清水町の記事一覧
-
清水町議会 6月3日から定例会
清水町議会は27日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程、事項は次の通り。 会期 6月3~20日◇一般質問・登壇者 7、10日・10人◇当局提出議案 2024年度一般会計補正予算案など14件
-
水害時対応車両の操作確認 狩野川で国交省 大雨予報に備え
国土交通省沼津河川国道事務所は27日、台風シーズンを前に、水害時に出動する同事務所の排水ポンプ車や照明車の操作訓練を清水町の狩野川河川敷で行った。実際に操作を担う沼津、三島、富士、下田の各建設業協会加盟社の社員や市町職員ら80人が参加し、台風1号接近に伴う28日からの大雨予報を念頭に臨んだ。 参加者は排水ポンプ車と照明車各2台を動かして手順を確認。1分間に15立方メートルを排水する機能を持つポンプ車では、ポンプの移動から実際に排水するまで一連の手順を学んだ。同事務所の排水ポンプ車は昨年6月に沼津市などで被害のあった大雨時にも出動した。
-
沼津商高生 知事選で投票立会人 清水町選管が初実施
清水町の沼津商高の3年生が26日、町内に設けられた県知事選の投票所で投票立会人を務めた。若い世代に選挙に関心を持ってもらいたいと、町選管が初めて実施した。 同校の土方瑞稀さん(18)が同町徳倉の第6投票所で、投票が公正に行われているかどうかを確認した。自身も投票を済ませたという土方さんは「友人とは知事選の話はあまりしなかった。今後の選挙で、若い世代が候補者の政策を比べながら、自分に合う人を選べるようになるといいと思う」と話した。
-
清水中第6回卒「いずみ会」、町通じ10万円 同窓会活動集大成 最後に能登へ浄財
清水町の清水中第6回卒業生でつくる「いずみ会」がこのほど、高齢化を理由に解散するに当たり、町を通じて会計に残っていた10万円を能登半島地震の被災地に寄付した。長年続けた同窓会活動の最後に「社会のために力になれたら」と願った。 会員は同校を1952年度に卒業した。柿田川が昔「いずみ」と呼ばれていたことなどから「いずみ会」と名付け、同期の集まりを企画してきた。最盛期には60人ほどが参加したが、現在は20人ほど。山本博保さんら会員6人が町役場を訪れて関義弘町長に渡した。
-
ハマキョウレックス 最高益 3月期 10年連続
ハマキョウレックスが20日発表した2024年3月期連結決算は、物流センター事業の新規受託などが堅調に推移し、純利益が前期比12・2%増の83億500万円と10年連続で最高を更新した。 売上高は6・6%増の1405億7200万円、経常利益は6・7%増の131億3600万円といずれも過去最高。純利益は日野自動車のエンジン燃費不正に関連した補償費を計上したほか、賃上げ促進税制適用で税負担が軽減した。 事業別売上高は、物流センター事業が8・5%増の899億200万円。食品やアパレル、メディカル分野など16社の物流を新規受託し、前期分1社を含めた13社を稼働した。物流2社の子会社化効果も寄与した。
-
地域貢献へ畑づくり 女子プロレスラー神取さん、井上さん 清水町に「カンドリーファーム」
女子プロレスラーの神取忍さんと井上貴子さんが19日、清水町玉川にサツマイモ畑「カンドリーファーム」を作り、畑の畝づくりに汗を流した。昨夏ごろから取り組み始めた地域貢献活動を本格始動した。 玉川地区の藤井篤さん(63)が所有する農地約3千平方メートルの一角。藤井さんらの手ほどきを受けて畝を整え、防草のためのマルチシートの張り方も学んだ。神取さんは「話に聞くのと、実際に作業をする差を実感した。大変なことも楽しみたい」と話した。6月までに苗を植える予定。 神取さんは、浜松市で障害者支援に取り組む認定NPO法人で理事を務めるなど、県内で地域活性化に尽力。農作業は「いつか米を作り子ども食堂に寄贈したい
-
絵画や彫刻、陶芸 三島美術協会展 会員15人力作並ぶ
第68回三島美術協会展(同協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が16日、三島市民生涯学習センターで始まった。19日まで。 同市や函南、長泉、清水町の会員15人が力作37点を出品した。甲斐駒ケ岳を題材にした油彩画や諏訪大社の御柱祭を描いた日本画をはじめ、彫刻や陶芸など多彩な作品があり、来場者を楽しませている。
-
【新署長語る】地域密着の活動目指す 菊川署長・岩瀬盛一さん
社会情勢が急速に変化し、犯罪手口も巧妙かつ広域化している。行政や民間ボランティアと協働で防犯対策や事故防止に取り組み、地域密着の警察活動を目指す。 管内の治安情勢は安定しているが2023年の刑法犯認知件数は22年比で増加し、自転車の窃盗や空き巣が目立つ。交通事故は出合い頭と高齢者が絡む割合が県平均よりも高い。地域と連携し防犯と交通安全の意識高揚を図りたい。 事件、事故はいつどこで被害に遭うか分からない点で災害と似ている。東日本大震災の被災地での活動や災害対策の経験を踏まえ、防災と同じように日頃からの備えが大事だ。鍵かけの徹底、詐欺電話への注意、安全運転の励行など「自分の身は自分で守る」こ
-
親子で野菜栽培 調理も挑戦へ 清水町、農園貸し出し
清水町は11日、野菜の栽培から食べるまでの過程を親子が体験する食育農園事業「まほろばポタジェ」の初回を開いた。来年2月まで、町の複合施設「まほろば館」東側の農園を親子8組に無料で貸し出す。 食育推進を目的に2022年度に始まった事業で、今回で3回目。初回は8区画ある農園をくじで割り振った。講師を務める町内の農家武藤正一さん(78)から「ニンジンは7月ごろに種をまくといい」などと助言を受けながら、育てたい野菜の計画を立てた。キュウリやナスの苗を植えた。 参加者は今後、農園で野菜を育てて収穫し、調理にも取り組む。青木美由ちゃん(5)は「野菜を選んで、植えるのが楽しかった」と充実した様子だった。
-
サッカーで育む友情の輪 園児12チーム 三島で大会
三島ロータリークラブは11日、三島市の日大三島高でこどもサッカー大会を開いた。同市や清水町の保育園や幼稚園に通う園児約120人がサッカーを楽しみ、友情の輪を広げた。 12チームが2組に分かれてリーグ戦を行い、園児たちが懸命にゴールを目指した。日本代表の名波浩コーチが開会式に登場し「お父さんやお母さんに自慢できるプレーを目指して頑張ってほしい」とエールを送った。Jリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津の選手も駆け付け、一緒に体を動かした。 大会は昨年に続いて2回目。園を超えて友情を育んでもらおうと開催した。同校と知徳高のインターアクトクラブの生徒が運営を手伝った。
-
「来季に経験生かす」 東レアローズが三島市長訪問
三島市を拠点とするバレーボールVリーグ男子1部の東レアローズの関係者が8日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、今季の結果を報告した。リーグ戦や黒鷲旗全日本男女選抜大会で3位に入り、今季限りで勇退する篠田歩監督は「みんなの力が集まり、良い戦いができた。経験は必ず来季に生きる」と語った。 今季リーグ戦は5季ぶりにプレーオフ進出を果たし、1~6日の黒鷲旗では若手の活躍で3位に入った。退団が決まっている峯村雄大主将は「優勝を目指していたので悔しさはあるが、過去の自分たちは超えられた」と手応えを口にした。来季は新リーグ移行に伴い、メンバーの入れ替えが激しいが「東レらしさは変わらない。これからも応援してほしい
-
「清水町の美を創る人々」3年ぶり作品展 矢崎庸雄さんの造形など40点
芸術活動に取り組む住民の作品を紹介する「清水町の美を創る人々」シリーズ(町教委主催)が8日、3年ぶりに町地域交流センターで始まった。26日まで開かれている。矢崎庸雄さん(84)の重厚な色合いの作品を展示する。 矢崎さんは仕事の傍ら、油彩画などを手がけてきたという。県内美術展などの受賞歴もあり、油彩や造形の約40点が並ぶ。ボタンやマッチ、スニーカーなど身近な物を使って石こうで型を取り、黒や茶の色を付けている。
-
自転車事故VRで疑似体験 ヘルメット着用促進 若年層に注意喚起 沼津署、県東部で初導入
沼津署、沼津市、清水町などでつくる沼津地区交通安全連絡協議会は本年度、仮想現実(VR)ゴーグルを活用した自転車事故防止啓発活動を展開する。同署管内では昨春に努力義務化した自転車利用者のヘルメット着用率(昨年度)が、県内最低の5%(県平均10.6%)にとどまったことから実施を決めた。VRによる啓発は県東部初で、特に自転車利用が多い若年層を対象にリアルに近い体験を通じて注意喚起する。 8日には、高校が多く並ぶ学園通り沿いの「ストリートスポーツパーク」(沼津市杉崎町)で体験イベントを初開催した。VRで信号無視や一時停止、右側通行、携帯電話使用の状況で起きた自転車事故を疑似体験でき、署員らは下校
-
清水町、若者が政策に「意見」 よりよい町政の契機に【記者コラム 湧水】
「子育てのしやすい町にしたい」と清水町出身の若者が昨年、「清水町の教育費を考える会」を結成した。メンバーの3人は、経済的な理由から子どもたちが学習を諦めることがないようにと、教育費の無償化や私費負担軽減を訴えている。昨年4月には町長選と町議選の候補者に教育費に関するアンケートを行うなどした。政治や行政に関心が薄い若者が増えている中、若者が町政に参画する契機となってほしい。 考える会は、町が物価高騰対策生活支援としてマイナンバーカード所有者と新規申請者にクオカードを配布した事業に懐疑的な見方を示す。町は2023年度一般会計補正予算として、昨年の町議会11月定例会で事業費5600万円を計上。国
-
大玉タマネギ 出荷準備 沼津 生産者ら目ぞろい会
JAふじ伊豆なんすんタマネギ部会は7日、出荷基準を確認する目ぞろい会を沼津市の同JA大平支店で開いた。身の締まった強い甘みの大玉品種「アドバンス」で、収穫期は5~6月。地産地消として近隣の学校給食にも使用される。 平地の広がる同市と清水町を中心にした20軒が栽培する。作付面積は年々増え、今期は前年より1~2割多い55~60トンの出荷を計画する。生産者や市場関係者、JA職員らが大きさや皮のむき方、乾燥方法などを確認した。 山本俊一副部会長(48)=同町=は「暖冬だった影響で例年以上に玉が大きく、収穫量の増加が期待される。新鮮なタマネギは火を通しても生で食べても楽しめる」とPRした。
-
清水町 人材確保に注力 採用HP刷新 新試験制度も導入
2025年度新規採用職員の募集に合わせて、清水町は採用活動に力を入れている。採用ホームページをリニューアルしたほか、従来の公務員試験に代えて新たな試験内容を導入した。「若手もアイデアや意見を言いやすい職場」と担当者。小規模自治体の売りを前面に、多様な人材の確保を目指す。 刷新したホームページには、入庁2~4年目の職員が、やりがいや目標を語るインタビューや1日のスケジュールを掲載。文章力や思考力を測る「職務能力試験」を取り入れ、公務員志望者だけでなく民間志望の学生らにも受験しやすい体制を整えた。保育士と幼稚園教諭の確保のため、担当職員が県内外の大学や専門学校を訪問してPRに取り組んでいる。 就
-
全国コンクール一枚写真の部 清水町の広報誌、初入選 柿田川の自然と児童撮影
