビーで開かれている。 小学生以下と一般の2部門に計38作品が寄せられた。勇壮な武者絵のほか、海の風景やキャラクターなど思い思いのイラストを描いた凧が並ぶ。26日に県営吉田公園西側町有地で開かれる「吉田町凧揚げまつり」の関連行事で、同イベント内でコンテストの表彰式を行う。
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吉田IC周辺にバスターミナル 26年度以降 一般車両駐車場も
吉田町は2026年度以降の完成を目指し、東名高速道吉田インターチェンジ(IC)周辺にバスターミナルを建設する。8日、町役場で開いた町政連絡会でバスターミナルのイメージ図を示すとともに、一般車両向けの駐車場を整備する方針を明らかにした。 バスターミナルは同IC東側の県道島田吉田線を挟む形で整備する計画。敷地面積は計約1万3千平方メートルを見込む。しずてつジャストライン特急静岡相良線や、富士山静岡空港行きのバスなどの発着点を集約する。一般車両向けの駐車場、送迎車両用のスペース、待合空間も設ける。 町は24年度一般会計当初予算に、詳細設計関係の費用1650万円を盛り込んでいる。用地取得を含めた総事
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⚽藤枝MYFC ホームタウンと包括協定 スポーツ普及やまちづくり推進 7項目で連携強化
サッカーJ2の藤枝MYFCは7日、ホームタウンの藤枝市と協力と連携に関する包括協定を締結した。地域のスポーツの普及やまちづくりを推進する。今後、焼津市と島田市、牧之原市、吉田町、川根本町とも協定を結ぶ。 協定には競技力向上や健全育成・健康促進、シティープロモーション、SDGs(持続可能な開発目標)の達成などに関する七つの連携事項を盛り込んだ。クラブはホームタウンの地域活性化に向け、巡回教室の開催や部活動地域移行の支援といった取り組みに励み、関係性をさらに深める。 市役所で協定式が行われ、クラブの徳田航介社長は「地域活動を通じて、クラブが地域にとって必要とされる存在になるために努力していく
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「食」の季語 科学視点で 地球科学者・尾池和夫さんが新著
地球科学者で俳人の尾池和夫さん(83)=県立大前学長=が、科学の視点で俳句の季語を紹介するエッセー「季語を食べる 地球の恵みを科学する」(淡交社刊)を発行した。飲食にまつわる100の季語を取り上げ、身近な疑問を解くヒントとなる科学の知見をつづり、末尾に食欲をかきたてる句を添えた。 4部構成。「季語を食べる」「季語を飲む」の部では、動植物の生態、生息環境、食文化などを示した。「昆布」「雪解」では日本の河川は急流で、地盤中のミネラルが溶け出す暇なく流れるため軟水となり、昆布のうま味を抽出できると解説。「鰻[うなぎ]」では、河川・海洋環境の変化や乱獲による資源減少の現状とともに、大井川の伏流水の
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リサイクル工場から出火 吉田町
3日午前6時15分ごろ、吉田町大幡、トゥースリー吉田営業所のリサイクル工場から出火し、ごみや壁の一部を焼いた。けが人はいなかった。牧之原署によると、工場は出火当時、無人だった。同署と静岡市消防局が出火原因を調べている。
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古本とアート 銭湯で楽しんで 沼津・吉田温泉 4日まで
2016年に閉業した銭湯「吉田温泉」(沼津市吉田町)で4日まで、展示や出店のイベント「アートと本と珈琲と」が開かれている。 建物を管理する兼子京子さんが企画した。閉業後そのままの館内に、県東部のアーティスト7人が手がけた油絵や木彫り、写真、びょうぶ絵など多ジャンルの作品を展示。古本やコーヒーの出店のほか、浴槽近くに設けたステージでは音楽ライブや落語が上演され、レトロな空間とアートの調和を楽しむことができる。 兼子さんは不定期にイベントを開催している。「コーヒーや古本販売は初めての企画。今後もまちづくりについて語れるコミュニティースペースとして活用したい」と話した。
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吉田の20代女性 50万円詐取被害
吉田町の20代女性が2日までに、警察官と「衛生局」をかたる男女に現金50万円をだまし取られたと牧之原署に届けた。同署が特殊詐欺事件とみて捜査している。 同署によると、4月13日から19日までの間、女性の携帯電話に警察官と衛生局をかたる男女から「あなたが契約している電話から迷惑メールが多数送られていて、逮捕状が出ている。保釈金50万円を払えば逮捕されない」などとうその電話が複数回あったほか、逮捕状を模した書面を撮影した画像が送られてきた。19日、同市内の金融機関から、男の指定する口座に現金を振り込んだ。
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園内巡って草花身近に 緑化推進へまつり 吉田公園
吉田町みどりのオアシスまつりが29日、同町の県営吉田公園で開かれた。住民らが地域の緑化推進に向けた多様な催しを楽しんだ。 多くの来場者がスタンプラリーに参加して園内を巡りながら、ツツジなど見頃の花々を堪能した。5個のスタンプを集めた人には花の苗が手渡された。植木の展示販売、押し花のワークショップ、吉田中吹奏楽部による演奏なども会場を盛り上げた。
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電子マネー詐取 吉田町の女性被害 20万円分
吉田町の女性会社員(67)が30日までに、パソコンの修理代名目で20万円分の電子マネー利用権をだまし取られたと牧之原署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、29日午後1時45分ごろ、女性のパソコンに「ウイルスに感染した」との警告画面が表示された。画面に記された電話番号に連絡したところ、外国企業の従業員を名乗る男に「修理費用としてコンビニでプリペイドカードを購入して」などと言われ、買ったカードの番号を伝えたという。
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大井川用水流量増控え 島田・赤松第1分水工で関係者ら安全祈願
大井川用水の流量を増やす田植えシーズンに向け、大井川土地改良区(内田幸男理事長)は26日、水難防止安全祈願祭を島田市の赤松第1分水工で行った。 改良区の役員をはじめ、国、県、関係自治体や地元自治会の関係者ら約40人が出席し、玉串をささげて水難事故防止と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。参加者は農業用水を使った小水力発電所「伊太発電所」も見学した。 4市1町(島田、藤枝、焼津、牧之原市、吉田町)を潤す大井川用水は、受益地での田植えが本格化する5月から、夏季用水として冬季の2・5倍に相当する毎秒約25トンの水を流す。
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吉田町の日本語教室 ボランティアを募集
吉田町は5月13日まで、町内在住の外国人に向けた日本語教室で会話などを手伝うボランティアを募集している。同町ホームページなどで受け付ける。 10月から開かれる教室で「買い物」や「行事」など各回のテーマに沿った日常会話の相手役を担う。事前にボランティアの養成講座があり、コミュニケーションの取り方を学ぶ。町担当者は「地域の輪を広げるためにも参加してほしい」と話す。
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住吉小新入生の下校見守り 交通ルール指導 吉田町の住民有志
吉田町住吉の住民有志が26日まで、下校する住吉小の新入生に付き添って見守り活動を行っている。 同地区の自治会員ら約40人がボランティアで参加し、新1年生に「左右をよく確認して横断歩道を渡ろう」などと交通ルールを教えながら同行している。通学路のうち交通量の多い箇所も伝えている。同地区の自治会長を務める黒田康弘さん(71)は「最初の1カ月で安全に下校する意識を高めてほしい」と話した。 (榛原支局・沢口翔斗)
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犯罪被害者支援 連携強化へ協定 吉田町、牧之原署など
吉田町は22日、犯罪被害者の支援に関する協定を牧之原署、NPO法人静岡犯罪被害者支援センターと結んだ。 被害者からの相談に基づいて連携して支援することや、個人情報の扱いについて盛り込んだ。必要な情報の共有や共同での対応などを想定する。町役場で行った締結式で、田村典彦町長、舘山浩行署長、白井孝一理事長が協定書に署名した。
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風に揺れる「長藤」 見頃は今週末 牧之原・東光寺、吉田・林泉寺
牧之原市と吉田町にある長藤の名所で開花が進み、頭上を覆う紫の花々が訪れた人を魅了している。見頃は今週末ごろになりそう。 牧之原市静波の東光寺では、長さ約1メートルの花房が垂れ下がる。来場者は花の甘いにおいを嗅いだり、写真を撮ったりして楽しんでいる。東光寺から譲り受けたという吉田町片岡の林泉寺の長藤も開花し、約400平方メートルの藤棚の下で鑑賞できる。
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ビジネスマナー 若手社員が実践練習 島田掛川信金が講座
島田掛川信用金庫は11日、地元企業の若手社員を対象にしたビジネスマナーの基礎研修講座を島田市の同信金島田本部で開いた。 同信金や取引先の企業17社から若手社員32人が受講した。フリーアナウンサーの牧野光子さんが講師を務め、社会人に求められる身だしなみや、名刺交換の方法などを解説した。電話対応では、2人一組で実践的な練習も行い、言葉遣いや発声を確認した。牧野さんはハキハキとゆっくり話すことなど具体的なアドバイスを送った。 産業用ロボットシステムのヤナギハラメカックス(吉田町)の望月彩矢さん(18)は「初めてのマナー研修だったので良い経験になった」と話した。
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能登の教訓伝える 吉田消防署長 地元消防団入団式で講演
吉田町消防団の入団式がこのほど、同町の町学習ホールで行われた。吉田消防署の松浦信也署長が消防団員に向けて、能登半島地震での救助活動で得た教訓について講演した。 松浦署長は緊急消防援助隊県大隊として石川県珠洲市に派遣された。講演では写真を示しながら、被災者の救出や救急搬送の支援などの活動内容を説明した。道路の亀裂や渋滞などのため、現地入りに時間がかかって排せつに苦労したことや、地元消防団など関係機関との情報共有の重要性について伝えた。 本年度入団した消防団員2人への辞令交付も行った。
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多彩な題材、作風楽しんで 画家・桑嶋さんの力作並ぶ 静岡市葵区
SBS学苑藤枝校の講師を務めるアクリル画家の桑嶋よしみさん(吉田町)が15日まで、静岡市葵区の亀山画廊で作品展を開いている。絵画や掛け軸、帆布を使ったバッグなど約55点の力作が並ぶ。 今回の展示では、川端康成の短編小説「片腕」から着想を得て、指がしなやかに肩に掛かった幻想的なアクリル画を出品した。その他の作品には、ハスの花やフクロウなどの題材を多く使用。同じモチーフでも色使いを工夫し、作風の変化が楽しめる。岩絵の具で月を描いた絵画などアクリル絵の具以外も使いながら多彩な表現を追求した。 桑嶋さんは「私なりに表現した。来場者もそれぞれの感性で自由に楽しんで」と見どころを紹介した。
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静岡県人口、354万1951人 3月1日推計 21カ月連続で減少
静岡県がこのほど公表した3月1日現在の推計人口は354万1951人で前月に比べて2646人減少した。推計人口の減少は21カ月連続。社会動態は5カ月連続で増加している。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は265人増(転入9805人、転出9540人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2911人減(出生1463人、死亡4374人)だった。 市町別で人口が増加したのは吉田町の30人をはじめ、長泉町18人、菊川市6人など5市町。減少したのは30市町で、静岡市の540人、沼津市201人、浜松市171人、磐田市163人などだった。 社会動態が増加したのは
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危険業務従事者叙勲 元警察官ら 静岡県内86人
政府は6日付で、警察官や自衛官など危険性の高い業務に従事した元公務員を対象とする「第42回危険業務従事者叙勲」の受章者3615人(うち女性21人)を発表した。内訳は瑞宝双光章が1759人(同7人)、瑞宝単光章が1856人(同14人)。発令は29日。 職種別では、警察官が1825人(同9人)で全体のほぼ半数を占めた。自衛官936人(同8人)、消防吏員625人、刑務官と入国警備官137人(同4人)、海上保安官90人、麻薬取締官と漁業取締職員がそれぞれ1人だった。 都道府県別では、埼玉県の276人が最多。北海道275人、千葉県217人、神奈川県212人、東京都171人の順だった。静岡県は86人
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川勝知事の職業差別発言「不適切」 辞意表明受け、牧之原市長と吉田町長が批判
川勝平太知事の辞意表明を受け、牧之原市と吉田町の両首長が4日の定例記者会見でそれぞれの受け止めを語った。職業差別ととれる発言を「不適切」とする見解や今後のリニア問題への影響を語った。 牧之原市の杉本基久雄市長は不適切発言を「言語両断であり得ない」と批判。辞職の理由に関しては「失言の問題からリニアの成果の話にすり替えている」と指摘した。吉田町の田村典彦町長は「適切ではない。(川勝知事は)余分な発言が時々入ってしまう」と述べた。 吉田町内には大井川を水源とする地下水を使用する企業が多く立地する。田村町長は「知事の辞職でリニア問題が大きく動くことはない」と述べ、JR東海が2027年の開業断念を
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ICT整備など教育大綱を決定 吉田町、基本方針5項目
吉田町総合教育会議の会合がこのほど、町役場で開かれた。田村典彦町長や町教育委員が出席し、2024年度から4年間の町教育大綱などを決定した。 大綱は基本方針として「生きる力の育成を目指す学校教育の推進」「学びやすく、活動しやすい教育環境整備の推進」など5項目を掲げた。重点施策にはICT環境のさらなる充実や幼稚園、保育所から中学校までの切れ目のない教育などを盛り込んだ。 教職員の勤務時間や子どもの学力向上に向けて明確な目標を定めた「TCPトリビンスプラン」も決定した。
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川根本町 地域おこし協力隊に委嘱 藤田さん 活性化へ意気込む
川根本町は1日、新しく同町の地域おこし協力隊に就任する藤田昌永さん(35)=川根本町桑野山=に委嘱状を交付した。任期は最長3年で、エコツーリズムの推進や町の活性化に取り組む。 同町の豊かな自然に魅力を感じ3月末、家族で移住を決めた。吉田町出身で、子どものころから自然に興味があったという藤田さん。子ども向けの自然を体験できるワークショップなどにボランティアとして参加し、魅力を伝えてきたという。 薗田靖邦町長から委嘱状を受け取った藤田さんは「町民をはじめ県内外の方に楽しんでもらえるような企画・運営をしていきたい」と意気込んだ。
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24年で最後の野外音楽フェス「頂」 フィッシュマンズなど25組登場へ 6月1、2日に吉田公園
6月1、2の両日、吉田町の吉田公園で開催される野外音楽フェスティバル「頂―ITADAKI―THE FINAL」(静岡新聞社・静岡放送共催)の出演者が出そろった。2008年から毎夏の実施が定着しているが、今年が最後の開催。新旧の注目アーティスト計25組がラインアップされた。 1日の目玉はともに静岡市出身の石野卓球、ピエール瀧による電気グルーヴ。近年は地元のクラフトビール醸造所との協働も話題を呼ぶ。台風接近で中止になった23年に登場予定だった水曜日のカンパネラは17年以来の出演。「頂」の前身イベントにも出演歴があるEGO-WRAPPIN’、第1回からほぼ毎回出演のGOMA&TheJ
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夜の小山城と桜 幻想的 吉田でライトアップ始まる 「世界自閉症啓発デー」合わせ青色
吉田町片岡の能満寺山公園で1日夜、桜のライトアップが始まった。小山城を背景に浮かび上がる幻想的な夜桜が来場者を魅了している。 園内のソメイヨシノ約30本を照らす。町産業課によると1日時点で八分咲き。見頃は1週間程度という。ライトアップは午後6時半から8時半。期間中の土、日曜は小山城を夜間に特別開放し、桜を上からも眺められる。開花状況に合わせて4月上旬ごろまで実施する。 小山城は、2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせてシンボルカラーの青色に照らされている。
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バレーボールで児童交流 島田、宿泊キャンプ
児童が衣食住を共にし交流を深める「ムードメーカーキッズキャンプ」が1日、島田市川根町の山村都市交流センターささまなどで始まった。全国の児童44人が参加し、同センターに宿泊しながら3日間、スポーツや料理体験を楽しむ。 東京オリンピックなどでもMCを務めたスポーツDJのケチャップさんが、子どもが自己表現しチャレンジできる場を作ろうと企画した。初日は東京グレートベアーズ(バレーボールVリーグ)の柳田将洋選手によるバレーボール教室が同市の川根小で開かれた。参加した中央小(吉田町)5年の青司芽愛さん(11)は「柳田選手に会いたかったのでうれしい。初めて会う友達と遊べて楽しかった」と笑った。
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最後の野外音楽フェス「頂」 ふるさと納税でチケット、1日から取り扱い 吉田町
吉田町は4月1日午前から、ふるさと納税の返礼品として6月1、2日に県営吉田公園で開催される野外音楽フェス「頂―ITADAKI―THE FINAL」(静岡新聞社・静岡放送共催)の入場チケットを取り扱う。 寄付額は3万円からで、1日入場券と2日通し券の3種類。受け付けは専用サイト「ふるさとチョイス」から申し込む。同フェスの開催は今年が最終。町企画課の担当者は「ふるさと納税を活用して初めての人にも参加してもらいたい」と話した。
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【静岡県内公示地価・中部】経済正常化、二極化が加速 静岡市葵区 西草深町引き合い強く/焼津市祢宜島 子育て世代関心
国土交通省が26日発表した静岡県内公示地価(1月1日時点)は、社会経済活動の正常化により商業地が4年ぶりの上昇に転じるなど、利便性の高い地域で堅調な伸びを示した。沿岸部も下落幅が若干縮小したものの、需要が高まる内陸部との二極化傾向は続く。各地の需給や取引状況を不動産関係者に聞いた。 (価格は1平方メートル当たり) 静岡市葵、駿河区 住宅地は葵区0・8%、駿河区0・6%といずれも上昇した。中心市街地は需要が高く、土地の動きが活発化している。 駅から徒歩圏内のエリアは引き合いが強く、葵区春日町で23万円、西草深町で38万円、駒形通で24万円など。中古の一戸建てやマンションも人気で、
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伸びやかな歌声響く 静岡ゆかりの音楽家コンサート 静岡市葵区
静岡市葵区の静岡県教育会館は25日、地元住民や会館内で働く職員に質の高い音楽を提供しようと、静岡ゆかりの音楽家による声楽とピアノのアンサンブルコンサートを同会館で開いた。昨年11月に続いて2回目。 島田市出身のソプラノ歌手松下美有紀さん(36)と吉田町出身のピアニスト久米涼子さん(36)が出演し、春を感じさせるクラシックや童謡など8曲を披露した。「春の小川」や「朧月夜(おぼろづきよ)」を盛り込んだ童謡メドレーでは、伸びのある美しい歌声に約30人の観客から大きな拍手が送られた。 29日には学校支援の一環として、同会館で清水南高芸術科音楽専攻の生徒による楽器と声楽のコンサートが開かれる。
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24議案を可決、同意、承認 吉田町議会閉会
吉田町議会3月定例会は22日、最終本会議を開き、2024年度町一般会計当初予算案や第6次総合計画基本構想案など計24議案を可決、同意、承認し、閉会した。 総合計画基本構想では「豊かで活気にあふれ 心を魅了するまち 吉田町」を将来都市像とし、津波や災害への対策を推進しながら、産業振興を踏まえたにぎわい創出を目指す施策を掲げた。
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春告げる「チューリップまつり」23日開幕 静岡県営吉田公園
吉田町の静岡県営吉田公園で23日から、春の訪れを告げる恒例イベント「チューリップまつり」が開幕する。31日まで、色とりどりのチューリップが来場者を出迎える。 園内には60品種、7万本のチューリップが植えられている。同公園を管理するNPO法人しずかちゃんによると、現在開花しているのは全体の3割程度で、イベント後半に見頃を迎える見込みという。 期間中、休日には楽器演奏やダンスのステージイベントが繰り広げられるほか、地元店舗などが地場産品を販売する。雨天時はステージイベントなどを中止する場合がある。 イベント協力金として、大人1人につき100円を徴収する(高校生以下は無料)。
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吉田町人事 女性 課長級4割 第6次総合計画に注力
吉田町は21日、4月1日付の人事異動を内示した。全体の異動対象者は97人で規模は例年並み。管理職への女性登用を積極的に行い、課長級は4割となる17人中7人が女性職員となる。機構改革はないが、来年度から始まる第6次総合計画や防災とにぎわい創出を両輪で進める「シーガーデンシティ構想」の推進に注力する人員配置とした。 主な異動は次の通り。 【課長級】吉田町牧之原市広域施設組合(税務課長)中村真也▽生涯学習課長兼吉田町中央公民館長兼吉田町総合体育館長兼吉田町学習ホール館長兼吉田町体育センター館長(産業課長)山脇一浩▽税務課長(学校教育課長補佐兼教育総務統括)山村加奈子▽産業課長(総務課長補佐)高
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ステンレス端材活用 SDGsの視点で神具開発 異業種2社タッグ 吉田町
吉田町にある神棚や神具の製造販売を手がける静岡木工と乾燥装置メーカーの大川原製作所が、乾燥装置の製造過程で生じるステンレス端材を活用した新商品を共同で開発した。両社の女性経営者が中心となり、SDGsの視点を取り入れながらデザイン性にもこだわりを詰め込んだ。17日から販売開始する。 SDGsを推進する大川原製作所が社外での取り組みを模索していたところ、静岡木工が協力を快諾。大川原製作所の大川原綾乃副社長と静岡木工の杉本直子専務を中心にチームを結成し、ステンレス端材と木材という今までにない形の組み合わせで商品開発に着手した。商品は新年の縁起物「破魔矢」を立てる破魔矢立てとお札立ての2種類。ス
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【2024注目予算】吉田町、住吉地区の防潮堤整備 「安心」への備え加速
海沿いの地域にサイレンの高い音が響き渡る。吉田町内各地で3月中旬、大津波警報発令を想定した避難訓練が行われた。同町住吉地区に住む太田まさ子さん(59)は自宅近くの津波避難タワーに駆け上り、「地震が起きた時、90代の両親はこの階段を上がれるだろうか。より高い防潮堤があれば」と不安げに話した。2011年の東日本大震災以来、備えとして避難施設などを建設してきた同町は24年度、南海トラフ地震に対応した防潮堤を全域に広げる構想を前に進める。 もともと同町沿岸部には、東海地震級の大地震(レベル1)に対応する防潮堤は整備されていたが、町は最大級の津波による浸水を防ぐため、震災後に整備計画を本格化させた。
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吉田町議会 13日一般質問
吉田町議会3月定例会は13日、一般質問を行い、6氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 増田剛士 防犯対策の推進▽平野積 町第6次総合計画基本計画(素案)の「分野の主な成果の指標」の目標値▽八木栄 保安林などの適正な維持管理▽楠元由美子 シーガーデンに隣接するコミュニティ施設などの整備▽大石裕之 地震による災害時の避難所などの設置▽山内均 能登半島地震からの教訓
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墨の濃淡生かし鶴や富士山描く 吉田で会員展
吉田町の静岡県営吉田公園を拠点に活動する墨絵同好会の作品展が14日まで、同公園管理棟で開かれている。 志太榛原地域の会員11人が、墨で描いた作品約30点を出品。墨の濃淡やかすれを生かした技法で鶴が飛び立つ姿を繊細に描いた作品や、雄大な富士山を表した風景画などが来場者の目を引いている。 会場では鳥を木彫りで表現するバードカービングの作品展も同時開催している。
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牧之原市長、新火葬場覚書巡り「手続きに瑕疵ない」
牧之原市の杉本基久雄市長は8日の市議会2月定例会一般質問で、同市と御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアとした新火葬場整備計画について関係市町と管理や運営方法を取り決めた覚書に関して「手続き上に瑕疵(かし)はない」と述べた。太田佳晴氏への答弁。 杉本市長は牧之原市議会に対しては関係市町との協議状況説明をこれまで12回にわたり行ってきたとして、「覚書の内容も市議会への説明とともに関係市町の首長間で合意した」と述べた。太田氏は御前崎市では議会への説明が足りず反発が起きているとして「御前崎市の動向によっては大幅な変更が生じる」と指摘。杉本市長は「仮定の話は控えたい」とした。 このほか杉本市長は
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浜松新野球場 用地取得「時間要する」 規模、構造丁寧に検討 静岡県議会答弁
静岡県議会2月定例会は4日、自民改革会議の大石健司氏(牧之原市・吉田町)、藤曲敬宏氏(熱海市)、鈴木利幸氏(旧浜松市北区)、ふじのくに県民クラブの沢田智文氏(磐田市)が一般質問を行った。勝又泰宏交通基盤部長は浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場について、国の事業認可の速やかな取得を目指す一方、公園全体の用地取得には「時間を要する」として規模や構造の絞り込みを丁寧に進める考えを示した。鈴木氏への答弁。 県は1万3千人の屋外型、2万2千人の屋外型、2万2千人の多目的ドーム型の3案を3月7日に始まる県議会建設委員会に示す。ただ、県議会内には「2月定例会での意見集約は難しい」との見方
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27年静岡県議選へ4項目提示 選挙区定数、区割り検討開始
静岡県議会の選挙区定数や区割りを検討する調査検討委員会の第5回会合が4日、県庁で開かれた。2027年の次期県議選に向け、議会事務局が今後の検討事項の論点などを示した。 同事務局は、議員定数見直しの可否▽選挙区と配当定数の見直しの可否▽前期委員会が提案した有識者からの意見聴取▽答申や条例改正の時期―の4項目を示した。 このうち、議員定数については、現行定数68は1979年まで適用された旧法定定数制度(定数85)から20%削減されて全国5番目の削減率で、議員1人当たりの人口は多い方から同9番目との説明があった。 2020年の国勢調査人口で算出した議員1人当たりの人口が少ない選挙区は、最少の
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吉田町長施政方針「ニーズに応える」 町議会開会
吉田町議会3月定例会が1日、開会した。田村典彦町長は2024年度の施政方針を示し、「多様化する町民のニーズに応える」と述べた。 過去最大の予算規模となった当初予算案では防災力の強化に向け、沿岸部の津波対策や河川整備事業が並んだほか、教育や子育て環境の充実を図った。田村町長は施策の方針を説明した上で「支える安心を提供することで、この町で暮らし続けたい思う人が増えていくと確信している」と強調した。 会期は22日までの22日間。初日は24年度一般会計当初予算案や第6次総合計画基本構想案など25議案を上程した。
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【静岡呉服町火災殉職】上層部の意識変化が不可欠 市長、改善策徹底誓う
静岡市消防局駿河特別高度救助隊の男性=当時(37)=が殉職した雑居ビル火災事故を巡り、市が28日に公表した市消防局の組織的課題などに関する再検証報告書。難波喬司市長は消防局職員に実施したアンケート結果も交え、消防の問題点の数々を厳しい表現で強調し、組織風土などの改善徹底を誓ってみせた一方、消防関係者からは「消防上層部の意識が変わらない限り期待できない」「組織の失敗に何を学ぶかだ。問題点を一つ一つ洗い出し、再発防止策を確実に実行するよう注視する」など、諦めにも近い言葉や改善策実行への注文の声が交錯した。 回答した消防隊員の1人は「事故後、安全管理について厳しく言われるようになったのは確かだが
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兄に負けじ 15年皆勤 幼小中高 忍耐力 福祉の道でも 杉山七海さん(焼津高3)
焼津高(焼津市中港)の3年杉山七海さん(17)=吉田町=が3月1日、幼稚園から通算15年皆勤で卒業する。同じく15年皆勤で高校を巣立った兄匠海さん(20)に負けじと、コロナ禍では常にマスクと健康面に注意を払いながら過ごした。七海さんは「ようやく達成できた」と胸をなで下ろした。 杉山さんはひばり幼稚園(同町)の3年、住吉小(同)の6年、吉田中(同)の3年、焼津高3年を休みなしで過ごした。3月1日の卒業式では小中高12年皆勤で表彰される。 小学校は陸上、中学高校はなぎなたに打ち込んできた。「勉強が少し苦手」(七海さん)で学校へ行くことがおっくうになった時もあったが、スポーツをすることが登校の後押
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新火葬場の建設、運営 牧之原市が吉田町、御前崎市と覚書締結
牧之原市は22日、御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアに2028年度以降の供用開始を目指す新火葬場整備計画を巡り、建設や管理・運営に関する覚書を両市町と締結したと発表した。 覚書は整備箇所や火葬炉の規模、負担割合などが主な内容。牧之原市は20日に吉田町、22日に御前崎市とそれぞれ覚書を締結した。 整備地は県道菊川榛原線に隣接する約2万2千平方メートル(牧之原市勝俣)。運営は吉田町牧之原市広域施設組合が担い、御前崎市は同組合に運営を委託する。建設費は約20億円を想定し、負担割合は牧之原市が45%、吉田町が25%、御前崎市は30%。牧之原市は24年度当初予算案に用地測量費などで3800万円
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吉田町探究の成果 住民に披露 中央小児童が多彩なブース
吉田町の中央小でこのほど、児童が地域をテーマにした探究学習の成果を地域住民に発表するイベント「まごころフェスティバル」が開かれた。 児童らは同町独自の総合学習「吉田探究」で学年ごとに地域の名産品や福祉、防災など課題を設定し、1年間にわたって理解を深めてきた。今回は「吉田町をもっと笑顔にする」をテーマに地元企業の協力を得ながら成果披露のブースを校内に設けた。会場には多くの保護者や地域住民が駆けつけ、名産品を使って子どもたちが開発した商品を購入したり、多彩な体験ブースを楽しんだりした。 イベント運営委員長の福世聖那君(12)は「皆で一つの目標のために行動するのは難しかったけど、お客さんを笑顔にす
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牧之原の新火葬場計画 御前崎市、覚書締結 運営委託
牧之原市は22日、御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアに2028年度以降の供用開始を目指す新火葬場整備計画を巡り、建設や管理・運営に関する覚書を両市町と締結したと発表した。 覚書は整備箇所や火葬炉の規模、負担割合などが主な内容。牧之原市は20日に吉田町、22日に御前崎市とそれぞれ覚書を締結した。 整備地は県道菊川榛原線に隣接する約2万2千平方メートル(牧之原市勝俣)。運営は吉田町牧之原市広域施設組合が担い、御前崎市は同組合に運営を委託する。建設費は約20億円を想定し、負担割合は牧之原市が45%、吉田町が25%、御前崎市は30%。牧之原市は24年度当初予算案に用地測量費などで3800万円を計
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新年度予算案 吉田町
市町名(議会会期)①一般会計規模②前年度比伸び率③主要事業(事業費)の順 ◇吉田町(3月1~22日)①132億8千万円②4・9%増③吉田漁港内の津波対策(3400万円)▽住吉防潮堤の整備(4300万円)▽校務支援システムのDX化(1千万円) ※3年連続で過去最大。防災力の強化、教育や子育て環境の充実を進め、「シーガーデンシティ構想」の具体化に重点を置いた。
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吉田町24年度予算案 一般会計最大132億円 防災、教育に重点
吉田町は20日、2024年度の当初予算案を発表した。一般会計は23年度当初比4・9%増の132億8000万円と3年連続で過去最大となった。第6次総合計画の初年度に当たり、確固たる安全を確保しながら、教育や子育て環境の充実を進め、防災とにぎわい創出を両輪で進める「シーガーデンシティ構想」の具体化に重点を置いた。 田村典彦町長は「6次総の中で構想の完成が見えてくる。新しい吉田町が生まれ、可視化される最初の年」と位置づけた。 南海トラフ巨大地震を想定した沿岸部の防災対策として、22年に完成した川尻地区に引き続き、高さ11・8メートル、全長2・2キロの防潮堤を住吉地区に建設するための測量設
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吉田の大石さんに交通栄誉章を伝達 牧之原署
牧之原署と県交通安全協会牧之原地区支部はこのほど、交通栄誉章「緑十字銀章」を受章した同支部の大石高行支部長(73)=吉田町=への表彰伝達式を同署で開いた。 大石さんは約30年にわたり活動を続けている。2010年からは支部長として管内で事故防止を目的とした広報に加えて、支部の運営に尽力してきた。過去に親族を交通事故で亡くした経験が活動の原点になっているという。 大石さんは「家族の支えがあってこその活動。一件でも事故を減らせるよう今後も努めたい」と話した。
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静岡県内屈指の〝古株〟野外音楽フェス「頂」 今年が最終回
毎年6月上旬に吉田公園(吉田町)で開く野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-」を主催するブンブンバッシュ(静岡市駿河区)は15日、2008年から続く同フェスの開催を今年で最終にすると明らかにした。 すでに開催発表されている6月1、2両日を「頂-ITADAKI-THE FINAL」(静岡新聞社・静岡放送共催)と銘打つ。小野晃義プロデューサーは「世の中のさまざまな状況、自分自身の体力の低下を踏まえ、今年の開催をもってファイナルとすることに決めた」とコメントを寄せた。 「頂」は静岡県内屈指の〝古株〟野外フェス。2008年6月に同市清水区の日本平ホテル野外庭園で「頂 日本平大音楽祭」と題し
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2月定例会 22日に開会 御前崎市議会
御前崎市議会運営委員会は14日、2月定例会の会期を22日から3月22日までの30日間と決めた。 2024年度当初予算案の審査をはじめ、市の財政状況悪化に対する財源確保策の議論が主な論点。市は火葬場について、牧之原市で建設計画を進めている吉田町牧之原市広域施設組合に運営委託する方針を示しており、妥当性について意見が交わされる。 一般質問は3月5、6日。7日に総務経済と文教厚生の各常任委員会、11~13日に予算決算審査特別委員会、14日に総合開発計画策定と原子力対策の各特別委員会を開く。
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最高賞の知事賞に阿部さん、松下さん 静岡県民写真展・撮影大会作品
静岡県写真協会はこのほど、県民写真展と撮影大会作品コンテスト(ともに静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を決めた。写真展は阿部浩典さん(富士宮市)の「春夜の華」が、コンテストは松下英志さん(島田市)の「浴衣美人」がそれぞれ最高賞の知事賞に輝いた。 258人から1515点の応募があった。阿部さんは手筒花火を披露する女性の精悍(せいかん)な顔つきを捉え、松下さんは浴衣を着た女性を背景とともに統一感あるシックな色調で表現し、評価を受けた。 写真展とコンテストで入賞・入選した作品は3月6~10日に静岡市役所市民ギャラリーで展示する。 そのほかの入賞者は次の通り。 【県民写真展特別賞】掛沢孝彦(
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鍛治沢さん(静岡長田北小2)ら最高賞 蘇峰会書道展 入賞323点
第47回蘇峰会県書道展(蘇峰会、静岡新聞社・静岡放送、駿府博物館主催)の入賞者が9日までに決定した。県内の園児から一般までの作品2432点が寄せられ、323点が入賞した。大賞は55点で、うち、最高賞の徳富蘇峰賞には6点が選ばれた。 静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で開かれた審査会で、県書道連盟の大石大梅会長、大谷青嵐顧問、是永尚志副会長、田代香桃副会長が字の勢いや止め、はらいなどに着目しながら審査を進めた。表彰式は3月17日に同会館の蘇峰ホールで予定する。展示会は駿府博物館で同12~17日(前期)と同19~24日(後期)に分けて開催する。 主な入賞者は次の通り。 徳富蘇峰賞 鍛治沢一政(静岡
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「己書」披露 絵の具で自由に 3道場作品展 ひな祭りやサンタ題材 浜松市中央区
浜松市を中心に活動する「己書(おのれしょ)」の3道場による作品展が28日まで、中央区の遠州信用金庫入野支店で開かれている。3人の師範と、それぞれの生徒の作品が300点以上並ぶ。 己書は書き方や書き順にとらわれず自由に表現する書。キャンバスやはがき、色紙など表現方法はさまざまで、師範が描いた絵の題材を筆ペンで模写し、絵の具などで色づけした。ひな祭りやサンタクロースなどを題材にしたかわいらしい作品が会場を彩っている。 昨年から習い始めた中野友輝さん(45)=吉田町=は「制作中は無我夢中になり、自分と向き合える時間が楽しい」と魅力を語る。 己書心縁道場の内藤宗子師範(57)は「同じ題材でも手
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放棄茶園を果樹園団地に JAハイナン 再生事業に注力 観光需要取り込み図る
JAハイナンが吉田町内の耕作放棄茶園を果樹園芸団地として再生する取り組みに力を入れている。空港周辺という立地を生かして将来的には観光農園としての活用も視野に入れ、インバウンド需要を取り込みながら地域の農業振興につなげたい考え。 茶価の低迷により、管内では茶農家の減少が課題となっている。農家の減少に伴い増加する耕作放棄茶園を農閑期の収入源確保や新規就農者の活躍の場創出につなげようと、国の耕作条件改善事業を活用して2700万円の事業費をかけて造成した。広さは約2ヘクタールで、ブドウやイチゴ、レモンの栽培を水稲やレタス栽培などを手がける9人の農家が担う。 同JAは職員を山梨県の果樹試験場へ出向させ
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静岡県広報コンクール 広報紙部門 最優秀賞に島田市と吉田町
2023年度の静岡県広報コンクール審査会がこのほど行われ、広報紙の市部門で島田市、町部門で吉田町が部門別最優秀賞に選ばれた。広報紙(団体)部門を除く5部門の最優秀作品は24年度全国広報コンクールに出品される。 コンクールは6部門に計91点の応募があり、報道関係者やデザイナーなどが審査した。 島田市の「広報しまだ11月号」は、「『産む』を巡る『公共』」と題した特集で、保険適用となった不妊治療を取り上げた。不妊治療の当事者への取材のほか、不妊の原因や、妊娠に備えた体調管理など、さまざまな視点から「産む」を伝えた。審査員はデリケートなテーマに果敢に挑んだ姿勢や、説得力ある内容を高く評価した。
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生命観あふれる里山風景 藤枝 洋画家西谷さん個展
吉田町の洋画家西谷之男さん(65)の個展と、西谷さんが主宰する「耕の会」の受講生作品展が5日、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で始まった。11日まで。 西谷さんは日展、白日会展に出品した100号をはじめ、油彩や水彩の小品、デッサンなど近作18点を並べた。丘の上の一本桜、初夏の緑の木々が池に映る大作は、里山の生命観あふれる姿を写実表現で追求し、来場者を引きつけている。 西谷さんは「空間を感じながら描きたい」と現場に数カ月通いながら仕上げるという。「木々の緑、水辺は表情豊か」と魅力を語る。受講生作品展は10人が風景画や人物画など意欲作25点を出品している。
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大川原社長(吉田出身)が講演 人質司法「冤罪の温床」 静岡で袴田さん支援集会【刑事司法と再審】
生物兵器製造に転用可能な装置を無許可で輸出したとして逮捕・起訴され、後に起訴が取り消された横浜市の「大川原化工機」の大川原正明社長(74)=吉田町出身=が4日、静岡市清水区で講演した。実体験に基づき、弁護士の同席が容疑者の権利として認められていない取り調べや、否認すると勾留され続ける「人質司法」の問題を指摘。冤罪(えんざい)の「温床になっている」と強調した。 大川原さんは2020年3月に逮捕・起訴され、初公判直前の21年7月に起訴が取り消された。6回目の請求で同年2月に保釈が認められるまで11カ月にわたり身体を拘束された。東京都と国に損害賠償を求めた訴訟で、警視庁公安部の警察官が事件を「捏
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不登校でも「学校」に行かせるべき?⑨ 読者の意見【賛否万論】
フリースクールや私立通信制高校など不登校の受け皿を中心に取り上げた今回のテーマも最終回になりました。読者から多くの投稿が寄せられ、一昔前と比べると「不登校」へのネガティブなイメージが薄れ、社会の理解が広がっている印象を持ちました。一方で不登校の子を持つ保護者からの投稿も目立ち、いまだに深刻な悩みや孤独感の解消が進んでいない実態が浮き彫りになりました。引き続き、課題を取材して解決策を模索していく必要性を感じました。 ■「お互いさま」育む場ならば 読者 グレーゾーンの子どものための学習支援教室「学びのいろは」代表 寺岡勝治さん 学校に行くことが望ましいと思います。 私は以前、県立高校の教