清水町が発行する「広報しみず」の昨年6月号の表紙写真がこのほど、全国の自治体や団体の広報作品を審査する2024年全国広報コンクール「広報写真一枚写真の部」で入選した。同町の入選は初という。 表紙写真は柿田川のほとりに設置されている自然観察園「清水小教材園」で、小学生が川に足を付けて楽しむ様子を写した初夏らしい一枚。同町職員の石渡千尋さんが昨年5月、子どもたちの笑顔と迫力ある水しぶきを捉えた。新型コロナウイルスの5類移行直後の広報誌で、「コロナ禍の先にある町の未来を意識した。自然に触れる子どもたちの元気さを伝え、見た人が楽しい気持ちになってほしいと思った」という。 同コンクール一枚写真の部
-
ヘルメット購入費 清水町が一部助成 7日から受け付け
昨年4月に自転車のヘルメット着用が努力義務化されたことを受け、清水町は町民を対象にヘルメットの購入費を一部助成する。7日から、町役場窓口や郵便、町ホームページで申請を受け付ける。 2千円を上限に購入費の半額を補助する。3月1日以降に新品で購入した「安全基準適合認証マーク」があるヘルメットが対象。1人1個まで。希望者は購入した日付や金額、店名などが記載されたレシートや領収書を添えて申請する。 問い合わせは同町くらし安全課<電055(981)8217>へ。
-
ハマキョウ子会社の架空請求 役員報酬を一部返上
ハマキョウレックスは1日、連結子会社近物レックス(清水町)の従業員らによる架空請求などの不適切取引問題で、同社の堀内悟社長ら取締役5人の役員報酬の一部自主返上と再発防止策を発表した。不適切取引を主導した近物レックスの部長兼支店長(発覚時)も降格など社内処分した。 堀内社長は3カ月間、月額報酬30%減額とする。再発防止策は、不正が起きた貸し切り代車契約締結の運用ルールの明確化や職務権限の見直しを徹底する。新たに設置した社長直轄の組織となる内部監査室で計画的な監査を行う。 親会社のハマキョウレックスは、発生事実や原因をグループに情報共有するほか、子会社内部監査の定期モニタリング実施などの体制を強
-
2024年春の叙勲 輝く受章者【静岡県内関係一覧】
政府は2024年春の叙勲受章者を29日付で発表した。静岡県内受章者は次の通り。 ◇…桐花大綬章…◇ 大谷 直人(71)元静岡地裁所長=東京都世田谷区代田 ◇…旭日中綬章…◇ 岡本 護(79)元県議会議員=浜松市中央区幸 西原 茂樹(70)元牧之原市長=牧之原市堀野新田 森 竹治郎(81)元県議会議員=下田市須崎 ◇…瑞宝中綬章…◇ 青島 伸治(81)筑波大学名誉教授=茨城県つくば市上ノ室(本籍静岡県) 大嶽 幸彦(81)上越教育大学名誉教授=新潟県上越市南城町(本籍静岡県) 大谷 栄治(73)東北大学名誉
-
狩野川沿い泳ぐ♪こいのぼり 5月5日まで、イベントも
沼津市と清水町の狩野川河川敷2カ所で28日、こいのぼりの展示が始まった。ともに「こどもの日」の5月5日まで空を泳ぐ。 同市の狩野川左岸河川敷では「こいのぼりフェスティバル」(実行委など主催)が開幕した。市中心部のあゆみ橋から御成橋の間に約120匹が揚がった。市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」や干物柄のこいのぼりも人気を集め、家族連れでにぎわった。4、5日は親子向けイベントを開く。 同町徳倉の狩野川ふれあい広場で開かれた「鯉のぼりフェスタ」(町主催)では、親子13組がこいのぼり約200匹を掲げた。町スポーツ協会によるスポーツ体験ブースが設けられ、子どもたちが汗を流した。
-
能登地震被災親子 静岡県東部の自然満喫 三島のNPOが招待
能登半島地震で被災した親子が27日、清水町の柿田川公園を訪れた。29日まで伊豆の国市の温泉旅館に泊まって富士山周辺の自然を満喫し、心身を癒やす。 三島市のNPO法人グラウンドワーク三島が、被災地を離れ復興や再建に向けた元気を取り戻してもらおうと無料招待した。珠洲市と能登町の39人が現地を早朝に出発し、午後に同公園に到着。清流が湧き出る水辺を散策した。 珠洲市ですし店を営む谷内幸さん(47)は子ども3人と参加。上下水道が復旧しない中、5月1日から時短で営業を再開するといい「リフレッシュして、また頑張れる活力を取り戻したい」と話した。 一行は青木ケ原樹海や三島市の源兵衛川なども訪れる。招待
-
舟盛りOK お店マップ 熱海商議所青年部作製
熱海商工会議所青年部はこのほど、創立10周年記念事業の一環で、刺し身の舟盛りや皿盛りを注文できる市内店舗を紹介する「熱海お魚マップ」を作製した。地魚の消費拡大と魚食文化のPRを図る。 取り上げた店舗は、魚久(伊豆山)、日本料理・律(水口町)、中島水産市民市場(清水町)、村越魚店(中央町)、宇田水産(桜町)、魚光丸(上多賀)。各店の商品と連絡先、店主の似顔絵をマップ上に掲載した。舟盛り、皿盛りの価格帯は5000~6000円。 家庭の食卓や熱海名物の花火大会、別荘族の食事会などで地魚を味わう機会を創出し、地元商工業者を活気づける狙い。マップは1万2000枚を用意し、新聞折り込みなどで配布する。
-
中高生の海外派遣再開 清水町国際交流協総会で承認
清水町国際交流協会と町は22日、2024年度総会を町役場で開き、コロナ禍で中止していた中高生の海外派遣事業再開などの事業計画を承認した。5年ぶりに姉妹都市のカナダ・スコーミッシュ市でホームステイする。 同市はバンクーバーから約60キロ北に位置し、ロッククライミングの聖地といわれている。中高生は夏休みを利用して8月13~21日、現地でホストファミリーと交流しながら英語を学習する。同協会は5月10日まで参加者を募集する。 同協会の稲本憲紀会長は「海外でホームステイを経験した子どもたちが成長して帰ってくることを期待する」とあいさつした。
-
木村鋳造所(清水町) 発泡スチロール加工技術生かす 駿豆線三島駅に立体看板
伊豆箱根鉄道は24日、同社として初の立体看板を駿豆線の三島駅に設置した。鋳物製造販売の木村鋳造所(清水町)が、鋳物づくりの型として使う発泡スチロールの加工技術を生かして制作した。地元企業の技術力を生かし、広告価値や企業価値の向上を目指す。 木村鋳造所から看板の設置依頼を受けた伊豆箱根鉄道が「木村鋳造所の独自技術を生かした目立つ看板をつくろう」と企画した。軽量の発泡スチロールを使用し、安全上の問題をクリアし、改札近くのホームに設けた。横8メートル、縦1・5メートルの広告の左に位置する同社のキャラクター「チューゾーくん」を立体化した。 伊豆箱根鉄道は今後も、看板の立体化を検討する。担当者は「
-
裾野シスターズ 3年ぶり優勝 SBS杯女子ソフトボール決勝
静岡新聞・SBSカップ争奪第47回県レディースソフトボール大会(県ソフトボール協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は20日、富士市の富士川緑地公園ソフトボール場で決勝を行い、裾野シスターズ(裾野支部)が清水町クローバーズ(三島支部)を6対1で下して3年ぶり4度目の優勝を飾った。8月に北海道で行われる全日本大会に出場する。 県大会の決勝は昨年と同カードになった。1対1の同点で迎えた六回裏、裾野シスターズは4番佐藤伶菜選手が二塁打を放って勝ち越し。後続も適時打を重ねてこの回に5点を奪い、昨年の雪辱を果たした。杉山千晴主将は「持ち味の長打力を生かすことができた。全日本大会では過去最高だった3位を超えた
-
ごみ中間処理施設の費用負担 沼津市、清水町が基本合意
沼津市は19日の市議会民生病院委員会で、新清掃プラント隣接地に建設を計画するごみの新中間処理施設について、可燃ごみ処理を受託する清水町との間で、費用負担に関して基本合意したと明らかにした。 11日に結んだ基本合意書によると、沼津市は新施設供用開始後も引き続き、清水町の可燃ごみの焼却を受託する。費用負担については焼却施設とリサイクル施設を一体で建設する新施設の建設費のうち、焼却施設部分の2割を均等割、4割を人口割、4割を実績割として負担。運営管理費は全額を実績割とする。 両市町は6月に事務委託に関する規約を議案としてそれぞれ議会に提出し、議決後に協定を結ぶ方針。
-
静岡県内3施設で学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は18日、県内の小学校、幼稚園3施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計18人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設10人、清水町1施設5人、御殿場市1施設3人
-
認知症理解へステッカー 沼津商高生と清水町が制作 地域で支援
認知症への理解を促進しようと、清水町の沼津商高の生徒8人が町とともに制作した「認知症サポーター」のステッカーが完成した。18日、同校で披露された。認知症の人が町内を安心して歩けるよう、認知症サポーター養成講座の受講者がいる事業所の出入り口などに掲示を呼びかける。 ステッカーは4種類で、同校情報ビジネス科マルチメディアコースの3年生がデザインを考案した。認知症啓発のシンボルカラーであるオレンジを基調とした温かみのある図柄がそろった。8デザインあり、残りの四つはほかの啓発品などに活用する。 地域全体で認知症当事者やその家族を支援する仕組み「チームオレンジ」の一環として昨年、町が同校に協力を
-
母国に本場の味 メキシコ出身のホセさん、清水町でラーメン修業
外国人向け料理学校「日本和食学園」(熱海市)に通うメキシコ出身のホセ・トレドさん(34)が、清水町のラーメン店「ラーメンろたす」で4月から店舗研修に励んでいる。ホセさんは母国でラーメン店開業を目指し来日中。店によるとコロナ禍以降、ラーメンの海外人気が加速している。 ホセさんの初来日は2009年。「帰国後、ラーメンの作り方を学んだが、おいしくない。本物を作りたい」と、ラーメンコースがある同校に今年1月、入学した。同校で講師を担当した縁で、店主高梨樹一さん(42)が研修を引き受けた。 ラーメンや丼の仕込みを中心に勉強中。ホセさんは「魚や味玉はメキシコ人に受けない。豚骨や辛いラーメンと、カレー
-
4施設で学級、学年閉鎖 静岡県内インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小学校4施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計93人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 清水町1施設25人、沼津市2施設59人、浜松市中央区1施設9人
-
玉川卸団地線の周辺整備へ 清水町に地権者ら技術援助申請
清水町の都市計画道路「玉川卸団地線」の整備に伴う周辺地区のまちづくりに向けて、地域の地権者らが土地区画整理組合準備委員会を組織し、町に17日、技術的援助を申請した。道路周辺の市街化調整区域を商業地や住宅地などとして活用するため、町とともに検討を進める。 対象は玉川、堂庭、久米田にまたがる約31・3ヘクタール。玉川卸団地線は玉川地区の国道1号と沼津卸団地を結び、渋滞緩和や活性化が見込める。 町は申請を受け、測量や土地の権利調査などを実施する。順調に進めば2026年度末に市街化区域に編入、翌年度に正式な組合を設立して土地造成工事に着手し、37年の事業完了を目指す。 対象の土地権利者の約70%にあ