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静岡空港周辺地域 さらなる発展誓う 島田で新春交流会
静岡空港周辺の6市2町の商工会議所と商工会、青年会議所でつくる「富士山静岡空港と地域開発をすすめる会」は1月31日夜、島田市内で新春会員交流会を開いた。会員ら112人が出席し、6月に開港15周年を迎える静岡空港と周辺地域のさらなる発展を誓った。 増田学会長(吉田町商工会長)は1月に発生した能登半島地震に触れ、「災害時の空港の重要性は高く、支援の中心となる。時代の変化に伴い、役割も都度見直していくことも大切」と述べた。来賓の川勝平太知事はお茶など周辺の地域資源に言及しながら「新しい可能性を見越して空港を活用した地域開発の青写真を描かなければいけない。知恵を絞り、夢のある地域づくりをしていきま
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静岡県、人口流出ワースト7位 2023年も転出増、6154人 若年層の東京圏移動続く
総務省が30日公表した外国人を含む2023年の住民基本台帳人口移動報告によると、静岡県は転出者が転入者を上回る「転出超過」が6154人となり、22年の4658人から1496人増加した。転出超過数は全都道府県の中でワースト7位(前年はワースト8位)で、増加は2年連続。若年層を中心に東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)への人口流出が続いている実態が、改めて浮き彫りになった。 全国では東京都の転入超過数と増加幅が突出する一方、40道府県が転出超過となった。東京一極集中が再び加速し、新型コロナ禍前の水準に戻りつつある。 本県への転入者は5万8742人(前年比333人減)、転出者は6万489
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牧之原市と吉田町の課題 知事と住民が意見交換
川勝平太知事と地域住民が意見交換する広聴会「平太さんと語ろう」が25日、牧之原市の坂部区民センターで開かれた。同市や吉田町内で基幹産業の推進や地域活性化事業などに取り組む住民が登壇し、自身の経験や今後の課題などを知事に伝えた。 吉田町商工会青年部の久保田泰行さんは県営吉田公園で青年部が主催しているキャンプイベント「吉田野営」の取り組みについて紹介。運営側としてこれまで多くの失敗を重ねながらも、町の防災拠点を活用した試みなどで行政との連携した事業になりつつあると語った。川勝知事は「シーガーデンシティ構想を推進する吉田町でしかできない試み。継続して開催してほしい」と激励した。 マルテイ石神製
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児童生徒の書き初め審査 吉田町で27日から展示
吉田町教委はこのほど、本年度の町書き初め展の審査会を町役場で開いた。 町内の3小学校、1中学校から硬筆、毛筆の計195点が寄せられ、各校の担当教諭が審査した。出品作品は27日~2月5日まで町立図書館で展示する。 主な入賞者は次の通り。 【町長賞】本橋凛音(住吉小1)石田みに(自彊小2)三輪倫大(自彊小3)増田海里(住吉小4)北村愛莉(中央小5)横山ひより(住吉小6)西原佳穂(吉田中1)若月凛々愛(同2)蒔田弥奈(同3)
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稲取高 静岡県1勝“アタック” 女子バレー50年ぶり東部8強 27日から新人大会「歴史に名刻む」
稲取高(東伊豆町)の女子バレーボール部が、50年ぶりに県大会の支部予選でベスト8入りした。27日開幕の県新人大会に東部地区8位で出場し、創部史上初の県1勝を狙う。 同校によると、過去最高成績は1974年の同じ県新人出場。この時は初戦敗退だった。現チームは11人の平均身長が155センチで、「かなり小柄な部類」(長田真太監督)。地区大会も上背では相手が上回る中、最も高い1年細川優愛選手が164センチで、主力は多くが150センチ台中盤。レシーブでつなぐ戦術で、速攻で弱点を突き、相手エースを封じて地区ベスト8に駒を進めた。 2年の和泉結欄々主将は「レシーブに活路を見いだしたい」と見据え、エースの
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ヤナギハラメカックス(吉田) 個体差ある農産物、出荷自動化へ システム構築、生産性向上
産業用ロボットシステムのヤナギハラメカックス(吉田町)は、触覚と視覚を融合させたセンサー技術を持つベンチャー「Finger Vision(フィンガービジョン)」(東京)と組み、形状や重量に個体差がある農産物の出荷作業を自動化するシステム構築を進めている。将来の労働力人口減少が予想される中、手作業が軸で人手が必要な農漁業の加工・出荷現場の課題解決を目指す。 生産工程の自動化や産業用ロボットを組み込んだシステムインテグレーション(SI)事業の一環。農産物のエリンギの出荷作業の一部の自動化ラインを想定し、触覚センサー搭載のハンドを多関節ロボットの先に取り付け、コンベヤーと組み合わせてベースとなる
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静岡県人口354万8150人 1月1日推計、前月比2460人減
静岡県がこのほど公表した2024年1月1日現在の推計人口は354万8150人で、前月より2460人減少した。推計人口の減少は19カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は6人増(転入9565人、転出9559人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2466人減(出生1620人、死亡4086人)だった。 市町別に見ると、推計人口が増加したのは、吉田町の29人をはじめ、熱海市13人、長泉町9人など計5市町。減少したのは30市町で、最多の静岡市が547人。浜松市493人、藤枝市13
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事故防止啓発にオリジナル反射材 榛南交通安全対策連など
榛南交通安全対策連絡会と県交通安全協会牧之原地区支部はこのほど、管内のマスコットキャラクターをあしらった反射材キーホルダーを製作した。 キーホルダーには牧之原市の茶をPRする「チャーフィン」と吉田町のマスコットキャラクター「よし吉」が両面にプリントされ、交通安全の意識向上を呼びかける標語が添えられている。キーホルダーは来年度の新入学児童に加え、交通安全イベントなどへの参加者らに配布するという。
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静岡県内通信制高 高まる需要 通学型、自宅学習型… 多様な学び「社会の要請」 学業以外で能力発揮も
不登校の児童・生徒が増えていることなどを背景に、静岡県内で通信制高校の需要が高まっている。柔軟な教育環境により、学業以外で力を発揮する生徒もいる。 通信制高校は、自宅学習を中心としたリポート提出や面接、テストなどで74単位以上を修得すれば卒業できる。県教委などによると2023年度に公立の静岡中央、県が認可した私立狭域通信制のキラリに通う生徒総数は2642人(23年5月1日時点)、5年間で約400人増えた。2校のほかに全国展開するN高など他県認可の私立広域通信制の参入も相次いでいて、こうした学校を含めて中学卒業後に6%ほどが通信制に進んでいる。 「さあ、エクセルを開いて」「分からない人いる
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被災地・穴水町にトイレカー派遣 吉田町
能登半島地震を受け、吉田町は20日、トイレカー1台を石川県穴水町に派遣した。 トイレカーは水洗式洋式便器2基と洗面台を完備。出入り口は別々のため、男女で使うトイレを分けられる。一度の給水で200回の利用が可能という。 期間は未定で、交代で職員を派遣する。同日、町役場では、現地に向かう職員4人を田村典彦町長が激励した。
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児童生徒や教職員らの力作579点ずらり 21日まで芸術祭 牧之原市
榛原地区教育芸術祭(榛原地区教育協会など主催)が20日、牧之原市の静波体育館で始まった。21日まで。 同市、吉田町、川根本町の児童生徒や教職員らの作品579点が並ぶ。絵画や造形作品、自由研究でまとめた論文など子どもたちが手がけた力作のほか、退職者を含む教職員の写真、手芸作品などが会場内を彩っている。
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吉田町2職員 穴水町に派遣 証明書交付業務
吉田町は19日から29日まで、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県穴水町に職員2人を派遣する。 派遣するのは健康づくり課の横井健人主査と福祉課の中村邦裕主任。横井主査は避難所の運営業務、中村主任は罹災(りさい)証明書の交付業務に当たるという。18日に町役場で行われた出発式で田村典彦町長は「被災者の立場を理解し、寄り添いながら救援活動に励んでほしい」と激励した。
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5年ぶり駅伝白熱 吉田 73チーム力走
吉田町駅伝大会(町体育協会、町教育委員会主催)が14日、吉田中を発着点に行われた。 新型コロナウイルスや天候不順などで5年ぶりの開催となった今回は、ショートコース(7.98キロ)とロングコース(15キロ)の2コースに計73チームが参加。参加者は住民の声援を背に力走し、たすきをつないだ。 各部門の優勝チームは次の通り。 【ショート】一般女子 エンジョイ☆ランニング▽中高生女子 S―WISH▽小学生男子 静岡吉田AC(A)▽小学生女子 静岡吉田AC(A)▽シニア 富士フイルム 【ロング】一般男子 カヌーマッチョ▽町内会 東村壮年会A▽中学生男子 かっちゃんタイガース
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丸総(吉田)連結トラック導入 物流の効率、省人化へ協業【迫る24年問題】
吉田町の運送業「丸総」がダブル連結トラックのシェアリング運行を県内で初めて導入した。ネクスト・ロジスティクス・ジャパン(NLJ、東京)が物流の効率化、省人化を目指して推進する協業の枠組み「NLJ Plus+」に参画する形。残業規制強化によって輸送力低下が懸念される「物流の2024年問題」の課題解決に向け、連携を強化する。 コンテナがつながれたダブル連結トラックは全長25メートル。通常の大型トラック2台分の輸送が可能となるほか、ドライバーの45%削減、二酸化炭素(CO2)排出量30%の削減が見込まれている。丸総は複数人のドライバーを派遣し、ほぼ毎日、本社(吉田町神戸)を拠点に関東と関西間の積
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「夢や目標に向かって」 吉田町商工会が新春交流会
吉田町商工会は10日夜、新春交流会を同町の片岡会館で開いた。会員事業所や各種団体の代表者ら約130人が出席し、地域経済の発展へ誓いを新たにした。 増田学会長は石川県で発生した能登半島地震に触れながら「復興支援の気持ちを持ちながら、自らの事業経営を積極的に進め夢や目標の実現に向かってほしい」とあいさつした。乾杯後は参加者同士が積極的に交流して情報交換した。
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静岡県人口355万610人 12月1日推計 18カ月連続減
静岡県がこのほど公表した2023年12月1日現在の推計人口は355万610人で、前月より1811人減少した。推計人口の減少は18カ月連続。社会動態は2カ月連続で増加した。 転入数から転出数を引いた社会動態は636人増(転入1万69人、転出9433人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2447人減(出生1626人、死亡4073人)だった。 市町別で人口が増加したのは袋井市62人をはじめ、吉田町20人、長泉町12人、小山町2人の4市町。減少したのは31市町で最多の静岡市が463人、次いで浜松市205人、沼津市140人、牧之原市134人などとなった。 社会動態は25市町で増加した。浜松市2
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吉田漁港で落書き 吉田町が被害届
吉田町は10日、同町住吉の吉田漁港で落書きの被害が確認されたと発表した。町は同日、牧之原署に被害届を提出した。 被害を受けたのは漁港内のトイレの外壁3カ所で、いずれも油性スプレーのような塗料で文言や模様が書かれていたという。同日午前にトイレの清掃に訪れた委託業者が発見した。 町内では2023年10月にも小藤路公園で落書き被害が発生していた。町はパトロールの強化に加え、別の被害がないか確認するという。
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消防団出初め式 防火防災へ決意新た 【静岡県中部】
吉田 「救助の最前線に立つ」 吉田町消防団は6日、出初め式を同町の吉田中で行った。団員121人が集い、防火への決意を新たにした。 杉本幸三団長は「大規模災害が発生した際には、消防団員が救助の最前線に立つ。迅速で正確な対応が取れるよう訓練に励んでもらいたい」とあいさつした。長年にわたって消防団活動に貢献した団員の表彰も行われた。 会場周辺では分列行進を繰り広げ、地域防災の意識向上を図った。 牧之原 「準備怠らず、気を引き締める」 牧之原市消防団の出初め式が7日、同市の相良中で開かれた。団員計237人が参加し、火災の防止や災害への対策に向けた決意を新たにした。 神崎克典団長は甚大な被害をも
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吉田町 仕事始め 構想具現化へ注力
吉田町は町役場で仕事始め式を行い、田村典彦町長が職員に訓示した。 同町は防災とにぎわい創出を両輪で進める「シーガーデンシティ構想」に基づき、防潮堤強化や東名高速道吉田インターチェンジ周辺の交通拠点化を進めている。田村町長は来年度から始まる第6次総合計画について「この8年間で構想が姿を現す。その意味で今年は非常に重大な年になる」と強調した。高齢化や人口減少を踏まえ、「先頭に立って粉骨砕身、まちづくりを進める。吉田の明日をつくるために有意義な一年としたい」と述べた。
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迎春準備 幸せを呼ぶ鳥居 出迎え 吉田
元旦の初日の出客を迎えようと、吉田町の川尻海岸に「幸せを呼ぶ鳥居」が今年もお目見えした。 町商工会川尻支部と川尻壮年会のメンバーが家内安全や地域の繁栄を願って2000年から続けている恒例行事。海岸には高さ3メートルの黄金に輝く鳥居などが設置されている。 設置は1月14日まで。元旦は午前6時ごろから、甘酒などを振る舞うという。
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飲酒運転抑止へ検問 焼津署、牧之原署
焼津署は22日夜、年末の交通安全県民運動の一環として、牧之原署と共同で飲酒検問を焼津市と吉田町の境に近い同市飯淵の路上で実施した。 両署員計約20人が、通行車両を1台ずつ止めて、運転手が酒を飲んでいるかについて顔色や目つき、言動などを見ながら確認した。市内で交通事故が増えていることも伝え、安全運転も呼びかけた。焼津署の岩見貴雄交通課長は「検問を通じて飲酒運転抑止につながれば」と語った。
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交通安全や防犯功労者を表彰 榛南地区
本年度の榛南一市一町住民安全大会(榛南交通安全対策連絡会など主催)がこのほど、吉田町の町学習ホールで開かれた。同町と牧之原市の関係者が集まり、「安全・安心を体感できるまち」の実現に向け、決意を新たにした。 交通事故や犯罪被害に遭った犠牲者へ黙とうをささげた後、交通安全や防犯活動に貢献した個人や団体、交通安全ポスターコンクールで優秀な成績を収めた児童への表彰を行った。 青少年の健全育成や防犯、交通安全の意識向上を誓った大会宣言を代表者が述べ、地域住民が一体となることの大切さを参加者全員で再確認した。
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交通安全の誓い 牧之原署に提出 吉田の2地区
年末の交通安全県民運動に合わせ吉田町の川尻、片岡両区の自治会交通安全会は20日、地域住民5500人が署名した「交通安全の誓い」を牧之原署に提出した。 飲酒運転の根絶や夕暮れ、夜間時の反射材利用、思いやりを持った運転を心掛けることなどを誓った。川尻区の松浦祐之会長、片岡区の桐田不二雄会長らが同署を訪れ、高橋宏文署長に手渡した。高橋署長は「管内での事故は去年に比べ増加傾向にある。地域の先頭に立って交通安全活動を続けていってほしい」と述べた。
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牧之原に新火葬場、28年度以降供用開始 御前崎、吉田含む2市1町対象
牧之原市、御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアとする新火葬場整備計画を巡り、牧之原市の杉本基久雄市長は20日、整備地を牧之原市川崎地区に選定し、2028年度以降の供用開始を目指していることを市議会全員協議会で明らかにした。来年1月には建設や管理・運営に関する覚書を関係市町間で締結する考え。 整備地は県道菊川榛原線に隣接する約2万2千平方メートル(同市勝俣)で、新施設には4基の火葬炉と1基の動物炉を整備予定。運営は吉田町牧之原市広域施設組合が担い、御前崎市は同組合に運営を委託する方針。 建設費は火葬炉1基当たり5億円として約20億円を想定し、負担割合は牧之原市が45%、吉田町が25%、御
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静岡県内46施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は20日、県内の高校、小中学校、幼稚園46施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計544人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 三島市1施設10人、沼津市5施設64人、裾野市3施設18人、伊豆の国市2施設20人、函南町1施設12人、御殿場市2施設18人、小山町1施設13人、富士市2施設31人、静岡市葵区3施設52人、同市駿河区2施設19人、同市清水区3施設41人、焼津市3施設44人、吉田町1施設11人、磐田市1施設8人、掛川市3施設28人、菊川市2施設13人、浜松市中区2施設20人、同市東区2施設35人、同市西区1施設8人、
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四季折々の風景 力作に 吉田で「夕やけ会」展
志太榛原地域の絵画愛好家でつくる「夕やけ会」による作品展が23日まで、吉田町立図書館で開かれている。 会員10人が油彩、パステル画約30点を出展した。藤枝市の烏帽子山や牧之原市の勝間田川など自然豊かな名所で見ることができる四季折々の風景を描いた力作が並び、来場者の関心を集めている。同会の田中昌保会長は「作品を通じて、心が少しでも和らいでくれたらうれしい」と話した。
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赤い羽根募金に文化祭収益寄付 吉田町・キラリ高
吉田町に本校を置く通信制・単位制・普通科の「キラリ高」は18日、赤い羽根共同募金に34万1787円を寄付した。11月10~11日に県内四つの校舎で開いた文化祭で実施したチャリティー活動の収益を充てた。 加藤久晴副校長や文化祭で実行委員長を務めた静岡スクーリング会場2年の真田弥海斗さん(17)らが静岡市葵区の県総合社会福祉会館を訪れ、県共同募金会の影島秀明常務理事に目録を手渡した。 文化祭ではチャリティーTシャツを販売したほか、募金箱を設置するなどして浄財を集めた。Tシャツは約380枚が売れたという。真田さんは「このチャリティー活動で誰かが幸せになったり、笑顔になったりしてもらえたらうれし
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犯罪被害者支援条例 空白エリアの賀茂6市町も整備 24年施行へ 関係者「遅い」「意識高める契機に」
犯罪被害に遭った当事者や家族を支えるための「犯罪被害者等支援条例」。静岡県内各自治体で整備が進む中、未整備だった賀茂6市町が2024年4月の施行を目指していることが15日までの各自治体への取材で分かった。ただ、関係者からは「他地域に比べ遅すぎる」との指摘も上がる。 静岡犯罪被害者支援センターが発行する「支援センターだより」。同条例の現状を示す地図には、伊豆半島南部にぽっかりと空白地が。静岡市と吉田町も未整備だが、静岡市は犯罪被害者支援の方針を包括した条例を制定済み。吉田町も賀茂6市町と同様に24年4月の施行を目指す。センターによると、これら8自治体以外は既に整備が完了している。 南伊豆町
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14議案可決、閉会 吉田町議会
吉田町議会12月定例会は15日、最終本会議を開いた。13日に追加上程した一般会計補正予算案など計14議案を可決、同意し閉会した。 一般会計補正予算案は住民税非課税世帯に対する物価高騰給付金給付事業や町内に住所があり児童手当を受給する世帯などに、子ども1人当たり1万円を支給する町独自の支援策を盛り込んだ。
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湯日川水系整備の計画修正原案示す 県島田土木事務所
静岡県島田土木事務所は14日、第4回湯日川水系流域委員会を島田市の同事務所で開き、今後20年間の河川整備目標などを定めた湯日川水系河川整備計画の修正原案を示した。学識経験者や地域の代表者らでつくる委員の意見などを踏まえ、年度内の策定を目指す。 湯日川は同市と吉田町を流れ、駿河湾に注ぐ延長15・9キロの2級河川。2021年12月の第3回会合で委員から出た意見を反映した修正原案では、流域の現状や課題、河川整備の基本方針などをまとめた。22年9月の台風15号による流域の被害状況も報告した。 委員からは洪水時に発生するごみ対策などを求める意見が聞かれた。委員長を務めた田中博通東海大名誉教授は「近年の
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新茶期へ準備進む 牧之原
牧之原市内各地で、来年の新茶期に向けた準備が進む。相良の生産者は秋季の施肥を踏まえた深耕作業に注力し、「1月に再度肥料をやって成長を促す。冬季の取り組みが一茶の出来を左右する」と話す。 市内や吉田町で今年生産した茶の荷動きは全体的に鈍い。歳暮需要に期待する声はあるが、流通業者は「100グラム千円を超える製品の市況は例年同様いまひとつ。ティーバッグ商材向けの出物には引き合いがある」と話す。 (榛原支局・足立健太郎)
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静岡県内66施設で学級、学年、学校閉鎖 インフルエンザ
静岡県は12日、県内の高校、小中学校、幼稚園、特別支援学校66施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1285人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖を行ったと発表した。浜松市北区の中学校は患者数が81人となり、学校閉鎖した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設17人、沼津市1施設21人、三島市3施設31人、裾野市2施設40人、伊豆市1施設7人、伊豆の国市2施設42人、清水町1施設12人、長泉町1施設13人、富士市5施設117人、富士宮市2施設66人、静岡市清水区2施設22人、同市葵区5施設148人、同市駿河区1施設11人、島田市1施設29人、焼津市3施設35人、
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12日から一般質問 吉田町議会
吉田町議会12月定例会は12、13の両日、一般質問を行い、7氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【12日】増田剛士 町都市計画マスタープラン▽平野積 答弁などの「検討します」の検討状況▽八木栄 中央小グラウンド拡張整備▽山内均 町指定文化財と郷土の歴史の継承 【13日】増田伸介 交通安全対策事業▽大石裕之 インクルーシブ公園やインクルーシブ遊具の設置された公園の整備と現状▽蒔田昌代 ごみ減量・リサイクル活動
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防災や土地利用で19日まで意見公募 吉田町
吉田町は19日まで、本年度中の策定を目指す第6次総合計画(2024~31年度)についてのパブリックコメント(意見公募)を実施している。 計画案では「豊かで活気にあふれ 心を魅了するまち 吉田町」を将来都市像に掲げ、津波防災対策など今後推進する重要施策を記している。加えて町域の土地の利用に関する基本的事項を定める「第4次吉田町国土利用計画案」についての意見公募も同日まで実施している。 両計画案は町ホームページや町役場などで閲覧が可能。意見は同町企画課にメールや郵送、持参で受け付ける。 問い合わせは同課<電0548(33)2136>へ。
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吉田支店を改装 しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫は4日、吉田支店(吉田町住吉)をリニューアルオープンした。 店舗は鉄骨2階建てで預金や融資、経営相談などに応じるフルバンク型。施設の老朽化に伴い旧店舗から南へ350メートルの場所に新設した。環境への配慮として太陽光発電設備や全館LED照明を設置した。自家発電から電力供給が可能な外部コンセントや断水対策用の貯水設備を取り入れ、災害発生時には地域住民の一時的な避難場所として2階を開放する。同支店では6日まで、来店者に記念品を贈呈するイベントを開催している。
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空手全国V 静岡市長に報告 清水区と吉田の道場
8月に東京都で開催された全日本少年少女空手道選手権大会で優秀な成績を収めた正剛道場(本部・吉田町)と泊親会清水道場(本部・静岡市清水区)の小学生選手12人がこのほど、同市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に報告した。 6年男子組手の市川一汰君(12)=清水入江小=は4年時に準優勝、昨年は5位の成績で、今回悲願の初優勝を果たした。「初戦は緊張で硬くなってしまったが、決勝は慣れてきて大差で勝てた。練習してきた突きが決まった」と振り返った。小学4年男子組手で初優勝した川崎琥暖君(10)=千代田小=は「決勝のラスト15秒で蹴りが決まり、1点差で優勝できた。みんなの応援のおかげ」と喜びを語った。 選
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吉田町3位 5区の栗田(浜松開誠館高)見せ場つくる【市町対抗駅伝】
何とか3位に食い込んだ吉田町だったが、昨年より3分39秒遅いタイムに、チームの表情はさえなかった。 昨年から登録メンバーの半数以上を入れ替え、同じ区間を走ったのは2人のみ。“新生吉田町”で挑んだ今大会だったが、望んだ結果は得られなかった。中島監督は「選手は精いっぱい出し切ってくれた」とたたえた一方、「一人一人の走力アップが必要」と課題を付け加えた。 スタートから首位の清水町に食らい付き、粘った。4区で3位に落としたが、5区の栗田(浜松開誠館高)が町の部2位の力走で再び順位を2位に押し上げ、見せ場をつくった。5000メートルで県ランク上位の17歳は「来年は町の部トッ
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静岡市静岡、市の部5位 見せた粘り強さ、圏外から追い上げ入賞【市町対抗駅伝】
静岡市内で2日に開催された県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)。中部勢は市の部で静岡市静岡が5位、藤枝市が9位に入った。町の部は吉田町が3位に食い込んだ。各チームとも粘り強い走りを見せ、コース沿いからは盛んな声援が送られた。 静岡市静岡は中盤で上位入賞圏外だったが、区間賞や粘り強い走りで盛り返し、市の部5位に入った。松浦賢太朗監督(59)は「選手の病気やけがなどの困難があったが、壁を克服し、素晴らしい走りを見せてくれた」とたたえた。 12人中8人が区間10位以内に入るなど、持ち前の総合力の強さを見せた。7区永嶋駿樹選手(15)=静岡安東中3年=が区間記録タイの抜
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吉田町 12歳双子、町3位に貢献 2区・岩本陸斗選手と9区・岩本拓海選手【市町対抗駅伝】
吉田町は未経験の区間でも安定した走りを見せる選手が多く3位につけた。2区岩本陸斗選手(12)、9区拓海選手(12)は双子で、初めての同時出場となった。日々の練習の成果を発揮し、いずれも上位を保ってたすきをつないだ。 弟の拓海選手は昨年、僅差で選考に漏れて駅伝出場がかなわなかった。悔しさをばねに、体のぶれを修正して走り込むことでベストタイムを更新した。9区では坂道を念頭に置いた練習の成果が生きたという。 陸斗選手は「監督やコーチの指導のおかげで、力を発揮することができた。これからも兄弟で競い合い、頑張りたい」と話した。中島克訓監督(60)は「双子で一緒に努力し、力を伸ばした。若い力が育つこ
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静岡県市町対抗駅伝 展望 精鋭ぞろい 競り合い必至 町の部/清水に吉田、長泉がV争いか
静岡市内で2日に行われる第24回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)の各市町のオーダーが1日、発表された。同市葵区で監督会議が行われ、出席した35市町37チームの代表者が当日のレースの注意点などを確認した。 町の部は連覇を狙う清水町が中心。昨年準優勝の吉田町、地力のある長泉町が優勝争いに絡みそう。昨年3位の函南町や7年ぶりの頂点を目指す小山町も上位をうかがう。 昨年、大会記録を塗り替えた清水町は今年は先行逃げ切り型。県高校新人3000メートル1位で、昨年の都大路も経験した1区世古(日大三島高)が流れをつくりたい。県中学女
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12月定例会開会 吉田町議会
吉田町議会12月定例会は1日、開会した。会期を15日までの15日間と決め、心身障害者自立支援事業費などを盛り込んだ一般会計補正予算案など13議案を上程した。一般質問は12、13日を予定している。
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次世代の搬送提案 都内で「国際ロボット展」 ヤマハ発、スズキなど出展
世界最大規模のロボット見本市「国際ロボット展」(日本ロボット工業会など主催)が29日、都内の東京ビッグサイトで開幕し、ヤマハ発動機やスズキなど県内企業を含む約650社・団体が出展した。人手不足などの課題を抱える多様な現場の省力化、生産性向上に資する最新技術を展示した。12月2日まで。 ヤマハ発動機は「運ぶの未来図」と題し、自動搬送EV(電気自動車)の荷台の対象物を、ロボットを搭載した無人搬送車(AGV)が受け取り、リニアコンベアモジュールや水平多関節ロボットで構成する検査工程に運び込むまでの次世代搬送システムを実演した。広報担当者は「搬送時間をいかに減らし省人化できるか、ヤマハ発の技術でト
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区画整理支援 静岡県組合連合会が国交省に要望
静岡県土地区画整理組合連合会(岩崎伸次会長)は29日、国土交通省で石橋林太郎政務官と面会し、県内5地区の事業について2024年度の国庫補助や交付金の確保を要望した。 対象は吉田町浜田、袋井市袋井駅南都市拠点、磐田市鎌田第一、浜松市浜北中央北、湖西市浜名湖西岸の5地区。いずれも機能性の高い市街地形成や産業拠点を作るための道路整備に取り組んでいて、各地区の組合代表者らが事業の必要性を説明した。岩崎会長は「熱意と現状をお伝えした。整備促進へ支援をお願いしたい」と訴えた。 石橋氏は「いろいろなプロジェクトが進んでいると分かった。良いまちづくりができるよう(予算確保の)検討を続けたい」と応じた。
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吉田町で火災 住宅や倉庫焼く
27日午後6時25分ごろ、吉田町大幡の左官業「池谷左官」から出火し、住宅や倉庫を焼いた。 牧之原署と静岡市消防局によると、いずれも2階建ての住宅1棟と倉庫1棟が全焼したもよう。けが人はいないという。 現場は住宅密集地で、周囲は一時騒然とした。近くに住む70代の男性は「今まで見たことがないほどに大きな火柱が上がっていた」と不安げに話した。
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町民健康増進へ 吉田町に寄付金 明治安田生命
明治安田生命保険相互会社浜松支社はこのほど、全国で展開している「私の地元応援募金」として吉田町に15万6千円を寄付した。 同社の従業員がゆかりのある地域に行う寄付に、会社からの拠出金を上乗せした。同社掛川営業部の小沼英生営業部長らが吉田町役場に田村典彦町長を訪ね、目録を手渡した。寄付金は町民の健康増進に関する事業などに充てるという。
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教育大綱巡り議論 ICT化など重視 吉田町総合教育会議
吉田町総合教育会議が22日、町役場で開かれた。本年度中に策定を目指す新たな教育大綱の素案などが示され、田村典彦町長や山田泰巳教育長、町教育委員が議論した。 教育目標は引き続き「生涯にわたり学びあい高めあう人づくり」とした。重点施策には多様性のある学びの推進やICT教育を継続的に強化していくことが盛り込まれた。教員の多忙解消や児童生徒の学力向上などを目指して展開する教育改革「TCPトリビンスプラン」の方向性についても協議し、教職員の勤務時間の目標や子どもの学力向上に向けて明確な指標を設けた。委員からは「方向性がより具体的になってきている」「学力の必要性を分かりやすく示すべき」などの意見が上がっ
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菊で署内明るく 地域住民が寄贈 牧之原署
牧之原署の正面玄関にこのほど、地域住民から寄せられた菊の花が設置され、署内を明るく彩っている。 菊を寄贈したのは野尻正人さん(80)=牧之原市=と益田満智子さん(84)=吉田町=。2人は15年以上前から菊の寄贈や署内の花壇の整備を行っている。今回は丹精込めて育てた厚物や管物、ドーム菊など多彩な種類の菊を飾った。野尻さんは「訪れた方々の心が少しでも和らいでくれたらうれしい」と笑顔で話した。
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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プロボディボード国内ツアー 山田さん鈴木さん 1、2フィニッシュ 吉田町 2年連続の快挙を報告
日本プロボディボード連盟(JPBA)の板に片膝を立てて波に乗る「ドロップニー」クラスの国内ツアーで2年連続年間チャンピオンに輝いたいずれも吉田町出身のプロボディボーダー山田幸久さん(42)と2位となった鈴木啓祐さん(42)が20日、町役場を訪れ、田村典彦町長に喜びを報告した。 山田さんは今シーズン4戦のうち3度優勝し、2年連続で年間王者に輝いた。鈴木さんはシーズン序盤こそつまずいたが、その後に盛り返し昨シーズンに続き2位の座を維持した。通算10度目となる年間王者を獲得した山田さんは「自分の中では良い区切りだと思っている。来年は世界にも目を向けていきたい」と前を見据えた。 2人は2014年
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MYFC「J1目指せる」 藤枝市長に今季報告と抱負
今季からサッカーJ2に参戦した藤枝MYFCの関係者が17日、藤枝市役所に北村正平市長を訪ね、残留を決めたリーグ戦の結果を報告し、来季の目標にJ1昇格を掲げた。 訪問したのは鎌田昌治会長と徳田航介社長、須藤大輔監督、杉田真彦主将=静岡西高出=、北村海チディ選手の5人。今季は14勝18敗10分けの12位だった。 徳田社長は「決してマイナスなイメージはなく、改善していけば本格的にJ1を目指せる」と強調。須藤監督は、中心選手のけがによる離脱など今季の厳しい戦いを振り返った上で「若手が台頭して、柔軟性を持ちながら荒波を乗り越えた。地域の方が元気になれるプレーをして結果もたぐり寄せ、夢の舞台であるJ1昇
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吉田町商工会がプレミアム商品券 18日から販売
吉田町商工会は18日から、物価高騰の影響を受ける町民や事業者への支援策として、町内世帯を対象にプレミアム付き商品券を販売する。 商品券のプレミアム率は50%で、1冊(500円×6枚)を2千円で販売する。内訳は小規模店専用券と全店舗共通券ともに1500円分とした。利用期限は来年2月末まで。 販売初日の18日は学習ホール、川尻会館、JAハイナン吉田支店、オアシス館で、19日以降は町商工会館、オアシス館で扱う。問い合わせは同商工会<電0548(32)3366>へ。
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樹木の利用希望 企業・団体を募集 河道内で伐採
国土交通省静岡河川事務所は30日まで、安倍川、大井川の河道内で伐採した樹木の利用を希望する企業・団体を募集している。木材資源の有効活用や処分費の削減が目的。 静岡市葵区富厚里の安倍川水系藁科川や、吉田町川尻、島田市金谷東、同市神座の大井川の中州などで12月に伐採する予定。樹種はヤナギなどの広葉樹が中心。樹木を引き渡す場所や方法は、同事務所と協議して決める。希望者は同事務所ホームページから応募書類や作業計画書をダウンロードし、必要事項を記入の上、持参か郵送で提出する。 河道内の樹木は洪水時に水の流れを妨げたり、堤防や護岸を損傷させたりする可能性がある。ごみの不法投棄を招く恐れもあるため、同事務
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静岡県内浸水想定区域の図書館 予算、人員…蔵書の防災に厚い壁 デジタル化や本の避難訓練必要
全96施設の半数以上に洪水時の浸水リスクがある一方、対策は進んでいない現状が静岡新聞社アンケートで分かった静岡県内の公立図書館。各館は予算や人員不足を対策の遅れの主な要因に挙げるが、3割強でハザードマップの館内掲示ができていないなど危機意識の低さもにじむ。大雨による浸水で地下書庫にあった約2万冊の廃棄を余儀なくされた静岡市立南部図書館は「(備えていれば)被害は軽減できた」と悔やみ、対策の重要性を訴える。工夫を凝らしながら取り組みを進める施設もある。 「本は市民の貴重な財産という意識はあるが、予算の壁が苦しい」。0・5~3メートルの浸水が予測されている県西部の市立図書館の担当者は嘆く。同規
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⛳増田 逆転V ゴルフ静岡県アマ選手権
セキスイハイム東海CUP第52回県アマチュアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は9日、静岡カントリー浜岡コース高松コース(6590ヤード、パー72)で最終日のラウンドを行った。 首位と2打差でスタートした増田圭介(静岡C浜岡C)が4バーディー5ボギーの1オーバーにまとめ、通算2アンダーで逆転優勝した。学生に有力選手が多い中、社会人の戴冠は6年ぶり。初日5アンダーだった園田昂生(大熱海国際G)は終盤失速し、通算1アンダーで2位に終わった。3位には通算イーブンパーの前田高志(朝霧ジャンボリー)が入った。 最終ホール 10メートルパットで決めた 圧巻のウイニングパッ
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犯罪被害者支援 条例案提出へ 吉田町町政連絡会
吉田町は6日の町政連絡会で犯罪被害者の日常生活への復帰などを支援する「犯罪被害者等支援条例」を制定する方針を明らかにした。条例案を町議会3月定例会に提出し、来年4月の施行を目指す。 防災課内に総合的な対応窓口を設置し、支援制度の案内や関係機関との調整を行う。経済的な負担軽減を図るため犯罪による死亡、けがなどに伴う見舞金制度を創設する方針。 県内では35市町のうち、27市町で同様の条例を制定している。
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⚽技能実習生らフットサル J2・藤枝MYFCが大会開催
Jリーグ2部(J2)藤枝MYFCはこのほど、技能実習生らを対象にしたフットサル大会を吉田町の高島スポーツ広場で開いた。社会連携活動の一環で、企業間で技能実習生の交流を図ることが目的。焼津市と吉田町から9社12チームで計約190人が参加した=写真=。 大会は6チームずつで予選リーグを行い、各リーグ上位3チームと下位3チームに分かれて決勝トーナメントを行った。今年2年目で昨年は焼津市の企業だけで実施し、Jリーグから高評価を受けパブリック賞を獲得した。今年初めて参加したヤマザキの山崎寛治会長は「国籍に関係なく、みんなが平等なルールで楽しめるのは本当にいいこと。地道な活動を通じて一歩ずつやることが
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地元特産品販売やステージにぎわう 吉田・小山城まつり
吉田町の小山城前広場と能満寺山公園で3日、小山城まつり(同実行委主催)が開かれた。町の特産品などを販売する50店舗以上のブースが並んだほか、小山城を背景にステージイベントが行われ、多くの人々でにぎわった。 来場者はウナギやシラス、レタスなどを買い求めたり、スタンプラリーを楽しんだりした。ステージでは吹奏楽や太鼓演奏をはじめ、子どもたちによるダンスパフォーマンスが披露され、観客が温かな拍手を送った。会場近くの能満寺では、徳川家康ゆかりの収蔵物を展示する特別展が同時開催された。
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ひかりんちょさん、吉田町広報大使に インフルエンサー、出身地魅力発信「貢献したい」
吉田町は3日、シティプロモーションの一環として同町出身のインフルエンサー「ひかりんちょ」さん(20)を町広報大使第1号として任命した。 ひかりんちょさんは小学生のころから動画投稿を始め、交流サイト(SNS)の総フォロワー数は160万人に上るなど若者を中心に人気を誇る。2022年の参院選では静岡県選管の選挙啓発リーダーも務めた。幼少期から学生時代を過ごした同町の魅力を発信したいと自ら広報大使を町に打診した。今後はSNSなどで町の魅力発信を図る。 小山城まつりの会場で開かれた就任式で田村典彦町長は「変わりつつある吉田町を若い世代の方々にも発信してほしい」と述べ、委嘱状を手渡した。ひかりんちょ
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吉田町で小山城まつり 特産品に舌鼓、ダンスパフォーマンスも
吉田町の小山城前広場と能満寺山公園で3日、小山城まつり(同実行委主催)が開かれた。町の特産品などを販売する50店舗以上のブースが並んだほか、小山城を背景にステージイベントが行われ、多くの人々でにぎわった。 来場者はウナギやシラス、レタスなどを買い求めたり、スタンプラリーを楽しんだりした。ステージでは吹奏楽や太鼓演奏をはじめ、子どもたちによるダンスパフォーマンスが披露され、観客が温かな拍手を送った。会場近くの能満寺では、徳川家康ゆかりの収蔵物を展示する特別展が同時開催された。
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大川原製作所 製造業でも女性活躍推進【しずおか企業探訪~経営とD&I~④】
今年3月に、各都道府県の男女格差を測る「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数2023」が発表されました。わが静岡県は、経済分野のランキングがなんと最下位の47位でした。この全国最低の男女格差の主な原因は、男女間の賃金格差が大きいことです。 こうした静岡県の男女格差の大きさには、産業構造が影響していると言う人もいます。製造業が多い静岡県では、力仕事など男性が主戦力となる仕事が多いからというのがその理由です。しかし、本当に製造業では女性が活躍すること、すなわちダイバーシティの推進は難しいのでしょうか。 吉田町にある大川原製作所は、従業員数264人の乾燥装置メーカーです。資材の乾燥や濃縮を行う工
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山七など3社が大臣賞 焼津で県水産加工品品評会
静岡県水産加工業協同組合連合会は2日、第17回県水産加工品総合品評会(静岡新聞社・静岡放送後援)を焼津市の県水産・海洋技術研究所で開いた。最高位の農林水産大臣賞に山七(焼津市)の「鰹本節」、やましち鈴木商店(同)の「若干しらす」、静岡うなぎ漁業(吉田町)の「うなぎ蒲焼(真空パック)」が選ばれた。 予備審査を通過した製品を対象に、3年に1度開かれる品評会。組合加盟企業など90社がかつお節や乾燥サクラエビ、釜揚げシラス、練り物など161点を出品した。学識者や製造業者ら審査員21人が、原料や食味、加工技術などを総合的に評価した。 同連合会の増元英人専務理事は「シラスやサバをはじめ、原料不足が続
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課税対象事業 非課税扱い 吉田町450万円
吉田町が社会福祉法人などに委託している障害者相談支援などの事業を、消費税の課税対象にもかかわらず非課税扱いにしていたことが2日、町への取材で分かった。対象は2事業で町が支払うべき消費税は約450万円に上るという。 社会福祉法に基づく社会福祉事業は非課税とされるが、関連法の改正に伴って障害者相談支援事業などの一部事業が課税対象になった。町福祉課によると、こうした変更が明確に周知されていなかったことから誤った取り扱いが続いたという。 町は今後、他の事業についても誤りがないか調査するとともに業務委託していた1法人と協議を行い対応を決めるという。 同様の誤りは県内各地の自治体で確認されている。近隣市
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技能実習生が交通ルール学ぶ 吉田で講習会
日本の交通ルールを学んでもらおうと、牧之原署と県交通安全協会牧之原地区支部はこのほど、吉田町の日本ハムファクトリー静岡工場の技能実習生を対象にした交通安全講習会を同所で開いた。 参加したのは今秋に同社が受け入れたミャンマーからの技能実習生15人。交通課署員は自転車走行の基本的なルールや事故発生時の適切な対処方法などを説明した。実技指導では、交通量の多い地点や車道走行する必要がある道路など工場周辺の注意箇所を重点的に走行し、交通ルールの理解促進に努めた。 同署の担当者は「気の緩みや慣れが生じたときに事故は発生する。基本を忘れないでほしい」と呼びかけた。
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社説(10月29日)学校トイレ洋式化 子ども第一に加速せよ
全国の公立小中学校でトイレの洋式化が進んでいる。文部科学省の2023年度調査によると、9月1日時点で洋式便器の割合は68・3%。前回20年度の調査から11・3ポイント増えた。初めて調査した16年度は43・3%で、和式が洋式を上回っていた。 それでも、子どもがほとんど使う機会のない和式トイレがいまだに3分の1近くを占める。和式の使い方が分からないまま入学する児童もいるという。トイレ関連企業でつくる「学校のトイレ研究会」は、子どもが排せつを我慢するといった悪影響が出るとも指摘する。 子どものことを第一に考えて、洋式化を加速すべきだ。学校は災害時に避難所になるため、高齢者や障害者の利用も考えな
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静岡県勢10選手が「金」 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が28日開幕し、鹿児島市の白波スタジアムで開会式が開かれた。初日はジャベリックスローの井戸杏香(伊東市)、立ち幅跳びの森下実咲(御前崎市)ら県勢10選手が優勝した。 井戸は6連覇、森下は2連覇をそれぞれ達成。陸上200メートルでは増田嶺(吉田町)が2連覇を果たし、松永大護(静岡市)も優勝した。1500メートルでは久松昴琉(富士市)と増田吏峯(吉田町)が男女の各部門を制した。 水泳は小梁ひなの(焼津市)と加藤真吾(浜松市)が25メートル自由形で頂点に立ち、森晴毅(三島市)は25メートル背泳ぎで2連覇した。フライングディスクは本間明文(袋井市)
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吉田町小藤路公園 落書き被害3カ所 牧之原署に被害届
吉田町は27日、同町住吉の小藤路公園で落書き被害が確認されたと発表した。町は同日、牧之原署に被害届を提出した。 被害を受けたのは公園内のトイレや休憩施設の柱など3カ所で、いずれも油性インキのような塗料で「死ね」といった文言や模様が書かれていたという。同日午前にトイレの清掃に訪れた委託業者が発見した。 町は今後、町内の公園パトロールの強化に加え、別の被害がないか確認するという。
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リニア工事田代ダム案 吉田町長、牧之原市長「異論なし」将来的な地下水減懸念も
JR東海が田代ダムを管理する東京電力リニューアブルパワーと協議を進めてきたリニア中央新幹線トンネル工事湧水の県外流出対策「田代ダム取水抑制案」が大筋でまとまったことを受け、吉田町と牧之原市の両首長は27日の定例記者会見で「異論はない」との認識を示した。ただ、吉田町の田村典彦町長は「トンネル掘削に伴う水資源問題の解決とはならない」と強調し、将来的な地下水減少への懸念を訴えた。 町内には大井川を水源とする地下水を使用する企業が多く立地する。田村町長はこれまでも流量減少による地下水の塩水化現象の可能性を指摘し、「地下水は町の生命線。有識者会議では影響はないとのことだが、トンネルを掘削することへの
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死亡事故現場で再発防止策検討 島田署など
島田署はこのほど、島田市道悦2丁目の市道で10日に発生した交通死亡事故の現場診断を行った。署員や市職員、地元の自治会役員ら20人が再発防止策を検討した。 事故は午後11時50分ごろに発生した。現場は片側1車線の直線道路。乗用車を運転していた男性(52)が電柱に衝突して亡くなった。 参加者は現場を確認し、課題として道幅が狭いことや、センターラインが消えかかって見にくいことを挙げた。また、同市道は国道1号島田金谷バイパス東光寺インターチェンジ(IC)から吉田町方面へ向かう際に利用される道路で交通量が多いとして、速度注意を促す看板設置やセンターラインの整備などが提案された。
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日新栞盈工業を完全子会社化へ ハローG
インフラ関連事業を手がけるハローG(焼津市)が、民事再生法の適用を申請した浄化槽保守点検業の日新栞盈(かんえい)工業(吉田町)を完全子会社化する。25日までの関係者への取材で分かった。 日新栞盈工業が町の一般廃棄物収集運搬業の許可業者として担っていた浄化槽の維持、点検業務は継続する方針で、現在の従業員は継続雇用する。今後は従業員の増員や設備投資を実施していくという。ハローGの主力であるプロパンガス事業の販路拡大につなげる狙いもある。 町内では同社を含め2社がし尿・浄化槽汚泥の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けている。
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殉職職員冥福祈る 静岡県警、藤枝で慰霊祭
静岡県警は24日、殉職警察職員慰霊祭を藤枝市の県警察学校で開いた。県警幹部や遺族、来賓ら計63人が参列し、県内の治安維持や犯人逮捕、交通安全に尽くした殉職職員の冥福を祈った。 大原光博本部長は式辞で「警察力を挙げて対処した重大事件や災害警備などの渦中、あるいは昼夜を分かたぬ活動の中で自らの危難を顧みず、職務に尽くされた。遺族の深い悲しみを思うと誠に痛恨の極みで、哀惜の念に堪えない」と悼んだ。その上で「犯罪や災害から県民を守り社会正義を実現するという責務を改めて胸に刻み、全職員一丸で全力を尽くす」と誓った。参列者は黙とう後、花を手向けて殉職者の霊を慰めた。 県内では明治以降、85人が殉職し
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静岡人インタビュー「この人」 二科会写真部展で全国知事会賞を受賞した 塚本久雄さん(吉田町)
第71回二科会写真部展で全国1万153点に上る応募総数の中から全国知事会賞を受賞した。観光地として知られる塩郷のつり橋(川根本町)の造形美を最大限に引き出した。吉田町を拠点に活動する榛南写真クラブの代表を務める。77歳。 ―受賞作への思いは。 「日々、人々が行き交うつり橋が一直線にどこまでも延びるかのように表現するため、全体をモノクロ風に仕上げた。自分の中で作品のイメージはできていたが、周囲の景色や撮影環境は季節によっても異なる。最終的には3年という期間を要したが、自分が納得できる作品が完成した」 ―写真との出合いは。 「20代の頃に趣味で始めたものの長続きはせず、改めてカメラを手に
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秋晴れの休日、キャンプ満喫 吉田町でイベント
吉田町商工会青年部が主催するキャンプイベント「吉田野営」が21日、同町の県営吉田公園で始まった。22日まで。 沿岸地域の活性化と町の魅力発信を目的に同青年部が毎年開催しているイベント。会場ではスラックラインや北欧発祥のスポーツ「モルック」などのアクティビティを楽しめる。キャンプエリアに加え、町内の飲食店や商工業者らが自慢の商品を販売する出店エリアなどを設けた。県内外から訪れたキャンパーは、各エリアを巡りながら秋晴れの休日を楽しんでいた。
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吉田の児童「新聞スクラップコンクール」 最優秀に増田さん(住吉小5)、瀧井君(自彊小6)
吉田町の小学生が夏休みに取り組んだ「新聞スクラップマラソンコンクール」(塚本新聞店主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式が16日、同町の自彊小で開かれた。最優秀賞には増田妃那さん(住吉小5)、瀧井悠聖君(自彊小6)が選ばれた。 参加したのは町内3校の4~6年生で、塚本新聞店が各家庭に届けた静岡新聞などから興味のある記事を切り抜き、記事の要約や感想を書き込んだり図解を用いて解説したりした。「未来に向けた産業や事業」をテーマにスクラップに取り組んだ瀧井君は「社会の動きが紙面を通じて伝わってきた」と振り返り、塚本成男社長は「継続した取り組みで新聞への関心を高めてくれたら」と話した。 このほか
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島田ロータリー杯争奪サッカー大会 小学生11チームが“総力戦”
第46回島田ロータリー杯争奪サッカー大会(島田ロータリークラブなど主催)がこのほど、島田市民グラウンドで開かれた。島田市や吉田町、川根本町のスポーツ少年団の原則小学2年生以下で構成する11チーム約130人が出場し、島田第二フットボールクラブが優勝した。 サッカーを通じて子どもの自主性を養うため毎年開催している。トーナメント方式で15試合を行った。ベンチ入りしている全選手が毎試合出場するルールのもと、児童は互いに声を掛け合いながらボールを追いかけた。 主な結果は次の通り。 ②五和サッカースポーツ少年団③島田第三・第四小サッカースポーツ少年団
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副町長に田村安氏 吉田町
吉田町議会は12日の臨時会で、副町長に海上保安庁出身の田村安正氏(58)を選任する人事案に同意した。同日付で就任し、任期は4年。田村氏は「古里に恩返しする機会をいただいた。施策の具現化に向けて誠心誠意取り組んでいきたい」と抱負を述べた。 田村安正氏(たむら・やすまさ)1984年、海上保安庁入庁。清水海上保安部長、羽田航空基地長などを歴任した。吉田町住吉出身。
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「ワンチームで王座奪還を」 吉田町チーム結団式【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に行われる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の吉田町実行委員会は7日夜、結団式を町内で開いた。選考を通過した選手らが集まり、健闘を誓い合った。 町の部連覇を狙った前回大会。町の過去最高タイムを記録したが、大会新を打ち立てた清水町に惜しくも敗れた。選手一人一人が意気込みを語り、キャプテンの鈴木拓己さん(40)は「ワンチームで大会に臨み、1位奪還を目指したい」と言葉に力を込めた。 今後、週に1回のペースで練習会を行う。選手団の最終打ち合わせは11月25日に行う。田村典彦町長は「代表選手に選ばれたことを誇りに思い、町民に勇気を与える走りができるよ
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市町対抗駅伝=「ワンチームで王座奪還を」 吉田町チーム 結団式
静岡市で12月2日に行われる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の吉田町実行委員会は7日夜、結団式を町内で開いた。選考を通過した選手らが集まり、健闘を誓い合った。 町の部連覇を狙った前回大会。町の過去最高タイムを記録したが、大会新を打ち立てた清水町に惜しくも敗れた。選手一人一人が意気込みを語り、キャプテンの鈴木拓己さん(40)は「ワンチームで大会に臨み、1位奪還を目指したい」と言葉に力を込めた。 今後、週に1回のペースで練習会を行う。選手団の最終打ち合わせは11月25日に行う。田村典彦町長は「代表選手に選ばれたことを誇りに思い、町民に勇気を与える走りができるよう備
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平和への誓い新た 吉田で戦没者追悼式
吉田町は6日、2023年度の戦没者追悼式を町学習ホールで開いた=写真=。遺族や自治会関係者ら約80人が参列し、407柱に哀悼の意をささげるとともに恒久平和への誓いを新たにした。田村典彦町長は式辞で「戦争の惨禍を繰り返さないことが私たちの使命」と強調した。遺族代表の石橋孝さん(77)=川尻=は「享受している平和と繁栄は、命を落とされた諸霊の尊い礎の上に築かれたものであることを忘れず、平和のために努力する」と述べた。
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【第2章】学校の防災① 体育館の冷房進まず 避難所 熱中症対策急いで【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
南海トラフ地震が起きれば、多くの小中学校体育館が避難所になる。空調やトイレなどの設備は十分か。南海トラフ地震臨時情報が発表された場合、学校活動は休止するのか。第2章では自主防災会会長の東海駿河さん(71)やその家族と共に、学校の防災課題を点検していく。 10月のある週末の晩。東海駿河さんと妻の伊豆美さん(66)は、同居している小学校教諭の長女富士子さん(33)と3人で食卓を囲んでいた。 「最近やっと少し涼しくなったけど、今年の暑さは異常だわ。県内も5月から真夏日(最高気温30度以上)が始まって5カ月近く。体育館も熱気がこもって、のぼせるほど暑いし」。富士子さんは長い夏の疲労がたまった表
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吉田の小学生 波乗り挑戦 牧之原・静波海岸で教室
吉田町の小学生を対象にしたボディボード教室がこのほど、牧之原市の静波海岸で開かれた。プロの指導を受け、児童らは波に乗る爽快感を味わった。 吉田町教委が展開するチャレンジ教室の一環で、町内の小学3~6年生が6月から練習を重ねている。同町在住のプロボディボーダー鈴木啓祐さん(42)らの指導を受け、児童らは波に乗る基本的な技能を繰り返し磨いた。 鈴木さんは「参加者のレベルは着実に上がっている。教室を通じて、海の魅力をもっと子どもたちに伝えていきたい」と話した。
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静岡県内の障害者50人 運転時の注意点学ぶ 吉田で教室
静岡県身体障害者福祉会は5日、県内に住む身体障害者を対象にした交通安全教室を吉田町の町健康福祉センター「はぁとふる」で開いた。県中部地区から集まった約50人が運転時の注意点を学び、安全に対する意識を高めた。 日本自動車連盟(JAF)静岡支部が協力した。シートベルトの効果を学ぶ装置の体験では、時速5キロで生じる衝撃を体感しながら、衝撃を分散させるためのシートベルトの適切な着用方法を学んだ。安全講話で同支部の職員は事故原因や危険予知の必要性を動画などを通じて説明し、「危険を予測するだけではなく、しっかりと行動に移すことが大切」と呼びかけた。
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吉田町副町長 田村安氏起用へ
吉田町は6日の町議会の議会運営委員会で、空席となっている副町長について海上保安庁出身の田村安正氏(58)=大津市=を起用する人事案を示した。12日の町議会臨時会に同案を提出し、同意されれば同日付で就任となる。 田村氏は1984年に海上保安庁に入った。2014年に清水海上保安部長に就任したほか、羽田航空基地長などを歴任し、10月に同庁を退職した。 副町長は前任の平井光夫氏(64)が任期満了で6月末に退任して以降、空席が続いている。
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記者コラム「清流」 スポーツの在り方
監督が怒ってはいけない大会―。聞きなじみのない理念を掲げたバレーボール大会が先日、吉田町内で開かれた。はつらつとした表情でプレーする選手の姿が印象的だった。 大会は元バレーボール女子日本代表の益子直美さんが発起人となり2015年から各地で展開。理念の狙いは選手のチャレンジ精神を最大限に発揮させることだ。学生時代を振り返ると、怒る指導は当たり前だった。選手のミスに激高し、給水ボトルを床にたたきつける指導者。萎縮する他チームの選手を見て「あんなコーチは絶対いやだ」と子どもながらに思った。 運営を担った指導者の一人は、自身の指導法を見つめ直す機会だと話した。スポーツにおいて勝利を目指す姿勢は大
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体育館の冷房導入進まず 静岡県内公立小中、設置率1.9% 避難所使用時熱中症の懸念
静岡県内の公立小中学校の体育館の冷房設置率が1・9%(昨年9月現在)と進んでいない中、夏に災害が発生した場合に避難所となる体育館での熱中症多発を懸念する声が防災の専門家らから上がっている。各市町の教育委員会は冷房が未整備の特別教室への完備を優先し、体育館は当面先となりそうな見通しだ。設置工事が不要でエアコンより安価なスポットクーラー(可搬式冷風機)を活用する例もある。 2日午後、吉田町の吉田中。屋外の温度計が29・4度を指す中、窓を閉めた体育館内で生徒が体育の授業を行っていた。1階の武道場とアリーナに計12基、2階のアリーナに16基のエアコン室内機が設置され、25度に設定された室内で生徒は
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乗合タクシー実証運行 吉田町 本格導入へ要望調査 「ぎゅっとカーよしだ」 3月末まで
吉田町は2日、町内全域などでデマンド型乗合タクシー「ぎゅっとカー よしだ」の実証運行を開始した。3月31日まで、乗車数や稼働率などを調査し、本格的な導入に向けて最適な運行方法を探る。 実証運行では町内外に約140カ所の乗降スポットを設け、利用者があらかじめ指定したスポット間を送迎する。電話やネットから予約することで、町内外問わず誰でも利用することができる。料金は300~500円。運行は東海タクシー(牧之原市)と平和タクシー(島田市)が担う。 町内の交通機能の強化や高齢者らの買い物や通院といった日常生活の支援を目的に2020年度から検討を重ねてきた。今回は12月までを前半、1~3月を後半と区分
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榛南写真クラブ 吉田で作品展 力作36点紹介
吉田町を中心に活動する榛南写真クラブ(塚本久雄代表)による作品展が6日まで、同町の県営吉田公園で開かれている。 同会が毎月実施する撮影会で訪れた県内各地の風景や人物写真など計36点を展示した。牧之原市の国指定重要無形民俗文化財「蛭ケ谷の田遊び」で披露される荘厳な舞の様子や、蓮華寺池公園(藤枝市)でアメンボが水面に作り出す水紋を捉えた力作が並び、来場者の関心を集めている。
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平井理事が退任 吉田町
吉田町は29日、今年6月末まで副町長を務めていた平井光夫理事(64)の退任式を町役場で開いた。 財務省出身の平井理事は2019年7月1日に副町長に就任。6月末に4年間の任期を終えた後も、理事として職務に当たっていた。退任式で平井理事は「現状に常に問題意識を持ってほしい。そして楽しく、明るく、この町を変えていってほしい」と述べ、田村典彦町長や職員に拍手で見送られた。 副町長の後任は未定で、現在人選を進めている。
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自然素材で素肌守る 薄手アームカバー アスカム(吉田町)【静岡ものづくり最前線】
大井川流域から切り出した間伐材を原料とした自然由来の機能性セラミック炭を染料に、オーガニックコットンで仕上げた薄手アームカバー。天然の優しい肌触りを保ちつつ、高い紫外線遮蔽(しゃへい)率を併せ持つ。 機能性セラミック炭はチップ状にしたヒノキやスギの間伐材とミネラルを多く含む特殊セラミックスを混ぜ合わせて炭化させた素材で、自然由来の炭でありながら消臭や調湿、保温効果などに優れるという。創業当初はインテリアや住宅の調湿材などの商材が中心だったが、「自然由来の素材を暮らしに生かしたい」との思いから、衣類業界にも参入した。 肌のケアを気にしがちな女性を中心に顧客を着実に伸ばしていたが保温、調湿効
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橋名板の盗難 吉田でも被害
吉田町は26日、同町川尻の高島橋に設置されていたブロンズ鋳造の橋名板1枚(4万6千円相当)が盗まれたとして、牧之原署に被害届を出したと発表した。 町によると、25日午前11時ごろ、周辺市町で橋名板の盗難が相次いでいることを受け実施したパトロール中に被害が発覚。橋名板は盗難防止のために特殊なボルトで固定していたが、何らかの工具を使用して外された形跡があったという。同日までに他の被害は確認されていない。 町は今後の対策として職員による巡回活動を強化していく方針。
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新聞の読み方 児童に指南 地元販売店が特別授業 吉田・中央小
吉田町の中央小で26日、新聞について学ぶ特別授業が開かれた。地元の塚本新聞店の塚本成男社長が講師を務め、5年生約100人が特徴や読み方を学んだ。 塚本社長は記事の探し方や見出しの重要性など新聞を読む上で基礎的な要素を説明したほか、地方紙と全国紙との違いについても解説した。2021年7月に熱海市で発生した土石流の被害を伝える紙面を時系列で児童に示し「事件や事故が発生した時だけではなく、原因を探りながらその後の変化までを伝えるのが新聞」と述べた。 加藤羽瑚さん(11)は「いろんな新聞を読み比べてみたいと思ったし、防災の勉強などでも活用していきたい」と話した。
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「防災レベル高めて」 楠城特任教授が講演 吉田町
吉田町は23日、県立大グローバル地域センターの楠城一嘉特任教授を招いた防災講演会を町学習ホールで開いた。楠城特任教授は「南海トラフ巨大地震の可能性と臨時情報について」と題して講演し、日頃から防災意識を高めていくことの必要性を強調した。 南海トラフ巨大地震についてプレート運動のメカニズムに触れながら解説。これまでの調査で推測されるマグニチュード(M)8クラスの発生率は今後30年以内に70~80%とした。楠城特任教授は現状では確度の高い地震発生予測をすることは困難としながらも、南海トラフ巨大地震の発生可能性が高まった場合に気象庁から発表される臨時情報について紹介し、「避難方法や備蓄を確認し、日
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親族承継の事例 若手経営者語る 静岡でセミナー
日本政策金融公庫静岡支店などはこのほど、事業継承の実例を紹介するトークセミナーを静岡市葵区の静岡商工会議所で開いた。県中部の企業や商工団体関係者など約60人が、親族内承継した若手経営者の思いや引き継いだ経緯などの話に耳を傾けた。 同区でホテルドルフ静岡を展開するダイオーの吉野倉康社長は、早期に先代社長の父から引き継ぐ意思を固めたと説明。現場仕事に従事しながら、金融機関との折衝など交渉にも同席し、段階的に経営ノウハウを学んだという。父は急逝し、新型コロナウイルス禍などの苦境にも直面。「事業の完成像を頭に描いてから着手しろ」との父の教えを胸に、ホテル屋上をバーベキュー会場に利用するアイデアや補助
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夕暮れ時事故防止 啓発グッズを配布 安協牧之原地区支部
静岡県交通安全協会牧之原地区支部は22日、秋の全国交通安全運動に合わせた啓発活動を牧之原市のスーパーカネハチ榛原店で行った。 同支部の交通安全指導員や女性部員らが参加した。夕暮れ時の早めのライト点灯などを呼びかけながら反射材付きのストラップや管内の事故発生状況をまとめたマップを来店客に手渡した。 同支部は交通安全運動期間中、牧之原市、吉田町内の商業施設で啓発活動を展開する。
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児童に走る姿勢伝授 元陸上選手がクリニック【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で行われる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の出場を目指す児童を対象にした「ランニング・クリニック」が23日、静岡市駿河区の草薙総合運動場で開かれた。第一生命グループ女子陸上競技部元選手の二宮美幸さん(36)=神奈川県=が講師を務め、児童に正しいフォームなどを指導した。 二宮さんは、肩や背中、股関節回りをほぐす効果的なストレッチを解説した後、突っ張り棒やラダー(縄ばしご)を使い、腕の振り方や足を降ろす位置などを細かく解説した。「普段の姿勢でも左右のバランスや力の掛かり方に注意して真っすぐ立つように」と、日頃の心がけをアドバイスし、競技中には「
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12議案可決、認定 吉田町議会閉会
吉田町議会9月定例会は22日、最終本会議を開いた。2022年度町一般会計歳入歳出決算案など計12議案を可決、認定し閉会した。
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吉田の住民4634人が「交通安全の誓い」 牧之原署へ提出
吉田町の北区交通安全会(原幸雄会長)は21日、地区住民4634人が署名した「交通安全の誓い」を牧之原署に提出した。 秋の全国交通安全運動の一環として、反射材の活用▽飲酒運転の根絶▽思いやりの気持ちを持って運転する―など7項目を実践すると誓った。高橋宏文署長に署名を手渡した原会長は「商業施設の進出もあり地区内の交通量が大幅に増えている。事故防止を呼びかけていきたい」と話した。
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商工中金と静岡銀行 吉田の菊地工業に災害対応型融資枠
商工中金静岡支店と静岡銀行吉田支店はこのほど、吉田町の産業用ベルト製造「菊地工業」に、大規模災害時でも貸付が可能な総額10億円の災害対応型協調融資枠を設定した。 商工中金と県内金融機関による同様の協調融資枠設定は初めて。一般的に大規模災害時は金融機関の貸付不能事由とされているが、今回の協調融資は震度6弱以上の地震や、災害救助法が適用される水害などが県内で発生した場合でも迅速な資金調達が可能となる。 同社は1950年設立。2011年にタイで発生した水害の際、現地子会社が大きな被害を受けた。今回の締結は事業継続計画(BCP)の一環となる。
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第三静岡学園 通信制高校「なごみ高」開設へ
静岡市駿河区の学校法人第三静岡学園が、専修学校の静岡学園早慶セミナー(同区)を来年3月末で廃止し、来年4月に通信制・単位制の高校「静岡学園なごみ高」(仮称)を開設する方針を固めたことが14日までの関係者への取材で分かった。認可されれば県内に法人本部を置く私立の通信制・単位制の高校はキラリ高(吉田町)に次いで2校目になる。 新校は早慶セミナーの施設を活用し、開設に伴い教員を増員してスクールカウンセラーも配置する方針。入学定員は1学年80人を予定し、中学校や高校で出席日数が少なかったり、不登校だったりした生徒の受け皿を想定しているという。学校設置計画は8月の県私立学校審議会で承認された。 単
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新興企業向け施設の設備視察 牧之原、吉田で移動知事室
静岡県中部を対象にした「移動知事室」がこのほど、行われた。川勝平太知事が牧之原市と吉田町の企業や事業所などを視察し、政策課題や県政に対する要望について関係者と意見を交わした。 牧之原市のスタートアップ(新興企業)向けのコワーキング施設「まきのはらインキュベーションセンター」を訪問し、施設内の設備や機能を視察した。運営事務局を務める出縄良人代表とお茶や静岡空港といった市内の特色を踏まえた今後の施設運営についても議論した。川勝知事は2日間の視察を振り返り、「地元に密着したアイデア、力が顕在化しつつある」と述べた。 このほか、産業用ロボットシステム設計製造「ヤナギハラメカックス」(吉田町)、地
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吉田町 中学部活、休日の地域移行 2026年度初頭目標に
吉田町は14日の町議会9月定例会で、中学部活動の休日の地域移行について、2026年度の初頭を目標に進めたいとの考えを示した。八木栄氏の一般質問への答弁。 町内の公立中学は吉田中(住吉)の1校で、本年度の全校生徒は784人。町によると、21年度から部活動への加入、未加入の判断を原則自由とし、23年度の加入率は76・3%となっている。生徒数が減少傾向にある中、地域に活動の場がある部活については計画的に廃部を進めていて、来年度以降、弓道部と水泳部は廃部予定という。 町教委は本年度、「吉田町部活動の在り方協議会」を発足。町内のスポーツ、文化団体関係者や学校関係者、保護者らを委員としてアンケートな
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写実絵画の大作47点 県立美術館で白日会静岡支部展
写実絵画を追求する美術団体「白日会」の静岡支部展が18日まで、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで開かれている。 3月に都内で開かれた全国展の出品作と、同支部一般会員の計47点を展示している。油彩、水彩、版画の大作が並び、風景画は自然の厳しさ、里山の静寂さを丹念に描き、人物画は女性の美しいたたずまいを引き出した。 西谷之男支部長(吉田町)は「写実表現は描写を超え、調和の取れた世界観が魅力。作家の個性が作品にどう反映されているか、見てもらいたい」と話す。
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吉田町議会 9月14日一般質問
吉田町議会9月定例会は14日、一般質問を行い、6氏が登壇する。 質問者と主な項目は次の通り。 平野積①町の人口変動▽山内均①町文化財、史跡、工芸品の保存、継承▽楠元由美子①シーガーデン▽大石裕之①多文化共生と企業と町の役割▽蒔田昌代①町の障害者福祉②大幡川幹線の道路改良事業▽八木栄①中学部活動の地域移行
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教員が地域連携の成果発表 スポーツ実施率向上など7事業 常葉大
常葉大地域貢献センター(静岡市駿河区)はこのほど、教員による地域連携事業実施報告会を静岡草薙、浜松両キャンパスで開いた。連携事業に参加した民間企業や自治体の関係者ら約100人が会場やオンライン上で耳を傾けた。 学生や地域の企業と連携し、昨年1年間に取り組んだ7事業について説明した。全国平均を下回っている吉田町のスポーツ実施率の向上事業や、多文化共生社会実現へ向けたオンライン日本語講座など、多様な分野の事業での成果を発表した。質疑応答も行い、地域の特性を生かした事業展開を目指して活発に意見交換した。
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教員が地域連携の成果発表 スポーツ実施率向上など7事業 浜松・常葉大
常葉大地域貢献センター(静岡市駿河区)はこのほど、教員による地域連携事業実施報告会を静岡草薙、浜松両キャンパスで開いた。連携事業に参加した民間企業や自治体の関係者ら約100人が会場やオンライン上で耳を傾けた。 学生や地域の企業と連携し、昨年1年間に取り組んだ7事業について説明した。全国平均を下回っている吉田町のスポーツ実施率の向上事業や、多文化共生社会実現へ向けたオンライン日本語講座など、多様な分野の事業での成果を発表した。質疑応答も行い、地域の特性を生かした事業展開を目指して活発に意見交換した。
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マイナ要精査、自治体の2割 静岡県内は県と5市町、ひも付け確認
デジタル庁は6日、マイナンバーの総点検で、各種情報とのひも付けに誤りがないかどうか個別データの精査が必要なのは、全体の約2割に当たる332自治体と発表した。県内は、静岡県と静岡、浜松、熱海、富士の各市、吉田町。今後、自治体は障害者手帳や税金などに関するデータの確認を進める。原則11月末までの完了を目指すが、確認に時間がかかり、長引く可能性もある。 障害者手帳はひも付け誤りが相次いだため、事務を担う47都道府県や20政令指定都市などに全数の精査を要請。税金や児童手当など他の項目は、ひも付け作業の際に本人確認が不十分だった自治体を対象とした。 デジタル庁は8月下旬時点で対象自治体を「400~
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消防士殉職火災から1年 誠心誠意の対策求める【記者コラム 黒潮】
「夫は危険な場所に出動するのが仕事だから一生懸命支えてあげたい」。10年ほど前に県内の消防に勤める友人の結婚式に参列した際、お相手の新婦があいさつで涙ながらに語っていた。火災や救助など過酷な現場で活動する新郎の無事を願ってやまない新婦の言葉からは、常に不安と闘っているように感じ取れた。最愛の家族が業務中に命を落とす最悪の事態は想像もしたくないだろう。 静岡市消防局駿河特別高度救助隊の山本将光さん=当時(37)=が殉職した昨年8月の同市葵区呉服町の雑居ビル火災から1年余りがたった。同消防局管内では2020年7月にも、吉田町の「レック静岡第2工場」で発生した火災で屋内進入した消防隊員3人と警察
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志太榛原で総合防災訓練 地域と命守る、意識新た
防災週間(8月30日~9月5日)に合わせ、志太榛原地域の各市町や自主防災会などは3日、地震などの大規模災害を想定した総合防災訓練を各地で実施した。災害発生時の応急対策を確認し、地域防災力の向上を図った。 川根本町、ドローンで物資迅速に 川根本町では南海トラフ地震の発生を想定し、孤立した集落に小型無人機で物資を届ける実証実験を行った。町によると、防災訓練でドローンによる物資輸送を実施したのは県内初。 同町役場と旧南部小(同町下長尾)から、災害時に集落の孤立が想定される同町山間地の尾呂久保地区と壱町河内地区に、それぞれ非常食1・7キロを届けた。到着場所には周辺住民が集まり、物流専用ドロー
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吉田町議会が開会
吉田町議会9月定例会が1日、開会した。会期を22日までの22日間と決め、2022年度町一般会計歳入歳出決算認定案など13議案を上程した。 一般質問は14日を予定している。
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暑さのピーク過ぎても警戒 海の事故 迅速救出へ連携強化 吉田漁港で2消防署
静岡市消防局吉田、牧之原の両消防署は29日、合同の水難救助訓練を吉田町の吉田漁港で行った。多発する海の事故に迅速に対応するため、隊員らが連携強化を図った。 釣りをしていた男性2人が高波にさらわれ落水し、1人が沖に流され、もう1人が海中に沈んだと想定した。訓練には両署の特別救助隊を含む隊員約20人が参加し、海上を漂う要救助者のもとに水上バイクで駆け付けて救助したほか、視界を遮るヘドロを巻き上げないよう海中を捜索し、誘導ロープやクレーンを使用してもう1人の要救助者を安全に地上に引き上げた。 吉田消防署の池田嘉典署長は「暑さが過ぎ去るまでは水難事故の発生は高い。関係機関との連携や消防広域のメリット
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国道150号BP 整備促進要望 国に志太榛原3首長
牧之原市の杉本基久雄市長、御前崎市の柳沢重夫市長、吉田町の田村典彦町長が29日、国土交通省で西田昭二政務官と面会し、志太榛原地区の国道150号バイパス(BP)の整備促進を要望した。事業中区間の着実な工事進展と未着手区間の事業化を通じて、全線4車線化による供用を早期に実現するよう訴えた。 焼津市から牧之原市にかけての駿河海岸の津波、高波対策なども、予算を確保して進めるよう求めた。杉本市長らは、BPと海岸保全施設が同時並行的に整備されることで、地域の防災力向上や住民の安心・安全につながると説明した。 西田氏は「重要性は理解している」と述べ、国土強靱化(きょうじんか)の観点からも前向きに取り組む姿
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学校廃材でベンチ完成 校内の憩いの場に 吉田・中央小児童ら挑戦
吉田町の中央小学校運営協議会はこのほど、学校の廃材を活用したベンチ製作イベントを同校で開いた。 昨年度から導入する「コミュニティ・スクール(CS)」活動の一環として開催し、学校と住民とのつながりをより一層深めることが狙い。ベンチの骨組みには学校で使われなくなったイスを使用。参加した児童や保護者、CSディレクターはさび取りや再塗装を行った後、竹材とつなぎ合わせて完成させた。今後は校内に設置し、児童や地域住民の憩いの場として使用するという。 (榛原支局・足立健太郎)
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港照らす花火華やか 町民魅了 吉田町港まつり
第33回吉田町港まつり・花火大会(町観光協会主催)が25日夜、吉田漁港で開かれた。約2千発の花火が軽快な音楽に合わせて次々に打ち上がり、訪れた町民を魅了した。 今回は新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた港内でのイベントを4年ぶりに開催した。会場にはシラスなどの地場産品を販売するブースが並んだほか、地元のダンスや和太鼓団体によるパフォーマンスも披露された。
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脱炭素 5市2町で推進 来年の公募に参加目指す 静岡市で首長会議
連携中枢都市圏を形成する静岡県中部5市2町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原各市と吉田、川根本両町)は22日、静岡市葵区で首長会議を開いた。同市内の3カ所が選ばれている国の「脱炭素先行地域」に関し、各市町の観光施設の脱炭素化を進め、圏域としても選定を目指すことを確認した。2024年2月と8月ごろに予定されている次回の公募に向け、難波喬司静岡市長は「覚悟を持って取り組む」と強調した。 各市町は太陽光発電や再生可能エネルギーの導入可能性がある脱炭素拠点候補施設の選定を進めている。国が広域的な取り組みを推進していることを踏まえ、難波市長は「各自治体が先行的に事業をやっている。良いものはまねをして全
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多彩な水彩画188点並ぶ 静岡県立美術館で県協会展、27日まで
静岡県水彩画協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、静岡市駿河区の県立美術館で始まった。一般、会友など4部門に出品された作品187点と遺作1点を展示している。27日まで。 30~90代の出品者による多彩な作品が並ぶ。一般の部で最高賞の県水彩画協会賞に選ばれた岡本雪江さん=菊川市=の作品「酒造所の春」は、濃淡の異なる色を重ねて満開の桜を巧みに表現した点が評価された。 同協会の羽根田英世会長(77)=島田市=は「発色が良い透明水彩、油彩画のような力強い仕上がりのアクリル絵の具、それぞれの魅力を感じ取ってもらえたら」と来場を呼びかけた。 その他の主な入賞者は次の通り。 【一般】新人賞
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無免許死亡ひき逃げ認める 静岡地裁公判で男
焼津市内で5月下旬、乗用車を無免許運転し、路上に座っていた男性をはねて死亡させ、そのまま逃走したとして、自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた静岡市駿河区の男(20)=事件当時(19)=の初公判が21日、静岡地裁(国井恒志裁判官)で開かれ、男は起訴内容を認めた。 検察側は冒頭陳述などで、男が運転免許を取得したことがなかったと指摘。乗用車は当初友人が運転していたが、途中で交代した男が、前照灯を消してフォグランプのみ点灯した状態で、前方左右を注視せず、安全確認が不十分なまま時速35~40キロで漫然と走行していたと述べた。路上に男性を見つけて急ブレーキをかけ
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「吉田町港まつり 花火大会」が延期 23日から25日に
吉田町観光協会は21日、同町の吉田漁港で23日に開催予定だった「吉田町港まつり・花火大会」を25日に延期すると発表した。23日は降雨が見込まれるため決定した。25日も花火は午後7時25分からと同8時20分からの2部構成で行う。
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記者コラム「清流」 二度あることは三度?