-
静岡人インタビュー「この人」 全商1級9冠を達成した 土屋乃琉さん(三島市)
沼津商高(清水町)情報ビジネス科3年生で、同校会計実務部に所属。入学から2年生までに、全国商業高校協会主催の全9種目の検定試験で1級に合格した。3年間でも「9冠」達成は困難で、同校で2年生のうちに達成したのは初めてという。17歳。 -特に難しかった科目は。 「英語、商業経済、財務諸表分析、珠算、電卓、ビジネス文書実務、簿記、情報処理のビジネス情報部門とプログラミング部門の九つがある。珠算は特に難しい上に、高校に入るまでそろばんに触れたことがなかった。家で過去の問題を解き、部活で出場した大会の合間も縫って毎日勉強した。英語はひたすら単語を覚えた」 -9冠を目指したきっかけは。 「入学し
-
みどりまつり 花や苗販売 5月11日 清水町で開催
花や苗の販売などを行う柿田川みどりまつり(実行委主催)が5月11日午前10時から、清水町総合運動公園で開かれる。今月10日からワークショップの参加を受け付ける。 ワークショップは苔玉づくりや多肉植物の鉢植え、ツリークライミング体験がある。参加希望は町ホームページから電子申請する。数量限定で、グラジオラスの球根や肥料も無料配布する。町内外のパン屋が出店する「パンまつり」も同時開催する。 問い合わせは町都市計画課<電055(981)8224>へ。
-
清水町議会、計4会派に 新たな構成が決まる
清水町議会の新たな会派構成が8日までに決まった。一人会派だった寺島俊郎氏と海野豊彦氏がそれぞれ新生会と絆の会に所属し、会派数は2減の計4会派となった。湧創フォーラムと新生会が4人、絆の会が3人。日本共産党議員団が2人で構成する。 会派構成は次の通り(先頭が代表者)。 湧創フォーラム 松浦俊介、佐野俊光、野田敏彦、向笠達也▽新生会 大浜博史、飯田安雄、田代稔、寺島俊郎▽絆の会 松下尚美、花堂晴美、海野豊彦▽日本共産党議員団 吉川清里、森野夏歩
-
女子ソフトボール 熱戦火ぶた 富士で本社杯「正々堂々とプレー」
静岡新聞・SBSカップ争奪第47回静岡県レディースソフトボール大会(県ソフトボール協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が7日、富士市の富士川緑地公園ソフトボール場で開幕し、同協会各支部所属の18チームによるトーナメント戦が始まった。 開会式では前回優勝の清水町クローバーズ(三島支部)が優勝旗を返還した。富士レディース(富士支部)の伊東祥世選手が「けがのないよう正々堂々とプレーする」と宣誓した。初日は1、2回戦を行い、選手らが声をかけ合いながら気迫のこもったプレーを見せた。 大会は14日に準決勝など、20日に決勝を予定。優勝チームは8月の全日本大会に、準優勝チームは6月の東海大会に出場する。
-
岩手、宮城、福島3県で震度4 静岡県内でも震度2 4日午後0時16分ごろ
4日午後0時16分ごろ、岩手、宮城、福島の3県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約40キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。津波の心配はない。 静岡県内各地の震度は次の通り。 震度2=富士市、御殿場市▽震度1=沼津市、富士宮市、熱海市、伊豆の国市、静岡市清水区、菊川市、清水町、小山町、東伊豆町、河津町、松崎町、西伊豆町
-
写真、書作品 入賞者を表彰 県議会だよりコンクール
静岡県議会だよりの写真コンクールと題字コンクールの表彰式がこのほど、県庁で開かれ、中沢公彦議長が入賞者に表彰状を贈った。年4回発行される2024年度の県議会だよりに掲載される。 「静岡県の四季」をテーマにした写真コンクールには、71人から計218点が寄せられた。春夏秋冬の各号で表紙を飾る特選計4点と紙面で掲載する入選計8点が選出された。 題字コンクールは、若者に手にしてもらえるよう高校生年代を対象に毛筆作品を募集した。148人から1点ずつ応募があり、表紙に使われる特選4点、入選4点が選ばれた。 入賞者は次の通り。 【写真】特選 山本武正(富士宮市)中野進(富士市)小栗進(浜松市)中西
-
吉徳氏副市長就任 「熱海発展に努力」 元財務官僚
熱海市で空席となっていた2人目の副市長に2日、元財務官僚の吉徳光男氏(60)=同市清水町=が就任した。任期4年。 吉徳氏は熱海土石流の復興推進本部で筆頭副本部長を担うほか、昨年7月に退任した前副市長が担当していた市民生活、消防本部、教育委員会などの部門を引き継ぐ。市役所で辞令交付を受けた後「熱海市の持続可能な発展のために努力する」と抱負を述べた。
-
服やバッグ すてきな「よそおい」100点超 松崎、29日まで展示
主婦らが手作りした洋服やバッグを紹介する展示会「よそおい展」が29日まで、松崎町の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。着物をリメークした洋服や布製のバッグなど100点以上を持ち込んだ。 出品したのは伊豆の国市の山口里美さんと小林美智代さん、清水町の木畠京子さん。趣味を通じて知り合った3人の個性あふれる作品が並ぶ。春を感じる黄色を基調とした花柄の洋服のほか、草木が描かれたポーチやブローチなど春にぴったりの品が楽しめる。 火曜から木曜は定休。
-
丸池桜まつり キッチンカー集う 清水町
全国キッチンカー事業振興協会(清水町)は30日、県東部のキッチンカーが集う「丸池桜まつり」を同町の丸池周辺で開いた。一部の桜が開花を迎え、家族連れが買い物を楽しんだ。 イベントは3回目。サンドイッチやオムライスなど軽食を販売する7台とテント1店舗、占いの出張カー1台が出展した。同協会の鈴木貴会長は「さまざまな移動式店舗を知るきっかけになれば」と話した。
-
マルシェでにぎわい創出 清水町商工会青年部が企画
清水町商工会青年部はこのほど、同町の柿田川公園で「かわせみマルシェ」を開いた。飲食や雑貨販売など42団体のブースが軒を連ね、親子連れらでにぎわった。 主に町内店舗が出店し、ラーメンやクレープ、アクセサリーなどを販売した。スーパーボールすくいや射的もあり、子どもたちが楽しむ姿が見られた。 5年ほど前まで観光協会などが開いていたイベントを受け継ぎ、地域振興や創業支援を目的に企画した。勝又英文部長は「マルシェをきっかけに商工会や青年部を知ってもらい、地域をこれからも盛り上げたい」と話した。
-
清水町マンション内、高齢者の居場所 食事会や花見開催 生活にそよ風を
清水町のマンションの住民らが、高齢化が進むマンション内でつながりをつくろうと居場所づくりに取り組んでいる。7、8人を中心に企画し、昨夏ごろから月に1度、共有スペースで食事会を開催。住民同士の交流を図っている。 マンションは1987(昭和62)年に完成した「ヴァンヴェール」。以前からマンションで親交のあった女性たちが考案した。 かつては子供らと暮らしていた親世代が高齢になり、子供らも独立したため現在の住民は70代が多い。6階建てで、高齢者は部屋に閉じこもりがちになってしまうという。 会を重ねるごとに共感者は増加。回覧板で呼びかけたり、敷地内の植物をボランティアで剪定(せんてい)している男
-
ペットボトルキャップ 清水小5年生2.3万個回収
清水町の清水小5年生がこのほど、校内で集めたペットボトルキャップ2万3千個を町役場に届けた。総合学習でSDGs(持続可能な開発目標)を学び、実践的な取り組みを考えたという。 児童は廃プラスチックの循環利用のために1月ごろから全校に呼びかけ、キャップを集めた。今後、再生材ゴミ袋の作成に活用され、地域の環境美化活動などで使われる。 児童9人が町役場を訪れた。梁瀬斗莉君(11)は「すごい数になった。協力して集めたキャップが、袋になってみんなに使ってもらえたらうれしい」と話した。
-
【静岡県内公示地価・東部】沼津 住宅地売買価格横ばい/熱海 商業地伸び率県内最高
沼津市 住宅地は1・1%下がった。総じて需要が乏しい一方、土地造成費用などが高騰し、売買価格は横ばいで推移している。交通や生活利便性の高い沼津駅周辺は富裕層や高収入世帯の購入意欲が強い。供給は限られ、従来より2割以上高い売買事例もある。市東部は長泉町や三島市の代替地として一定の需要が続く。大岡は10万~12万円で取引される。西部や南部は値頃感から買いが入る。 商業地も1・1%下落した。沼津駅周辺は人通りの少なさが敬遠され店舗用地としての需要は低調だが、賃貸を含む住居用地として求める動きがある。 三島市 市全体で0・2%の上昇。三島駅南口再開発への期待感から駅周辺の住宅地の引き合いは依然
-
三島信用金庫人事(4月1日、地名のみは支店もしくは支店長)
リスク統括部長を解く 専務理事永松歳雄▽監査部長(業務サポート部長)常勤理事秋山仁▽営業店サポート部長を解く 常勤理事今泉清司▽監査部長を解く 常勤理事山下貢▽証券国際部長(経営企画部主計課長)松井秀樹▽元気創造部長(本店営業部長)佐野千尋▽融資部長(元気創造部長)久保坂謙一▽リスク統括部長(証券国際部長)石川也寸志▽業務サポート部長(マーケティング戦略部長)大村貴之▽マーケティング戦略部長(融資部長)金野貴光▽リスク統括部副部長兼コンプライアンス課長(事務部事務集中課長)小崎祝子▽三島中央エリア長本店営業部長兼西兼二日町(下土狩)南洞祥明▽沼津南エリア長沼津兼幸町(修善寺)酒井正樹▽伊豆エ
-
ランドセル寄付へ回収呼びかけ 清水町商工会女性部、29日まで
清水町商工会女性部が29日まで、不要となったランドセルを回収している。集まったランドセルは、町内で必要としている子どもたちに寄付する。 途中入学でランドセルを持たない外国籍の児童らに届けたいと企画した。持ち込む際は町商工会館窓口に持参する。回収は無料。事前連絡は不要。 地元中学生が25日、使わなくなったランドセルを持ち込んだ。問い合わせは同女性部<電055(975)6987>へ。
-
清水町巡って自然を満喫 ウオーキングイベント開催
清水町はこのほど、町内を歩いて巡る「健幸ウオーキング」を開いた。コースは同町のまほろば館を発着点に、丸池公園、総合運動公園、柿田川公園を巡る約3・5キロ。町民ら約170人が、自然を楽しみながら歩みを進めた。ノルディックウオークでの参加や、棒を倒して得点を競うスポーツ「モルック」の体験ブースもあった。 参加した大沼栄子さん(71)は「普段行かない場所にも行けた。歩いて自信がついた」と話した。
-
沼津と清水町でロゲイニング大会 名所巡り得点競う
美しい伊豆創造センターは23日、地図に記されたポイントを巡って得点を競うアウトドアスポーツ「ロゲイニング」の大会を沼津市と清水町で開いた。 両市町のジオサイトや名所など計70カ所のチェックポイントを設けた。制限時間4時間と6時間の2コースに県内外から107チーム226人が参加。スタート地点の同市のプラサヴェルデで地図を渡され、効率的なルートを考えた後に出発した。制限時間でより多くの場所を巡り、写真撮影をして得点を稼いだ。
-
手話言語条例案可決 清水町議会