数十年に一度だけ開花するとされる中南米原産の植物「リュウゼツラン(竜舌蘭)」。昨年、牧之原市の石雲院で初めてその姿を目にしたが、今年も開花の知らせを伝えることができた。 天高く伸びる花柱の先端には黄色い小さな花が咲き、輝きを放った後に株は枯死するという。植物の力強さと美しさ、そしてはかなさを兼ね備える何とも言えない素晴らしさがある。今年開花したのは吉田町の東名高速道吉田インターチェンジの入り口に植えられていた株。週に一度は通る場所であったが、地域住民からの知らせがあるまで全く気付かなかった。 幸運に巡り合わせてくれた住民に感謝するとともに、次こそは自分の力で発見したい。二度あることは三度
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吉田町港まつり・花火大会 23日開催 4年ぶりに港内イベント
吉田町港まつり・花火大会(町観光協会主催)が23日、同町の吉田漁港で開かれる。新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた港内でのイベントも4年ぶりに開催する。 会場ではシラスなどの特産品バザールをはじめ、ダンスや太鼓演奏のパフォーマンスが行われる。花火は午後7時25分からと、同8時20分からの2部構成で約2千発を打ち上げる。 会場付近に駐車場はなく、当日は吉田町公園西側町有地などから無料シャトルバスを運行する。 問い合わせは同観光協会<電0548(33)2122>へ。
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怒ってはいけないバレー大会 指導者のパワハラ撲滅へ 吉田で開催
暴言などスポーツでのハラスメント撲滅を目指し、「監督が怒ってはいけない大会」と題したバレーボール大会がこのほど、吉田町の町総合体育館で開かれた。指導者らは前向きな声かけで選手らのプレーを後押しした。 テーマに掲げた「怒ってはいけない大会」の開催は、元バレーボール女子日本代表の益子直美さんが代表理事を務める一般社団法人(福岡県)が中心となって2015年から全国各地で展開している。県内では初の試みで、「最大限に楽しむ」「怒らない」「チャレンジする」の理念に賛同した県内の大学や高校、クラブチームの指導者有志らが大会を主催し、大学、高校、社会人から女子14チームが参加した。 会場内では白熱した
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浄化槽保守点検業の日新栞盈工業 民事再生法を適用 吉田で廃棄物収集運搬
吉田町の浄化槽保守点検業の日新栞盈(かんえい)工業(同町)が民事再生法の適用を受け、再生手続きを進めていることが10日までに、分かった。同社は町の一般廃棄物収集運搬業の許可業者になっている。 信用調査会社によると、同社は1961年創業。町内を主な営業エリアとして一般住宅や施設などの浄化槽清掃、点検業務を行っている。2006年にホテル事業を始めるなど事業の多角化を進めたが、資金繰りが逼迫(ひっぱく)したとみられる。同社は現在も営業を続けている。 町の一般廃棄物処理実施計画では本年度は約1万2千キロリットルの汚泥類の発生が見込まれていて、現在は同社を含め2社がし尿・浄化槽汚泥の一般廃棄物収集
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9月8日牧之原で川勝知事と意見交換 参加者募る
静岡県は9月8日午後1時半~3時に牧之原市の坂部区民センターで開く知事広聴「平太さんと語ろうin牧之原市・吉田町」の参加者を募集している。9月1日まで。 米国オリパラ委員会の元日本駐在員で、現在は牧之原市シティプロモーションアドバイザーとして、スポーツ選手との交流などを通じた地域活性化に携わるジョン・オオモリさんら4組が登壇して活動を紹介する。知事と地域課題の解決などに向けて意見交換する。 参加無料。定員150人。聴講希望者は電話やメールで県広聴広報課県民のこえ班に申し込む。オンライン視聴も可能。問い合わせは同班<電054(221)2235>へ。
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乗合タクシー 実証実験へ 10月から、吉田町
吉田町は10月から、町内全域などでデマンド型乗合タクシーの実証実験を開始する。7日の町政連絡会で明らかにした。 町内の交通機能の強化や高齢者らの買い物や通院といった日常生活の支援が目的で、期間は10月2日から3月31日までの半年間(年末年始は運休)。12月までは午前8時~午後4時半の運行とし、1月以降は午前6時~午後8時まで運行時間を延ばす。1月からの実証実験では朝は半定時定路線、日中は利用者の指定した乗降スポット間を送迎するなど、時間帯ごとに運行形態を変更して利用動向を調査するという。料金は300~500円を見込み、電話やネットから事前予約が必要となる。 今後は乗降スポットを正式に決定した
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薬局内で涼んで 杏林堂 静岡県内5店舗 9月末まで
ドラッグストアの杏林堂薬局はこのほど、熱中症予防のための避暑用施設「クーリングシェルター」の提供を県内5市町の5店舗で始めた。営業時間中に常時空調が効いた店内のイートインスペースを涼める休憩場所として開放する。9月末までの予定。 市町が公共施設や商業施設などをクーリングシェルターとして指定できる改正気候変動適応法が来年にも施行されるのを前に、包括連携協定を結ぶ市町と連携して実施した。鷲津店(湖西市)、袋井下山梨店(袋井市)、浜岡店(御前崎市)、藤枝清里店(藤枝市)、吉田店(吉田町)に設けた。5店舗とは別に、静岡松富店(静岡市葵区)は店舗独自の取り組みとして行う。 各シェルターでは、ポスタ
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JR東日本と町職員 合同研修 「吉田町 より良いまちに」意見交わす
JR東日本(東京都)の社員と吉田町職員がこのほど、人材育成を目的とした合同研修会を町内で行った。グループ討議や、その成果を発表するプレゼンテーション大会を通じて町の課題に対して施策を検討した。 研修には同社社員と町職員の若手約50人が参加。グループごとに町が示した課題「展望台小山城周辺の観光振興策」「移住・定住につながる新たな教育施策」について、町内関係者へのヒアリングなどを実施しながら施策案を考えた。最終日のプレゼン大会では地元企業の協力を得て小山城を中心としたアクティビティパークの設置、ICTを活用した学外との交流授業の開催など、町の特色を踏まえた計画を立案した。 研修は同社が2009年
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暑さに負けず花開く リュウゼツラン2株開花、感激も倍 吉田IC前
吉田町の東名高速道吉田インターチェンジ(IC)前で数十年に一度だけ開花するとされる中南米原産の植物「リュウゼツラン(竜舌蘭)」が2株同時に開花し、地域住民らを喜ばせている。 高さ5メートル程までに成長し、天高く伸びた茎の上部に黄色い花を咲かせている。敷地を管理する中日本高速道路静岡保全・サービスセンターによると、約15年前に東名高速道静岡ICに植えられていたリュウゼツランから株分けしたという。吉田ICの近くに住む山内弥寿夫さん(76)は「貴重な機会に巡り合えた」と笑顔を見せた。
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地域と芸術家 高め合い交流 静岡県内、アート・ワーケーション定着
静岡県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」が手がける地域住民とアーティストの交流促進事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」が3年目を迎え、取り組みが定着しつつある。2023年度は県内のNPOや自治体、企業など17団体がアーティストの受け入れに手を挙げ、表現の幅を広げたいと各地から100人以上のアーティストが応募した。ACしずおかは「全国的に認知されてきている」と手応えを口にする。 MAWは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」を行うアーティストに、地域の団体を紹介する。受け入れ先でアーティストによる地域の魅力発信、関係人口の増加、
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飛べ!! 自作水ロケット 吉田でイベント 親子ら飛距離競う
吉田町の理科実験体験施設「ちいさな理科館」は29日、開館13周年を記念したイベント「ちいさな理科館の日」を開いた。町内外から多くの親子連れが訪れ、科学への興味関心を深めた。 空気の圧力によって水がはじき出される推進力を利用する水ロケット飛ばしのコーナーでは子どもたちが自作のペットボトルロケットを用いて飛行距離を競った。好記録が飛び出すと会場から歓声が上がった。藤枝市から訪れた小長谷春貴君(7)は「羽の長さを調整したり、飛ばし方を調べたりと工夫した。良い記録が出てうれしい」と笑顔で話した。 このほか館内ではストローを使った飛行機や人工イクラの製作体験なども行われた。
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設計図作成や大工に挑戦 吉田 子どもたちが職業体験
子ども向け職業体験イベント「伝」(実行委主催)が29日、吉田町内各所で開かれた。「はたらくって、カッコいい」をコンセプトに町内18の企業などが仕事場を開放し、ものづくりの楽しさや働く喜びを伝えた。 参加事業所は建設会社や木工製品の製造・販売、美容院など幅広く、業種ごと多彩なワークショップを企画した。長谷川建設(同町神戸)では設計図の作成や大工体験会が催され、子どもたちは社員の手ほどきを受けながら作業に励んだ。 新型コロナウイルスの影響でイベントの開催は4年ぶり。実行委員長の田中洋さん(44)は「仕事をすることの楽しさに加えて、地元企業の特色を知ってもらえたらうれしい」と話した。
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吉田の堀本さん 孫とパステル画展 7日まで掛川
パステル画講師の堀本芳乃さん(60)=吉田町=が小学6年生の孫(11)と共に企画した2人展が29日、掛川市八坂の事任八幡宮で始まった。8月7日まで。 自閉スペクトラム症がある孫が3年間にわたって描きためた作品を含む約60点を展示している。夏の暑さを想起させる海やクリームソーダなどが題材。色鮮やかで幻想的な作品が来場者を楽しませている。 堀本さんは「孫の作品が思った以上に多かった。配色の素晴らしさを見てほしい」と話す。パステル画の体験会も行っている。
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働く喜び、子どもに「伝」 地元企業が体験イベント 吉田町
子ども向け職業体験イベント「伝」(実行委主催)が29日、吉田町内各所で開かれた。「はたらくって、カッコいい」をコンセプトに町内18の企業などが仕事場を開放し、ものづくりの楽しさや働く喜びを伝えた。 参加事業所は建設会社や木工製品の製造・販売、美容院など幅広く、業種ごと多彩なワークショップを企画した。長谷川建設(同町神戸)では設計図の作成や大工体験会が催され、子どもたちは社員の手ほどきを受けながら作業に励んだ。 新型コロナウイルスの影響でイベントの開催は4年ぶり。実行委員長の田中洋さん(44)は「仕事をすることの楽しさに加えて、地元企業の特色を知ってもらえたらうれしい」と話した。
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海岸美化に貢献 吉田の団体表彰 葵区、静岡河川事務所
国土交通省静岡河川事務所は27日、河川や海岸の美化活動に尽力した団体に対する表彰式を静岡市葵区の同事務所で開いた。 焼津市から牧之原市まで続く駿河海岸のうち吉田町の住吉工区の清掃に貢献した地域活動支援センター「レタスクラブ」(同町)に、同事務所の阿部聡所長が「中部地方整備局長表彰」の感謝状を伝達した。 同町で就労継続支援施設を運営する同クラブは利用者が約10年間にわたり、近隣の海岸や河川を清掃し続けた功績が評価された。利用者代表の良知教文さん(65)は「きれいな状態だとごみを捨てにくい。海岸をきれいに保つため活動を続けていきたい」と話した。 同表彰は、7月の「河川・海岸愛護月間」に合わせて毎
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吉田町長新型コロナ感染 28日まで在宅勤務
吉田町は25日、田村典彦町長(79)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。28日まで在宅勤務となる。町によると、23日夜に発熱し24日に感染が判明した。在宅期間中、職務代理は置かず連絡体制を確保しながら公務に当たるという。
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静岡県人口363万3773人 増加は袋井、長泉、吉田
総務省が26日付で公表した人口動態調査によると、住民基本台帳に基づく今年1月1日時点の本県の総人口は全国の都道府県で10位の363万3773人だった。前年から2万4602人(0・67%)減った。減少数は北海道、兵庫県に次いで3番目に大きかった。少子化の加速に加え、県外への流出に歯止めがかかっていない状況が続いている。 総人口の内訳は日本人353万747人、外国人10万3026人。外国人が前年から8238人(8・69%)増と2年ぶりに増加に転じたのに対し、日本人は3万2840人(0・92%)減った。2018年に対する直近5年の日本人の減少率は19年の0・63%から年々拡大傾向にあり、今年は3
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経営基盤強化へ改革を ハイナン組合長 八木達良さん【JA新トップに聞く】
-管内の特徴と課題は。 「温暖な気候や広い農地に恵まれた管内では茶をはじめ、レタスやイチゴなどさまざまな農作物が盛んに生産されている。近年では沿岸部を中心にサツマイモの産地化に注力している。農業従事者の高齢化、離農は慢性的な課題だ。特に主要作物の茶では価格低迷、肥料や燃油など生産コストの高騰もあり厳しい状況下に置かれている。歴史ある茶業を守るため、販路拡大や大手ドリンクメーカーとの契約栽培の安定生産などに引き続き努める」 -農業振興への方策は。 「本年度から始まった2カ年計画では産地の維持、拡大に向け、主要作物ごと明確な目標を定めた。吉田町では茶園転換畑地化に取り組み園芸団地として約2
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春夏連続 全国出場 初倉ソフトスポ少 健闘誓う 島田
第37回全日本小学生男子ソフトボール選手権大会(29日~8月1日、福島県)に出場する初倉ソフトボールスポーツ少年団が21日、島田市役所を訪れ、染谷絹代市長らに健闘を誓った。 同少年団は5~6月に吉田町で開催された県大会で準優勝し、春夏連続で全国大会への出場を決めた。県大会では初戦から準決勝まで1点差の接戦をものにし、粘り強い戦いで勝ち上がった。 選手15人が「三振を取りたい」「打ってチャンスを広げたい」などと一人ずつ抱負を述べた。唯一の6年生でショートを守る中村龍太主将(初倉南小)は「あきらめずに全力で仲間とプレーする」と意気込んだ。 染谷市長は「一人一人具体的な目標を持っている。仲間を信じ
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空港新駅実現へ 新会長に増田氏 地域開発すすめる会
静岡空港周辺の6市2町の商工会議所や商工会、青年会議所でつくる「富士山静岡空港と地域開発をすすめる会」は20日、本年度の総会を牧之原市内で開いた。役員改選に伴い新会長に増田学吉田町商工会長が就いたほか、新幹線新駅実現に向けた活動を事業計画に盛り込んだ。 事業計画では空港の利用推進とともに周辺地域振興に向けた事業を継続していくほか、空港への新駅設置を目指した要望活動などにも取り組むとした。増田会長は「コロナが明け、大変な重責だと感じている。ご理解とご支援をお願いしたい」とあいさつした。周辺市町の首長を代表して登壇した杉本基久雄市長は「新駅構想とリニア問題は別問題」と強調した上で「空港施設として
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「吉田町をかたるメールに注意を」 不正アクセスで呼びかけ
吉田町は20日、同町が使用するメールシステムが不正なアクセスを受けたと明らかにし、町をかたる不審なメールに注意を呼びかけている。20日の時点では情報漏えいなどの被害は確認されていない。 町によると、18日夜から19日の未明までの間、同町防災課のメールアドレスを装ったメールが1159件送信されていたという。20日までに内部調査を行った結果、不正なアクセスを受けたと判断した。宛先はランダムに設定されていたとみられ、半数以上が送信エラーの状態という。同町総務課は「なりすましの可能性のあるメールのリンクや添付ファイルは絶対に開かず、削除してほしい」と注意喚起している。
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屋台で優美に舞踊 吉田・八幡津島神社 16日まで夏季例大祭
吉田町川尻の八幡津島神社と周辺で15日、夏季例大祭が始まり、神事に加え地区内を鮮やかに彩られた屋台が回った。16日まで。 屋台を法被姿の若者が力を合わせて引き回し、各所で横笛や太鼓の音色を響かせた。屋台上では着物を着飾った女性による舞踊も披露され、多くの見物人が集まった。 16日にはみこしの渡御が行われる。法被にふんどし姿の若者が練り歩く「奴(やっこ)道中」は今年も中止する。
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新聞使ってバッグできた 藤枝・青島北小4年生 エコの大切さ学ぶ
藤枝市立青島北小の4年生約90人が12日、環境をテーマにした総合学習の一環で、新聞紙を活用してエコバッグの製作に取り組んだ。保護者と共に作業を通じて、エコの大切さを学んだ。 吉田町の塚本新聞店と藤枝市の薮崎新聞店藤枝営業所育伸社が協力して実施した。児童は本紙の8日朝刊の広告紙面「駿府城夏まつり」を使ってバッグ作りに挑戦。塚本新聞店の塚本成男社長の指導を受けながら、丁寧に新聞紙を折り、のり付けをして完成させた。 曽根優さん(9)は「のり付けが大変だったけど、楽しかった。水筒などを入れて旅行に持っていきたい」と笑顔を見せた。 (藤枝支局・青木功太)
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環境教育指導者 静岡県が養成講座 8月から
静岡県は、小学生などを対象にした環境教育の指導者養成連続講座を8月5日から12月10日まで全10回開催する。静岡市高山市民の森(静岡市葵区)や県立吉田公園(吉田町)での実習を通じて必要な技術や知識を学ぶ。修了者は県から「森林環境教育指導者」の認定を受ける。 県内在住か在勤の18歳以上が対象で、8回以上受講し、修了後に指導者として活動することが条件。定員20人で、希望者は7月16日までに県ホームページなどから申し込む。問い合わせは講座事業の委託を受けたNPO法人ホールアース自然学校<電0544(66)0152>へ。
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吉田・工場火災3年 犠牲の4人追悼、関係者ら再発防止誓う
吉田町川尻の日用品メーカー「レック静岡第2工場」で2020年に発生し、消防士と警察官の4人が殉職した火災から3年を経た5日、レック(本社・東京都)や静岡市消防局の関係者らが各地で犠牲者を追悼するとともに、再発防止への誓いを新たにした。火災を巡っては事故当時の製造部門の責任者が業務上失火と業務上過失致死傷の罪で在宅起訴されたが、レック側は「社員に責任は問えない」との主張を崩していない。 レックは火災のあった工場跡地近くに建てられた慰霊碑前で追悼慰霊式を行った。社員ら185人が参列し、殉職者を表す4本の石柱からなる「誓いの塔」の前で黙とうをささげた。貝方士利浩専務が「二度と事故を発生させない
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「子どもの居場所」静岡に整備 NPO法人が常設施設 県のふるさと納税利用
静岡市内で子ども食堂を運営するNPO法人「静岡市子ども食堂ネットワーク」(駿河区)はこのほど、県のクラウドファンディング型ふるさと納税制度を活用して同区中田に「子どもの居場所」として整備した常設施設を公開した。県や賛同企業の関係者ら約30人が参加し、完成を祝った。 同施設は新聞販売店などに使われてきた平屋建ての空き店舗を改装。対面式キッチンが設けられ子ども食堂として使われるほか、学習支援、保護者からの相談受け付けなども含めて週2回程度の稼働を想定する。同市葵区の家具製造「ユーロ工房」が施設内で展示販売する家具や、ダイドードリンコ中部営業部(吉田町)が置く飲料自動販売機の売り上げの一部が、施
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空き家対策で協定 吉田町と県司法書士会
吉田町と県司法書士会はこのほど、空き家対策の推進に関する協定を結んだ。施策の円滑な実施や空き家の管理不全の発生防止に連携して取り組む。 町は空き家の相続や登記に関する相談を受けた際に同会を紹介するほか、総合的な相談会などを開催する。同会は相談会への会員派遣や町内の空き家に関する情報提供などでも協力する。町役場で田村典彦町長と井上尚人会長が協定書を交わした。田村町長は「少子高齢化が進む中、空き家の増加は避けられない。力を借りて解決の方法を探りたい」と話した。
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リニア解決へ 川勝知事、JR社長に会談要望「2人だけで」 静岡県議会答弁
静岡県議会6月定例会は29日、公明党県議団の蓮池章平氏(沼津市)が代表質問を、山本隆久氏(無所属、浜松市南区)、大石健司氏(自民改革会議、牧之原市・吉田町)、木内満氏(同、富士宮市)が一般質問を行った。川勝平太知事はリニア中央新幹線トンネル工事を巡る問題の解決に向け、JR東海の丹羽俊介社長とのトップ会談が「難局打開、信頼醸成のために重要」との認識を示し、「2人だけでぜひ会いたい」と社長に“ラブコール”を送った。蓮池氏への答弁。 川勝知事はリニア問題の早期解決には「まずは県専門部会で科学的、工学的議論を進めてもらうことが重要」とした上で、トップ会談について「重要な局
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吉田・住吉小児童 不審者対処を実践 走りながら大声「助けて」
吉田町の住吉小は28日、不審者への対応方法を学ぶ実践講座「あぶトレ」を同校で開いた。全校児童約400人が、犯罪に巻き込まれないための知識を身に付けた。 県防犯アドバイザー協会の会員が講師を務め、怪しい人物の特徴や危険な場所を「はちみつじまん」「ひまわり」といった語呂に合わせて説明した。講話の後、児童らは実際の場面を想定して対処法を実践。危険を察知した際は対象者から一定の距離を保ったり、「助けて」と大声を上げて走ったりした。不審者に遭遇した友人を助ける練習なども行った。6年の金井竜之介君は「自分の身を守るだけではなく下級生や周りの友達を助けられるよう、何かあったときには学んだことを生かしたい」
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吉田町 次期副町長「10月めどに示す」
吉田町の田村典彦町長は27日の定例記者会見で、30日付で退任する平井光夫副町長(63)の後任について「10月をめどに議会に示したい」と述べた。 財務省出身の平井氏は2019年7月1日に副町長に就任。30日付で4年間の任期を終える。副町長が不在となる期間の対応として平井氏が理事として町に残り、引き続き職務に当たるという。
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遺贈希望者支援 金融機関と連携 吉田町、協定結ぶ
吉田町はこのほど、死後に残った財産を遺言によって寄付する「遺贈」を希望する町民を支援するための協定を静岡銀行、島田掛川信用金庫とそれぞれ締結した。 協定は意向に沿って円滑な寄付を実現させることが狙い。町は住民から遺贈の希望を受けた際に両金融機関を紹介し、金融機関は各種サービスの利用を促す。
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静岡県人口355万9529人 6月1日時点 12カ月連続減
静岡県が20日に公表した6月1日現在の県の推計人口は355万9529人で、前月より931人減少した。減少は12カ月連続。社会動態は前月に引き続き、転入数が転出数を上回る社会増になったが、自然動態の減少数が上回った。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は1270人増(転入1万2025人、転出1万755人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2201人減(出生1687人、死亡3888人)だった。 市町別で人口が増加したのは、長泉町の69人増を筆頭に、伊豆市57人増、吉田町45人増など9市町あった。減少したのは26市町で、浜松市241人減
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自然や命テーマ 力作50点 吉田 高井さん(磐田)イラスト展
磐田市のイラストレーター高井一暢さん(66)の絵画作品展が28日まで、吉田町のレストラン「グランドデイム」で開かれている。 高井さんは、自然や命をテーマにした創作活動をライフワークとしていて、今回は約50点を出品した。神秘的な宇宙の中に金色の観音菩薩(ぼさつ)像が浮かび上がるように描かれた作品や自然の美しさや命の大切さを問いかける力作が来場者の目を引く。高井さんは「自由に感じてもらい、ホッと一息ついてもらえたらうれしい」と話した。
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イラストレーター 高井さん作品展 吉田、28日まで
磐田市のイラストレーター高井一暢さん(66)の絵画作品展が28日まで、吉田町のレストラン「グランドデイム」で開かれている。 高井さんは長年、自然や命をテーマにした創作活動をライフワークとしていて、今回は約50点を出品した。神秘的な宇宙の中に金色の観音菩薩(ぼさつ)像が浮かび上がるように描かれた作品や自然の美しさや命の大切さを問いかける力作が来場者の目を引く。 高井さんは「自由に感じてもらい、ホッと一息ついてもらえたらうれしい」と話した。
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吉田町下水道条例 一部改正案を可決 町議会が閉会
吉田町議会6月定例会は16日、最終本会議を開いた。町下水道条例の一部改正案など計24議案を可決、同意、適任とし閉会した。下水道使用料は1995年の供用開始以降、一度も改定されておらず、不足する事業費用は町の一般会計からの繰入金で補っていた。下水道条例の一部改正案は2024年度に使用量を引き上げる内容で、町によると一般家庭(4人家族)では月に千円程度の値上げを見込むという。 議会閉会後には6月30日付で任期を終える平井光夫副市長が登壇し、退任後は理事として当面の間、町政に携わることを報告した。
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歯と口の健康テーマ 図画・ポスター審査 榛原歯科医師会 沢島さんら最優秀
榛原歯科医師会はこのほど、「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」の審査会を牧之原市内で開いた。 保育園・幼稚園、小学校低学年、同高学年、中学校の4部門に、牧之原市、吉田町、川根本町から計209点の出品があった。歯科医師会の会員らが作品の構図などを審査した。 各部門の最優秀賞は次の通り。 【保育園・幼稚園】青山魁秀(すすき幼稚園年長) 【小学校低学年】松本朋乃花(川崎小2) 【同高学年】大塚夏葉(自彊小4) 【中学校】沢島わかば(榛原中2)
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人気天ぷら店「成生」で修業重ね 焼津に専門店開業 中村さん(吉田出身)、早くも予約殺到
静岡市葵区の人気天ぷら専門店で修業を重ねてきた中村友紀さん(38)が独立し、焼津市栄町に天ぷら専門店を開業した。食材には地元で取れる魚と野菜を使用。鮮度が高い状態でその日のうちに提供したいという思いから、魚の町焼津への出店を決意。住まいも移した。8年間の修業で培った腕は確かで、早くも予約が殺到している。 店舗の名前は「なかむら」。16年ほど前に閉店した老舗日本料理店「月の森」の後に入った。カウンターに7席。「しっかりと料理を提供したい」(中村さん)と予約制にした。 魚は市内の老舗「サスエ前田魚店」から仕入れ、野菜は懇意にしている焼津市や吉田町の農家から朝一番で入手する。メニューはあらか
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南海トラフ想定犠牲者8割減 静岡県試算2万2000人 13年度策定の対策AP目標達成
静岡県は13日、南海トラフ地震を見据えて2013年度に策定した地震・津波対策アクションプログラム(AP)の実績を公表した。県第4次地震被害想定で最大約10万5千人と推計した犠牲者は22年度末時点で目標とする8割に当たる約8万3千人減少し、約2万2千人と試算した。耐震化や津波避難施設の整備など189項目のアクションを実施。うち144項目は目標をおおむね達成したが、45項目は目標に届かなかった。 原因別の内訳は、建物の倒壊や火災が約3100人減、津波が約7万9800人減、山崩れ・がけ崩れが11人減だった。2013年度のAPでは、東日本大震災を受けて津波対策を強化した。当初の津波犠牲者約9万6
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大自在(6月10日)ライブ演奏の力
2週続けて金曜の大雨。平年より8日早い梅雨入り以降、台風、低気圧、前線で天気図が騒がしい。かつて「しとしと」とみやびやかに表現していたこの季節の雨も、ここ数年は風神雷神を連れての暴れっぷりだ。 3、4の両日に吉田町の吉田公園で開催予定だった野外音楽祭「頂―ITADAKI―」は台風2号接近に伴い、1日に中止を決めた。会場設営スタッフや来場客数千人の安全を考慮した。 3日夜になって、意外なしらせが入った。音楽祭2日目の最後に演奏するはずだった大所帯バンド「渋さ知らズオーケストラ」が、翌日午後に公園駐車場で無料ライブを実施するという。落胆する関係者や、来場を予定していた客を元気づけようという粋
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吉田町議会6月定例会 14日に一般質問
吉田町議会6月定例会は14日、一般質問を行い、6氏が登壇する。 質問者と主な項目は次の通り。 増田剛士①自治体間競争におけるまちづくり▽平野積①町地域公共交通計画▽盛純一郎①From Yoshida若者応援プロジェクト②携帯型緊急通報システムの貸与▽楠元由美子①湯日川親水公園▽大石裕之①引きこもり問題▽山内均①町指定文化財の保護と未来への継承
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田植えに汗 全校児童420人が参加 吉田・自彊小
吉田町の自彊小は8日、田植え体験を同校近くの田んぼで行った。児童らは手足を泥だらけにしながら農作業に励んだ。 同校で約40年続く恒例行事で全校児童420人が参加した。田んぼに入った児童らは同校PTAの指導の下、1列に並んで等間隔にもち米の苗を丁寧に植えた。3年生以下の下級生は上級生が作業する様子を興味深く見守った。 稲刈りは10月ごろの予定。餅にして児童の各家庭や地域住民に配布するという。
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静岡県内高齢化率30.4% 最高更新 西伊豆、川根本町は50%超
静岡県が8日発表した4月1日時点の県内の65歳以上人口は110万2096人で、総人口に占める65歳以上の割合を示す「高齢化率」は30・4%だった。前年より0・2ポイント上昇し、過去最高を更新した。高齢化率は今後も上昇が続き、国立社会保障・人口問題研究所の推計では2040年に37・5%に達する見通し。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 市町別高齢化率と後期高齢化率(4月1日時点) 市町別では西伊豆町が52・6%となり、9年連続で高齢化率が最も高かった。川根本町が51・3%、松崎町が49・9%で続いた。県内35市町のうち10市町が40%を上回った。 高齢化率が最も低かったのは
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葛西さん(浜松)最高賞 静岡で静岡県女流美術協会展 11日まで
第32回静岡県女流美術協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。最高賞の県女流美術協会賞には葛西祐子さん(浜松市東区)の版画「Go find 4」が選ばれた。 平面、立体の2部門に会員と一般公募の計72点の応募があった。常葉大教授で常葉ギャラリー館長の堀切正人さんが審査した。球体と少女をモチーフにした葛西さんの受賞作は、版画と貼り込み技法が重なり合う不可思議な世界と高く評価された。全体的に、新しい表現を開拓しようとする意欲作が多かったという。 展覧会は11日まで。最高賞以外の主な入賞者は次の通り。 知事賞 桑嶋よしみ(水彩、吉田町)▽県教育長賞 池
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掛川・三熊野神社大祭写真コン 磐田の河合さん 特選
掛川市の三熊野神社大祭を題材にした「第26回おまつり写真コンテスト」(掛川観光協会大須賀支部、静岡新聞社・静岡放送主催)の作品展が30日まで、同市西大渕のプラザ大須賀で開かれている。応募のあった全295点を展示している。 コンテストの開催は4年ぶり。特選は磐田市の河合敦史さん。祭りを楽しむ2人の子どもを撮影し、構成や子どもの表情が評価された。準特選は森町の丸山俊治さんと藤枝市の小沢大介さんだった。 このほかの受賞者は次の通り。 観光協会大須賀支部会長賞 袴田保(袋井市)▽静岡新聞社・静岡放送賞 佐原正人(愛知県津島市)▽掛川みなみ商工会長賞 安池信隆(静岡市)▽遠州横須賀倶楽部城代賞 浦田光
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⚽名門サッカー部と「幸せな時間だった」 藤枝東高生の宿舎・ホテルシルビアが今夏閉業 OBら名残惜しむ
サッカー名門校の藤枝東高の部員が宿舎として利用する藤枝市稲川のホテルシルビア(菊川一夫社長)が今夏ごろをめどに、経営難を理由に閉業することを決断した。同校をはじめ、市内の高校サッカー部員らの生活を長年にわたって支えてきた施設が、惜しまれながら幕を閉じる。 菊川社長(80)と副社長の妻千枝子さん(79)が1985年、知人の依頼で吉田町から通う藤枝東高のサッカー部員を自宅で受け入れたのがきっかけ。試合を見に行き続けると、知識がなかったサッカーを好きになったという。預かってほしいと頼まれる部員の人数も徐々に増え、96年に部員たちの部屋をホテルに移した。 2006年からは女子サッカーの強豪、藤
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キャンプギア「静岡県発」続々 テーブル、たき火台… 個性的デザインで存在感【しずおかアウトドアファン】
アウトドアレジャーの主役としてキャンプの人気が高まる中、静岡県内でもキャンプ用のギア(道具)の製造、販売に乗り出す企業が増えている。小規模ながらも、大手メーカーにはない個性的なデザインや使いやすさといった特徴を打ち出し、静岡県発の「ガレージブランド」として存在感を高めつつある。 伝統の紗綾形模様に 「2014年に創業し、今では約30種類の商品を手がけるようになった。静岡だけでなく、台湾や香港などからも注文が来る」―。「アイアンクラフト」のブランド名で製品を開発しているアウトリガー(菊川市)の黒田憲一社長は手応えを語る。 事業を始めたきっかけは、建設業を営む黒田社長が知人からキャンプテー
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補正予算案を可決 吉田町議会
吉田町議会6月定例会は5日、本会議を開き住民税非課税世帯への生活支援事業費を盛り込んだ一般会計補正予算案を可決した。
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次期教育大綱策定へ議論 吉田町総合会議 「主体的学びを」
吉田町総合教育会議が5日、町役場で開かれた。田村典彦町長や山田泰巳教育長、町教育委員が出席し、本年度中に策定を目指す新たな教育大綱について意見交換した。 山田教育長は「予測困難な時代を乗り切るために、子どもたちがどんな力を付けていかなければいけないのか。どこに重点を置くべきかを洗い出したい」とあいさつ。町担当者が教育大綱策定までの協議スケジュールなどを説明した。会合では現行の教育大綱で示す「教育目標」「基本方針」「施策の方向性」を踏まえ次期教育大綱の骨子について議論。委員からは「子どもたちが主体的に学べる仕掛けを」「学びの方法が変わっても基礎的な学力を付けることは不可欠」などの意見が出た。教
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野外フェス「頂」中止 台風2号の影響 会場設営見込めず
静岡県営吉田公園(吉田町)で3、4の両日開催予定だった野外音楽フェスティバル「頂―ITADAKI―」(静岡新聞社・静岡放送共催)を主催するブンブンバッシュ(静岡市駿河区)は1日、台風2号の影響を考慮しイベントを両日とも中止すると発表した。 2日に風雨の強まりが予想され、必要十分な会場設営が見込めないことなどが理由という。 同フェスは2008年にスタートし、11年に会場を吉田町に移した。毎夏2日間に全国から延べ1万人以上が集まる。
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吉田町長が所信 「選ばれるまち」へ 町議会開会
吉田町議会6月定例会は1日、開会した。会期を16日までの16日間と決めた後、田村典彦町長が6期目の所信表明を行い「選ばれ、住み続けてもらえる安全で豊かな町となるよう全身全霊で取り組む」と決意を述べた。 田村町長はこれまで推進してきたシーガーデンシティ構想の具現化に加え、少子高齢化社会を見据えた支援体制の拡充、教育環境の整備の必要性を強調。「歴史的な感染症の流行によって落とされた長い影を払拭し、明るい未来を切り開いていく」とした。 このほか一般会計補正予算案や町下水道条例の一部改正案など24議案を上程した。一般質問は14日を予定している。
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青少年育成など日生財団が支援 静岡、12団体に助成
日本生命財団(大阪市)はこのほど、児童・少年の健全育成と高齢者が主体の地域貢献活動を顕彰する事業の助成金贈呈式を静岡市葵区の市民文化会館で開いた。 本年度の助成が決まった県内12団体のうち11団体が出席。各団体の代表者に贈呈書が手渡された。同財団の堀本貴則助成事業部長は「地道で息の長い活動に取り組む思いに応えることがわれわれの使命だと考えている」と事業に込める思いを語った。 助成を受けた団体は次の通り。 児童・少年の健全育成 こどもみらい掛川(掛川市)NPO法人フリースクール空(浜松市)子育てひろば“たっくん”(同)五島チューリップぐみ(同)きつねや食堂(静岡市
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記者コラム「清流」 戦国の軌跡を求めて
静岡県内には、戦国時代、武田氏の侵攻を機に始まった徳川氏との激戦の歴史が眠る。三方ケ原の合戦(浜松市)や高天神城の攻防(掛川市)が代表的だが、牧之原市や吉田町にも戦国の軌跡を現代に伝える史跡がいくつもある。 例えば牧之原市にある相良城跡だ。相良といえば田沼意次のイメージが強いが、同所にはその昔、武田氏が遠江侵攻のため支城を築いた。現在は城を模した展望台が建つ小山城跡も同じだ。武田氏によって築かれたが、後に徳川氏の攻勢を受け廃城となった。戦国大名の栄枯盛衰を記録する歴史的価値を持っている。 徳川家康を主人公にした大河ドラマが放送され、戦国大名ゆかりの地が再び脚光を浴びている。住み慣れた地元
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火災原因調査充実へ 静岡市消防局、人員12人指定
静岡市消防局は、火災原因を調査する体制の充実に向け、局調査員と統括調査員を新たに配置する。専門性を生かし、調査本部が設置される大規模火災現場での調査・指揮や隊員の指導などに当たる。29日、局調査員5人と統括調査員7人を指定した。 池田悦章消防局長は指定式で代表者に証書を手渡し、「制度の効果的な運用で類似火災の防止を図り、市民生活の安心安全が実現されるよう期待する」と訓示した。 局調査員は国の専門機関で2年間研修を受けた職員を任命した。沖縄・首里城火災や大阪・北新地ビル放火事件など国内の大きな火災現場に派遣された知見などを生かす。統括調査員は市消防局が行う鑑識や現場調査などの講習を1年間受
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災害時のガス供給 円滑化へ覚書締結 県LP協と牧之原、吉田
静岡県LPガス協会南榛原地区会は23日、災害時の円滑なガス供給に向けた覚書を牧之原市、吉田町とそれぞれ締結した。 2018年に同協会が県と結んだ協定を踏まえ、地区会と各市町との間で具体的に連携体制を構築することが目的。覚書には各市町の避難所などに迅速にガスを供給するため、施設や必要となる供給量、対応に当たる事業者をリスト化し、情報共有を図ることなどを盛り込んだ。加えて平時から防災訓練や定期的な協議を行い、住民の生活基盤の確保を目指す。 同協会南榛原地区会の青島信行地区長が牧之原市の杉本基久雄市長、吉田町の田村典彦町長と覚書を締結した。青島地区長は「災害時に地域の事業者が迅速に対応し、住民が避
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市町対抗駅伝王座奪還へ 吉田町士気高める 実行委初会合
静岡市で12月2日に開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の吉田町実行委は25日、初会合を町内で開いた。町の部の王座奪還に向けて関係者が士気を高めた。 町体育協会の杉本昇会長が実行委員長に就き、吉田中の中島克訓教諭が監督を務める。会合では参加資格など大会要綱の変更点や当日までのスケジュールを確認した。6月8日から練習を開始し、結団式は10月7日に行う。 中島監督は「本年度は大きく選手が代わると思う。リベンジの年であり、新生吉田町の層の厚さを見せたい」と話した。
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ろうそくが彩る舞台に感慨 中納良恵さん 熱い景色バトンつなぐ【音楽に包まれて 頂-ITADAKI-名場面㊦】
2日間で20組以上が出演する野外音楽フェスティバル「頂」には、1日1組しか使わない特別な舞台がある。数百本のろうそくが彩る「キャンドルステージ」だ。バンド「エゴ・ラッピン」のボーカリスト中納良恵さんは2019年の出演を「特別に美しい景色だった」と振り返る。 ギタリストの森雅樹さんと2人だけのアコースティックセット。夜のとばりが下りる中、ヒット曲をしっとりと歌い上げた。 「ステージの前に小さな池があって、水面に光が映っている。神々しさすら感じました。炎の熱も記憶しています。素晴らしい空間で歌わせてもらいました」 08年開始の「頂」にはソロ名義も含めて過去7回出演している。同フェスの前身と
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低年齢児の受け皿拡大 子育て環境充実へ 吉田町、保育施設支援
吉田町で民間による小規模保育所の新設が相次いでいる。低年齢児の保育需要が町内で高まる中、同町は保育施設の運営を支援する施策を展開している。子育て環境の充実を図ることで、町内への移住定住にもつなげていく狙いだ。 核家族化や共働き世帯の増加を背景に同町は2022年度の新規事業として小規模保育所の整備補助を盛り込み、民間による施設整備を促してきた。その結果、同年10月に保育所グローアップ吉田園(片岡)、23年4月にはプティ吉田園(神戸)、グリュックリッヒ保育園(川尻)が新設され、町内の0~2歳児の受け皿は49人分拡大した。同町では各地の小規模保育所の課題となっている卒園時の対応についても町内公立
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キャンプフェス人気 テントでまったり♪音楽にうっとり 富士山麓で団らん【しずおかアウトドアファン】
キャンプと音楽を野外で同時に楽しめる「キャンプフェス」が人気だ。豊かな自然に恵まれた県内は、有名アーティストが登場する大型フェスも毎年開かれる。13、14の両日、富士市桑崎の富士山こどもの国を舞台に開かれた「FUJI&SUN’23」(実行委主催)には2日間で延べ約4500人が来場。富士山麓の自然に親しみながら、思い思いに過ごした。 裾野市との市境付近に広がる富士山こどもの国。富士山と愛鷹山の谷間に位置し、普段は親子連れが遊びに訪れる広さ約94・5ヘクタールの広大な都市公園だ。 しかし、この日は趣が違った。比較的平らな芝生の広場に、音楽ライブ用の大型仮設ステージが出現。来場者が
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舞台で子どもたちと共演 Keycoさん 芸術通し愛と元気共有【音楽に包まれて 頂ーITADAKIー名場面㊥】
2011年の「頂」。大きなアート作品をバックに子どもたちとステージに立ったシンガーのKeyco[キイコ]さんは、歌に乗せてライブペイントを行う企画「ITADAKI ART JAM」を「愛と元気をシェアできた。ほかにはない、厚みと重みのあるプロジェクトでした」と振り返る。 4~12歳の36人が公募で集まった。Keycoさんは歌やダンスを教え、事前準備を重ねた。異なる年齢の児童を一つにまとめ上げるのは「これまで経験がないほどの苦労が伴った」という。 当日は、頂のアート演出を一手に担ってきたペインティングユニット「Gravityfree」と共に臨んだ。東日本大震災直後。自由と尊敬、共存をテーマ
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交通事故の後遺症から復帰 GOMAさん 演奏活動再出発の場所【音楽に包まれて 頂ーITADAKIー名場面㊤】
6月3、4両日に吉田町で開かれる野外音楽フェスティバル「頂―ITADAKI―」(静岡新聞社・静岡放送など共催)は、2008年初開催。新型コロナウイルス禍で中止した20、21年を除き、毎夏開催が定着している。主催者や制作陣の多くが地元在住の「ローカルフェス」として、国内屈指の歴史がある。出演常連の音楽家に、過去のステージで体感した「名場面」を語ってもらった。 ◇ オーストラリア先住民の木管楽器「ディジュリドゥ」の奏者GOMA[ゴマ]さんは、初開催からほぼ毎年出演する。「2回目の音楽人生が始まった場所」と語るのが11年の「頂」だ。 09年11月の交通事故で外傷性脳損傷と診断され、記
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チルド包装総菜 煮っころがし発売 ヤマザキ
総菜製造販売のヤマザキ(吉田町)はこのほど、チルド包装総菜シリーズの新商品として「北海道男爵の煮っころがし」を発売した。 北海道産の男爵芋を使用し、同社独自の遠赤外線調理機で味の染み込みやすさやほくほくした食感を引き出した。砂糖、本みりんなど家庭にある調味料を男爵芋に染み込ませ、飽きのこない味付けに仕上げた。 内容量は80グラム。標準小売価格は186円(税込み)。
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男性の家事育児は3時間未満 女性の4分の1 22年度県男女共同参画白書
静岡県がこのほど公表した2022年度の「県男女共同参画白書」で、初めて項目に盛り込まれた「週平均1日当たりの男性の家事・育児時間」は2時間50分で、女性の約4分の1にとどまった。県担当者は「固定的な性別役割意識に反対する人は増えているが、行動変容に結びついていない」と分析する。県は25年度までの目標値を3時間30分と定めて施策を展開する。 同白書は、01年に始まった県男女共同参画推進計画に基づく施策の実施状況や市町の現況、全国比較などを毎年公表している。 家事・育児関連時間は、隔年実施している男女共同参画に関する県民意識調査で、21年度に初めて設問に加わった。国による全国データはあった
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しらすマーケット中止 吉田漁港
吉田町の吉田漁港で28日に開催予定だったシラスの試食・販売イベント「しらすマーケット」の中止が15日、決まった。 主催者の南駿河湾漁協吉田支所によると、4月末ごろから不漁が続き、回復する見込みがないことから中止を決めた。同イベントは新型コロナウイルスの影響で、2019年の開催を最後に中止が続いていた。
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ハローワーク島田管内 3月有効求人 1倍割れ
ハローワーク島田はこのほど、管内(島田市、牧之原市、吉田町、川根本町)の3月の労働市場状況を発表した。有効求人倍率(実数値)は0・96倍で前年同月比を0・28ポイント下回った。1年9カ月ぶりに1倍を割り込んだ。 新規求人は産業別に見ると、製造業全体が前年同月比40・5%減の256人。食料品製造業は53人で22・1%減だった。飲料・たばこ・飼料製造業は43人で48・2%減だった。金属製品製造業は26・3%増の24人だった。 運輸業・郵便業は54・9%減の46人。卸売業・小売業は10・7%減の108人。医療・福祉は29・1%減の163人。 新規求人数は920人、新規求人倍率は1・32倍だった。
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給付関連予算の専決処分を承認 吉田町議会
吉田町議会は12日、臨時会を開き、町一般会計補正予算の専決処分など計6議案を承認、可決、同意した。 補正予算は物価高騰を受けて低所得のひとり親世帯や家計が悪化した子育て世帯に、児童1人当たり5万円を給付する生活支援特別給付金事業費で、1300万円を追加した。 委員会構成も決めた。それぞれの正副委員長は次の通り(正、副の順)。 総務文教 盛純一郎、増田伸介▽産業建設 山内均、八木栄▽議会運営 増田剛士、平野積
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盆栽教室生らが丹精込めた20点 吉田で展示 13、14日
吉田町文化協会の盆栽教室による作品展が13、14の両日、町中央公民館で開かれる。 同公民館を拠点に活動する教室の生徒ら13人が、丹精込めて育てた約20点を出展。マツやモミジなど新緑の季節を感じさせる力作が目を引く。 開館は午前9時から。同協会盆栽部の石神公司部長は「きれいな緑色の葉を見て楽しんでもらえたら」と話した。
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議長に大石氏 副議長に蒔田氏 吉田町議会
吉田町議会は12日、臨時会を開き、議長に大石巌氏(75)=共産=、副議長に蒔田昌代氏(57)=無所属=を選出した。大石氏は再任。 大石巌氏(おおいし・いわお)農業。3期。住吉 蒔田昌代氏(まきた・まさよ)薬剤師。3期。神戸
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最高賞に西原さん(御前崎) 県温室農協静南支所 春作メロン品評会
静岡県温室農業協同組合静南支所はこのほど、第50回春作メロン品評会を御前崎市の市観光物産会館「なぶら館」で開いた。最高賞の優等には同市の西原利明さんが輝いた。 管内5市1町(掛川、御前崎、菊川、牧之原、焼津市、吉田町)の組合員が出品し、予選を通過した24点が会場に並べられた。市場関係者ら11人が審査員を務め、メロンの外観を見た後、実際に試食して食味などを採点評価した。 主な結果は次の通り。 1等1席 曽根進吾(御前崎市)▽同2席 溝口嗣人(掛川市)▽2等1席 鈴木恵寿(吉田町)▽同2席 小林義孝(掛川市)▽同3席 荒木昇(掛川市)
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きれいな環境 みんなでつくる 花苗配布や押し花体験 吉田でまつり
第31回吉田町みどりのオアシスまつり(同実行委主催)がこのほど、同町の県営吉田公園で開かれた。地域の緑化推進に向けた多彩なイベントが催され、地域住民でにぎわった。 1992年に制定した「町緑のオアシス条例」に基づいた毎年の恒例イベント。園内ではマリーゴールドの花苗の無料配布や植木などの展示即売、押し花製作のワークショップなどが行われた。特設ステージでは吉田中吹奏楽部によるコンサートが開かれ、会場を大いに盛り上げた。
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大河にちなんだ小山城御城印 吉田 徳川、武田の家紋入り
吉田町は3日から戦国時代に徳川氏と武田氏の攻防の舞台となった小山城の限定御城印を販売する。大河ドラマの放映に合わせ、史跡の地名度向上や町内への周遊を促す。 町文化財保護審議会によると、小山城は1560年の桶狭間の戦い以降、勢力拡大を狙った武田氏が今川氏を駿河から掃討するために築いたとりでが元となった平山城。その後、徳川氏との争いの末に廃城になったという。城跡には馬出しの復元や三重堀の遺構が残され、町の文化財に指定されている。物見台があったとされる場所には城を模した展望台が設けられている。 御城印には徳川氏と武田氏の攻防の様子をイメージし両氏の家紋が施され、台紙には小山城の歴史を詳細に記してい
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田村氏に当選証書 吉田町長選 新町議13人にも
吉田町選挙管理委員会(鈴木進委員長)は24日、任期満了に伴う町長選で無投票での再選を果たした田村典彦氏(79)と新町議13人の当選証書付与式を町役場で開いた。 鈴木委員長は「町長、町議は町づくりの両輪。滞りなく職務を全うし、町の発展に尽力してほしい」とあいさつし、当選証書を手渡した。田村氏は式典後の取材に「気持ちは変わらない。シーガーデンシティ構想の具現化に愚直に力強く進んでいく」と述べた。 町長選は田村氏が出直しを含む7選を決め、町議選は現職11、新人2人が当選。いずれも無投票だった。任期は4月30日から2027年4月29日までの4年間。
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リニア問題で連携強化を 難波静岡市長、中部4市長表敬
静岡市の難波喬司市長は21日、中部連携中枢都市圏をつくる5市2町のうち、島田、焼津、藤枝、牧之原の4市を訪問し、各市長に就任のあいさつをした。難波市長が加入の意向を示している県と大井川流域10市町などでつくる「大井川利水関係協議会」の話題も上がり、同じ流域の市としてリニア中央新幹線工事を巡る水問題や南アルプスの自然保護の分野で連携を強化していくことを確認した。 いずれも非公開で行われた。島田市の染谷絹代市長との会談では、リニア問題に加え、広域消防での連携についても意見交換した。会談後に取材に応じた難波市長は、同協議会加入について「8市2町あるから染谷市長単独ではなく、各市町に話していく。ど
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長藤 降り注ぐ「紫のシャワー」 開花時期早く 今週末まで見頃 牧之原・東光寺、吉田・林泉寺
牧之原市と吉田町にある長藤の名所が今年もにぎわいを見せ、空から降り注ぐ「紫色のシャワー」が訪れた人を楽しませている。いずれも例年より開花時期が早く、見頃は今週末までになりそうだ。 牧之原市静波の東光寺では午後5時半から8時まで、市天然記念物の長藤がライトアップされ幻想的な光景が広がっている。見頃期間中は境内で午後7時まで軽食の販売なども行う。 吉田町片岡の林泉寺でも約20メートル四方の藤棚から長さ1メートルほどの花房が垂れ下がる。訪れた地域住民らは写真撮影や花の観賞を楽しんでいた。
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吉田町長田村氏7選 清水は現新、小山は現元の争い 統一地方選
統一地方選後半戦の県内3町長選と6町議選が18日、告示された。清水町長選は新人の元町議山本文博氏(65)と現職の関義弘氏(69)、小山町長選は現職の池谷晴一氏(73)と元職の込山正秀氏(75)=自民推薦=が立候補し、それぞれ一騎打ちとなった。吉田町長選は現職の田村典彦氏(79)以外に届け出がなく、出直し選を含む7選を無投票で決めた。 町議選は定数計76に対し、計83人が立候補。定数を松崎は3、函南と清水は2上回って選挙戦に入った。東伊豆、小山、吉田は定数と立候補者が同数となり、無投票で当選が決まった。選挙戦の2町長選と3町議選は、16日告示の富士宮市長選や7市議選とともに23日に投開票さ
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6町議選に83人立候補 東伊豆、小山、吉田は無投票 統一地方選後半戦
18日に告示された県内6町議選は定数計76に対し、83人が立候補した。4年前より3人少なく、全体の競争率は0・04ポイント下がって1・09倍。東伊豆と小山、吉田の3町が無投票となり、市部に比べて議員の担い手不足が顕著になった。 東伊豆は補選を除き2回連続で立候補者と定数が同じだった。前回より立候補者が2人減った小山は、電子データが残る1979年以降初めての無投票。吉田は1人減った。選挙戦になった清水は6町で唯一、前回より増加(1人)した。函南は前回と同数、松崎は1人減った。 女性候補者は15人で、全体に占める割合は18%と前回より6・4ポイント上昇した。新人に限ると20%だった。 党派
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吉田町“トリプル”無投票 静岡県議に続き町長・町議選も
18日告示の吉田町長選、町議選(定数13)は同日、いずれも立候補者の無投票当選が決まった。県選管によると、首長と議員選挙がいずれも無投票になったのは2004年の旧天竜市以来。識者や元町議からは首長の多選(7選)を念頭に、議会のチェック機能がこれまで以上に重要となる中で町議選も無投票の事態を憂える声が上がる。東伊豆町議選も連続で無投票となり、町民の政治への関心低下が懸念される。 チェック機能の担保憂慮、東伊豆町長選も2回連続 同日午後5時過ぎ、7選を決めた現職田村典彦氏(79)が選挙事務所前に姿を見せると、支援者たちが拍手で出迎えた。無投票は2回連続。田村氏は「対抗馬が出なかったということは
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大自在(4月19日)無投票当選
ここまで「なり手」が不足しているのか。有権者にとって、投票の機会が奪われてしまう事態は今後も続くのかと懸念を抱かざるを得ない。選挙制度を検証し、抜本的に見直す転機に差しかかっているのではないか。 第20回統一地方選は前半戦の道府県知事・議員選や政令市長・議員選を終えて後半戦の一般市町村長選・議員選に移った。 冒頭の思いに至ったのは、今回の静岡県議選(定数68)で、県内34選挙区のうち15選挙区計25人(現職24人、新人1人)が無投票当選し、比率が議員定数の37%と戦後最大に達したからだ。無投票選挙区の割合も戦後2番目に高かった。 浜松市天竜区(定数1)では、旧天竜市・磐田郡北部当時を含
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吉田町長7選の抱負 田村典彦氏 防災とにぎわい両輪
2011年の東日本大震災をの契機に、防災とにぎわい創出を両輪で進める「シーガーデンシティ構想」を推進してきた。「安全の確保こそが、豊かで勢いのある町であるための条件」との考えを胸に、7選の負託をかみしめ、町政運営に臨む。 南海トラフ巨大地震に備え、これまでに培った国とのパイプを生かして沿岸部の防潮堤整備だけでなく、町の東西を流れる河川の堤防対策による「町の全周防御」に着手する。人流創出に向けては東名高速道吉田インターチェンジ周辺の交通拠点としての機能強化を進める。 地理的な環境や防災的な優位性を強みにした企業誘致も継続することで、「富の創出により、住民に対する質の高い行政サービスが提供で
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吉田町長選、無投票7選 清水、小山町長選は一騎打ち 3町長選と6町議選告示、23日投開票
統一地方選後半戦の県内3町長選と6町議選が18日、告示された。清水町長選は新人の元町議山本文博氏(65)と現職の関義弘氏(69)、小山町長選は現職の池谷晴一氏(73)と元職の込山正秀氏(75)=自民推薦=が立候補し、それぞれ一騎打ちとなった。吉田町長選は現職の田村典彦氏(79)以外に届け出がなく、出直し選を含む7選を無投票で決めた。 町議選は定数計76に対し、計83人が立候補。定数を松崎は3、函南と清水は2上回って選挙戦に入った。東伊豆、小山、吉田は定数と立候補者が同数となり、無投票で当選が決まった。選挙戦の2町長選と3町議選は、16日告示の富士宮市長選や7市議選とともに23日に投開票され
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吉田町議選 当選者一覧(定数13/立候補者13)
18日告示の吉田町議選は、立候補者数が定数と同数で無投票となった。当選者は次の通り。 上から届け出順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 ※画像タップで拡大してご覧になれます
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吉田町長選告示 候補者第一声
統一地方選後半戦の吉田町長選が18日告示され、立候補の届け出を済ませた候補者が第一声を放った。 田村典彦(たむら・のりひこ) 79 無現(6) ▽現=町長▽元=旧防衛庁職員。上智大卒。住吉 現職の田村典彦候補(79)は吉田町住吉の事務所近くで出陣式に臨んだ。行政サービスの向上や国との太いパイプを生かした防災対策など、20年の実績を強調した。確固たる安全の確保が富の創出や地域の活性化につながると訴えながら、「吉田町をさらに豊かで大きな町にすることが私の使命だ」と声を張り上げた。
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富士宮市長選、現新対決に 7市議選も告示 23日投開票
統一地方選後半戦の富士宮市長選と沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西の7市議選が16日告示された。富士宮市長選は4選を目指す現職の須藤秀忠氏(76)=自民、公明推薦=と新人で元市議の望月則男氏(44)が届け出た。市議選は全7市で立候補者が定数を上回り、計150の定数を182人が争う選挙戦に突入した。富士宮市長選、7市議選はともに23日に投開票される。 富士宮市長選は、現職と新人の2人の候補者が届け出を済ませると、早速街頭で政策を訴えた。 現職の須藤候補は富士山本宮浅間大社で出陣式に臨んだ。近くを流れる神田川を指し、清流を生かした中心市街地の未来像を語った。少子化に危機感をみせ「安心
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清水/小山/吉田の3町長選、6町議選 18日告示 統一地方選後半戦
統一地方選後半戦の静岡県内3町長選と6町議選が18日、告示される。清水、小山の両町長選は一騎打ちの見通し。吉田町長選は現職の無投票7選(出直し選を含む)の公算が大きい。 町議選のうち松崎、函南、清水は選挙戦が見込まれる。東伊豆、小山、吉田は無投票の可能性が高い。立候補の届け出は午前8時半から各町選管で受け付け、午後5時に締め切る。 16日告示の富士宮市長選、7市議選とともに23日に投開票される。 清水町長選 清水町は再選を目指す現職の関義弘氏(69)と町議の山本文博氏(65)の2人が、いずれも無所属で立候補する見通し。町を二分する大きな争点はなく、現町政への評価が問われる。関氏は財政
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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交通事故 気をつけて 吉田町 新入学児童に呼びかけ
吉田町は11日、町内小学校の入学式に合わせ、新入学児童を対象にした交通安全キャンペーンを同町の住吉小で行った。 田村典彦町長や町職員のほか、県交通安全協会牧之原地区支部の交通安全指導員が参加。入学式に臨む児童らに交通安全の意識向上を呼びかけるデザインが施された文房具などを手渡した。 会場には町のPRキャラクター「よし吉」も駆けつけ、啓発活動に一役買った。
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静岡県議会会派構成 改選前比各1増 自民40人、ふじ18人
静岡県議会の最大会派自民改革会議と第2会派ふじのくに県民クラブは12日、それぞれ改選後初めての議員団会議と議員総会を開き、13日に締め切りとなる会派所属議員届について自民は40人、ふじのくには18人を事務局に届け出る方針を確認した。ふじのくにが改選前の17人を上回ったことで、自民会派と公明党県議団など川勝平太知事と距離を置く勢力は、知事不信任決議案の可決に必要とされる51人の確保が現時点では難しい状況となった。 公明党県議団は当選した5人で会派を構成する。無所属の5人は現時点で新会派結成の動きは見られない。 自民は公認・推薦で戦った現職33人と新人5人に、支部推薦の天野多美子氏(静岡市葵
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町議選も無投票か 13陣営が事前審査 吉田町
吉田町選挙管理委員会は11日、任期満了に伴う吉田町長選、町議選(4月18日告示、23日投開票)の立候補届け出書類の事前審査を町役場で行った。町長選に加え、町議選でも無投票の可能性が出てきた。 会場では町選管の担当者が書類に不備がないかを確認した。町長選には現職の田村典彦氏(78)の1陣営のみ出席。町議選(定数13)は現職11、新人2の13陣営が集まった。事前説明会に出席していた新人の1陣営は同日までに立候補を断念している。
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局員目線で発信 日本郵便が冊子 県中西部の魅力掲載
日本郵便県東遠江地区連絡会(大村英行地区統括局長)は11日、県内中西部の市町の観光振興や地域活性化を目的とした冊子「地域情報はっしんマガジン」の完成を田村典彦吉田町長に報告した。 冊子は同地区連絡会の若手局員でつくるプロジェクトチーム「とうえんじょい」が中心となって作成。袋井、島田、御前崎、牧之原、吉田、川根本の4市2町の郵便局員がそれぞれの市町を巡り、ふるさと納税の返礼品対象となっている観光施設や名産品を中心に紹介している。 作成部数は2万部。県内や山梨県全域、愛知や岐阜県の一部地域の郵便局窓口で配布している。吉田町役場で行われた完成報告会で田村町長は「大変うれしく思う」と謝辞を述べ、大村
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会派勢力図変わらず 自民上積み、ふじも維持 静岡県議選
静岡県議会各会派は10日、県議選の開票結果を受けて勢力固めに着手した。単独過半数を維持した最大会派自民改革会議は議席数を上積みして40議席を確実にする一方、第2会派ふじのくに県民クラブも改選前の17議席を確保するめどが立った。県議会の勢力図は大きく変わらないもようだ。 無所属で当選した新人と元職は推薦を除いて計8人で、各会派が取り込みを本格化させている。 自民改革会議は現職33人のほか、公認と推薦の新人計5人が当選した。県議選前に公認を受け、近く会派入りする大石健司氏(牧之原市・吉田町)を含めると改選前の39議席と並び、さらに自民支部の推薦を受けた新人の入会を見込むと40議席は固い。
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音楽フェス「頂」チケット 吉田町返礼品に 6月3、4日開催
吉田町はふるさと納税の返礼品として、6月3、4日に県営吉田公園(同町)で開催される野外音楽フェス「頂-ITADAKI-2023」の入場チケットを取り扱う。 納税額は3万円からで返礼品は1日入場券、2日通し入場券の3種類。税の控除額によっては実質2千円の負担でチケットが入手できるという。 受け付けは8日から。「頂」や「さとふる」など各種ふるさと納税サイトから申し込む。
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PUFFY初出演、多彩な顔触れ28組 6月、吉田公園で野外音楽フェス「頂2023」
6月3、4の両日に吉田町の県営吉田公園で開かれる野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-2023」(静岡新聞社・静岡放送など共催)の全出演者が決まった。初登場のPUFFYや「頂」に欠かせない渋さ知らズオーケストラなど計28組がジャンルを超えて集結し、熱いパフォーマンスを繰り広げる。 日本のポップアイコンとして活動を世界に広げているPUFFYが初登場。1988年結成のスチャダラパーや、現在のメンバーになって20周年のSOIL&“PIMP”SESSIONSらベテランも顔をそろえる。 フェスならではの共演も。PUSHIMや三木道三らレゲエ界を代表するボーカリストがH
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2月有効求人1.05倍 ハローワーク島田管内
ハローワーク島田は3月31日、管内(島田市、牧之原市、吉田町、川根本町)の2月の労働市場状況を発表した。有効求人倍率(実数値)は1.05倍で前年同月を0.16ポイント下回った。主力産業である製造業の求人数減少が要因。1倍台は1年8カ月連続。 新規求人は産業別に見ると、製造業全体が前年同月比18.7%減の278人。食料品製造業は48人で40.0%減だった。 運輸業・郵便業は3.2%減の61人。卸売業・小売業は11.5%減の116人。医療・福祉は17.9%増の158人。 新規求人数937人、新規求人倍率は1.53倍だった。
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無投票当選新議員の抱負 牧之原市・吉田町/御前崎市/湖西市 静岡県議選
牧之原市・吉田町 大石健司氏 大石健司[おおいしけんじ]氏 (自現②、57歳) 榛南地域の防災に注力 スポーツ記者として20年近く国内外を飛び回ったが、2011年の東日本大震災を機に退社。被災地などでボランティア活動に取り組む中で沿岸部の故郷に危機感を募らせ、政治家としての一歩を踏み出した。 13年の牧之原市議選で初当選すると19年には活動の場を県政に。4年間は無所属議員として情報や人脈、そして判断力を培ってきた。「真価が問われる2期目となる」と自らを律す。 榛南地域の防災対策やリニア問題、静岡空港の利用促進と新駅構想などの基盤整備といった地域課題は山積する。「現場主義を信条に
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災害備え 連携協定 被害状況把握など 吉田町社協と協力 商工会青年部
吉田町商工会青年部と町社会福祉協議会は30日、災害に備えた支援協定を締結した。 協定に基づき、両者は平時には支援に関する情報交換の場を継続して設けるほか、災害時には被害状況と物資などの支援ニーズの把握を連携して行う。同町の町健康福祉センター「はぁとふる」で締結式が開かれ、青年部の良知総一郎部長と社協の田島逸雄会長が協定書に署名した。 良知青年部長は「いざという時に備え、顔の見えるつながりを作っていきたい」と話し、田島会長は「社協だけでは支援が不足する事態も考えられる。協力が得られることを大変うれしく思う」と期待した。
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新入学児童に食育マット配布 榛南LC
榛南ライオンズクラブ(LC、水野勝也会長)は29日までに、青少年健全育成事業の一環として、食育を促すオリジナルのランチョンマット約500枚を牧之原市、吉田町の教育委員会に贈呈した。市町を通じて、全ての新入学児童に配布する。 ランチョンマットには主食や主菜、副菜などのイラストが描かれ、バランスの良い食事を取ることの大切さを分かりやすく伝えている。食に関する知識やマナーなども併せて記載した。 29日には同LCの水野会長らが吉田町役場を訪れ、山田泰巳教育長にランチョンマットを手渡した。水野会長は「目で見て食について考えてもらい、素晴らしい人材の育成につながれば」と話した。
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夜空に共演 桜と小山城 吉田でライトアップ
吉田町片岡の能満寺山公園で27日夜、桜のライトアップが始まった。4月上旬まで小山城を背景に美しく浮かび上がる夜桜が楽しめる。 公園にはソメイヨシノとシダレザクラが計37本植えられている。温暖な気候と適度な雨の影響で一気に開花が進み、多くが見頃を迎えている。 ライトアップは午後6時半から9時まで。期間中の土、日曜は小山城を夜間に特別開放する。4月2日からは「世界自閉症啓発デー」に合わせて城を青色にライトアップする。 (榛原支局・足立健太郎)
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新年度計画案を承認 吉田町まちづくり公社
吉田町まちづくり公社(塚本昭二理事長)は27日、本年度の臨時社員総会を町内で開いた。町の魅力発信や新たなにぎわい創出につなげる2023年度の事業計画案を承認した。 23年度の事業計画では、シーガーデン(川尻エリア)景観形成事業として、同エリアの除草に加え、防潮堤緑道などにツルコザクラの花回廊を形成する。町の特産品を活用した魅力発信事業の拡大も狙う。 総会には公社社員として吉田町や町商工会、町内企業の幹部らが出席した。塚本理事長は「協働の流れをさらに進化させることができるよう尽力する」と述べた。
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リニア田代ダム案 結論持ち越し 流域市町「水利権」巡り賛否割れる
大井川利水関係協議会が27日、県庁で開かれ、リニア中央新幹線トンネル工事に伴う湧水の県外流出対策としてJR東海が示した田代ダム取水抑制案について、大井川流域市町や利水団体が説明を受けた。JRは、ダムを管理する東京電力リニューアブルパワー(東電RP)との間で具体的な協議に入るための前提条件を示し、了解を求めたが、市町や利水団体間で賛成意見と慎重な議論を求める意見とで分かれ、結論は持ち越された。 協議会の事務局を務める県は「ダム案が『水利権に影響を与えない』という表現は慎重に調整しないといけない」(森貴志副知事)と文言修正が必要との認識を示した。意見を速やかに取りまとめ、JRの回答を受けて判断
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災害時の支援拠点 焼津・大井川庁舎に開設 国交省 堤防整備の監督も
国土交通省中部地方整備局の「大井川・駿河防災支援センター」が4月1日に焼津市役所大井川庁舎(同市宗高)に開設する。駿河海岸で進める海岸堤防整備の工事監督機能を備えるとともに、災害時の支援拠点を担う。25日に同庁舎で地元関係者らを集めた完成報告会が行われた。 同センターは同庁舎1階に設置する。焼津市内の海岸約3キロで、今後粘り強い構造の海岸堤防整備が計画されている。国土交通省では吉田町に出張所を設けているが、工事箇所により近い場所に拠点を設けることで、事業の着実な推進を図っていく。職員1人が常駐し、工事の現地確認や検査、整備状況の進ちょく管理を担う。 災害時は、同市内の大井川中島地区防災ス
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春の訪れ、各地で彩り チューリップ見頃 県営吉田公園でまつり
吉田町の県営吉田公園で25日、春の訪れを告げる恒例イベント「チューリップまつり」が開幕する。園内のチューリップは既に見頃を迎えていて、4月2日まで来場者を出迎える。 園内に約60品種、7万本のチューリップが植えられている。同公園を指定管理するNPO法人しずかちゃんによると、ここ数日の温暖な気候の影響で一気に開花したという。 期間中、休日には楽器演奏やダンスなどのステージが楽しめるほか、平日にも地元店舗などが地場産品などを販売する。雨天時はステージイベントや出店を中止する可能性もある。 運営協力金として車1台につき200円を求める。
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駅近く利便性で堅調/静岡葵区と駿河区 市立病院周辺に関心/焼津【静岡県内公示地価 中部の取引状況】
国土交通省が22日発表した静岡県内公示地価(1月1日時点)は、新型コロナウイルス禍の行動制約緩和を背景に一定の回復基調を示した。旅行、飲食の需要増で観光地や中心商業地が伸長し、利便性の高い住宅地や工業地も堅調。沿岸部は全体的に下落が続くが、下げ幅は若干縮小している。各地の需給や取引状況を不動産関係者に聞いた。 静岡市葵、駿河区 住宅地は葵区が0・6%と2年連続で上昇。駿河区も0・2%上昇と直近10年間で初めてプラスへ転じた。 JR静岡駅、東静岡駅周辺は分譲、中古マンション需要も含めて堅調で「利便性を重視するコンパクトシティー化の傾向が進んでいる」という。取引例は葵区西草深町で30万円
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吉田町選管説明会 町長選1陣営 町議選14陣営
吉田町選挙管理委員会は22日、任期満了に伴う吉田町長選、町議選(4月18日告示、23日投開票)の立候補予定者説明会を町役場で開いた。 町長選には出馬を表明している現職の田村典彦氏(78)の1陣営のみ出席。町議選(定数13)には現職11人、新人3人の14陣営が集まった。出席者は町選管や牧之原署の担当者らから立候補の届け出の各種手続きや選挙運動の注意点などについて説明を受けた。 町選管によると、1日時点の選挙人名簿登録者数は2万3058人(男1万1601人、女1万1457人)。
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吉田町人事(4月1日)
町民課長(会計管理者兼会計課長)伊藤美絵▽会計管理者兼会計課長(税務課長補佐兼収納管理統括)望月祐子 【退職】議会事務局長八木寿彦=3月31日付
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シラス漁 港町に活気 吉田で初競り
吉田町住吉の吉田漁港で22日、シラス漁解禁後初めての競りが行われた。市場には水揚げされたシラスが次々に運ばれ、港町はにわかに活気づいた。 午前6時前、運搬船を含めた73隻が漁場を目指して出港した。同7時半から始まった初競りでは、関係者が水揚げされたシラスの大きさや色などを吟味し、それぞれの加工場へ運んでいった。 南駿河湾漁協吉田支所によると、初日の水揚げは2.9トン。園田信晴支所長は「初日にしては少ないが、年間を通じて安定した漁を目指したい」と話した。 シラスの漁期は来年1月14日まで。 (榛原支局・足立健太郎)
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20議案を可決 吉田町議会閉会
吉田町議会3月定例会は20日、最終本会議を開いた。126億6400万円の2023年度一般会計当初予算案など追加提出を含む20議案を可決、同意、適任とし閉会した。議員発議の町議会個人情報保護条例の制定案も可決した。
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吉田町人事 国交省の佐藤氏理事起用 災害時対応を強化
吉田町は20日、4月1日付の人事異動を内示した。全体の異動対象者は104人で規模は例年並み。防潮堤整備を継続して推進するため国土交通省に帰任する松原克彦氏の後任には同省から新たに佐藤慎一氏を理事として起用する。頻発する災害に備え、建設課の職員を増員して有事の際の現場対応強化を図る。 主な異動は次の通り。 【理事級】理事(国土交通省)佐藤慎一 【課長級】町民課長(議会事務局長)八木寿彦▽健康づくり課長兼吉田町保健センター所長(町民課長)門田万里子▽福祉課長兼吉田町健康福祉センター所長兼吉田町老人福祉センター所長兼神戸西会館長(健康づくり課長兼吉田町保健センター所長)増田稔生子▽建設課長
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インフルエンザ 5小学校学級閉鎖 静岡や御殿場など
静岡県は15日、小学校5校でインフルエンザに感染したとみられる患者計48人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 御殿場市の小学校11人、同市の小学校6人、静岡市清水区の小学校20人、吉田町の小学校3人、磐田市の小学校8人。