清水町議会3月定例会は22日、最終本会議を開き、手話言語条例案を原案通り可決した。手話の普及とろう者らへの理解促進に関する基本理念を定め、共生社会の実現を目的とした。4月1日から施行される。 手話言語条例の制定は、県内市町で13番目。同町の条例は、町内の手話サークルの要望などを受け、町が手話普及の施策を推進する際は「ろう者らとの協議を設ける」との条項を設けたほか、手話を使用しやすい地域づくりや合理的配慮の提供といった町民や事業者の役割も示した。 3月定例会は同条例案をはじめ、2024年度一般会計予算案など町提出の18議案と、議員発議による議員の請負状況の公表に関する条例案を原案通り可決し、閉
-
手話言語条例制定に喜び サークル「あゆの会」 清水町議会を傍聴
清水町議会3月定例会で手話言語条例の制定案が可決された22日、町内の聴覚障害者や手話サークル「あゆの会」関係者らが本会議を傍聴し、可決の瞬間を見届けて喜び合った。 同会は条例案策定に当たって町が募ったパブリックコメント(意見の一般公募)に要望を寄せ、条例案に反映されるなど制定を後押しした。 尾国望美会長は「制定を通じて、手話が『言語である』と人々に知ってもらいたい。ろう者との触れ合いの機会には、ぜひ交流してほしい」と理解促進を願った。
-
静岡県推計人口 354万4597人 2月1日推計 20カ月連続減少
静岡県がこのほど公表した2月1日現在の推計人口は354万4597人で、前月から3553人減少した。推計人口の減少は20カ月連続。社会動態は転入がわずかに上回り、4カ月連続で増加した。 転入数から転出数を引いた社会動態は46人増(転入9690人、転出9644人)だった。出生数から死亡数を引いた自然動態は3599人減(出生1581人、死亡5180人)だった。 市町別でみると、人口が増加したのは清水町26人、菊川市3人、長泉町2人の3市町。減少したのは32市町あり、浜松市614人、静岡市589人、沼津市281人、藤枝市213人など。 社会動態が増加したのは、最多の富士市129人をはじめ、静岡
-
町立保育施設 再編へ 清水町が教育会議 少子化対応、計画案
清水町は21日の総合教育会議で、少子化に伴う町立幼稚園・保育所再編計画案について協議した。施設老朽化が進む北幼稚園と西幼稚園、清水保育所が再編の対象。幼保一体型の認定こども園化を視野に再編するとともに、児童発達支援センターの開所を検討する。 子どもの数が減少する一方で、共働き世帯が増え、保育所ニーズは高まっている。こうしたニーズに応えるとともに、保育士不足などの課題を解消するため、再編が必要とした。社会的な受け入れ態勢が求められている発達支援にも力を入れる。再編計画は2024年度から実施し、8年かけて進める方針。 現在、町立の4幼稚園と2保育所がある。町内の0~5歳児は18年から22年までで
-
沼津信用金庫人事(4月1日、地名のみは支店長または支店)
地域創生部長(営業統括部長)執行役員武田守晃▽経営企画部長(リスク統括部長)執行役員鈴木大介▽融資部長(経営企画部長)執行役員野木徹雄▽リスク統括部長(事務部長)大木勲▽事務部長(営業サポート部長)紫垣智善▽総務部長(総務部副部長)榎本孝宏▽営業統括部長(御殿場営業部ブロック長)高木茂▽御殿場営業部ブロック長(融資部長)野呂隆宏▽人事部長(人事部副部長)岡正浩▽資金運用部長(資金運用部副部長)大島真樹▽融資管理支援部副部長(小山)広瀬貴也▽地域創生部副部長(ソリューション営業推進担当課長)渡辺靖典▽マネロン対策特命担当課長(リスク統括課長)起塚智美▽下香貫(御殿場西)関口洋▽清水町(香貫)佐
-
「体つくる食事」学ぶ 清水町が中学生にスポーツ栄養講座
清水町はこのほど、中学生向けのスポーツ栄養講座を町地域交流センターで開いた。バレーボール部とバスケットボール部に所属する32人が、体づくりやパフォーマンス向上に効果的な食事の取り方を学んだ。 公認スポーツ栄養士の石井浩子さんが講師を務め、「脳のエネルギーとなる糖質を確保するために、主食をしっかり食べることが大切」と説明した。「若い選手がサプリやドリンクで栄養を補おうとすると臓器が使われず、消化と吸収能力が育たない」と強調し、正しい食習慣や体づくりに効果的な補食を呼びかけた。 おにぎりを作る調理実習も行った。清水中1年でバレー部の加藤慧大さん(13)は「これからも練習に必要な栄養をしっかり取り
-
「自分たちの野球貫く」 裾野リトルシニア 全国選抜初V狙う
静岡県東部が拠点の中学硬式野球チーム「静岡裾野リトルシニア」が、第30回日本リトルシニア全国選抜野球大会(25日開会、大阪府)への出場を決めた。9大会連続13回目。戸倉悠吾主将(清水町立南中2)は「自分たちの野球を貫いて優勝する」と話し、チームは悲願の頂点へ士気を高めている。 突出した選手はいないが、佐藤裕徳監督(51)が掲げる「犠牲になることを嫌がらない姿勢」が浸透し、結束は強い。指揮官は「どの選手も自分の役割を全うしてくれる。かなり手応えがある」と自信を示す。 伝統的に守備中心のチーム。エースの大嶽希高投手(沼津市立大岡中2)ら投手陣はいずれも安定する。昨秋の大会は接戦が多かったが、
-
つらい気持ち相談を 街頭でチラシ配布 清水町自殺対策協
3月の「自殺対策強化月間」に合わせて、清水町自殺対策推進連絡協議会は18日、同町のサントムーン柿田川で街頭啓発活動を行った。 委員約20人が、施設の出入り口付近にのぼり旗を掲げた。相談窓口や心の不調の対処方法について記したチラシなどを買い物客らに手渡した。 協議会は町役場職員や商工会、医療関係者らで構成。近和哉副会長は「教育や医療などさまざまな分野に相談窓口がある。つらい気持ちを一人で抱えず、誰かに相談をしてほしい」と呼びかけた。
-
ラブライブ!ラッピングバス運行開始 清水町とコラボ、車内にもイラスト 東海バス
人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」と清水町のコラボ企画による書き下ろしイラストを使ったラッピングバスの運行が18日、始まった。初日は同町のサントムーン柿田川やJR三島駅などを回り、アニメの登場人物と合わせて施した町内の名所入りイラストでPRした。 イラストでは、柿田川公園入り口の写真を背景に主人公のグループ「Aqours(アクア)」のメンバーが笑顔で集合。バス外観のほか、車内の降車ボタンや手すり周辺にもあしらった。 東海バスが運行する。3月中は路線を固定せず、4月からは同公園周辺のエリアを走る路線で運行を予定している。 関義弘町長らが沼津市の大平車庫でラッピングバスを見学。関町
-
静岡県ワサビ、海外に照準 需要増、商機つかめ! 製品開発や現地生産へ
海外の和食人気や訪日客の増加を背景に、欧米やアジア圏でワサビの需要が伸びている。産出額日本一の静岡県でも、ワサビ加工品などを手がける事業者が商機をつかもうと、海外向けの製品開発を進める。国内市場は高齢化や人口減少で先細りが懸念される中、現地でのワサビ栽培を含めた海外戦略を打ち出し、静岡県特産品の振興を目指す。 カメヤ食品(清水町)は、欧米や中国を中心に製品を輸出する。レシピを工夫して賞味期限を延ばしたチューブ入りワサビや、EU(欧州連合)基準のHACCP(ハサップ)認証を得た工場で生産される原料を使ったふりかけなどを開発、販売している。 健康意識の高まりや円安を背景に一昨年ごろから注文
-
沼津商、沼津工 統合案も検討 県立高協議会
沼津市、清水町の県立高の在り方を検討する地域協議会沼駿地区沼津部会が15日、同市で開かれた。前回会合時に実学の垣根を越える学校の一案として委員から挙がった、沼津商高と沼津工高が統合するアイデアをはじめ、地域の県立高のグランドデザイン策定に向けた方向性を議論した。 池上重弘県教育長や同市、清水町の各教育長、同市商工会長、域内の県立高関係者らが出席。事務局が新たな方向性を示すキーワードとして「未来を見据えた実学系高校」「普通科高校の横断的な学び」を提示し、意見を募った。 沼津商高と沼津工高の統合案については「商業と工業を混ぜた広範的な教育が理想」「経営者人材育成のため、高等教育につながる学びは必
-
熱海市副市長 吉徳氏選任同意 市議会
熱海市議会は14日の2月定例会最終本会議で、熱海土石流の災害対応を担った前副市長が昨年7月に退任後、空席となっていた2人目の副市長について、財務省出身で住宅金融支援機構財務企画部長の吉徳光男氏(60)を選任する人事案に同意した。任期は4月2日から4年間。経済産業省出身の金井慎一郎副市長(41)との2人制に戻る。 市によると、吉徳氏は前副市長が担当していた市民生活、健康福祉などの部門を引き継ぐ。最重要の市政課題となる熱海土石流の復旧復興事業は、どちらの副市長が主に担当するかを今後決めるという。 吉徳光男氏(よしとく・みつお)1982年、旧大蔵省入省。東京都八王子市行財政改革部長、財務省関
-
ハマキョウレックス 4~12月期決算訂正 子会社不正取引で
ハマキョウレックスは14日、連結子会社近物レックス(清水町)の従業員らが関わった架空、水増し請求などによる不正金額(約2億1600万円)を踏まえ、1月30日に発表した2023年4~12月期連結決算の各利益を訂正した。 訂正後の経常利益は前回発表より0・2%減の101億4600万円(前年同期比は3・5%増)、純利益は1・2%減の61億5200万円(同5・9%増)。 下請け会社に架空や水増しの請求をさせ、近物レックスが過剰に支払った金額分(売上原価)を取り消した上で、今後の回収可能性を考慮し、全額設定した貸倒引当金の繰入額を営業外費用に計上する。 ハマキョウレックスは従業員の処分や、関与者を含め
-
沼津商高生が清水町内事業者PR ポスター作品集めたパンフ完成
沼津商高(清水町)の生徒による町内事業者PRポスターをまとめたパンフレットがこのほど、完成した。 制作した生徒のコメントとともに、飲食店やペットショップ、整骨院のポスターなど個性あふれる28作品を紹介。同校情報ビジネス科マルチメディアコースの2、3年生が各事業所へのインタビューを通じて仕上げた。昨年11~12月に、町内の商業施設などで展示した。 このほど、パンフレットの完成報告会が開かれた。鮮やかな赤色を基調とした和菓子店のポスターを手がけた2年稲葉十和さんは「インタビューで地域の方に寄り添ったお店でありたいと聞き、温かみを意識した。学んだことを生かして成長したい」と話した。
-
ハマキョウレックス 子会社従業員らの不正額2億円超に
ハマキョウレックスは13日、連結子会社近物レックス(清水町)の従業員らによる架空請求などの不適切取引問題で、不正金額が計約2億1600万円(税抜き)とする社内調査委員会の報告書を公表した。 報告書によると、不適切な取引を主導したのは近物レックスの部長兼支店長(発覚時)。2010年前後から23年12月までの間、下請けで配送などを担う3社に対し、実績のない宅配便運送費や貸し切り代車料、各種運営費などの項目で架空請求や水増しの請求をさせた。支払いを受けた業者から、現金の口座振り込みや車両購入などのキックバックを受けていたとされる。キックバック受領額は約1億1400万円。 当初は配送商品損傷や事
-
清水中生考案 特産「緑米」の大福 町内和菓子店が試作、商品化へ
清水町の清水中3年生が考案した町の特産品緑米の大福「ゆうスイーツ」の試食会が12日、同校で開かれた。生徒らは同町の和菓子店「和菓子のまめすけ」が試作した大福を味わい、地元の新たな売りになればと願った。 生徒は昨秋、地域活性化などを目指して町職員に新たな取り組みとして「ゆうスイーツ」を提言。「まめすけ」が趣旨に賛同し、試作品を手がけた。 約210人の生徒らが口にし、細川漣さん(15)は「皮が厚めで、あんこの甘さは控えめ。甘いのが苦手な人でも食べられる」とほおばった。レシピを考案した渡部結衣さん(15)は緑米のしょっぱい風味を特徴に挙げ、「自分で作った試作品に比べて、生地の粗さがなく、すご
-
熱海副市長に吉徳氏 財務省出身、市が人事案
熱海市は13日までに、熱海土石流の災害対応を担った前副市長が昨年7月に退任して以降、1人空席の状態が続いていた副市長について、財務省出身で住宅金融支援機構財務企画部長の吉徳光男氏(60)=同市清水町=を起用する方針を固めた。14日の市議会2月定例会最終本会議に人事案を追加提出する。 吉徳氏は東京都八王子市行財政改革部長、財務省関東財務局理財部次長、日本医療研究開発機構経理部長などを歴任し、2021年3月から現職。一橋大大学院国際・公共政策教育部修了。議会の同意が得られれば、4月2日に熱海市副市長に就任予定。任期4年。 熱海市は21年4月から副市長2人制を採用。元市職員の稲田達樹前副市長が
-
清水町人事 課長級6氏配置換え
清水町は13日、4月1日付の人事異動を内示した。対象者は73人で、規模は例年並み。課長級は6人が配置換えとなった。こども家庭センターの新設に伴い、こども未来課に保健師を1人配置する。 主な異動は次の通り。 【課長級】企画課長(くらし安全課長)前川仁志▽税務課長(住民課長)渡辺実▽住民課長(福祉介護課長)岩崎健二▽くらし安全課長(企画課長)太田雅明▽福祉介護課長(教育総務課長)加藤博樹▽教育総務課長(税務課長)吉田剛 【参事級】産業観光課参事兼課長補佐(総務課参事兼課長補佐)小松功枝 【課長補佐級】総務課課長補佐(産業観光課課長補佐)関亜矢子▽住民課課長補佐(こども未来課課長補佐兼子育
-
発泡スチロール模型人気 鋳物の型作り転用、エンタメ系も 木村鋳造所(清水町)
木村鋳造所(清水町)が鋳物づくりの型に使う発泡スチロールで、さまざまな模型を受注生産している。品質が高く、大型製品でも短期間で製作できることが需要を生み、本業で縁のなかったエンターテインメント業界などからも注文が相次いでいる。 同社は液体状の金属を型に流し込んで固める手法で、自動車用プレス金型や工作機械のフレーム製造を主力としている。型は一般的な木ではなく、製作期間が短く設計の自由度が高い発泡スチロールで、これを商品化した。 型作りと同じく、3Dデータに基づき機械を使って発泡スチロールを加工し、組み立てる。大きさや形は問わず、寸法はミリ単位で設定可能。音楽コンサートの舞台や高級ブランド
-
不登校児童生徒数大幅増加の見通し 清水町議会一般質問
清水町は8日の町議会3月定例会で、2023年度の小中学生の不登校児童生徒数が前年度から大幅に増える見通しであることを明らかにした。コロナ禍が続き体調不良で欠席する意識が定着したことなど社会的背景を挙げた一方、個別に理由があるとみて関係者間の情報共有と分析を図るとした。加藤博樹教育総務課長が海野豊彦氏(立志の会)の一般質問に答えた。 町によると、欠席日数が年間30日以上の不登校児童生徒は19年度(48人)から増加し続けている。22年度は56人。コロナ禍では感染が疑われる発熱などによる休みが出席停止として扱われていたが、5類移行後からは検査で感染が判明しなければ欠席扱いに変わったことも増加要因
-
認知症の情報交換 カフェで気軽に 清水町で当事者ら
清水町社会福祉協議会はこのほど、認知症当事者や家族、医療・福祉の専門職などが情報交換するオレンジカフェを同町の飲食店「魔法のパンケーキ」で開いた。 オレンジカフェは月に1度、町福祉センターで開いているが、参加者が限定されるといった課題があった。気軽に集まってほしいとの思いから、初めて同店で開催した。同店の北岸正行代表は「場所を変えることが刺激になればと思った。高齢者に寄り添っていきたい」と思いを語った。 町内の約20人がコーヒーや食事を楽しみながら交流した。70代女性は「いろいろな話をする中で、認知症に関するヒントが得られたら」と話した。
-
災害時健康支援マニュアル改定 清水町、議会答弁
清水町は7日の町議会3月定例会で、被災者の健康維持へ保健師や管理栄養士の動きを示した災害時健康支援マニュアルの改定作業を進めていると明らかにした。4月中にまとめる見通し。平井重徳健幸づくり課長が、森野夏歩氏(日本共産党議員団)の一般質問に答えた。 現行マニュアルは2018年度に作成。外部からの支援を想定して保健師らの派遣先の決め方などを示すほか、2月下旬に石川県白山市で能登半島地震の被災者の健康支援にあたった同町保健師のノウハウも反映させる。改定マニュアルを使った訓練実施や、HPでの公開も検討するという。 平井課長は「不慣れな避難生活においても、できる限り衛生的な環境で過ごすことができる
-
演奏会招待券 清水町に贈る 明大校友会沼津支部
明治大学校友会沼津地域支部(鈴木正二支部長)はこのほど、4月27日に沼津市民文化センターで開く同大マンドリン倶楽部の定期演奏会招待券10枚を清水町に贈った。 町役場で開かれた贈呈式で、鈴木支部長が関義弘町長らに招待券を手渡した。招待券は、同町の就労継続支援事業所「柿田川作業所」の利用者に届ける。
-
経費削減など3件評価 静岡県立病院機構が表彰式
静岡県立病院機構(田中一成理事長)は4日、業務改善に貢献した取り組みをたたえる表彰式を静岡市葵区の県立総合病院で行った。最優秀賞には、医療機器購入費を約1億2千万円分削減した同病院の取り組みが選ばれた。 同病院は、現場の声を聞きながら必要なオプション機能のみの購入にとどめたり、一部機器で競争入札を実施したりして購入経費の削減を図った。田中理事長が同病院医事購買係の飯塚航平主任らに表彰状と副賞を手渡した。飯塚主任は「小さな工夫の積み重ねが結果につながったと思う」と振り返った。 優秀賞には、新型コロナ感染症対策の徹底でクラスターを防ぎ職員の業務負担を減らした県立こころの医療センター(同区)と
-
27年静岡県議選へ4項目提示 選挙区定数、区割り検討開始
静岡県議会の選挙区定数や区割りを検討する調査検討委員会の第5回会合が4日、県庁で開かれた。2027年の次期県議選に向け、議会事務局が今後の検討事項の論点などを示した。 同事務局は、議員定数見直しの可否▽選挙区と配当定数の見直しの可否▽前期委員会が提案した有識者からの意見聴取▽答申や条例改正の時期―の4項目を示した。 このうち、議員定数については、現行定数68は1979年まで適用された旧法定定数制度(定数85)から20%削減されて全国5番目の削減率で、議員1人当たりの人口は多い方から同9番目との説明があった。 2020年の国勢調査人口で算出した議員1人当たりの人口が少ない選挙区は、最少の
-
学びを自信に 現場で精進 清水町・静岡県立看護専門学校で卒業式
静岡県立看護専門学校(清水町長沢)は4日、卒業式を開いた。看護1学科と看護2学科、助産学科の計56人が、学びの成果を現場で生かす決意を新たにした。主に県東部の病院に勤務する。 助産師として県内の病院に勤める予定の大石春華さん(22)=助産学科、三島市=が代表し、「頑張り抜いた日々を自信に変え、感謝の思いを胸にこれからも精進したい」と誓いを述べた。壇上で一人ずつ、鈴木隆一校長から卒業証書を受け取った。 鈴木校長はコロナ禍の影響を受けた学校生活を振り返り「今後起こりえる新たな感染症に対峙(たいじ)する時に役立つ」と呼びかけた。 実習先病院の看護師長らを招くなどコロナ禍前の規模と内容で開催し
-
岩崎さん(沼津東高)スキー選抜大会へ 悔しさばねに「上位目指す」
沼津東高1年の岩崎辰海さん(16)=清水町=が、5日から長野県で開かれる全国高校選抜スキー大会に出場する。「タイムをしっかり出したい」。上位入賞がかなわなかった2月の全国高校大会と国民スポーツ大会冬季大会の悔しさをばねに挑む。 父親の影響でスキーを始め、小学4年生のころから競技として本格的に取り組んでいる。裾野市のスノーパーク「イエティ」のほか、冬休みには長野県で練習することもあるという。 「緊張のため攻めきれなかった。大きなミスはなく完走できた」と2月の大会を振り返り、「上位に入りたい」と選抜大会に意欲を示す。高速で斜面を滑り降りながらカーブを曲がる種目「スーパー大回転」に出る。 (
-
「情報モラル」標語やポスター 静岡県東部の3高校生表彰
インターネット上の危険やモラルについて作品を通じて呼びかける「ひろげよう情報セキュリティコンクール2023」(情報処理推進機構主催)の表彰式が1日、伊豆中央署で行われた。県内優秀作品に選ばれた高校生3人に表彰状が贈られた。 表彰を受けたのは、標語部門は伊豆総合高(伊豆市)1年藤井孝星さん(16)、ポスター部門は沼津商業高(清水町)2年杉山和歌子さん(17)、4コマ漫画部門は三島南高(三島市)1年大橋陽向さん(16)。県警サイバー犯罪対策課の戸塚浩之課長が同署を訪れ、3人に表彰状を手渡した。戸塚課長は「サイバー犯罪を防ぐために意義のある作品で、県民一人一人の意識向上につながる」と期待した。3
-
「持続可能なまちへ」 清水町長が施政方針
清水町議会3月定例会が29日開会し、会期を3月22日までの23日間と決めた後、112億2200万円を計上した2024年度一般会計当初予算案など20議案を一括上程した。関義弘町長は施政方針で定住人口増加や雇用拡大に向け、「新市街地形成を結実させ、県東部地域における職住近接のバランスのとれた持続可能なまちづくりをしたい」と強調した。 関町長は重点施策に、徳倉地区の江川を含めた河川水路への浸水対策▽地域公共交通の活性化▽教育環境整備と子育て支援の充実―なども挙げ、「行政課題の一つ一つに真摯(しんし)に対応する」と述べた。 上程した議案のうち、低所得者給付金関連費9500万円の専決処分を承認し、
-
【境界から】米国 日系人収容所、塀越しの友情 超党派で協力、元下院議員ノーマン・ミネタと元上院議員アラン・シンプソン
世界は「境界」にあふれている。領土を巡る争いは絶えず、貧富の差や心の中の偏見が人々の分断を広げる。一方で生と死やジェンダーなど従来の二分法では捉えきれない動きも。激動する世界のはざまで生きる人たちの物語を追う。 米西部ワイオミング州の山々を望む牧歌的な場所に「ハートマウンテン強制収容所」の跡地がある。真珠湾攻撃に端を発した太平洋戦争中の1942年に建てられ、多くの日系米国人らが有刺鉄線で囲われた敷地内での生活を強いられた。 元米下院議員で日系人初の米閣僚となった故ノーマン・ミネタもその1人。収容所の近くに住み、塀を越えた友情を育んだのが元上院議員のアラン・シンプソン(92)だった。2人の
-
親子で鋳造キーホルダー作り 清水町でイベント
清水町立図書館はこのほど、同町の鋳造メーカー木村鋳造所との「はじめてのモノづくりラボ」を同町のまほろば館で開いた。 小学生以下の21人と保護者らがキーホルダー作りを体験。砂の中にキーホルダーの原型となる空間を作り、同社従業員が高温の金属を流した。数分待って砂の中から取り出すと完成し、子どもたちは笑顔を見せた。 図書館職員は、身の回りにある金属について解説する本を紹介。沼津市から親子で参加した馬上真由ちゃん(6)は「砂が手にくっついた。きれいにできた」と話した。
-
将来見据えた事業重点 清水町予算案 一般会計最大112億円