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まつり前に花壇整備に汗 吉田町花の会
吉田町花の会は15日、県営吉田公園で25日から始まるチューリップまつりを前に、奉仕活動の一環として同公園内の花壇の手入れを行った。 多くの人出が見込まれる中、気持ちよく園内を過ごしてもらおうと会員20人が参加した。参加者は公園入り口付近にあるパンジーの花壇で約2時間にわたり、雑草取りや花がら摘みなどに汗を流した。
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2現職に元新挑む/焼津市 選挙戦の可能性を残す/藤枝市 無投票の公算/牧之原市・吉田町、島田市・川根本町【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか➁】
2現職に元新挑む 焼津市 定数2 自民の良知淳行、無所属の諸田洋之の現職2氏に、自民の新人松島和久氏、前回落選した元職塚本大氏が挑む構図になっている。 良知氏、松島氏は自民2議席独占を果たそうと自民市議の支援を受けながら、地盤固めに力を注ぐ。良知氏は3期12年の間に取り組んできた防災対策といった実績を強調しながら、組織を固める。松島氏は市議時代の人脈を足掛かりに支持拡大を図る。 諸田氏はこれまでの議員活動を通じて培った課題解決力をアピールし、市内全域で草の根活動を展開する。塚本氏は現職時代に所属した自民からでなく、無所属での出馬となる。市議と県議を計16年務めた政治経験を前面に押し出し、
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大津波警報想定 避難経路を確認 吉田町で訓練
吉田町は12日、津波避難訓練を実施した。自主防災会ごと町内各地で展開し、町民約3800人が参加した。県の津波対策推進旬間の一環。 町内で震度7を観測し、大津波警報が発表されたと想定。午前8時半に警報発表を知らせるサイレンが鳴り響くと、町民は避難経路を確認しながら、最寄りの津波避難タワーなどを目指した。 内陸部の自主防災会では、避難行動を考える「わたしの避難計画」の作成などを行った。
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自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選
公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。 同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。 推薦する立候補予定者は次の通り。 加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)
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4小中学校で学級・学校閉鎖 インフルエンザ
静岡県は13日、小中学校4校でインフルエンザに感染したとみられる患者計60人が確認され、学級・学校閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 下田市の中学校9人、西伊豆町の中学校31人、吉田町の小学校7人、浜松市西区の小学校13人。
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14日一般質問 吉田町議会
吉田町議会3月定例会は14日、一般質問を行い、6氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 増田剛士 路線認定道路の整備▽平野積 下水道使用料の改定▽楠元由美子 シーガーデンシティ構想のにぎわいづくり▽盛純一郎 町内を走る新しい交通▽山内均 下水道事業の管渠(かんきょ)整備終了後の町水洗化事業▽蒔田昌代 充実した子育て支援の実施
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吉田町 交通拠点IC周辺整備 利便性向上で人流創出へ【ウィズコロナを見据えて 志太榛原23年度予算案④】
吉田町の北部に位置する東名高速道吉田インターチェンジ(IC)は、1969年の供用開始以来、鉄道駅がない同町の玄関口としての役割を担っている。多くの車が行き交う道路の脇ではバスを待つ住民の姿が目立つ。静岡市行きの高速バスを待っていた高校2年の長谷川聖人さん(16)は「町外に出る時はここが起点。静岡の街に行くには一番便利だから」と話す。 同町は新年度、防災とにぎわい創出を両輪で進める「シーガーデンシティ構想」の一環で、交通の結節点としてのICの交通拠点機能強化を進める。同町はこれまで、防潮堤整備など防災分野に多くの予算を配分してきた。構想実現に向けた次の一手では、公共交通の利便性向上を柱とした
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“ぎゅっと”な吉田を発信 ブランドメッセージ、ロゴ作成
吉田町は町の魅力や施策を内外に発信することで、定住人口増加につなげようと新たなブランドメッセージとロゴマークを作成した。今後は職員の名刺や広報紙、ホームページなどに活用し「安心して子育てができる町」としての認知度向上を図る。 ブランドメッセージは「“ぎゅっと”なまち よしだ」。コンパクトな町でありながら防災力の高さや教育、子育て環境が充実している強みを発信する狙いだ。ロゴでは温かみのある人の手が町全体を優しく包み込む様子を表現した。 子育て世代や若年層への認知度を高めるために、メッセージとロゴはターゲット層に近い20~30代の若手町職員が検討を重ねて作成した。企画
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ハローワーク島田管内 1月有効求人1.13倍
ハローワーク島田はこのほど、管内(島田市、牧之原市、吉田町、川根本町)の1月の労働市場状況を発表した。有効求人倍率(実数値)は1・13倍で、前年同月を0・07ポイント下回った。1倍台は1年7カ月連続。原材料高騰や半導体不足が製造業の雇用に与える影響を注視している。 新規求人は産業別に見ると、製造業全体が前年同月比23・6%減の317人。食料品製造業は54人で28・0%減だった。 運輸業・郵便業は25・8%減の92人。卸売業・小売業は21・7%減の108人。医療・福祉は23・2%減の219人。 新規求人数は1068人、新規求人倍率が1・76倍だった。
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16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑
統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。 無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧
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事前説明会に28陣営 静岡県議選中部地区 4選挙区で選挙濃厚
静岡県選挙管理委員会は3日、県議選(3月31日告示、4月9日投開票)の中部地区7選挙区の立候補予定者説明会を県庁で開いた。計28陣営が出席し、4選挙区で選挙戦が濃厚となった。 藤枝市、牧之原市・吉田町、島田市・川根本町の3選挙区は無投票の公算が大きくなった。 同日の説明会には、西部地区の菊川市選挙区で出馬を検討する1陣営が新たに出席した。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。 静岡市葵区(5)8、同駿河区(4)5、同清水区(4)5、焼津市(2)4、藤枝市(3)3、牧之原市・吉田町(1)1、島田市・川根本町(2)2
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工夫満載のポーチ 販売会で披露 吉田・自彊小 地元企業と共同開発
吉田町立自彊小の6年生は3日、キャリア教育の一環で地元の本橋テープ(同町住吉)と共同で開発したオリジナルミニポーチの販売会を同小で開いた。 ポーチは町独自の総合学習「吉田探究」で「働くこと」をテーマに1年間学習を進めてきた成果として制作。児童は本橋テープの担当者からアドバイスを受けながら、デザインや機能性などについてお互いに意見を出し合い、富士山や町の特産品のレタス、ウナギをイメージした4種類のポーチを作り上げた。 販売会では、「ポーチはいかがですか」などと来場した保護者らに積極的に声をかけたり、工夫した点を説明したりして購入を呼びかけた。堀本真央君(12)は「全員のアイデアが詰まった商
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防潮堤や堤防整備 吉田町
吉田町議会3月定例会が1日開会し、田村典彦町長が2023年度の施政方針を示した。第5次総合計画の最終年度を迎えるに当たり、「町民の暮らしを支え守ることを第一に考えるとともに、住民サービスの向上に努める」と述べた。 田村町長は23年度当初予算案の概要や主な事業を説明。「被災しないまち」の具現化に向けた防潮堤や堤防整備に加え、にぎわい創出を目指した取り組みなどを進めるとした。 3月定例会の会期は20日までの20日間。初日は23年度一般会計当初予算案など19議案を上程した。
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小山町 攻守替え再対決/清水町 現新対決/富士宮、吉田は無投票か【首長選の構図 統一地方選㊦】
「停滞する町を前進させる」。小山町長選で4年ぶりの返り咲きを狙う元職込山正秀氏(75)は後援会事務所開きで、再選を目指す現職池谷晴一氏(72)を批判した。 ふるさと納税の高額返礼品などを巡り、込山氏批判を展開した池谷氏が接戦を制した前回選。攻守を入れ替え、2度目の対決の込山氏は町職員の士気低下や町基金残高減少を問題視する。 池谷氏は文化芸術イベントなどで「町民の幸福度は高まっている」と実績を誇示。草の根の力で組織力をはねのけた4年前の再現をもくろむ。 選挙戦の争点は「倫理」と設定。込山氏を念頭に「ルールを守らない町政を絶対に繰り返してはならない」と語気を強める。 清水町 関氏実績問わ
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吉田町下水道料上げ「妥当」 審議会が答申書
吉田町下水道料金等審議会(会長・遠藤誠作北海道大大学院公共政策学研究センター研究員)はこのほど、町から諮問を受けていた下水道使用料の改定について、2024年度に使用料を引き上げるのが妥当とする答申書を田村典彦町長に提出した。 答申では現行の使用水量10立方メートルまでの「基本水量制」を廃止し、「基本使用料」は910円から1100円に引き上げた上で、1立方メートルにつき使用料を加算する「従量制」を併せる料金体系を示した。また加算する従量使用料には累進制を設定した。 町によると、下水道使用料は1995年の供用開始以降、一度も改定されていない。21年度の経費回収率は5割で、不足する事業費用は町
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静岡の食、都内へ発信 静岡県東京事務所 飲食店関係者が産地視察
静岡県東京事務所は26日、都内で飲食店を営む事業者らを対象に、県産品の新たな「食の魅力」を発見してもらう視察ツアーを県中部地域で行った。 ツアーには県内出身の飲食店関係者9人が参加した。多品目・多品種栽培を展開する桑高農園(吉田町)では、同園の桑高史之さん(45)から大井川の豊富な伏流水を水源に栽培する野菜の特徴を聞いたり、農地を回りながらレタスや春キャベツをその場で試食したりした。その後、同農園の野菜を扱った料理を提供する「グランド デイム」(同町)で食材の味を堪能した。 このほか、河村養蜂場(牧之原市)や尾州真味屋総本舗(藤枝市)、萩錦酒造(静岡市駿河区)も視察した。 静岡の季節料
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新型コロナテーマに医療シンポ 3月12日、静岡市民文化会館
新型コロナウイルスの感染対策や罹患(りかん)後症状、ワクチン副反応について医師が対談する「医療シンポジウム」が3月12日午後0時半~4時、静岡市葵区の市民文化会館で開かれる。オンラインでの聴講もできる。参加費千円。高校生以下は無料。 2部制。前半は「3年間の感染対策は適正だったか」をテーマに、市立静岡病院の岩井一也感染管理室長と静岡済生会総合病院の塩田勉小児科医が対談する。後半は、コロナ罹患後やワクチン接種後に体調不良が続く患者を診てきた都内の医師ら3人が、診療態勢の課題などを討論する。 子どもへの新型コロナワクチン接種に慎重な考えを持つ政治家や医療関係者などでつくる「こどもコロナプラッ
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にぎわい創出の基盤強化 吉田町23年度当初予算案 一般会計最大126億円
吉田町は22日、2023年度の当初予算案を発表した。一般会計は22年度当初比6・0%増の126億6400万円と過去最大。最終年度を迎える第5次総合計画の集大成として、防災や教育・子育て環境の充実を引き続き推進しながら、「にぎわい創出」の基盤強化へ重点を置いた。 田村典彦町長は「防災とにぎわい創出を基本に第5次総合計画から6次総へとつなげる年」と位置づけた。 防災と地域活性化の両輪で進める「シーガーデンシティ構想」の軸となるにぎわい創出では、交通の要所となる東名高速道吉田インターチェンジ(IC)周辺の公共交通拠点の基本設計などを進めるほか、交流拠点としての活用を見込む吉田漁港多目的広場の整
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吉田中生、魅力ある町へ提言 「豊かな自然」「治安」 町役場で学習成果発表会
吉田町教委は20日、中学生による「まちづくり」をテーマにした学習成果発表会を町役場で開いた。吉田中の生徒が、田村典彦町長をはじめ町幹部に対して、町の良さや課題を踏まえた提言を行った。 同町では小学3年から中学3年までの間、町独自の総合学習「吉田探究」の一環で、多彩な角度から郷土について理解を深める学習を展開する。中学3年時には学びの集大成として、全生徒がまちづくりについての意見をまとめている。 今回は同校を代表していずれも3年の杉本紗菜さんが「豊かな自然」、高橋奏多さんが「食べ残しゼロ」、高橋樹生さんが「治安」に着目し、独自のまちづくりの考え方を提案した。 田村町長は講評で「どの提言
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女性支援へ実態調査 23年度、基本計画策定 静岡県議会、健康福祉部長答弁
静岡県議会2月定例会は20日、公明党県議団の高田好浩氏(静岡市葵区)が代表質問を、無所属の大石健司氏(牧之原市・吉田町)と自民改革会議の落合慎悟氏(藤枝市)が一般質問を行った。八木敏裕健康福祉部長は、ドメスティックバイオレンス(DV)や性被害、生活困窮などに直面する女性の支援に関する基本計画を2023年度に策定する方針を明らかにした。近く課題把握に向けた実態調査に乗り出す。高田氏への答弁。 女性の福祉増進や人権擁護を基本理念に掲げる「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が24年4月に施行されることに伴う対応。 実態調査は県内の成人女性千人程度を対象に実施し、家庭状況や収入、就業形
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SDGs地域に広げる 吉田・中央小 児童が学習成果披露
国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)について学習を展開している吉田町立中央小の6年生が4日、「SDGsデー」を同校で開いた。成果発表やグループワークを通じてSDGsの重要性を地域住民に発信した。 同町独自の総合学習「吉田探究」で1年間にわたって理解を深めてきた児童らは、飢餓や貧困など世界や日本を取り巻く現状を紹介した。グループワークでは「今日から実践できるSDGsにつながる行動」をテーマに地域住民と意見を交わし、参加者一人一人が17項目ある目標の中で、どの問題に対して今後意識を高めていくかを考えた。会場では食品ロスをテーマにした映画も上映した。 イベントには地域住民や保護者を含め約
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妊娠と出産時に各5万円支給へ 吉田町
吉田町議会は3日、臨時会を開き、妊婦や子育て家庭への支援策を盛り込んだ町一般会計補正予算案を原案通り可決し、閉会した。 支援策は国が創設した「出産・子育て応援交付金」に伴った事業で、妊娠時と出産時に各5万円を支給する。2022年4月以降に妊娠届の提出または出産した町民も対象で、出産を終えている場合は一括支給する。伴走型相談支援として面談なども行う。 事業は6日からの開始を予定している。
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1000年続く「吉田たんぼ」 収穫米でビールも 静岡県吉田町【わたしの街から】
稲作、レタス栽培… 二毛作盛んな田園地帯 吉田町のシンボル「小山城」の南側に広がる広大な田園地帯。地元住民に「吉田たんぼ」と呼ばれるこの場所は奈良・平安時代に条里田として整備されたと考えられ、千年以上も前から町の農業の歴史を紡いできた。夏から秋には稲作、冬にはレタス栽培が盛んで、四季の移ろいとともにさまざまな姿を見せる。 町教委の資料によると、吉田たんぼの歴史は古く大化の改新(7世紀半ば)以来、稲作が行われていたという。周辺地域からはその存在を裏付ける出土品や集落跡が発見され、条里制遺跡として町の文化財指定を受けている。 1955年ごろになると冬のレタス栽培が始まった。駐
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避難の段階的変化課題確認 静岡県原子力防災が図上訓練
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年ぶりに開かれた31日の県原子力防災訓練の図上訓練。原発事故の広域避難は事故の進展度合いによって住民が取るべき行動が段階的に変化し、対応が複雑となる。今回の訓練はコロナ禍後に初めて原子力防災担当になった職員も多く、参加者からは各班の機能や役割分担の可視化などの課題が挙がった。 大規模地震との複合災害が起きた場合、浜岡原発の原子炉の冷却機能が全て失われる全面緊急事態が発生すると、発電所から5キロ以内の御前崎市や牧之原市の一部で住民が長野県に避難を開始する。放射性物質の放出が始まると放射線量のモニタリング結果に応じて、31キロ以内の対象市町で圏外避難が必要に
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横断歩道の渡り方は? 就学前園児が交通安全学ぶ 吉田
静岡県交通安全協会牧之原地区支部はこのほど、就学前の園児を対象にした交通安全教室を吉田町のわかば保育園で行った。年長園児が小学校入学を前に、交通ルールや正しい道路の歩き方を学んだ。 園児らは交通安全指導員による交通安全に関する講話を聞いた後、ランドセルに見立てたリュックを背に園周辺の道路を歩いた。横断歩道では押しボタン式の歩行者信号の使用方法を学んだほか、雨天時を想定して傘を差しながら歩く訓練も行った。
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静岡県議選 自民県連が大石氏公認 牧之原市・吉田町選挙区
自民党県連は27日、4月9日投開票の県議選で牧之原市・吉田町選挙区から出馬する現職大石健司氏の公認を決めたと発表した。26日付。大石氏は現在、県議会の会派には所属していない。
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書き初め 202点審査 吉田町教委、小中学生力作展示へ
吉田町教委はこのほど、本年度の町書き初め展の審査会を町役場で開いた。 町内の3小学校、1中学校から硬筆、毛筆の計202点が寄せられ、各校の教諭が審査を行った。出品作品は26日~2月6日、吉田町立図書館で展示する。 主な入賞者は次の通り。 【町長賞】糸川希優(自彊小1)斎藤莉桜(中央小2)杉山波菜(自彊小3)原田璃々亜(中央小4)水野心鼓(住吉小5)大塚心彩(中央小6)本間美咲(吉田中1)杉本藍(同2)小林来瞳(同3)
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ポスト介し思い共有 地域と学校、つながり深く 吉田・自彊小
吉田町立自彊小は20日、児童や地域住民が要望や意見を自由に投かんできる「ともにポスト」を同校敷地内に設置した。本年度からコミュニティ・スクール(CS)が導入され、地域が学校運営に携わる機会が増える中、学校と住民とのつながりをより一層深めることが狙いだ。 教育資材として同校に設置されていたものの、現在は使用されていなかったポストを活用した。ポストを水色に塗装した後、全校児童から募ったイラストをあしらい完成させた。投かん用紙に規定はなく、学校に対する意見や要望を自由に述べることができる。内容についてはCSディレクターが作成する「コミュニティ・スクール通信」を通じて学校や地域に共有されるという
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児童生徒と教職員の作品ずらり 牧之原で22日まで
榛原地区教育芸術祭(榛原地区教育協会など主催)が21日、牧之原市の川崎小体育館で開かれる。22日まで。 同市、吉田町、川根本町の児童生徒や教職員らの作品565点が並ぶ。児童生徒が手がけた絵画や立体作品、自由研究の成果をまとめた資料に加え、退職者を含む教職員の写真、手芸作品など多彩な展示物が会場内を彩っている。 新型コロナウイルスの影響で開催は3年ぶり。
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書き初め力作並ぶ 吉田町で22日まで
静岡県書道連盟創立75周年を記念した県書きぞめ榛南地区展(静岡新聞社・静岡放送後援)が20日、吉田町の町中央公民館で始まった。22日まで。 同地区の書道教室に通う園児から一般までの作品を展示した。最高賞の県知事賞に輝いた鵜飼星空さん=池新田高2年=の力作などが並び、訪れた人を楽しませている。そのほかの主な受賞者は次の通り。 ▽県議会議長賞 太田萌華(川崎小4)藤岡かや(吉田中2)▽県教育長賞 大石穂香(吉田中1)▽県文化協会会長賞 河原崎美幸(相良高3)▽県書道連盟会長賞 水野心鼓(住吉小5)鈴木蒼唯(中央小6)大石心菜(相良中3)▽榛南書道協会会長賞 南谷亜胡(坂部小6)松本由津葉(中
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新春交流会で誓い「飛躍の1年に」 吉田町商工会
吉田町商工会(増田学会長)は11日夜、新春交流会を同町の片岡会館で開いた。会員事業所や各種団体の代表者ら約120人が出席し、地域経済の発展へ誓いを新たにした。 増田会長は「長引くコロナ禍やウクライナ侵攻による資材不足などの影響で商工業者は厳しい状況下にあるが、今年は干支(えと)のように飛躍の一年となることを願っている」とあいさつ。出席者は積極的に情報交換し、町の発展を願いながら万歳三唱で会を締めくくった。
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乾燥装置に女性の視点 大川原製作所 コンセプト機開発、音声案内やタッチパネル
乾燥装置メーカーの大川原製作所(吉田町)は、初心者でも操作しやすいタッチパネルや音声案内機能などを搭載したコンセプト機「しゃべるリボコーン」を開発した。若手女性従業員が企画・開発し、簡便さや安全性にこだわった。 しゃべるリボコーンは、シェルと呼ばれる円すい型容器に食品などの原材料を入れ、かくはんしながら水分を蒸発させる仕組み。複数のボタン操作が必要だった従来機の煩雑さを省き、音声に従ってパネルに触れれば誰でも安全に扱える。シェルの洗浄はこれまで、工具を使ってボルトを外し、内部の部品「リボン」をクレーンでつり上げていたが、工具やクレーンがなくても解体・組み立てができる工夫も施した。 若手従
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大人の一歩晴れやか はたちのつどい 若人が誓い【牧之原/吉田町/川根本町】
志太榛原地域の市町で8日、「はたちの集い」が開かれた。民法改正による成人年齢の引き下げに伴い全ての市町が式典の名称を変更し、参加者の新たな門出を祝った。 牧之原 地域の存続学ぶ 牧之原市は相良総合センター「い~ら」ではたちの集いを実施し、337人が集まった。 杉本基久雄市長は式辞で「教養と英知を身に付け、市の代表として世界に羽ばたいていくことを願っている」と激励した。参加者を代表し、大石紗矢香さんは「多くの方々に支えられ20年を歩んできた」と述べ、植田勝也さんは「地域の存続について学び、牧之原市の活性化につなげることを誓う」と抱負を語った。 会場に訪れた各中学校の恩師がお祝いの言葉を述
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久保ひとみさん 子育て経験語る 2月12日、吉田町でフォーラム
吉田町と町女性団体連絡協議会は2月12日に同町の学習ホールで開催する「よしだ未来フォーラム」の参加者を募集している。締め切りは今月10日。 テレビやラジオ番組で活躍するタレント久保ひとみさんが、仕事との両立を踏まえた子育てに対する向き合い方などを自身の経験をもとに講演する。 対象は町内在住者と在勤者。入場無料。申し込み、問い合わせは町企画課企画調整部門<電0548(33)2136>へ。
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静岡県の総合防災訓練 9月3日 浜松と湖西で実施
静岡県は6日、2023年度の県総合防災訓練について、9月3日に浜松、湖西の両市で実施すると発表した。南海トラフ巨大地震を想定する。 テーマは「自分を守る 家族を守る 地域を守る―みんなで取り組もう自助・共助・公助―」。両市のほかに広域防災拠点の静岡空港でも実施する。2月8日、湖西市で防災関係機関などを対象にした全体説明会を開く。 県総合防災訓練は1979年度に始まった。22年度は新型コロナウイルス禍で3年ぶりに開催し、島田市や吉田町など2市2町を会場に約40万人が参加した。
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「地下水、町の生命線」吉田町長 湧水流出に改めて懸念【大井川とリニア】
吉田町の田村典彦町長は6日の定例記者会見で、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川の水問題について、「地下水は町の生命線」と述べ、湧水の流出について改めて懸念を示した。 田村町長は流量減少による最大の懸念材料に地下水の塩水化現象の可能性を挙げ、「町内にある企業が使用している水などが使えなくなる恐れがある」と強調した。JR東海が山梨県から静岡との県境を越えて実施予定の工事に伴った高速長尺先進ボーリングを巡り県が懸念を示している中、「本当に問題はないのかをぎりぎりまで詰めていただきたい」と述べた。
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首長訓示で決意新た 各自治体、仕事始め 藤枝市/島田市/牧之原市/川根本町/吉田町
志太榛原地区の市町は4日、仕事始めを迎えた。長引く新型コロナウイルスや物価高騰などの影響で地域が疲弊する中、各自治体の職員は首長の訓示を受け、決意新たに業務に取りかかった。 藤枝市 ワンランク上の魅力あるまちへ 仕事始め式で北村市長(左)の話を聞く職員=藤枝市役所 藤枝市は、仕事始め式を市役所で行った。北村正平市長は、2022年は藤枝MYFCのサッカーJ2昇格や市民大学の開学などで藤枝が注目を集めたとした上で、「さらにワンランク上の魅力あるまちづくりを進めていきたい」と抱負を語った。 幹部職員ら約80人が出席した。北村市長はコロナ禍が続くことなどに触れ、「リスクが大きい時こそ行政
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「幸福を呼ぶ鳥居」登場 新年迎える準備万端 吉田・川尻海岸
元旦の初日の出客を出迎えようと、吉田町商工会川尻支部(福世隆二支部長)などはこのほど、年末年始期間限定となる「幸福を呼ぶ鳥居」を3年ぶりに同町の川尻海岸に設置した。 2000年から続く恒例行事。同支部と川尻壮年会のメンバーが地域の繁栄などを願い高さ3メートルの鳥居を設置した。元旦には午前6時ごろから、甘酒などを振る舞うという。 鳥居の設置は1月14日まで。福世支部長は「新しい年を晴れやかな気持ちで迎えてもらえたらうれしい」と話した。
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サクラエビ秋漁 12月中旬に急回復 規制導入の2018年以降、最多漁獲へ
25日に最終日を迎える駿河湾サクラエビ秋漁で、漁獲量が12月の操業で急回復し、好調に推移している。23日時点の総漁獲量は約182トン。県桜えび漁業組合が自主規制をスタートし、水揚げがゼロだった2018年秋以降では最多となった。実石正則組合長は「ようやく資源回復が確証に変わりつつある。ただ、まだまだ回復途上なので期待しつつ来春もしっかり資源状況を見極めたい」とした。 例年、大井川沖を主な漁場とする秋漁は悪天候の影響で解禁から5日遅れの11月6日に初漁を実施したが、昨秋を下回る約3トンの水揚げと出だしは振るわなかった。11月中は海水温が下がらず、まとまった魚群が現れない漁に不適な環境の中、1日
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遠鉄がスズキ車販売 代理店契約を締結 社長「ニーズ多様化応える」
スズキと遠州鉄道(浜松市中区)は23日、四輪車販売の代理店契約締結を発表した。遠鉄がスズキの新車販売を手がけるのは初めて。遠鉄の丸山晃司社長は同日、「軽自動車を含めてラインアップを増やし、多様化する顧客のニーズに応じたい」と述べ、自動車関連事業を拡充する考えを示した。静岡新聞社の取材に応じた。 遠鉄は2018年に静岡トヨタ自動車(静岡市駿河区)を子会社化し、20年にネッツトヨタ浜松を同社に統合するなど、県内で計55店舗を運営している。新たにスズキ車を扱うことについて、丸山社長は「遠鉄グループとして多様な車種やサービスを幅広く提案できるようになる」と利点を強調した。 同社は23年4月、浜松
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園児、ボール遊び楽しく 藤枝MYFC 吉田でサッカー教室
サッカーJリーグ藤枝MYFCは21日、吉田町のさくら保育園でサッカー教室を開催した。アカデミースタッフの古泉達也さん(36)が講師を務め、園児にボールと触れあう楽しさを伝えた。 ボール遊びや体の使い方の指導を通して、運動の楽しさを伝えるのが狙い。年長園児15人が参加した。サッカーボールを使った体操やレクから始まり、リフティングやドリブルの練習にも挑戦した。 田中壱樹君(6)は「ボールを扱うのが難しかったけど、サッカーの楽しさが分かった」と笑顔で話した。 教室は町内4保育園で行われた。1月も同じ4保育園で開催する予定で、古泉さんは「サッカーの楽しさを多くの子どもたちに伝えたい」と語った。
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地域活性化と防災力向上へ 情報発信、よりミクロに 吉田町まちづくり公社理事長/塚本昭二氏【本音インタビュー】
官民一体で地域の魅力発信や防災を推進することを目的に設立された一般社団法人「吉田町まちづくり公社」。町内の特産品の掘り起こしや企業活動の支援、ボランティア活動などを機動的に展開する中、新たに就任した新理事長に今後の展望を聞いた。 -設立の経緯は。 「人口減少に伴い多面的な観点から自治体間での競争が高まりを見せる中、町の課題の一つが地域の情報発信だった。行政や既存の機関とは別の切り口を目指し、町の地方創生総合戦略の中に位置付けられる形で行政や自治会、地域の経済団体に加え、有識者らを発起人として2016年に設立された」 -注力する事業は。 「昨年から地域の優れた特産品を『よしまちべっぴ
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新聞エコバッグ商店で販売へ 吉田・中央小 SDGs地域理解促進
国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)について学習を展開している吉田町立中央小の6年生が、SDGsの地域への理解浸透を目的に、新聞を活用したエコバッグの販売活動を開始する。16日には町内のスーパーなどを訪れ、販売に向けた作業を行った。 児童らは本年度、町独自の総合学習「吉田探究」で「ふるさとの未来」をテーマに学習を進めてきた。来年2月には同校で学習の成果を地域住民に披露する「SDGsデー」の開催を計画していて、エコバッグの販売収益をイベントの運営費用に充てるという。 同町のスーパー「カネハチ川尻店」を訪れた児童らは従業員に販売活動への協力を呼びかけ、手製のポスターの貼り付け作業などを
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14議案を可決 吉田町議会が閉会
吉田町議会12月定例会は15日、最終本会議を開いた。本年度の一般会計補正予算案や議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正案など14議案を原案通り可決し、閉会した。
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リニア工事 県境越えボーリングに厳しい声 「まず田代ダム案議論を」 流域10市町首長の意見交換会
静岡県庁で11日に開かれたリニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水問題を協議する県有識者会議の地質構造・水資源専門部会の委員と大井川流域10市町首長の意見交換会では、JR東海が山梨県から静岡との県境を越えて実施する方針を示している高速長尺先進ボーリングについて厳しい意見が相次いだ。多くの首長は湧水の流出対策として田代ダム取水抑制案とセットでの協議を求め、前提として同案の実現性を高める議論を進めるべきだとの考えを示した。 委員側は首長の質問に答える形で、同ボーリングにより県境付近の破砕帯から大量湧水が発生する懸念などを伝えた。 北村正平藤枝市長は「水を戻す方法とセットでないと流域は安心で
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一般質問、12日に 吉田町議会 5氏が登壇
吉田町議会12月定例会は12日、一般質問を行い、5氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 中田博之①災害廃棄物処理▽平野積①町タウンミーティング②学力向上▽楠元由美子①観光施設の整備と町のおもてなし▽山内均①汚水処理事業と水洗化▽蒔田昌代①産業振興のまちづくり
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昭和東南海地震78年 市川さん(袋井出身)が体験絵本化 静岡県内犠牲295人
静岡県内で犠牲者295人を出した1944年12月の昭和東南海地震から7日で78年。太平洋戦争中で惨事を伝える写真などは少ない上、体験者の高齢化で語り継ぐことが年々難しくなっている。被災した当時袋井町西国民学校(現・袋井市立袋井西小)3年生で、2009年に体験をまとめた絵本を著した市川和子さん(86)=東京都=は「思い出すと今でも震えるほど怖い。地震は繰り返されるので、今後の防災に役立ててほしい」と伝承の継続を願う。 絵本は「東南海地震 八歳の記憶」と題して自費出版した。A4判10ページで、市川さんによる水彩画の挿絵と体験談を掲載。約65年前の記憶を頼りに制作した市川さんは「今でもそこにいる
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環境への視野より広く 松浦スチロール工業所(吉田町) 松浦令和社長【キーパーソン】
1956年創業の発泡スチロールメーカーとして魚箱や緩衝材、建材などを製造し、県内トップのシェアを誇る。原油高といった製造コストの高騰に加え、企業として環境問題への取り組みが求められる時代にどう対応するのか、新社長に聞いた。 -自社の強みは。 「創業以来培った発泡スチロール製造のノウハウは最大の強み。魚箱やフルモールド用ブロック、家電の緩衝材と構造部材、農業資材など多種多様なスチロール製品を生産することができる。町内に大規模な生産拠点を3カ所設けていることで生産能力も高い。魚箱など新型コロナウイルスの影響で落ち込む製品も一部あったが、巣ごもり需要による家電関連の受注でカバーできた」 -原
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吉田町の未来 高校生議論 町総合計画 若者の声反映へ
吉田町は4日、「高校生まちづくりミーティング」を町内で開いた。町内在住の高校生が参加し、地域の良さや課題、町の未来の姿について考えた。 2024年度から始まる第6次町総合計画策定に向けて、若者の意見を反映させることが狙い。生徒は総合計画に関する基本的な知識を学び「吉田町の現状と課題」をテーマに意見交換した。 「交通手段が少ない」「店舗が町内の一部に集中しすぎている」など、それぞれが考える課題を挙げながら、問題を解決するアイデアについても検討。未来のまちの姿についても議論した。 参加した榛原高1年の川本裕大さん(16)は「自分が住むまちについて深く考えたことはなかった。他市町と比べて良い
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住民連携で備え確認 「地域防災の日」静岡県中部各地で訓練
「地域防災の日」の4日、大地震など大規模災害を想定した防災訓練が静岡県中部の各地で行われた。参加住民らはさまざまな災害に備え、互いの連携のあり方を確認した。 静岡市駿河区・川原自治会連合会はゲーム形式で防災学習 静岡市駿河区の川原自治会連合会は、地図に示されたポイントを巡りながらゲーム形式で防災を学ぶ「防災ロゲイニングinかわはら」を開催した。 同市では初めての取り組みで、静岡大防災総合センターの村越真副センター長がディレクターを務めた。川原小校区の住民や長田南中生ら79チーム約240人が参加した。 ポイントは地域の防災倉庫や津波避難タワーなど30カ所を設定。参加者はハザードマップと
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吉田町 高校生が粘り2位 清水町との“ガチンコ”は苦杯【市町対抗駅伝】
前回初優勝を果たし、連覇を狙った吉田町。今回は互いにベストメンバーをそろえた清水町との「ガチンコ勝負」(中島監督=吉田中教)。目標通りチームの過去最高タイムをたたき出したが、大会新記録を打ち立てた清水町の背中はさらにその先にあった。 10区までは想定通りの展開だった。県高校男子1500メートルランク1位の5区杉浦(藤枝明誠高)は「清水町にどれだけ差をつけられるか」と勢い良くスタート。2分近い差をつけ、区間全体1位、4年連続区間新の快走を見せた。 逆転を許した後も、11区水野(藤枝明誠高)で再度ひっくり返す作戦だった。水野は区間賞で期待に応えたが、清水町の粘りに「前との差がなかなかつまらな
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不屈の魂、恩師に応えた 市の部3連覇の浜松市北部・杉保選手【市町対抗駅伝】
浜松市北部の杉保滉太選手(24)=スズキAC=は浜松麁玉中、浜北西高時代とも大会とは無縁。「出場選手がうらやましく、テレビを見るのも嫌だった」。麗沢大で急成長したが、箱根駅伝予選会では2度も次点。一度も学生駅伝を走れない4年間を過ごした。 それでも、故郷に戻って奮闘する姿を中学の恩師でもある杉原勇蔵監督(66)=浜松開誠館高職=は見てくれていた。9月にアンカーを打診され「ずっと走りたかった。うれしかった」。 念願の初出場を果たした今大会は近年まれに見るデッドヒートになったが「絶対に勝つ」と序盤から飛ばして勝負を決めた。「地元で勇姿を見せたいと思っていたはず。選んでよかった」と杉原監督。日
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挫折乗り越え成長実感 町の部V清水町・岩崎選手【市町対抗駅伝】