清水町は22日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は町長選の前で骨格予算とした前年度より13・3%多い112億2200万円で、過去最大となった。「将来を見据えた未来志向型予算」として、教育などに重点を置いた。 改築に向けて準備を進めてきた南小北校舎の解体、建設工事に着手する。新規事業として、強い降雨で排水が追いつかない場合などに起きる内水対策を計画的に進めるため、浸水想定区域図を策定する。企業の誘致や流出防止に向けて土地を有効利用する目的で、市街化調整区域の土地利用方針策定に360万円を計上した。 50歳以上を対象に帯状疱疹(ほうしん)の予防接種費用の一部補助、市制60周年
-
新年度予算案 清水町
市町名(議会会期)①一般会計規模②前年度比伸び率③主要事業(事業費)の順 ◇清水町(29日~3月22日)①112億2200万円②13・3%増③南小の北校舎改築(5億2400万円)▽浸水想定区域図策定(2400万円)▽障害者介護給付等(7億700万円) ※防災や教育など将来を見据えた事業に重点を置いた「未来志向型予算」として、過去最大となった。
-
定例会は29日から 清水町議会
清水町議会は22日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程、事項は次の通り。 会期 29日~3月22日◇町長施政方針 29日◇一般質問 7、8日◇当局提出議案 2024年度当初予算案など20件◇常任委員会 11、12日
-
企業誘致、流出防止 市街化調整区域 清水町が活用へ 方針策定の意向
清水町は2024年度、企業の誘致や流出防止に向けて土地の有効利用を図るため、基本方針を策定する意向を固めた。開発が制限されている市街化調整区域を有効活用して用地を確保し、地域活性化を図る。 町ではこれまで、卸団地を中心にした企業誘致を進めてきた。航空宇宙部品メーカー「エステック」の業務拡大にも対応し、町内での移転を実現した。ただ、利用できる土地が限られ、施設を広げたい企業や町外から進出を希望する企業への土地確保が課題になっている。 地権者の意向調査などを今後行い、25年度末までに基本方針の策定を目指す。既存企業が町外に転出して産業が空洞化するのを防ぐとともに、働く場を増やして町民の住みやすさ
-
清水小教材園 23日一般開放 富士山の日に合わせ
富士山の日(2月23日)に合わせて、清水町は23日午後1~3時、児童が柿田川の自然を学ぶ場として活用している清水小教材園を一般開放する。 柿田川のほとりに設置されていて、通常時は立ち入りを制限している。日頃は近づけない柿田川の自然や水に直接触れて楽しむことができる。 申し込み不要。雨天中止の場合は、当日午前8時までに町HPで知らせる。
-
盛り土規制を検証 特別委の委員内定 静岡県議会議会運営委員会
静岡県議会議会運営委員会は20日、県の盛り土規制条例による効果や課題、適正な開発を進めるための規制の在り方などを検討する「盛り土規制条例等検証特別委員会」の委員を内定した。27日の2月定例会で正式に決まる。 委員は11人。委員長に杉山盛雄氏(自民改革会議、沼津市)、副委員長に坪内秀樹氏(同、清水町)と阿部卓也氏(ふじのくに県民クラブ、浜松市浜北区)がそれぞれ内定した。
-
社説(2月20日)H3打ち上げ成功 信頼性と経済性 向上を
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた国産新型ロケット「H3」2号機は、計画通り飛行して目標軌道に乗り、性能確認用の模擬衛星と小型衛星2機の分離も確認された。 H3は昨年3月、1号機が打ち上げられたが、2段目エンジンに着火できずに失敗した。約1年をかけ、失敗要因とみられる着火装置とその周辺を見直して再挑戦にこぎつけた。まずは初のH3打ち上げ成功を喜びたい。 しかし、2号機はまだ試験機に過ぎない。ようやくスタートラインに立つことができたといえよう。衛星打ち上げを巡る国際競争が激しくなる中、停滞するわけにはいかない。今回の飛行データを詳細に分析し、改善
-
特定外来生物根絶至らず 清水町・柿田川の「ナガエツルノゲイトウ」 官民組織が別手法検討
国指定天然記念物の柿田川(清水町)の自然再生に取り組む官民組織「柿田川自然再生検討会」の会合がこのほど、沼津市の沼津河川国道事務所で開かれた。同会事務局の担当者は、2022年に見つかった特定外来生物のナガエツルノゲイトウ(南米原産の多年草)について、除去作業により群落は減少したものの根絶には至っていないと説明した。 同12月から1年間、4回にわたり手作業で除去した。回を重ねるごとに分布範囲は狭まっているが、根を全て取り除くのは困難という。根絶には別の手法を試みる必要があり、ジェット水流や遮光シートを使う案が浮上している。専門家の意見を聞いて決定、実施する。 検討会はナガエツルノゲイトウの
-
世界に示した町工場の技術 打ち上げ成功「よしっ!」 静岡・清水町の「エステック」、H3ロケットエンジン部品製造
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が17日、打ち上げに成功した国産新型H3ロケット2号機のメインエンジンには、清水町の航空宇宙部品メーカー「エステック」の製品が使われた。昨年3月の1号機打ち上げ失敗から約11カ月。新たに部品を製造した同社技術者は「感動的。無事に打ち上がってほっとした」と笑顔を見せた。従業員約40人の「町工場」が高い技術力を世界に示した。 同社はメインとなる第1エンジンの噴射器やバルブ、ノズルの部品製造を手がけた。前回の1号機打ち上げ時は第1エンジン切り離しまでは成功したが、第2エンジンの不調で失敗となり、製造部の菊地雅人さん(34)は「宇宙までは行ったのに」と残念がった。再
-
H3打ち上げ成功 軌道投入 衛星も分離 JAXA 新ロケット30年ぶり
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日午前9時22分、国産新型ロケット「H3」の2号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。昨年3月の1号機では点火に失敗した2段目エンジンも正常に燃焼し、目標の軌道投入に成功した。搭載した性能確認用の模擬衛星と超小型衛星2機の分離も確認した。 H3は今後20年、日本の宇宙輸送を担う基幹ロケット。国産新型での成功は、1994年の「H2」以来で30年ぶり。実用化によって、世界で需要が拡大する衛星打ち上げビジネスへの本格参入を目指す。 開発責任者の岡田匡史プロジェクトマネジャーは記者会見で「打ち上げは満点。これからが勝負なので、しっかりと育ててい
-
沼津商高 地域課題解決へ生徒が提案 イベント開催や名物開発
清水町の沼津商高でこのほど、生徒が地域課題を考える探究学習「沼商プロジェクト」の成果発表会が開かれた。 1年生約200人が1年間、同町や沼津市、三島市についてフィールドワークなどを通じて調査。各市町職員らを前に発表した。PR不足といった課題を挙げ、町内にラーメン店が多いことからラーメン好きが集まるイベントの開催や、沼津港の活性化のために新たな名物「深海ジュース」を開発することなどを提案した。 望月結奈さん(16)は「発表は緊張したが、自分たちの考えた案を伝えられてよかった」と話した。
-
人口減や人手不足… オール駿豆で課題解決 商工懇話会が議論開始
静岡県東部・伊豆の経済団体で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は、共通する地域課題の解決へ本格始動する。県、各市町と連携し、今後の進め方を議論するほか、改めて各地の課題の洗い出しを図る。紅野会長が16日に沼津市内で開いた定例会で明らかにした。 地域経済を揺るがす人口減や中小・零細企業の人手不足、脱炭素実現といった喫緊の課題に直面し、防災やBCP(事業継続計画)対策など早急に着手する必要がある取り組みも多いと判断。単独ではなく、広く連携することが不可欠とした。各団体のイベント紹介と開催地の行政トップの講話に時間を割いてきた定例会は、今後は具体的な議論の機会と
-
誠恵高生の作品紹介 清水町 絵画や陶芸15点
沼津市の誠恵高芸術コース生徒の制作展「創」が16日、清水町のサントムーン柿田川で始まった。18日まで、二科展などで入選した作品を中心に、在校生や卒業生が手がけた絵画や陶芸15点を飾る。 3年の西島結太さん(18)は、体が分断されたワニのリアルな姿を表現した陶製の作品「ミシシッピ・クライシス」を出品。「地球温暖化が爬虫(はちゅう)類に与える影響を知り、制作した。環境問題に興味を持つきっかけになれば」と語った。 英国にある世界遺産の遺跡ストーンヘンジをモチーフにしたという造形作品「群光」を制作した3年の山内丈士さん(18)は「教わったことや培った感性を全て詰め込んだ」と話した。
-
交通安全活動に尽力 緑十字銀章を受章 沼津署で表彰伝達式
沼津署と静岡県交通安全協会沼津地区支部はこのほど、交通栄誉章緑十字銀章を受けた清水町の森茂男さん(73)と沼津市の杉山総子さん(78)への表彰伝達式と、交通安全優良団体等表彰を受けた東海輸送(同町、山田秀昭社長)の報告会を同署で開いた。 森さんは1月に都内で開かれた授与式の2日前に亡くなったため、長男芳弘さん(47)が吉田光広署長から賞状を受け取った。芳弘さんは、タクシー運転手として30年間無事故無違反だった父について「『常に優良な運転手であれ』がモットー。受章を喜んでいた」と語った。同支部の女性部長を務めた杉山さんは「浮島小での登校指導が楽しい。できる限り続けたい」と気持ちを新たにした。
-
子会社従業員の不適切取引発表 ハマキョウレックス
ハマキョウレックスは13日、連結子会社の物流会社近物レックス(清水町)で、従業員の架空請求などの不適切取引があったと発表した。2014年1月から23年11月までの間に、約9300万円が不正に当該の従業員の口座に入金された疑いがあるという。 ハマキョウレックスの発表によると、名古屋国税局の税務調査で発覚した。従業員は配送業務の一部を委託した協力会社と、業務で必要な車両に加えて架空の1台分を捻出し、請求書を発行させていた。協力会社は架空請求の車両に関する請求金額を受け、その一部を同従業員の口座に毎月送金していた。従業員に確認し、事実と判明した。 発生の原因や同様の手口による他の不正取引の有無
-
清水町の商店会 朝市に募金箱 能登半島地震
清水町の飲食店などでつくるゆうすい商店会は11日、能登半島地震の義援金を呼びかける「ゆうすい朝市」を同町地域交流センターで緊急開催した。商店主らが協力を呼びかけ、多くの来場者が応じた。義援金は町くらし安全課を通じて被災地に届けられる。 会場の出入り口付近に募金箱が置かれ、次々と寄せる家族連れなどの姿があった。募金をした人には菓子やヨーヨーをプレゼントした。また、10店舗が弁当などの食事やアクセサリーを販売した。 商店会は毎月第3日曜に屋外で朝市を開催。当初、募金を兼ねた朝市は1月に行う予定だったが雨で延期されていた。川口久男会長(76)は「被災地で自由に活用してほしい。3月の朝市でも募金
-
児童、思い思いの富士山表現 清水町でワークショップ