清水町の岩崎陽生選手(18)=拓殖大=は高いレベルを求めて函南中から長野県の名門、佐久長聖高へ進学。だが、全国屈指の厳しい競争にけがも重なり、全国高校駅伝(京都市・都大路)でのメンバー入りはかなわなかった。中学時代に指導を受けた朝倉和也監督(63)=清水町教育長=に参戦を誘われたのは「大学で力を付ける」と燃えていた時。アンカー起用を意気に感じ出場した。 レースはアンカー区間の歴代最高記録保持者で、実業団でも活躍する吉田町の三輪晋大朗選手(30)=中央発條=に追われる展開。だが、追い上げを許さずにさらに突き放した。「今までの駅伝で一番」。駿河路を踏みしめる一歩一歩に成長を実感した。 大学で
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吉田町 40歳鈴木選手初出場 “大人の青春”区間4位 町の部2位【市町対抗駅伝】
吉田町は町の部連覇を逃したが、初出場の2人が決意を胸にたすきをつないだ。 6区の鈴木拓己選手は40歳にして市町対抗駅伝初出場。約10年前、健康維持を目的にランニングを始め、四十路(よそじ)を前に駅伝を意識するようになった。「町の代表として何かに取り組む経験がなかった。“大人の青春”と思って『やってやろう』と決めた」 島田市内で仲間たちと練習に励む。区間4位の12分27秒には「あと10秒縮めたかった」と悔しさをにじませる。「来年は他市町の選手ともっと渡り合いたい」と意気込んだ。 同じ初出場の9区岩本陸斗選手(中央小5年)も区間7位の力走。チーム入りがかなわなかった
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盆栽教室生ら育てた力作並ぶ 吉田町・県営公園
吉田町文化協会の盆栽教室による作品展が3、4日、同町の県営吉田公園管理棟で開かれる。 盆栽教室の生徒ら14人が手塩にかけて育てた力作約20点を出品。秋の季節感をテーマに赤く染まったモミジや「実りの秋」を思わせる実ものなどが並ぶ。 開館は午前9時から。同協会盆栽部の石神公司部長(80)は「季節の移ろいを楽しんでほしい」と話した。
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14議案を上程 吉田町議会 12日に一般質問
吉田町議会12月定例会が1日、開会した。会期を15日までの15日間と決めた後、1億円を追加する本年度一般会計補正予算案など14議案を上程した。 一般質問は12日に行う。
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参画期待も「候補不足」 地域の要職担う機会を【地方議会と女性 第3章 “均等”への道③】
「次回選挙にはぜひ女性に出てほしいが、なかなか手を挙げてもらえない」-。県内の市としては唯一、議会に女性議員がいない下田市。この夏、県内女性市町議員によるネットワーク組織「なないろの風」が同市で開催した啓発キャラバンで、市議会の男性議員4人はこう訴えた。 会場を埋めた女性に交じった4人は、昨年7月、市議会が女性や若者の議会参画促進などを目的に立ち上げた議会改革検討会のメンバー。席上では、議会としての問題意識の高まりに期待が寄せられた一方、なり手不足は解決の見えない課題として議論に影を落とした。 同市議会は定数13人、現職の平均年齢は68歳超。「男性のみでは審議内容も偏る。子育てや教育など
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牧之原~御前崎の藻場 「CO2吸収源」に静岡県内初認証 脱炭素社会目指す企業と取引へ
地元漁業関係者やNPOが保全に取り組んでいる牧之原市と御前崎市の沿岸域のカジメなどの藻場が、二酸化炭素(CO2)の吸収源として専門機関に認証されたことが24日までに分かった。海洋生態系が取り込む炭素は「ブルーカーボン」と呼ばれ、脱炭素社会の実現に向けて近年国際的に注目が高まっている。 牧之原市の坂井平田港から御前崎市の御前崎港にかけて分布するカジメ約17ヘクタールの吸収量49・1トンと、御前崎港西側の久々生(くびしょう)海岸のコアマモ約0・3ヘクタールの吸収量1トンを、国土交通省と連携するジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE、神奈川県)が「Jブルークレジット」として認証した。県内で
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吉田町長選 現職・田村氏が出馬を正式表明
吉田町の田村典彦町長(78)=同町住吉=は24日、町役場で記者会見を開き、任期満了に伴う町長選(4月18日告示、23日投開票)に、7選を目指して無所属で出馬すると正式に表明した。 東日本大震災を契機とした防災対策とにぎわい創出を両輪で進める「シーガーデンシティ構想」に基づくまちづくりの推進を掲げ、「構想の具現化に向けた取り組みをできる限り実施したい」と強調。流域治水対策、東名高速道吉田インターチェンジ周辺の観光、都市基盤の整備なども目指すとした。 2003年の町長選で初当選。県選管によると、連続当選6回は県内市町の現職首長で最多。町長選への出馬を正式に表明したのは田村氏が初めて。
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災害情報を円滑発信へ 外国人支援で意見交換 吉田町
静岡県国際交流協会などはこのほど、災害時の外国語ボランティアへの理解を深める研修会を吉田町の健康福祉センター「はぁとふる」で開いた。ボランティアに関心のある25人が、具体的な活動内容や支援のニーズを学んだ。 県国際交流協会の職員は大規模災害時に県が設置する多言語支援センターの機能や支援体制を解説。災害情報を円滑に発信するための翻訳や通訳を担うボランティアの必要性を強調した。 支援ニーズを探るグループディスカッションでは、日本人参加者と町内在住の外国人が今年9月に発生した台風15号などをテーマに意見交換した。外国人参加者からは「アラームが漢字ばかりで意味が分からなかった」「怖かったけど状況
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民意反映の総合計画へ 吉田町タウンミーティング 災害対策など説明
吉田町は19日、まちづくりタウンミーティングを町内で開いた。2023年度中の策定を目指す第6次町総合計画基本構想(24~31年度)について、地域住民の意見を反映させることが狙い。 会場には田村典彦町長をはじめ、町幹部らが出席し、5次総に基づいてこれまで進めてきた各種施策の進捗(しんちょく)状況や住民意識調査の結果などを説明した。田村町長は次期総合計画の大きな柱として、地震や風水害といった自然災害への対策▽にぎわい創出▽高齢者や子どもに対する施策の充実-を挙げ、「町民だけではなく、町外の人々にも選ばれるまちを」と述べた。 今後のまちづくりに関する参加者との意見交換では、「交通の利便性向上」
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犯罪被害者支援 対応方法など議論 牧之原署
牧之原署は15日、犯罪被害者支援連絡協議会(会長・高橋宏文署長)を同署で開いた。シミュレーション訓練などを通じ、効果的な被害者支援の在り方について議論した。 協議会には同署幹部や医師、牧之原市、吉田町の職員らが参加した。担当者が管内での発生事件の情勢報告や被害者支援の状況を説明した後、殺人事件の発生を想定したシミュレーション訓練を実施。家族構成や経済状況を踏まえながら、被害者が直面する問題に対して各機関が取るべき支援や、対応方法などを議論した。高橋署長は「被害者支援の活動は関係機関との連携と協力があってこそ成り立つ。支援の重要性を理解していただくとともに関係をより強固なものしていきたい」と
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ボディボードプロツアー1位と2位 吉田町の2選手、田村市長に喜び報告
日本プロボディボード連盟(JPBA)の板に片膝を立てて波に乗る「ドロップニー」クラスの国内ツアーで今季の年間チャンピオンに輝いたプロボディボーダー山田幸久さん(41)=吉田町=と2位となった鈴木啓祐さん(41)=同町=がこのほど町役場を訪れ、田村典彦町長に喜びを報告した。 山田さんは今シーズンの全4戦で全て優勝するなど、圧倒的な強さで通算9度目となる年間王者を獲得した。「全勝での総合優勝は自分にとっても初の経験だった。重圧を感じることもあったが最後は結果が付いてきた」と笑顔で話した。 2人は町教委が展開する「チャレンジ教室」の一環で、町内児童を対象にしたボディボード教室を2014年から行
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サツマイモ掘り丁寧に 吉田・住吉小の児童、収穫体験
吉田町住吉の地域教育推進協議会「住吉わっぱくらぶ」はこのほど、住吉小の児童らを対象にしたサツマイモの収穫体験を同協議会が管理する畑で行った。 6月に植えてから、収穫を心待ちにしていた児童らは、畑に入ると一生懸命にサツマイモを探し、土から丁寧に掘り出した。汗を流した後には、事前に収穫したサツマイモも使った焼き芋が振る舞われ、「甘い」「熱くておいしい」と秋の味覚に舌鼓を打った。
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吉田町 田村典彦町長が7選へ出馬意向
吉田町の田村典彦町長(78)=同町住吉=が15日までに、2023年4月の任期満了に伴う町長選に7選を目指して出馬する意向を固めた。関係者への取材で分かった。 関係者によると、同日までに支援者に出馬の意向を伝えたという。12月中にも正式に表明する見通し。 田村氏は同町出身。上智大卒業後、旧防衛庁に入った。03年の町長選で初当選。06年11月に祭りの祝儀問題で辞職し、同12月の出直し選で再選した。07、11、15、19年の町長選でいずれも当選した。
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殉職職員の冥福祈る 藤枝で静岡県警が慰霊祭
静岡県警は8日、殉職警察職員慰霊祭を藤枝市の県警察学校で開いた。大原光博本部長をはじめとする県警幹部や遺族ら26人が参列し、治安維持や交通安全に尽くした殉職職員の冥福を祈った。 参列者は黙とうをささげた後、献花台に花を手向けて殉職者の霊を慰めた。大原本部長は「身をもって示された誇り高き精神と確固たる勇気、献身的な行動は誇り。犯罪や災害から県民を守る責務を改めて胸に刻み、県民の期待と信頼に応えていく」と誓った。 県内では1879年以降、85人が殉職した。近年では2020年7月、吉田町の日用品メーカー「レック静岡第2工場」で発生した火災の活動中に牧之原署地域課の男性が亡くなった。
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地域発展に貢献 功労者20人表彰 吉田町
町の発展に貢献した町民らをたたえる本年度の吉田町表彰授与式が9日、町役場で開かれた。地方自治や社会福祉などに貢献した功労者20人に町から表彰状や感謝状が贈られた。 田村典彦町長は式辞で「献身的な努力と不断の苦労に対し、心より感謝申し上げたい」とあいさつし、功労者一人一人に表彰状などを手渡した。10年にわたり片岡区自治会役員を務めた竹内昭雄さん(75)は受賞者を代表し「この栄誉を励みに、今後も地域社会のために尽くしていきたい」と述べた。 竹内さん以外の受賞者は次の通り。 【表彰状】社会体育 八木千津子、林政男▽スポーツ 田村莉樹、大石凌功▽産業振興 増田源七郎▽社会福祉 久保田さな江▽消
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大菊やドーム菊 色鮮やかに並ぶ 吉田の益田さん宅
オープンガーデンとして庭を地域に開放している吉田町神戸の益田満智子さん(83)の自宅で、菊花展が開かれている。今週末に見頃を迎えるという。 友人の野尻正人さん(79)=牧之原市=が中心となり春から育て始めた。色鮮やかな大輪を付ける大菊や丸みを帯びたドーム菊など、見応えのある作品が庭先に並ぶ。益田さんによると、夏場の暑さで生育が抑えられ、開花は例年に比べ10日程度遅いという。
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物産展やステージ 小山城まつり盛況 吉田
吉田町の小山城前広場と能満寺公園で3日、小山城まつり(同実行委主催)が開かれた。3年ぶりに特産品の販売やステージイベントなどが繰り広げられ、多くの住民でにぎわった。 物産展では特産品のウナギやシラス料理に加え、アローマメロンを使ったスイーツなどを販売するブースが並んだほか、町内農家らが開発したクラフトビールの試飲会も行われた。音楽や紙芝居のステージ、射的などの縁日ブースもあり、子どもたちの楽しそうな笑顔が会場内にあふれた。会場近くの能満寺では、太平洋戦争時に東京から集団疎開した子どもたちの記録を紹介する企画展が同時開催された。
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吉田の米、ビールで味わって 3日に試飲会、たんぼ活用推進協が開発
吉田町内の農家らでつくる「吉田たんぼ活用推進協議会」が、田んぼで収穫した米などを使用したクラフトビール「よしだライスラガー」を開発した。3日に町内で開催される「小山城まつり」で試飲会を開き、地域の魅力が詰まったビールをPRする。 牧之原市との境に位置する「吉田たんぼ」は奈良・平安時代から続く約100ヘクタールを誇る大規模な農地で、現在でも夏は米、冬はレタスの生産が盛んに行われている。同協議会は景観の美しさや歴史ある農地の魅力を広く発信しようと、クラフトビールの開発を企画した。 よしだライスラガーは同所で収穫した米のほか、仕込み水には町内でくみ上げた大井川の伏流水を使用。米の風味を生かし、
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子育て世帯の支援策を可決 吉田町議会
吉田町議会は1日、臨時会を開き、町独自の生活支援策となる子育て世帯特別給付金事業費を盛り込んだ町一般会計補正予算案を原案通り可決し、閉会した。 支援策は既に実施が決まっている所得に関係なく、児童手当を受給する世帯などに子ども1人当たり1万5千円を支給する事業に、同額を上乗せする形で実施する。
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特産品購入で応募特典 吉田町“よしまちべっぴん”PR
吉田町まちづくり公社は地場産業の活性化を目的に、「よしまちべっぴん」として認定している特産品の購入者を対象にしたキャンペーンを展開している。来年1月8日まで。 同公社は昨年度に、地域の優れた特産品を「よしまちべっぴん」として認定する制度を立ち上げ、商品のPRや販売促進に取り組んできた。 これまで町内事業者、店舗が手がけるウナギやシラスの加工品、料理が中心だったが、本年度からは独自性などに特化した「はっとする推しの逸品」の項目を追加し、現在、計193品目を認定している。 キャンペーンはべっぴん認定商品を取り扱う店舗で5千円以上の支払いをすると応募できる。応募制限はなく、抽選で100人に&
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蚊のウイルス調査 デング、ジカ陰性 10月、静岡県内3カ所
静岡県は26日、県内3カ所で10月に捕獲した蚊のデングウイルスとジカウイルスの保有状況を調べたところ、全て陰性だったと発表した。 河津町の笹原公園、沼津市の愛鷹広域公園、吉田町の吉田公園、袋井市の小笠山総合運動公園の4カ所で調査した。小笠山総合運動公園以外の3カ所で捕獲した蚊のうち、ウイルスを媒介するヒトスジシマカのメス9匹を県環境衛生科学研究所で検査した。 調査は7~10月に毎月実施し、全て陰性だった。
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プレミアム商品券 先行販売 吉田町商工会、11月5日から
コロナ禍や物価高騰の影響を受ける町民や事業者への支援策として、吉田町商工会は11月5日から、町内世帯を対象にプレミアム付き商品券の先行販売を開始する。 商品券のプレミアム率は50%で、1冊(500円×6枚)を2千円で販売する。内訳は小規模店専用券と全店舗共通券ともに1500円分とした。取り扱い加盟店は約190店舗で、利用期限は来年2月末まで。学習ホール、川尻会館、JA吉田支店、オアシス館、町商工会館の5カ所で販売する。売れ残った場合は町内在勤者らを対象に、11月19日から一般販売を開始する。 問い合わせは同商工会<電0548(32)3366>へ。
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吉田町でキャンプイベント「吉田野営」 多彩な遊びや名物料理紹介
吉田町商工会青年部が主催するキャンプイベント「吉田野営」が22日、同町の県営吉田公園で始まった。23日まで。 会場内にはキャンプエリアに加え、多彩な遊びが楽しめるブースを展開。体幹や平衡感覚を鍛えるスラックラインには多くの子どもたちが挑戦し、張られたベルトの上を慎重に歩いた。町内飲食店なども出店し、県内外から集まったキャンパーに地域の名物料理をPRした。 青年部の良知総一郎部長(39)は「吉田町の魅力を全国に発信することで町おこしに少しでも貢献できれば」と意気込んだ。
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静岡人インタビュー「この人」 吉田町と防災協定を結ぶ「YSD防災協力会」会長 橋口智規さん
吉田町内の異業種11社でつくる「YSD防災協力会」の会長で、大規模災害に備えて同町と防災、減災のための協力と支援業務に関する協定を結んだ。本業は同町神戸の運送業「丸総」の社長。神奈川県出身。44歳。 -協力会結成の経緯は。 「丸総が2019年に創業50周年を迎えた際、この町に根付く企業としてできる恩返しの方法が防災だった。防災対策を推進する吉田町まちづくり公社に協力を求めたり、地元企業に声をかけたりして、前身となる防災協力会を結成した。約3年が経過し、効果的かつ継続的に防災に関わっていこうという考えが強まり、YSD防災協力会として再構築を図った」 -主な活動と強みは。 「平時には防災
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古新聞でエコバッグ 吉田・中央小 SDGs理解深める
吉田町立中央小の6年生が18日、SDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ学習の一環として、古新聞を活用したエコバッグ作りに取り組んだ。 活動は町独自の総合学習「吉田探究」で「ふるさとの未来」をテーマに学習を進める児童らが、SDGsをどのように地域に浸透させていくのかを考える中、一つの試みとして企画され、地元の塚本新聞店が協力した。児童らは塚本成男社長らの指導を受けながら、カラフルな広告や写真が大きく掲載されている紙面を選び、丁寧にバッグを仕上げた。 渡辺璃愛さん(12)は「思ったより頑丈で驚いた。SDGsは大きなテーマだけど、自分たちができることをして地域に広げていきたい」と話した。
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高齢者の悩み理解深める 静岡で小学生がセミナー参加
児童が高齢者施設で働く人の話を聞き、業務内容ややりがいについて学ぶ「福祉のお仕事魅力発見セミナー」が17日、静岡市葵区の静岡県総合社会福祉会館で開かれた。 吉田町立中央小の4年生95人が参加し、体操やチームで競うゲームなど、高齢者施設で利用者が行うレクリエーションを体験した。座学では認知症や聴力の低下といった高齢者が抱える困難について理解を深め、高齢者との接し方を教わった。 以前から福祉の仕事に興味があった4年生の大石琴子さんは「人を幸せにできる、やりがいのある仕事だと分かった」と話した。 県と県社会福祉協議会が次世代の人材確保を目的に企画し、県内の介護福祉士やレクリエーション介護士が
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夕焼け背に聴衆魅了 尺八と電子オルガン演奏会 吉田
吉田町の県営吉田公園で15日、お月見コンサート(NPO法人しずかちゃん主催)が開かれた。尺八奏者の縄巻修巳さん(牧之原市出身)、電子オルガン奏者の縄巻トモコさん(藤枝市出身)が出演し、夕焼けを背に美しい音色を奏でた。 名作映画の挿入歌やオペラ音楽など多彩なジャンルから計16曲を披露。楽曲の歴史や解説を交えて演奏した。 電子オルガンが奏でる旋律に尺八の澄んだ音色が重なって生まれる美しいハーモニーに、会場に集まった約300人の聴衆は聞き入った。
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茶況(10月12日)秋冬番茶取引大詰め 牧之原、吉田
牧之原市や吉田町の秋冬番茶取引は大詰めを迎え、生産を終える製茶工場が増えている。 価格300円台半ばで始まった取引は、終盤で買い手に満腹感が広がり、値下がりする荷物がみられた。牧之原市内の茶業関係者は「品質は安定しているが、生産量は伸びずに取引を終えそう」と話す。
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名字の由来を追跡 榛原(はいばら)さんは静岡県内にいますか? 違う読み方の人なら・・・【NEXT特捜隊 途中報告】
京都市内に住む榛原久仁子さんから「静岡県内に榛原(はいばら)さんという名字の方はいますか?」という疑問が寄せられた。確かに榛原という地名は県内にあるが、名字は聞いたことがないなと思いながら榛原さんに連絡を取ってみた。 榛原さんは夫の実家が甲府市内にある。江戸時代末期、駿河から移住してきた医者の榛原氏に子がなく、養子をとって名字と屋敷を継がせたのが甲府榛原家の始まりだと聞いているとのこと。榛原の名字を継がせた医者はその後、駿河に戻っていったという。 地名が由来? まずは榛原姓の由来について文献を調べることにした。全国の姓氏の起源や分布などを解説した「姓氏家系大辞典」(太田亮
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平和への誓い新た 吉田で戦没者追悼式
吉田町は7日、2022年度町戦没者追悼式を同町の町学習ホールで開いた。遺族や自治会関係者ら約90人が参列し、423柱の冥福を祈るとともに、平和への誓いを新たにした。 黙とうに続き、田村典彦町長が式辞で「先人の思いを継承し、戦争の惨禍を繰り返さないことが私たちの使命」と強調した。遺族代表の三輪千晴さん(73)は「平和と繁栄が多くの戦没者の犠牲の上に築かれていることを決して忘れない」と慰霊の言葉を述べた。 式典はコロナ禍を考慮し、事前献花や規模を縮小して実施した。
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吉田町の児童「新聞スクラップ」 吉永さん、石橋さんが最優秀
吉田町の小学生が夏休みに取り組んだ「新聞スクラップマラソンコンクール」(塚本新聞店主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式が6日、同町の中央小で開かれた。最優秀賞には吉永千紗さん(同小6)、石橋虹香さん(同小4)が選ばれた。 参加したのは町内3校の4~6年生50人。児童らは8月に塚本新聞店が各家庭に届けた静岡新聞などの記事を切り抜いて、感想やイラストを添えてオリジナルのスクラップブック制作を継続的に取り組んだ。 最優秀賞に輝いた吉永さんは「記事を通じて学校で学んでいるSDGsや防災についてさらに理解を深めることができた」と振り返り、石橋さんは「楽しみながら続けられた。いろんな話題に興味を
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茶況(10月5日)秋冬番茶 生産中旬めど 牧之原、吉田
牧之原市や吉田町で摘採が進む秋冬番茶は、今月中旬までに生産にめどが付く見通し。摘採を終える製茶工場が出始めている。 生産量は大きく膨らまず、300円台半ばを中心に取引は進んでいる。ある製茶問屋は「シーズン前の想定より安値。ドリンク関連の引き合いが伸びていないのでは」と話す。 牧之原市内の茶業関係者は「品質はおおむね安定している。茶園を更新した農家が多く、生産量は前年よりやや少なくなるだろう」と話す。
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吉田の児童、波乗り挑戦 静波海岸、プロが指導
吉田町の小学生を対象にしたボディーボード教室が2日、牧之原市の静波海岸で開かれた。プロの指導を受けながら、児童らは波に乗る楽しさを味わった。 吉田町教委が展開するチャレンジ教室の一環で、町内の小学3~6年生が参加した。同町在住のプロボディーボーダー鈴木啓祐さん(41)らが講師を務め、ボディーボードの基礎を児童に伝えた。 参加した熊沢佑哉君(9)は「技を練習してもっと上手になりたい」と笑顔で話した。
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吉田町、連覇へ意気込み 結団式「本番では実力存分に」【市町対抗駅伝】
静岡市で12月3日に行われる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の吉田町実行委は1日夜、町内で結団式を行った。監督やコーチ、選考を通過した選手らが集まり、健闘を誓い合った。 前回大会、町の部で悲願の初優勝を果たした同町。選手一人一人が意気込みを語り、キャプテンを務める大山宗則さん(43)は「連覇も十分可能なメンバーとなった。残りの期間、コンディションをしっかりと整え、本番では実力を存分に発揮しよう」と鼓舞した。 選手団は今後、週に1回のペースで練習会を行う。本番で走るメンバーは11月26日の最終打ち合わせ会で発表される。
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茶況(9月28日)秋冬番茶の生産本格化 牧之原、吉田
牧之原市、吉田町の各地で秋冬番茶生産が本格化している。今週摘採を始めた製茶工場幹部は「当初想定より生産開始は遅れたが、品質は安定している」と話す。 摘採は10月半ば頃まで続く見通し。茶業関係者は需要が見通せないとして「計画数量に沿った生産に徹する必要がある」と話す。 (榛原支局・足立健太郎)
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目指せジュニア防災士 災害への備え学ぶ 吉田中で講座
吉田町は27日、吉田中で1、2年生を対象とした県の「ふじのくにジュニア防災士」の養成講座を開いた。授業時間を活用し、約490人が災害への備えの大切さやいざという時に命を守る行動を学んだ。 常葉大の井野盛夫客員研究員と日本防災士会県支部の14人が講師を務めた。防災士の清水俊雄さんの講義をオンラインで各教室に配信し、生徒たちは震度6強の地震が突然発生したと想定して自分の行動を書き出した上で、実行可能性を評価した。清水さんは「無事避難できるよう避難ルートを確認し、家族で“防災会議”を開くことが第一歩になる」と呼びかけた。 町の災害に対する強み、弱みを書き出したり、避難所
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事故防止に向け署員ら街頭広報 吉田で牧之原署など
秋の全国交通安全運動に合わせ、牧之原署と県交通安全協会牧之原地区支部は27日、事故防止に向けた街頭広報を吉田町の杏林堂薬局吉田店で行った。 交通課署員や同支部の女性部員らが、反射材や管内の事故発生状況をまとめたチラシを来店者に配布した。日没時間が早まる秋以降は、歩行者による事故が懸念されることから、のぼり旗を掲げるなど交通安全の意識高揚を呼びかけた。
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2021年度決算案など可決、認定、同意 吉田町議会閉会
吉田町議会9月定例会は22日、最終本会議を開いた。町職員の育児休業に関する条例の一部改正案や2021年度一般会計歳入歳出決算案など15議案を可決、認定、同意して閉会した。
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一般質問3氏登壇 15日の吉田町議会
吉田町議会9月定例会は15日、一般質問を行い、3氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 増田剛士 沿岸地域における新たなにぎわいの創出▽平野積 自治振興▽山内均 神戸川冠水対策と排水系統の見直し
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100歳高齢者8人 吉田町長が祝福 花束や記念品
吉田町の田村典彦町長は13日、2022年度に100歳を迎える町内の高齢者を訪ね、長寿を祝った。 本年度の訪問対象者は8人。高齢者の体調などを考慮し、このうち4人の自宅や入所施設を田村町長が訪問し、花束や記念品を手渡した。来年3月で100歳になる池田功さんは、祝福を受けると笑顔を見せて喜んだ。田村町長は「これからも長生きしてください」と話した。
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補正予算案を可決 吉田町議会
吉田町議会9月定例会は5日、本会議を開き、生活支援策などを盛り込んだ一般会計補正予算案を原案通り可決した。
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コロナ禍 細心の避難所運営確認 静岡県総合防災訓練
入り口で健康状態確認 吉田 吉田町内の避難所として指定されている中央小では、新型コロナを踏まえた避難所開設運営訓練を実施した。 町職員、川尻区自主防災会を中心とした地域住民が参加した。体育館の入り口に避難者の健康状態を記入する場所を設置。発熱などの症状がある避難者に対しては通常の避難スペースとは別の個室に誘導する一連の流れを確かめた。 高齢者や障害者ら要配慮者への対応を円滑に進めるため、スペースを区分けし、入り口に近い場所へ専用テントを設置する対策を講じた。 川尻区の松浦祐之自治会長(69)は「地域と行政間での情報共有の必要性を再認識した。課題を改善し、有事に備え
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拠点病院「助かる命、全力で」 静岡県総合防災訓練、課題見極め
島田市、牧之原市、吉田町、川根本町で実施された4日の静岡県総合防災訓練。災害時の医療体制や物資輸送など各種訓練を展開し、関係者と地域住民が対応手順と課題を見つめ直した。新型コロナウイルス禍で、感染症対策を踏まえた避難所開設訓練も行った。 ■確実なトリアージが鍵 「クラッシュ症候群、赤です」。島田市立総合医療センター内に設けられたトリアージ(傷病者の治療優先度判定)ゾーンでは、医師が患者の状況を確認し、すぐに治療が必要な重症ゾーンに運び込んだ。 同センターは災害拠点病院に指定され、藤枝市や吉田町などの隣接市町からも重症者が運ばれる。ただ、島田市内には患者を災害拠点病院につなぐ救護病院が
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国と現場 連絡体制課題 小型漁船で「瀬取り」想定【防災 連携の力④完】
駿河湾に面し、シラス漁が盛んな吉田町。町は大規模地震などで道路交通が混乱した際、船舶による物資輸送を想定している。1998年、県と地元の南駿河湾漁協の三者で災害に関する協定を締結。海上輸送を陸路輸送、空輸に続く重要な手段に位置づけている。 「物流の寸断が絶対ないとは言えない」。町防災課の柳原真也課長は災害時の船舶活用の必要性を語る。町内は東名高速道が通り、隣接する牧之原市には富士山静岡空港があるが、南海トラフ地震の際は支援物資や医療従事者の到着が遅れる可能性もある。柳原課長は「あらゆる輸送経路の確保が欠かせない」と強調する。 そこで頼りにするのが吉田漁港に停泊する約60隻の小型漁船だ。大
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七福神を御開帳 地域の安寧祈る 吉田・毘沙門堂
吉田町住吉の「毘沙門堂」で3日、12年に1度の大祭が行われ、木像の七福神が御開帳された。 この日は地域の宝を一目見ようと朝から多くの地域住民が訪れ、ずらりと並ぶ七福神に手を合わせ、日々の安寧を祈った。 地元の森下町内会によると、毘沙門堂は江戸時代に建立された。漁業が盛んだった明治、大正時代には漁業関係者の信仰があつく、大勢の参拝者でにぎわったという。現在では同町内会が管理を続け、寅(とら)年ごとに大祭を行っている。 川本健晴町内会長(66)は「コロナ禍が続く中でも、地域住民の結束を高める役割を担ってくれている。これからも大事に守っていきたい」と話した。
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9月4日に総合防災訓練 3年ぶり実施 大井川流域4市町と静岡県
大規模地震の発生に備える県と島田市、牧之原市、吉田町、川根本町の総合防災訓練が4日、この4市町で行われる。新型コロナウイルスの感染拡大で中止されていたため、3年ぶりの開催。住民と行政、防災関係機関が災害発生後の応急復旧対応や連携を再確認し、自助、共助の重要性への認識を深める。 訓練のテーマは「大井川流域・沿岸地域の協力・連携~減災へのさらなるステップ」。南海トラフ巨大地震が発生し、県内の広い範囲で震度7を観測。沿岸部が大津波の襲来で被災したと想定する。4市町の自主防災組織など185団体約2万5千人が、コロナ禍を踏まえた訓練に臨む。 各市町の指定避難所では新型コロナに対応した避難所開設、運
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16議案を上程 吉田町議会
吉田町議会9月定例会が1日、開会した。会期を22日までの22日間と決め、町独自の生活支援策を盛り込んだ一般会計補正予算案など16議案を上程した。 一般質問は15日に行う。
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行政区域越えて津波避難 受け入れる意識、醸成へ【防災 連携の力①】
吉田町に隣接する島田市月坂地区。8月下旬、月坂二丁目町内会の山下雅男会長(75)ら役員が地図を広げ、津波で吉田町に戻れなくなった町民を市指定避難所の初倉南小に受け入れる訓練の手順を最終確認した。「大津波が来たら吉田町の住民が逃げてくるかもしれない」。両市町は4日の県総合防災訓練で津波浸水区域からの広域避難を視野に入れた訓練を初めて行う。 東日本大震災では、沿岸市町の住民が内陸市町の避難所や宿泊施設に避難した。事前の協力体制がなかったため、「現場は混乱し、調整が難航した」(宮城県復興危機管理総務課)。 島田市と吉田町を含む5市2町は2012年、「災害時の相互応援に関する協定書」を締結。資機
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長谷川建設(吉田町)本社を移転、カフェ併設 住宅需要を開拓の場に
総合建設業の長谷川建設(吉田町)は住宅販売の強化に乗り出す。幹線道路沿いで商業施設の出店が相次ぐ同町神戸地区に9月、本社を新築移転してカフェを併設。来店者に住宅セミナーや営業活動を展開し、需要の掘り起こしにつなげる。収益全体の約2割にとどまる住宅部門の割合を高め、経営基盤の安定を目指す。 移転先は東名高速道吉田インターチェンジ付近で、ドラッグストアやスーパー、家電量販店などが進出するエリア。津波浸水リスクが指摘される沿岸部の市街地から約3キロ内陸にある。長谷川貴生社長(44)は「今後も発展が期待される地区に拠点を移せば、住宅の新築需要を取り込みやすくなる」とみる。 同社の収益構造は、工場
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生活支援策に1億3000万円 吉田町補正予算案
吉田町は30日の定例記者会見で、コロナ禍や物価高騰の影響を受ける市民や事業者への支援策として1億3千万円を追加する2022年度一般会計補正予算案を示した。所得制限のない町独自の子育て世帯特別給付金やプレミアム付き商品券の発行事業費を盛り込んだ。9月1日開会の町議会9月定例会に提出する。 町として初となる独自の特別給付金事業は町内に住所があり、児童手当を受給している世帯などに、子ども1人当たり1万5千円を支給する。町こども未来課によると、計3742人が対象となる。 商品券のプレミアム率は50%で、1冊(500円×6枚)を2千円で販売する。内訳は小規模店専用券と、全店舗利用券とも
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国道150号バイパスの4車線化を要望 国に牧之原市長ら
牧之原市の杉本基久雄市長と吉田町の田村典彦町長は24日、国土交通省を訪れ、志太榛原地区の国道150号バイパス4車線化や駿河海岸の保全施設整備の促進を要望した。 国道150号バイパス整備では、迂回(うかい)路がない牧之原市片浜~大沢インターチェンジの早期事業着手を特に要請。駿河海岸では最新の知見に基づいた粘り強い構造の堤防整備を求めた。杉本市長と田村町長は「実情は分かってもらえた。特段の予算措置をしてほしい」と訴えた。 自民党の井林辰憲氏(衆院静岡2区)、牧野京夫氏(参院静岡選挙区)が同行した。
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鮮やか大輪500発 吉田、3年ぶり花火大会
吉田町の夏の風物詩「吉田町港まつり・花火大会」(同実行委主催)が23日夜、吉田町内で開かれた。色鮮やかな大輪が夏の夜空を3年ぶりに彩った。 コロナ禍の影響で、2020、21年と中止が続いていた。感染再拡大を受け、例年漁港内で開くイベントの開催は見送られたが、川尻地区、住吉地区の沿岸部2カ所から、約500発が打ち上がった。降り注ぐような大迫力の花火がごう音を響かせ、華やかにクライマックスを飾った。
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静岡死亡火災 知事「各消防本部、事故防止に万全を」
静岡市葵区呉服町の雑居ビルから出火し、市消防局駿河消防署の駿河特別高度救助隊員1人が死亡した火災を受け、川勝平太知事は23日の記者会見で「県内の各消防本部は事故防止に万全を期してほしい」と求めた。 2年前にも吉田町の工場火災で市消防局の隊員3人と県警の警察官が死亡している。川勝知事は「今回の火災でも徹底的な原因究明と再発防止が必要」と強調した。消防本部の所管は各市町とした上で「県としては、(市町が)安全対策を講じる上で助言や支援をしていく」と述べた。
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処暑 パンパスグラス 風に揺れる 吉田公園
23日は二十四節気の「処暑」。暑さが和らぎ、秋の涼しさが訪れる頃とされる。午前の県内は気圧の谷や湿った空気の影響で曇り空となった。気象庁によると、午前10時現在の各地の最高気温は静岡30・8度、浜松28・8度、三島30・0度。 吉田町川尻の吉田公園では、西洋ススキとも呼ばれるイネ科の多年草「パンパスグラス」の穂が見頃を迎えている。来園者は風に揺れる穂に秋の訪れを感じながら園内の散策を楽しんだ。
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レタス、水稲を生産 中村浩志さん(吉田町) 経営改善と品質重視、両立へ【自然の仕事人】
静岡県中部、駿河湾に面して大井川下流域右岸に広がる吉田町で、主にレタスを栽培している中村浩志さん(35)を訪ねた。中村さんは、県立農林大学校養成部茶業学科を卒業し、製茶機械メーカーに3年半ほど勤めた後、祖父、父の後を継いで就農した。 就農当時は茶、レタス、水稲を栽培していた。茶価格の低迷によって茶に代わる作物を検討し、5年ほど前からジャガイモの栽培を始めた。3年前には茶をやめてレタス、ジャガイモ、水稲中心の経営に切り替えるなど、経営改善に積極的に取り組んでいる。 吉田町のレタスは、1955(昭和30)年ごろに水稲収穫後の麦、菜種に代わる作物として導入されたのが始まりといわれる。県内でも1
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観音菩薩 12年ぶり公開 住吉新田観音堂(吉田町)
吉田町住吉の「住吉新田観音堂」で15日、12年ぶりとなる「聖観世音菩薩」の公開が始まった。 観音堂を管理する世話人会によると、江戸時代に地元庄屋によって観音堂が建立され、地域の無病息災などを祈り観音像33体をまつったという。1935年からは地元住民によって管理が続けられ、寅(とら)年ごとに御開帳法要が行われている。 公開は16日午後5時まで。同日は午前10時から特別法要が行われる。
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吉田町の課題解決策は JR東日本社員が研修発表
JR東日本(東京都)の社員と吉田町職員が町の課題に対して施策を検討する合同研修のプレゼン大会がこのほど、町学習ホールで開かれた。 人材育成を目的に町と連携した同社の社員研修の一環。参加者は5日間の滞在の中、町が示した課題について、グループごとに町内の現状調査や聞き込みなどを行った。プレゼンでは「防潮堤北側余剰地の活用」「定住、関係人口増加策」の課題に対し、同町の豊富な水資源を活用した案や「音楽」といった新たな魅力づくりに向けた計画を立案した。 田村典彦町長は講評で、まちづくりや公共事業に対する自身の考え方を参加者に伝え、「町の職員にとってもよい刺激となった」と感謝の言葉を述べた。 (榛