清水町教委は12日、段ボールを使って富士山のオブジェを制作する子ども向けワークショップを町地域交流センターで開いた。小学生10人が思い思いに富士山を表現し、高さ約1.2メートル、幅と奥行きがそれぞれ約2メートルの作品が完成した。 町文化芸術講座で指導する加藤和子さんが講師を務めた。富士山のマグマを想像して、骨組みとなる段ボールを赤く塗った。ロール紙に自由に色を塗り、「いつまでもきれいな富士山でいてね」などとメッセージを書いて骨組みに貼り付けた。三島市の北小3年石井優羽美さんは「水玉模様などを自由に描けて楽しかった」と話した。 ワークショップは14日から同センターで始まる「十人十色富士山展
-
中小の技術、空へ宇宙へ 浜松商議所が参入支援強化 重工OBが分析、助言役
浜松商工会議所は2024年度、将来の市場拡大が見込まれる航空宇宙産業への参入支援強化に乗り出す。国内重工メーカーOBに「アドバイザー」を委嘱し、自動車産業で培ったものづくり技術の転用と具体的な受注支援につなげる。 国際的な電気自動車(EV)シフトの動きを受け、既存事業の変革に迫られる中小企業に対し、これまでの情報提供主体の支援を拡充する。アドバイザーらが中小企業を訪問し、既存技術の強みを分析。参入可能性や企業の意欲に応じ、事業化戦略をサポートする。 アドバイザーの人脈を生かし、重工、装備品メーカーとの商談機会も計画。既に参入した企業に対しても、高レベルの技術が通用するエネルギーや船舶など
-
寿太郎みかんと沼津茶、小学校に JAふじ伊豆贈呈
JAふじ伊豆は食農教育の一環として、管内の4市町(沼津市、裾野市、清水町、長泉町)の小学校に、地元特産品の西浦みかん寿太郎と沼津茶を贈呈する。順次、JA役員らが各市町などを訪れ、農業への思いとともに地域を支える特産品を届ける。 8日には佐野良一郎理事らが沼津市役所を訪問し、奥村篤教育長に目録を手渡した。奥村教育長は「とても感謝している。子どもたちには、地元の自然の恵みや農家の愛情を感じてもらいたい」と話した。 4市町の児童と教職員計約1万4500人に向けて、西浦みかん寿太郎計約1850キロと、1袋当たり8グラム入りの沼津茶計約1万5600袋を贈る予定。
-
児童、SDGs学び料理発案 防災すごろく、選挙の絵本も制作 三島
子育てにまつわる講座を展開する施設「コソダテの学校3919」(三島市大社町)でこのほど、「こどもSDGs(持続可能な開発目標)マルシェ」が始まった。22日まで、SDGsについて学ぶ小学生が発案した料理を提供するほか、防災にまつわるゲームや選挙に関する絵本を展示している。 同施設で約1年半かけてSDGsを学んだ7人の成果発表の場として開催。初日は子どもたちが店員を務め、大豆ミートを使ったキーマカレーや水耕栽培したキノコのスープなどを提供した。材料がSDGsの「17の目標」の何に貢献するかも説明した。 災害に強いまちづくりに関心がある児童は、防災に関するクイズを解きながら遊ぶすごろくを紹介
-
被災地職員の負荷が課題 清水町派遣職員が報告会 能登地震
清水町は8日、能登半島地震で避難所運営の支援に現地で当たった職員による報告会を町役場で行った。 総務課の望月敏生さん(32)は穴水町で活動し、亀裂や段差ができた道路や古い木造の建造物が多く倒壊したことなどを写真とともに紹介。避難所運営では、1度も交代をしていない同町職員に負荷が集中していたことなどの課題を伝えた。同町の建物の玄関には正月飾りが残っていたことが印象的だったといい、「被災地は地震から時が止まっているようだった」と話した。 報告会に先立ち、防災会議を開き、清水町地域防災基本計画の修正について協議した。富士山噴火の際、町内の一部が溶岩到達エリアとなることを想定し、計画の火山対策編など
-
映画通じ認知症への理解深める 清水町で上映会
清水町はこのほど、若年性認知症を題材にした映画「オレンジ・ランプ」の特別上映会を町福祉センターで開いた。来場者約130人が認知症への理解を深めた。 映画は俳優の貫地谷しほりさんと和田正人さんが主演。実話をもとに、39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された男性と妻の不安や戸惑い、認知症との向き合い方を描いている。来場者は家への帰り道が分からなくなるなどのシーンに見入った。 上映後、認知症の人と家族の会県支部の担当者が講演し、「認知症の人にできることはたくさんあり、いろいろな思いを持っている。当事者の言葉に耳を傾けて」と呼びかけた。
-
能登地震義援金 呼びかけへ朝市 11日、清水町
清水町ゆうすい商店会は11日午前9時から、能登半島地震の義援金活動のための「ゆうすい朝市」を町地域交流センターで開く。 募金に協力した先着300人にプレゼントを贈る。10店舗が出店し、パンや弁当、アクセサリーなどを販売する。 朝市は毎月第3日曜に、地域活性化を目的に開催。今回は募金のために緊急で企画した。
-
記者コラム「清流」 臨機応変
清水町の南中の生徒と、同町と姉妹都市提携を結ぶカナダ・スコーミッシュ市のオンライン交流会を取材した。生徒は複数の班に分かれて端末を使用。コロナ禍でオンラインの体制はかなり整備されたと思っていたが、日本人同士のパソコンがつながってしまうなどのトラブルが発生し、大人数で同時に接続することの難しさを感じた。 現地にうまく音声が伝わらない中、生徒はチャット機能を使って言葉を伝えたり、スムーズに接続ができた班がほかの班と合流したりと、工夫して交流を続け、会話を楽しんでいた。 同校の階段には「臨機応変」と書かれた大きな額縁が飾られていた。その日の生徒の行動を表していたように思う。記者の仕事も、臨機応
-
看護業務効率化アワード 最優秀に浜松、袋井の2病院
静岡県看護協会(松本志保子会長)はこのほど、「看護業務効率化アワード2023」の授賞式を静岡市内で開き、最優秀賞に浜松医科大付属病院(浜松市中央区)、袋井市立聖隷袋井市民病院を選んだ。看護職の労働人口が減少し、業務の効率化が課題となる中、好事例の掘り起こしや普及を狙って初開催した。 同大付属病院は、定年退職した看護師を障害のある職員の指導責任者に起用。人材の継続雇用につなげたほか、院内を熟知するベテランが介在することで指導される側の業務に幅が出るなどの利点があった。 聖隷袋井市民病院は入院待機の患者を減らそうと、「病床管理シート」の入力システムを導入した。各病棟の稼働状況が可視化されて入院の
-
清水南中生 能登へ義援金 早期の日常回復願う 清水町
清水町の南中の生徒会と福祉委員会が、能登半島地震の義援金募金を校内で行い、6日までに石川県に送った。1~3年生25人が1月22~25日の間、登校時間帯に昇降口付近で募金を呼びかけた。集まった金額は5万7203円。生徒は「被災者が少しでも早く、以前のような日常生活を過ごせるように」と願う。 募金活動は生徒会が発案し、福祉委員会に協力を頼んだ。手紙を送るという案もあったが、「もし自分たちが被災したら一番必要なものは何か」を考え、義援金を集めることにしたという。現在、生徒会と委員会の活動の中心は1、2年生だが、募金活動には受験を控えた3年生も参加した。 福祉委員長の山田蒼空さん(2年)は「中学
-
静岡県広報コンクール 広報紙部門 最優秀賞に島田市と吉田町
2023年度の静岡県広報コンクール審査会がこのほど行われ、広報紙の市部門で島田市、町部門で吉田町が部門別最優秀賞に選ばれた。広報紙(団体)部門を除く5部門の最優秀作品は24年度全国広報コンクールに出品される。 コンクールは6部門に計91点の応募があり、報道関係者やデザイナーなどが審査した。 島田市の「広報しまだ11月号」は、「『産む』を巡る『公共』」と題した特集で、保険適用となった不妊治療を取り上げた。不妊治療の当事者への取材のほか、不妊の原因や、妊娠に備えた体調管理など、さまざまな視点から「産む」を伝えた。審査員はデリケートなテーマに果敢に挑んだ姿勢や、説得力ある内容を高く評価した。
-
こうじ通じ 地域の歴史学ぶ 清水町で親子料理教室
清水町教委は3日、町内産のこうじを使った親子料理教室を町地域交流センターで開いた。7組14人が同町で盛んに行われてきたこうじ造りの歴史を学びながら、調理を楽しんだ。 教室では、江戸時代末期に京都から来た僧侶が宿泊の礼としてこうじ造りの技術を伝えたとされることや、最盛期に57軒あったこうじ屋が3軒を残すのみとなっている現状を紹介した。発酵食品を専門に料理を教える田代寿子さんが講師を務め、塩こうじや野菜を使ったスープなどを作った。 同町の南小4年の川口さくらさん(10)は「野菜を切るのが楽しかった。町でこうじがたくさん作られているのは知らなかった」と充実した様子だった。
-
清水町とカナダの中学生、英語で異文化学ぶ オンライン交流会開催
清水町と同町国際交流協会はこのほど、同町とカナダの中学生によるオンライン交流会を開いた。南中の1年生と、町が姉妹都市提携を結ぶスコーミッシュ市の中学生が英語で会話し、異文化に触れあった。 南中の生徒約90人は各教室で、モニター越しの交流を楽しんだ。所属している部活動や学校の制服、好きなゲームなどを紹介し、言葉が伝わると喜んだ。 末光央宜さん(13)は「最初は緊張したけど、交流するうちにほぐれていった」と笑顔を見せた。 町では、2004年から中学生のスコーミッシュ市へのホームステイ派遣事業を行っていたが、コロナ禍で19年を最後に中止している。昨年から、オンラインでの交流を始めた。
-
犬、猫と触れ合い 安らぎ 清水町の老人ホーム 動物保護協会が訪問
静岡県動物保護協会東部支部は1日、清水町の老人ホーム「ル・グランガーデン清水」で利用者が犬や猫と触れ合う「動物ふれあい訪問活動」を行った。 福祉施設利用者に安らぎを与え、動物を愛する気持ちを広げるのが目的。同協会登録のボランティアが飼っているラブラドル・レトリバーやパグ、ノルウェージャン・フォレスト・キャットなど11匹を連れて施設を訪れた。利用者は動物をやさしくなで、ボランティアと会話を楽しんだ。 愛猫と参加したボランティアの山下佳子さんは「高齢者が動物を触ることで、元気になってくれたら」と話した。
-
台湾旅行社に街をPR 清水町 視察に13人招待
清水町は今月中旬、インバウンド(訪日客)の誘致促進に向けて、台湾から旅行代理店などの観光業界関係者ら13人を招いた視察旅行(ファムトリップ)を町内外で行った。地元の観光スポットや、隣接する沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地などを紹介。今後はツアーの商品化を目指す。 17~19日に実施した。初日の歓迎会で、町の担当者が町内の名所や特産品をPRしたほか、同アニメのライブが台湾や韓国で開かれるなど国内外で高い人気を誇っていると説明。参加者はアニメの書き下ろしイラストの舞台となった柿田川公園(清水町)や大型展望水門「びゅうお」(沼津市)などを巡り、柿田川公園の目玉で景観が楽し
-
死亡事故ゼロ 清水町1500日
交通死亡事故の発生ゼロが連続1500日に達したとして清水町はこのほど、県交通安全対策協議会から表彰を受けた。 同町では2019年11月26日から今月4日まで死亡事故が起きていない。町役場での伝達式で、県くらし交通安全課の入戸野明課長が関義弘町長に表彰状を手渡した=写真=。関町長は「町民や県、警察による日頃からの努力のたまもの。今後も、安全で快適な交通社会を目指す」と語った。
-