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静岡産業大とキラリ高 教育交流連携協定
磐田市の静岡産業大(堀川知広学長)と吉田町のキラリ高(倉橋義郎校長)はこのほど、高大連携推進を図る教育交流協定を締んだ。締結式が同大で行われ、堀川学長と倉橋校長が協定書に調印した。 地域社会の発展に貢献する人材育成を目指す。高校生が大学の施設設備を使ったり、大学教員の講義を受けたりするほか、教員間での研修を通じて授業レベル向上に取り組む。同校生向けにオープンキャンパスも開く。 倉橋校長は「生徒たちが次のステップにつながる大学生の姿を見ることは重要」、堀川学長は「高校までの学びを大学の学びにつなげるというテーマに挑戦する」と話した。 1日現在、同大は県内高校22校と協定を結んでいる。
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将棋に親しんで 吉田、児童向け教室
吉田町将棋クラブ(池田富士雄会長)はこのほど、夏休み将棋教室を町内で開いた。住吉小の児童20人が参加し、将棋の基礎を学んだ。 池田会長が講師を務め、将棋のルールや駒の動かし方などを丁寧に指導した。詰め将棋も行い、児童は真剣な表情で将棋盤を見つめ、効果的な一手を考えた。 池田会長は「子どもたちが将棋に親しむ機会を今後も設けたい」と話した。
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静岡県内で捕獲の蚊、デング熱陰性
静岡県は3日、県内4カ所で7月に捕獲した蚊のデングウイルスとジカウイルスの保有状況を調べた結果、全て陰性だったと発表した。2015年度の定点調査開始以来、結果は全て陰性。 調査場所は河津町の笹原公園、沼津市の愛鷹広域公園、吉田町の吉田公園、袋井市の小笠山総合運動公園。ウイルスを媒介するヒトスジシマカのメス計26匹を捕獲し、県環境衛生科学研究所で検査した。10月まで毎月、各地点で行う。
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3個人6団体、共同参画貢献 知事褒賞授与式
静岡県は3日、県が条例で定めた男女共同参画の日(7月30日)に合わせ、県内の3個人6団体に知事褒賞を贈った。女性の活躍推進や子育て支援、働きやすい環境づくりなどに取り組んだ功績をたたえ、県庁で授与式を行った。 受賞したのは静岡女性史研究会の大塚佐枝美代表(静岡市葵区)や県人権擁護委員連合会の仁科恵子理事(函南町)、浜北女性の会(浜松市浜北区)など。授与式では川勝平太知事が褒状を手渡し、「皆さんの活躍が県の模範になっている」とたたえた。 県の男女共同参画の日は、1876年7月30日に浜松県公選民会の代議人選挙で島田市の女性が初めて投票権を行使したことを記念して制定された。 そのほかの受賞
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地域経済回復へ 町に要望書提出 吉田町商工会
吉田町商工会(増田学会長)は3日、新型コロナウイルス禍や物価高騰などで落ち込む地域経済の回復に向けた対策を求める要望書を田村典彦町長に提出した。 要望では中小事業者の業績に加え、町民の家計にも大きな影響を及ぼしている現状を説明。社会経済活動の活性化に向け、これまで実施してきた「プレミアム付き商品券事業」の拡大を提案した。 町役場で要望書を手渡した増田会長は「町民の経済や生活が前向きな方向へ進むよう、支援をお願いしたい」と述べた。
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町の課題解決策探る 吉田町、JR東日本と研修
人材育成などを目的にJR東日本(東京都)と吉田町が連携した合同研修が1日、町内で始まった。同社社員は5日間にわたって町内に滞在して現状を探り、与えられたテーマ課題に沿ってグループワークを実践する。 研修には同社社員と町職員の約50人が参加した。参加者は8グループに分かれ、町が示した課題「川尻防潮堤北側の余剰地の活用」「浜田土地区画整理の保留地と民地の活用」について検討を進め、最終日には施策のプレゼン大会を行う。初日は小山城や川尻防潮堤、北オアシスパークなど町内の主要施設を巡り、施策立案に向けた現地調査を実施した。 研修は同社が2009年から続ける「技術アカデミー」の一環。同町での実施は初
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道路の穴や破損 LINEで通報 吉田町が運用開始
吉田町は1日から、町内道路の破損などを無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用して町民が通報できるシステムの運用を開始した。 町の公式LINEアカウントのメニュー画面から「町民レポート」を選択し、現場写真や位置情報などを送信する仕組み。道路の穴や破損についての情報を受け付ける。 寄せられた情報の通報件数や対応状況などは、町ホームページで定期的に報告するという。
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水ロケットや製作体験 吉田「ちいさな理科館」で催し
吉田町の理科実験体験施設「ちいさな理科館」は31日、開館12周年を記念したイベント「ちいさな理科館の日」を開いた。町内外から多くの親子連れが訪れ、科学の魅力に触れる体験講座を楽しんだ。 空気の圧力によって水がはじき出される推進力を利用する水ロケット飛ばしのコーナーでは、ロケットが飛ぶ原理を学んだ子どもたちが発射台に向かい、飛行距離を競った。好記録が飛び出すと子どもたちは歓声を上げた。室内ではストローを使った竹とんぼや人工イクラの製作体験などが行われた。 中山隆雄館長は「なぜこのような現象が起こるのかを子どもたちには実験を通じて伝え、楽しさを知ってもらいたい」と話した。
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防災、減災へ企業協力 吉田町と10社が協定
吉田町と町内の異業種10社でつくる「YSD防災協力会」は30日、防災・減災における協力と支援業務に関する協定を結んだ。地震や風水害による大規模災害に備え、町と事業者間の連携強化を図る。 事業者は協定に基づき、平時には防災に関する情報の周知や防災訓練への協力に努め、災害時には支援物資の輸送などの災害支援業務を率先して行う。 同町の北オアシスパークで開かれた締結式には、田村典彦町長と協力会会長の丸総の橋口智規社長が出席。協定の仲介を務めた吉田町まちづくり公社と静岡銀行吉田支店を立会人とし、協定書に署名した。橋口社長は「各企業の強みを生かし、この町の防災・減災に貢献できたら」と決意を新たにした
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スクラップマラソン挑戦 新聞記事に注目 吉田の児童50人
吉田町の小学生約50人が31日から8月6日まで、継続的に新聞記事を切り抜いて感想をまとめる「新聞スクラップマラソンコンクール」(塚本新聞店主催、静岡新聞社・静岡放送後援)に取り組む。30日に事前講習会が町内で開かれ、参加者がまとめ方のポイントを学んだ。 新聞に親しみ、社会への関心を深めてもらうことが狙い。参加児童の各家庭には期間中、静岡新聞など2紙が無料で配られる。興味のある話題を選んで、スクラップブックに貼り付け、感想や意見を記入していく。 講習会では同新聞店の塚本成男社長が講師を務め、記事の選び方やレイアウトの工夫すべき点などを説明した。参加した児童は早速、当日の紙面からスポーツや
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子どもの命守れ 吉田特別支援学校教職員 不審者対応学ぶ
静岡県立吉田特別支援学校(吉田町)はこのほど、不審者対応訓練を同校で行った。教職員ら約100人が参加し、子どもたちの命を守るための対応法を学んだ。牧之原署生活安全課の署員が講師を務め、不審者への対応や刺股(さすまた)の使用方法などを説明した後、刃物を持った男が校舎内に侵入したことを想定して訓練を実施した。男が「殺すぞ」と大声を上げながら校内を歩く中、教員らは刺股を持って男の行く手を阻んだり、教室の鍵を閉めたりして、子どもたちの安全確保に努めた。 講評では訓練の様子を撮影した映像を参加者全員で確認し、課題点や改善策を検討した。同校の池上千穂副校長は「実践した上で見つかった課題を修正し、子ども
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吉田町港まつり・花火大会 会場設けず分散実施 8月23日
吉田町は27日、新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた「吉田町港まつり・花火大会」について、会場を設けず、打ち上げ場所を分散して8月23日に実施すると発表した。感染状況を踏まえ、同日に町内で開いた実行委の会合で決定した。 例年は吉田漁港内で地場産品の販売や音楽ステージなどが行われるが、今回は中止とした。花火は密回避のため午後8時10分から川尻区、住吉区の2カ所で約400発を打ち上げる予定。担当者は自宅周辺からの観賞を呼び掛けている。 同イベントの開催は3年ぶり。
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弓道、陸上、剣道 全国や東海での健闘誓う 吉田中生が町長訪問
8月に全国、東海大会に出場する吉田町立吉田中の生徒が25日、町役場に田村典彦町長を訪ね、大舞台での活躍を誓った。 訪問したのは同校弓道部の丹羽友和さん(3年)、陸上競技部の杉本紗菜さん(同)、剣道部の杉本茉林香さん(1年)。田村町長へこれまでの大会の結果を報告した3人は「臆せずいつも通りの気持ちで臨みたい」「楽しみながら、一番上の表彰台を目指したい」などと大会への抱負を力強く語った。 田村町長は「つかんだチャンス。悔いのないように力を尽くしてほしい」と激励した。
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ICT学習 親子で実践 吉田町教委が体験会
吉田町教委は23日、ICT(情報通信技術)を活用した学習の親子体験会を同町の中央小で開いた。 町内の学校で展開する教育活動の理解促進を目的とし、約50人が参加した。常葉大教育学部(静岡市)の学生が講師を務め、習熟度別のクラスを用意した。参加者はタブレットを使い、自己紹介のスライド作成やオンライン授業の体験、地図機能を活用した旅行の企画書作りなどを実践した。 山田泰巳教育長は「児童の中でICTの活用が浸透してきた様子もうかがえた。より効果的な学習を行うために、内容の充実化に努めていきたい」と話した。
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華やか屋台 町内彩る 吉田・八幡津島神社で例大祭
吉田町川尻の八幡津島神社と周辺でこのほど、夏季例大祭が開かれた。神事に加え屋台の引き回しなどが行われ、町内を華やかに彩った。 新型コロナウイルスの影響で屋台の引き回しは3年ぶり。法被姿の若者らが力を合わせ、華やかに彩られた屋台を引き、町内各所で横笛や太鼓をにぎやかに奏でた。屋台上では着物を着飾った女性による舞踊も披露され、多くの見物客が集まった。 法被にふんどし姿の若者が勇壮に練り歩く「奴(やっこ)道中」は感染拡大防止のため中止となった。
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吉田の事故受け 違反車取り締まり 清水署
吉田町で20日に発生した園児の列に乗用車が突っ込んだ事故を受け、清水署と交通安全協会清水地区支部は21日、静岡市清水区押切の清水高部東小周辺で交通違反車両の取り締まりと児童の見守り活動を実施した。 署員と交通安全指導員ら約10人が同日午前7時ごろから、通学時間帯は許可車両以外の侵入が禁止されている通学路を走行する乗用車や、一時停止を守らない自転車などを取り締まった。登校する児童に向けては、横断歩道を渡ることや道路の端に寄って歩くことを指導した。 同署交通課の担当者は「子どもの未来のために、交通ルールを守り安全運転をしてほしい」と話した。
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自転車静岡県大会準V 吉田・自彊小に表彰 安協牧之原地区支部
静岡県交通安全協会牧之原地区支部は19日、9日に静岡市で開かれた「交通安全子供自転車県大会」団体の部で準優勝に輝いた吉田町立自彊小の児童に、表彰を伝達した。 大会には各地区を勝ち抜いた13校から52人が出場し、実技と学科の成績を競った。同校の児童は5月の地区大会で優勝し、本大会の直前まで休み時間を活用して練習に励んできた。 同校で開かれた表彰伝達式では、いずれも6年の小森向葵さん、成岡紗穂さん、小林莉子さん、矢部陽佑さんに、同支部の谷内一美事務局長から表彰状やトロフィーなどが贈られた。矢部さんは「今回学んだ正しい乗り方を自分だけが実践するのではなく、友達にも積極的に呼び掛けていきたい」と
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出場37チームに飲料 ダイドードリンコが提供【市町対抗駅伝】
静岡市内で12月3日に開催される第23回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に協賛しているダイドードリンコは15日、出場する全37チームに同社のスポーツ飲料「ミウスポーツアップ」を贈呈した。 同市駿河区のグランシップで実施されたスタート位置抽選会に先立ち、贈呈式が行われた。同社の貝元太中部営業部長が昨年の町の部を制した吉田町の杉本昇実行委員長に目録を手渡した。貝部長は「地域のチームを応援することでスポーツを身近に感じてもらえる。皆さんの走りで地域の感情共有を生み出して」と激励した。
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強盗犯への対処 行員が手順確認 静岡銀行吉田支店
牧之原署は12日、強盗対処訓練を吉田町の静岡銀行吉田支店で行った。行員が緊急時の対応を確認した。 刃物を持った男が店内に侵入し、現金を奪って逃走したとの想定。行員は複数人で追跡したり、犯人の特徴などを共有し、迅速に警察に知らせたりした。訓練終了後には犯人の身長、服装などの容姿の特徴を確認した。 同署生活安全課の担当署員は日ごろの備えとして「不審な人物、痕跡があった場合は職場内で情報を共有してほしい」と呼び掛けた。
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「若者も政治見ている」参院選静岡選挙区、選んだ初の一票【決める、未来】
10日投開票だった参院選静岡選挙区の投票率は52.97%と3年前の前回選から2.51ポイント上昇した。年代別の投票率はまだ公表されていないが、投票率が低い傾向にある20歳前後の若者の目に今回の参院選はどのように映っていたのか。高校生や大学生、若手社会人に関心が高まったのかを尋ねた。 常葉大2年の関琉飛さん(19)は10日、静岡市駿河区の自宅近くの投票所で初めて一票を投じた。「若者の投票率が低いと報道されているので『若者もしっかり政治を見ている』という姿勢を示すべきだと思った」。 新聞やテレビで立候補者の公約を見比べ、「抽象的な言葉でなく、具体的で分かりやすい方法論を語る候補者は信頼できる
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交通安全宣言書 牧之原署に提出 吉田・住吉区
吉田町の住吉区交通安全委員会は11日、「交通安全遵守宣言書」を牧之原署に提出した。 住吉区の子どもから高齢者まで計5187人が交通事故防止に向けた決意を記入した。同署を訪れた松浦秀範会長が高橋宏文署長に手渡した。松浦会長は「慣れた道でも安全確認を徹底するなど、運転手、歩行者それぞれの立場で事故防止に努めたい」と述べた。
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自民静岡県連「大きな柱なくなった」 安倍元首相死去、 政財界から哀悼
安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃され、死亡したことを受け8日、県内の政党関係者には安倍氏の功績をたたえて惜しむ声や、選挙演説中の襲撃という行為に対する憤りなど、さまざまな反応が広がった。 自民党県連の良知淳行幹事長は「自民党を支えた大きな柱がなくなった」と悲痛な思いを口にした。安倍氏が党青年局長を務めた時から、20年以上の付き合いがあるといい、「悔しさと怒りを覚えた。法治国家、民主主義の日本であってはならない。決して許すわけにはいかない」と怒りをにじませた。 公明党県本部の高田好浩幹事長は「残念でならない。民主主義に対する冒瀆(ぼうとく)であり、こうした蛮行を二度と繰り返してはならない」
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新聞の活用法学ぶ 児童がスクラップ挑戦 吉田・中央小
吉田町の中央小で5日、新聞の読み方やスクラップ制作について学ぶ授業が開かれた。地元の塚本新聞店の塚本成男社長(52)が講師を務め、5年生約110人が参加した。 町内の小中学校で実践している「吉田探究」で防災学習に取り組む児童が、新聞から防災や災害に関する情報を正確に得る力を身に付けてもらうことなどが狙い。塚本社長は当日の静岡新聞の記事を示しながら、記事の読み方や探し方、見出しの重要性についてクイズを交えて解説した。県内で発生した災害についての記事も紹介した。児童らは早速、紙面から興味のある話題を切り抜き、スクラップ制作に挑戦した。同校の5年生は一週間程度、各自が設定したテーマに沿ってスク
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吉田町水防センター 大井川河口備え強化 地域防災、人材の確保を【解説・主張しずおか】
吉田町は駿河湾と大井川河口に面する同町川尻の沿岸部に今年、水害を軽減するための拠点として「吉田町水防センター」を設けた。平時は住民憩いの場としての活用を促すが、有事には水防活動を担う地元消防団の拠点となる。近年風水害が激甚化、多発化していることを踏まえ、施設の充実は防災対策に不可欠だ。加えて自治体や関係機関と一体になって活動する人材の確保が課題となっている。 同センターは国土交通省が洪水時の緊急対応を迅速に行うために整備した「大井川川尻地区河川防災ステーション」の中にあるコンテナ型の施設。電力は太陽光と風力による独立電源を採用した。一部のコンテナは取り外しが可能で、避難所などへ移して電力
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流域治水、企業が学ぶ 国交省が取り組み紹介 吉田町
吉田町と国土交通省静岡河川事務所はこのほど、流域治水対策について学ぶ講習会を、オカモト静岡工場(同町)で開いた。 近年頻発する水害に対して、大井川流域に位置する企業についても対策強化を推進していくことを目的に、初めて開催した。国交省静岡河川事務所の職員が講師を務め、町職員やオカモトの社員が参加した。 講習会では流域治水の基本的な考え方や各地で進む対策事例について紹介したほか、大井川の氾濫で予想される浸水想定区域などを示し、地点別浸水シミュレーション検索システム(浸水ナビ)の活用方法などを解説した。 現在、同工場では治水対策として防水壁などの建設を進めている。
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参院選静岡選挙区 主な遊説日程(7月1日)
変更の可能性あり。 【舟橋夢人氏】未定 【鈴木千佳氏】午前10時、ホームプラザナフコ島田店前交差点(島田市)▽午後2時、道の駅川根温泉付近(川根本町) ◇選挙事務所<電054(245)2244> 【山本貴史氏】予定なし 【山崎真之輔氏】午前11時半、イオンタウン浜岡前(御前崎市)▽午後6時、JR西焼津駅北口前▽午後7時半、片岡会館(吉田町) ◇選挙事務所<電054(204)2802> 【若林洋平氏】午前9時半、柏谷公園駐車場(函南町)▽午前11時10分、韮山農村環境改善センター(伊豆の国市)▽午後2時40分、アピタ大仁店(同) ◇選挙事務所<電054(270)4577>
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DX推進へ連携 島田掛川信金と吉田町、町商工会
吉田町と町商工会、島田掛川信用金庫は27日、中小事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する連携協定を結んだ。 3者は連携し、町内事業者の利便性向上と業務の効率化を目指し、DX推進に関する現状把握や課題収集に努めるほか、企業に対しての情報提供やDX導入に関する支援を行う。町役場で開かれた締結式には田村典彦町長、町商工会の増田学会長、同信金の市川公会長が出席し、協定書を取り交わした。 田村町長は「事業を発展させていくためにデジタル技術の活用は不可欠になっている。DXの重要性を広く周知していきたい」と話した。
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防災気象情報を解説 静岡気象台管理官「災害リスク理解を」 吉田
吉田町は26日、静岡地方気象台の紅林亘防災管理官を招いた防災講演会を町学習ホールで開いた。紅林防災管理官は「防災気象情報の利活用について」と題して講演した。 大雨による主な警報、注意報の種類や5段階からなる警戒レベルについて紹介し、取るべき避難行動を解説した。土砂災害や洪水の危険度を色分けして地図上で表示する気象庁の「キキクル(危険度分布)」の活用を呼び掛けた。 牧之原市の突風や熱海市の土石流など2021年に県内で発生した災害事例を示しながら「自分の住む地域が災害に対してどんな特性があるかを理解し、早急な避難行動をしてほしい」と話した。
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自転車運転ルール守ろう 牧之原・菅山小で教室
静岡県交通安全協会牧之原地区支部と牧之原署は21日、自転車交通安全教室を同市の菅山小で開いた。同校の4年生を対象に実技や座学の講座を行い、受講した児童に「自転車免許証」を交付した。 校庭に設けられた信号や一時停止の標識を設置したコース内を走行した児童は、自転車の適切なブレーキのかけ方や交差点上での安全確認の方法などを学んだ。交通安全指導員は「道路の左端を通ろう」「左右、後方を確認しよう」などと声を掛けた。座学では交通ルールについての講話やテストを実施した。中村帆花さん(9)は「車や歩行者に気を配りながら、安全に自転車に乗りたい」と話した。 同支部などは10月までに、牧之原市と吉田町の全1
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6議案可決、承認 吉田町議会が閉会
吉田町議会6月定例会は20日、最終本会議を開き、町介護保険条例の一部改正案など6議案を原案通り可決、承認し閉会した。
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16日に一般質問 吉田町議会
吉田町議会6月定例会は16日、一般質問を行い、6氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 中田博之①多文化共生支援▽平野積①第5次吉田町総合計画と吉田町まちづくりステップアップ行政評価▽山内均①地域公共交通への期待と住民生活の利便性向上▽八木栄①住吉海岸防潮堤②東名川尻幹線▽盛純一郎①吉田中の部活動改革と校則の見直し▽蒔田昌代①上水道の断水に備えた応急給水体制
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大井川の水防拠点確認 国交省と静岡県、吉田町が合同点検
本格的な出水期を直前に控え、国土交通省静岡河川事務所、静岡県、吉田町は13日、大井川の洪水被害を軽減するための合同点検を同町内で実施した。 同事務所の担当者らが大規模な水害が発生した際の活動拠点となる5月に完成した川尻地区河川防災ステーションの役割や機能を説明したほか、大井川右岸堤防の重要水防箇所を視察し、水防工法の事例や今後の整備方針などを共有した。同事務所の黒田雅司調査課長は「大井川は急流に加え、流路が網状で安定しない。危険な箇所も変化していくため、関係機関との連携を高め迅速な対応につなげたい」と話した。
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輪投げやヨーヨー 多彩な遊び楽しむ 吉田で体験イベント
吉田町の川尻地区の住民有志でつくる「かわしりっ子わんぱくサークル」は11日、地元児童を対象にした体験イベント「あつまれ!かわしりっ子まつり」を同町の川尻会館で開いた。会場にはヨーヨー釣りや輪投げ、紙鉄砲作りなどの体験ブースを設けた。児童はグループごとにブースを回り、多彩な遊びを楽しみながら、住民との交流を深めた。
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頂ーITADAKIー 音楽に満ちた極上空間【写真特集】
野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-2022」(静岡新聞社・静岡放送共催)が4、5の両日、吉田町の県営吉田公園で開かれた。 新型コロナウイルス禍により2020、21年は開催を見送ったフェスが3年ぶりに復活。主催者、出演者、運営スタッフ、ボランティア、全国の「頂」ファンが祝意を胸に全面芝生の広場に集った。開催に当たり主催者は、手指消毒やマスク着用など感染予防策を徹底した。 延べ9600人の来場者は演奏に合わせてダンスしたり、地元飲食店の料理や酒を楽しんだり。音楽に満ちた極上の2日間を心ゆくまで楽しんだ。 3年ぶり野外フェス アーティストが演奏を披露するメインステ
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地域防犯貢献 19団体を表彰 静岡県協会連合会
静岡県防犯協会連合会(会長・川勝平太知事)は7日、2022年度総会を静岡市葵区で開き、地域防犯活動に長年尽力している19団体を表彰した。 県内各地区の防犯協会長や県警幹部ら約70人が出席した。功労団体の代表者に感謝状を手渡した出野勉副知事は「県警や関係機関、団体と連携し、地域の情勢に即した効果的な犯罪抑止対策を推進する」と述べた。 顧問の山本和毅県警本部長は「安全安心な社会は県民共通の願いであり、実現には官民一体の取り組みが不可欠」と述べ、自主防犯活動の継続的推進や特殊詐欺被害防止の呼び掛けへの協力を求めた。 表彰された団体は次の通り(カッコ内は地区名)。 本町交番管内地域安全推進員
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吉田の音楽フェス 静岡茶を発信 静岡県茶業青年団
静岡県茶業青年団は4日、吉田町で開催された野外音楽フェスの会場で、静岡茶をPRした。 県外の若い世代に静岡茶の魅力を発信しようと、今回初めてブースを設けた。会場内では県内産の茶葉を使った冷茶やかき氷、ティーバッグを販売したほか、出演者や来場者に向け呈茶サービスも行った。会場内に設けられた給茶スポットには長蛇の列ができ、多くの人々が静岡茶の魅力を堪能した。 松葉晟司団長(43)は「静岡茶のおいしさを知るきっかけとなり、消費促進につながればうれしい」と話した。PR活動は5日まで実施する。
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バイオ発電の燃料贈る フェス「頂」開幕 吉田町民、廃油集める
吉田町の田村典彦町長が3日、3年ぶりの開催となる野外音楽フェス「頂-ITADAKI―2022」(4~5日、静岡新聞社・静岡放送共催)の会場の県営吉田公園を訪れ、バイオディーゼル発電の原料となる廃油を主催者に届けた。 同フェスは環境への負荷を抑えようと、音響や照明など運営に必要な全電力をバイオディーゼル燃料(BDF)で賄う。町は広報誌などで廃油の提供を町民に呼び掛け、今回は約500リットルが集まった。 田村町長は「待ち望んでいたイベント。町のにぎわい創出につながっている」と話し、廃油を小野晃義プロデューサーに手渡した。 町は地域活性化につながる大型イベントを対象にした「吉田カムカム補助金
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補正予算案を可決 吉田町議会
吉田町議会6月定例会は3日、本会議を開き、低所得の子育て世帯に対する特別給付金事業費などを追加した一般会計補正予算案を、原案通り可決した。
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親子でハマる野外音楽フェス♪ 心と体に開放感【NEXTラボ】
開放的な空間で多彩なアーティストの演奏が楽しめる野外音楽フェスティバル(フェス)が、本格的なシーズンを迎えた。若者向けのイメージもあるイベントだが、近年は参加者の年齢幅が広がり、静岡県内会場でも家族連れの姿が増えている。新型コロナウイルス禍の中でも、主催者は世代を超えて愛されるフェスを目指し、子ども向け企画や過ごしやすさに配慮した運営に力を注ぐ。 増える家族連れ 過ごしやすく 5月中旬に富士市の「富士山こどもの国」で開催された「FUJI&SUN(フジ・アンド・サン)」は、子ども向けの広大な遊び場が会場。イベントとしての企画に加え、動物への餌やり体験や大型遊具の開放など、既存の設備を使った
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茶況(6月2日)選別買いの姿勢に徹す 静岡市中 県外産二茶
静岡市中の県外産二茶取引は、鹿児島県本土物が中心。現地から届く見本の親値はしっかりしているため、買い手の多くは様子見姿勢を崩さず、選別買いに徹している。 鹿児島県茶市場静岡斡旋所に届いた鹿児島二茶はさえみどりやゆたかみどり、やぶきた、あさつゆなど。親値は2000円周辺から1000円前後とまちまちだった。 県外産二茶を毎年仕入れる郡部問屋は「高値基調で推移している。今後の雨天で様変わりする可能性があるため、買い時を見極めたい」と話す。 県内では二茶生産に向けた準備が進む。初倉の生産者は「引き合いは強くないとみて、量より質を重視してミル芽摘採を心掛ける」と語る。 藤枝 二茶の摘採時期を
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7議案を上程 吉田町議会開会
吉田町議会6月定例会が1日、開会した。会期を20日までの20日間と決めた後、7議案を上程した。 このうち、国の原油価格・物価高騰対策の一環で低所得の子育て世帯に子ども1人当たり5万円を支給する特別給付金事業費などを追加した一般会計補正予算案は、3日に採決する。一般質問は16日を予定している。
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榛南自動車学校 30万円を寄付 牧之原市、吉田町に
牧之原市の榛南自動車学校は31日、地域貢献活動の一環として、牧之原市、吉田町に寄付金30万円を贈った=写真=。 路上教習で両市町の道路を使用していることから、感謝の気持ちと地域の発展を目的に毎年寄付を行っている。 この日は同社の水野悦裕社長が牧之原市役所相良庁舎と吉田町役場を訪れ、杉本基久雄市長と田村典彦町長にそれぞれ目録を手渡した。水野社長は「防災や防犯、教育などの面で活用してもらい、少しでも地域が明るくなれば」と話した。
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吉田町の魅力発信 事業拡大へ注力 まちづくり公社
吉田町まちづくり公社(三輪利夫理事長)はこのほど、本年度の定時社員総会を同町の北オアシスパークオアシス館で開いた。本年度の活動方針として、町の特産品を活用した魅力発信事業「よしまちべっぴん認定制度」の拡大を打ち出した。 総会では2021年度に行った環境保全や防災講座などの事業実績に加え、「うなぎ」や「しらす」などの同公社の認定特産品を活用した購入特典キャンペーンに、全国から約7千件の応募があったことを報告した。 本年度事業計画の重点項目については同キャンペーンの継続に加え、認定品目の拡大を盛り込んだ。
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和洋合作アート 慈善作品も販売 吉田で4日まで
吉田町で「書道一樹会」を主宰する小塩瀏蒼さんと小塩さんと親交のあるポーランド人アーティストオルギエルド・ズビホルスキさんによる共同作品展が4日まで、同町の北オアシスパークオアシス館で開かれている。ラテン語で「動き」「ジェスチャー」などを意味する「Motus(モートゥス)」をテーマに約20点を展示。オルギエルドさんが動きや揺れを表現したグラフィックに小塩さんが文字をしたため、一つの作品として完成させた。日本の四季を文字の配色やデザインで表現した力作などが来場者の目を引く。 会場ではロシアによる軍事侵攻でポーランドへ逃れたウクライナ避難民の支援を目的としたチャリティー作品の販売も行っている。
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手作り凧、青空に舞う 吉田町でまつり
第39回吉田町凧(たこ)揚げまつり(実行委主催)が29日、同町の県営吉田公園西側町有地で開かれた。参加者が会場で手作りしたたこや地元の伝統玩具「住吉凧」など、大小さまざまなたこが青空を舞った。 たこ作り教室では、ダイヤ型のたこや組み立てが簡単なビニールカイトに子どもたちが思い思いのイラストを描き、早速たこ揚げに挑戦した。戦国時代に連絡手段として使われたことが起源として伝わる住吉凧について学ぶ謎解きゲームも行われた。 まつりの開催は新型コロナの影響で3年ぶり。初の試みとして、たこにくくりつけたくす玉を割る「凧くじ」も行った。
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記者コラム「清流」 防災とにぎわい
この地での生活では、海という存在を意識しない日はない。美しい景観や心地の良い波音に普段は癒やされてばかりだが、大きな地震が起これば我々の生活に牙を向く。 吉田町で国と連携して整備が進められていた川尻工区の防潮堤事業が完了した。同町は防災と地域活性化を両輪で進める「シーガーデンシティ構想」を掲げており、防災機能の根幹を担う11.8メートルの防潮堤上部は海浜回廊として整備したほか、隣接地には多目的広場や眺望を楽しめるデッキスペースを構えた。 事業の節目を迎え、次なる課題はこれらの施設をどう町民に活用してもらうかだ。にぎわい創出には民の力は不可欠。構想の具現化に向け、一体となった取り組みを期待
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ビアパブ12年礎築く 呉服町タップルーム(静岡市葵区)横田史剛さん【しずおかクラフトビール新世㉓】
JR静岡駅は、徒歩圏内にビアパブやビアバーが約20軒ある。「日本一のクラフトビールシティー」と評価する声も聞こえる。 クラフトビールが今ほど認知されていなかった2010年、17タップを並べたビアパブ「ビールのヨコタ」を市役所近隣に開き、クラフトビールシティーの礎を築いたのが横田史剛さん(41)=吉田町出身=だ。2年前に「呉服町タップルーム」と名を変えた店は4月4日、12回目の誕生日を迎えた。 「30年は続けるつもりで始めた。まだ12年しかたっていないのかと」。ひょうひょうとしたキャラクターだが、大人数の来店をご法度とするなど、確固たる哲学を持つ。12年間の営業を経て、一人客の居心地を優先
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社説(2月2日)リニアの未来 デジタルとも対峙する
JR東海がリニア中央新幹線南アルプストンネル工事の対策に取り組む中、鉄道を取り巻く環境はコロナ禍で様変わりしてきた。 世界は間もなく、インターネット上で仮想世界と現実世界がつながる巨大空間「メタバース」に足を踏み入れる。そこに居るかのごとく会話し、遊び、仕事をすることができる。リニアは構想段階で「航空機との競争力強化」をうたった。だが、移動のための鉄道技術は、いまや移動の負担を減らすデジタル技術と対峙[たいじ]することになった。 岸田文雄政権は看板政策「デジタル田園都市国家構想」で、デジタル技術の革新(DX)で地方の活性化を狙う。大都市への人とモノの集積とは対極にある。道路や軌道が必要な
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記者コラム「清流」 「黙食」と「食育」
吉田町で開かれた小学校入学前の園児を対象にした給食体験会。慣れない手つきで配膳を学ぶ園児が、当たり前のように黙食を実践している姿がとても印象に残った。 感染防止対策として各施設で続けられている黙食。窮屈な思いをしているだろうと勘ぐってしまったが、「食そのものに対する意識が高くなってきている」という園長の言葉にハッとさせられた。 いつまでも私語禁止の給食を「我慢の時間」と捉えていてはいけない。会話を楽しめない分、「食」のありがたさや五感を使って味わうことの喜びを、子どもたちに伝える「絶好の機会」ではないだろうか。あらゆる角度からの「食育」を通じ、未来へ向けてすくすくと育ってほしい。 (榛原支局
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吉田・自彊小児童「リニアと大井川」考える 静岡県が出前講座
リニア中央新幹線と大井川の水に関する県の出前講座が5日、吉田町の自彊小で開かれた。6年生約75人が受講し、水の大切さやトンネル工事と河川流量の関係について理解を深めた。 県くらし・環境部主幹の小林泰之さんが講師を務めた。同町では大井川の地下水が多く使われているとして、「地下水は吉田の生活や産業になくてはならない大切なもの」と強調した。トンネル工事により「地下水が減ることが心配されている」と話し、「身近な問題として家族や友達と話し合って」と呼び掛けた。 町の未来を考える総合学習の一環で、同校が県に出前講座を依頼した。10月の修学旅行で山梨県のリニア見学センターを訪れるため、事前学習としても
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土石流被害の熱海「早く元気に」 千羽鶴3400羽、手紙添え 吉田・中央小児童、伊豆山小に
大規模な土石流の被害を受けた熱海市伊豆山地区の住民を元気づけようと、吉田町立中央小の児童が千羽鶴を制作した。同町の新聞販売店を通し、20日に同市立伊豆山小学校に届ける。 総合学習で防災を学んでいる5年生が、「何かできることはないか」と話し合い、千羽鶴を贈ることを発案した。折り鶴の数は、伊豆山地区の住民数に合わせ約3400羽。全校に呼び掛け、約650人が制作に協力した。 休み時間や帰宅後の時間を当てた。2週間近くかけ、思いが詰まった長さ約1メートルの大作を完成させた。5年生の大石健翔君(11)は「(被災者が)1日でも早く元気になれるようにと思って作った」と語った。 新聞を活用した防災学習
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川勝氏得票率、大井川流域が上位 市区町別 県全体は「西高東低」【静岡県知事選】
20日に投開票された静岡県知事選の市区町別の得票数は、新人の前参院議員岩井茂樹氏(53)=自民推薦=を破って4選を果たした現職の川勝平太氏(72)が、熱海と東伊豆の2市町以外で岩井氏を上回った。得票率の上位10市区町は大井川流域がほぼ独占した。川勝氏が支持を集めたリニア大井川水問題の影響とみられる。県全体では中部、西部の得票が高く、東部、伊豆が低い「西高東低」の傾向が見られた。 市区町別に川勝氏の得票率を見ると、流域10市町のうち御前崎市を除く9市町が上位10位以内に含まれた。トップは吉田町の70・86%(前回選比6・21ポイント増)で、次いで島田市の69・86%(8・06ポイント増)、菊
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説明資料「もっと分かりやすく」 流域10市町長、国交省と意見交換【大井川とリニア】
国土交通省は14日、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川流量減少問題に関する流域10市町の首長らとの意見交換会を島田市で開いた。同省の働き掛けによる会合は2回目で、いずれも非公開。2月末に開かれた第9回国交省専門家会議を踏まえ進捗(しんちょく)状況の説明が行われたが、市町側は「もっと分かりやすい説明資料が必要」と指摘、「会合は着工についての地元理解を得る場ではない」とも強調した。 国交省鉄道局の上原淳局長と江口秀二技術審議官、流域市町からは島田、藤枝、牧之原の3市長と吉田町長がそれぞれ終了後の取材に応じた。上原局長は「専門家会議で中立的に議論していることを、きちんと説明する場