五輪選手ら華麗な技披露 小中生 基本プレー磨く 清水町でホッケー教室
清水町は28日、ホッケー競技の元日本代表選手らを招いた教室を町総合運動公園で開いた。ホッケースクールに通う小中学生約60人が参加し、国内屈指のレベルの選手から直接技術指導を受けた。 オリンピックホッケー女子日本代表の田中花歩、元日本代表の坪内萌花、ホッケー男子元日本代表の山水翼瑳の3選手が講師を務めた。実演を交えながらドリブルやパス、シュートといった基本プレーを指導。相手をかわす際に使う「ターニング」や、空中に浮いたボールをバウンドさせるなどしてコントロールする「3Dドリブル」のこつを伝えた。試合形式のゲームも行い、華麗なスティックさばきを披露した。 清水中ホッケー部2年の松島涼介さん(
-
現場で働く先輩 やりがいを語る 沼津西高で社会人講演会
沼津市の沼津西高は25日、1年生を対象に社会人講演会を同校で開いた。医療や芸術、製造業などさまざまな分野で働く大人が講師を務め、生徒約190人に仕事内容ややりがいを語った。 毎年行っているキャリア教育の一環。同校出身で、自動車部品製造の臼井国際産業(清水町)に務める森田舜基さんは、製品設計や試作などの担当部署で働いていることを説明。取引先のメーカーと話し合って仕事を進めるため「コミュニケーションの重要さを知った」と強調し、「製造の前線に立ち、新しいことに携わることができる」と魅力を語った。 長尾玲旺さん(16)は「高校生活では、文理選択が将来に関わる分岐点と聞いた。自分が何が好きなのか考えな
-
文具販売のインク、新社屋をライブオフィスに 清水町に27日オープン
文具販売などのインクは26日、清水町卸団地に建設した新社屋の内覧会を開いた。企業向けのオフィスプランニング事業の一環で、ショールームを兼ねる「ライブオフィス」にした。居山哲也社長(56)は「リアル空間で雰囲気を感じてもらう。(提案するオフィスを)イメージしやすくなる」と話す。 2階建て、延べ床面積約990平方メートルの新社屋の2階部分全体をライブオフィスにした。大小会議室や業務用個室、キッチンなど多様な空間を備え、複数メーカーの家具を置いた。家具や付属品の大きさ、通路幅などを試す場としても活用する。 家具販売を伴うオフィスプランニング事業は同社の売り上げの2割を占める。ライブオフィスは顧
-
冬の野鳥 観察しよう 11日、清水町・柿田川
柿田川みどりのトラスト(漆畑信昭会長)は2月11日午前8時半から、清水町の柿田川で冬の野鳥観察会を実施する。越冬で訪れる冬鳥や、年間を通じて柿田川にいる野鳥を観察する。 柿田川公園入り口付近に集合し、約3時間を予定する。参加無料。 申し込み、問い合わせは下谷英男さん<電090(1561)7702>へ。
-
柿田川を語る会 初開催 清水町 保全と活用へ官民連携
清水町はこのほど、町内を流れる柿田川の保全と活用について官民連携で話し合う「柿田川を語る会」を町役場で初めて開いた。行政の担当者や自然保護団体、町民ら25人が委員に加わり、今後地域を代表する名所をどう守り、活用するか考える。 関義弘町長が委員の代表者に委嘱状を手渡した。富士山の噴火により流出した三島溶岩流を通って湧き出た地下水で形成される柿田川が、国指定の天然記念物であることを確認。参加者は「自然を保護しつつ、子どもたちが水に触れることができる場であってほしい」「川や周辺地域の歴史と文化も発信したい」などとそれぞれの理想の“柿田川像”を語った。 座長に任命された「清水町みらい会議」の岩崎清悟
-
台湾中学生 5年ぶり交換留学 三島北中訪問 数学授業や会話 楽しく
台湾苗栗市の中学生6人が28日まで、三島市などに滞在し、中学生らと交流している。三島西ロータリークラブ(RC)と姉妹クラブの苗栗RCとの間で続く交換留学事業の一環。新型コロナウイルスの影響で中止していたため5年ぶりに復活した。 24日は三島市立北中を訪れた。給食では、3組に分かれて生徒と一緒に食事を楽しんだ。身ぶり手ぶりを交え、お互いの名前や好きな物などを紹介し合った。数学や理科といった授業も体験した。 一行は22日に来日。三島西RCの会員宅にホームステイし、芸者体験や和菓子作りなどの日本文化も体験する。25日には清水町立南中も訪問する。 交換研修事業は世界に目を向ける子どもを支援しようと1
-
静岡県人口354万8150人 1月1日推計、前月比2460人減
静岡県がこのほど公表した2024年1月1日現在の推計人口は354万8150人で、前月より2460人減少した。推計人口の減少は19カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は6人増(転入9565人、転出9559人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2466人減(出生1620人、死亡4086人)だった。 市町別に見ると、推計人口が増加したのは、吉田町の29人をはじめ、熱海市13人、長泉町9人など計5市町。減少したのは30市町で、最多の静岡市が547人。浜松市493人、藤枝市13
-
店舗兼住宅を全焼 清水町徳倉
22日午後1時55分ごろ、清水町徳倉の工具店経営者方から出火し、木造2階建ての店舗兼住宅を全焼し、隣接する複数の民家の壁などを焼いた。けが人はいなかった。沼津署によると、1階の店舗部分から出火したとみられる。同署などが出火原因を調べている。
-
心臓 血液逆流に新手術 清水町の岡村記念病院 開胸せず負担軽く
岡村記念病院(清水町)は18日までに、心臓内の弁「僧帽弁」が正しく閉じずに血液が逆流する僧帽弁閉鎖不全症の新しい手術を始めた。カテーテルとクリップを用いる方法で、一般的な開胸手術に比べて患者の負担が小さく、高齢や心機能低下などの理由で開胸手術が困難だった患者の有効な治療法になるという。 新しい手術は昨年9月に始め、これまでに4件実施した。今月1日時点で、この手術ができると日本循環器学会に認められているのは県内で5施設。県東部では同病院のみ。 僧帽弁は心臓の部屋の間にあり、開くと血液が流れる。僧帽弁がうまく閉じずに血液が逆流すると心不全を引き起こし、動悸(どうき)や息切れといった症状が現れる。
-
記者コラム「清流」 歓声を浴びる仕事
清水町で開かれた20歳を祝う式典。中学時代に指導を受けた教員が壇上に姿を見せると会場から歓声が上がった。歓声を浴びる機会がある職業はスポーツ選手やアーティストなどに限られる。身内に関係者がいることを差し引いても先生はすてきな仕事だと思う。 一方で、業務の多忙化などから敬遠され、採用試験の競争率は低下する。過剰な要求をする保護者への対応に苦慮する現場もあるという。子どもに向き合い育むという役割に注力できるよう働き方改革を着実に進めてほしい。関係機関や地域の協力も欠かせない。 式典では恩師にインタビューする形で、学びやでの思い出を振り返った。時が流れても先生と生徒の関係は変わらない。年賀状の
-
ジムで地元の力に アスルクラロ沼津・鈴木選手が同級生と運営 清水町
サッカーJ3アスルクラロ沼津の鈴木拳士郎選手(27)=沼津市出身=が、同級生と清水町内でパーソナルジムを運営している。高齢者の健康寿命延伸と子どもの運動能力向上を目標に掲げ、将来的には医療機関や行政と連携し、運動面からのアプローチを図りたい考えだ。 ジムは「Xcount Fitness」。4年前に開業し、同町内に2店舗を展開する。鈴木選手はサッカー選手として活躍する傍ら、広報や運営のサポートにまわる。「地元貢献のために何か挑戦できないか考えていた。運動だったら力になれると思った」ときっかけを話す。 幼稚園、小中学校の同級生の山田健太さん(28)が代表を務める。腰や膝などの慢性痛改善、ダイ
-
自動運転バス、区間延伸検討へ 三島、裾野、長泉、清水 2市2町首長が座談会
三島、裾野、長泉、清水の2市2町でつくる「富士山南東スマートフロンティア推進協議会」は15日、三島市の日大国際関係学部三島駅北口校舎で首長座談会を開いた。昨年12月に実施した自動運転バスの実証実験を踏まえて今後の展望について意見を交わし、来年度は区間の延伸を検討する方針で一致した。 実証実験は国土交通省の補助金採択を受け、JR三島駅北口(三島市)と下土狩駅(長泉町)を結ぶ区間で4日間実施した。関義弘清水町長は「動きがスムーズで大変驚いた。実用化につながる期待感があった」と振り返り、村田悠裾野市長は「どのような人が利用するかを考える段階に移った」と指摘した。 司会を務めた同大理工学部の藤井敬宏
-
特殊詐欺被害 沼津署管内、静岡県内で最多 戸別訪問で防止に力
沼津署管内(沼津市と清水町)で確認された2023年の特殊詐欺の被害件数は22年より19件増の43件で、静岡県内警察署で最多だったことが12日までに、沼津署への取材で分かった。同署管内で過去最多だった17年の41件を上回り、被害額は約8200万円。同署は1人暮らしの高齢者を中心に戸別訪問に力を入れ、留守番電話設定や録音機能付き電話などの「電話機対策」を呼びかけて被害防止を図っている。 県警によると、23年の県内の特殊詐欺被害件数は353件(速報値)で、22年から約60件減少。一方で、同署管内では被害が増加。23年11月の1カ月には11件の被害があった。 被害43件のうち、21件が親族などを
-
若年性認知症 考えよう 2月4日、清水町で映画上映
清水町は2月4日午後1時から、若年性認知症を題材にした映画「オレンジ・ランプ」の特別上映会を同町の福祉センターで開く。参加無料。 映画は実話をもとに、39歳で若年性認知症と診断された男性と妻の物語を描いている。上映後には、認知症患者の介護経験者らによる解説や講演もある。 定員先着200人。希望者は、町役場や町立図書館などで配布しているチラシの専用2次元コードから申し込む。問い合わせは町福祉介護課<電055(981)8207>へ。
-
ラブライブ!「Aqours」と「ヨハネ」大集合 サントムーン柿田川 イラストやパネル
清水町の商業施設サントムーン柿田川で11日、沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」と同アニメの派生作品「幻日のヨハネ」のスペシャルイベントが始まった。2月12日まで、オリジナルイラストやキャラクターの等身大パネルを施設内の各所に飾っている。町による観光やPRのプロジェクトの一環。担当者は「沼津以外にもファンが巡ることのできる場所をつくりたい。町を知り、楽しんでもらえたら」と話す。 施設内の書店3店舗では、同町の柿田川公園に主人公のグループ「Aqours(アクア)」が集合しているイラストを描いたパネル(高さ約2メートル、横約3メートル)を巡回展示する。各店で、千円以上の買い物
-
前週低迷の松山 巻き返しへ調整 米男子ゴルフ
【ホノルル(米ハワイ州)時事】米男子ゴルフのソニー・オープン(11日開幕)に出場する松山英樹が9日、米ハワイ州ホノルルのワイアラエCCで調整した。2年前に優勝した大会だが、前週の開幕戦、ザ・セントリーでは59選手中58位と低迷。「駄目だったので、何かトライの仕方を変えないといけない。それが今週はまるかどうか」と語った。9ホールをラウンドし、不調だったパッティングを含め、グリーン周りを入念に確認した。 日本勢は久常涼、岩崎亜久竜(清水町出身)、桂川有人、金谷拓実、蟬川泰果、平田憲聖、アマチュアの中野麟太朗(早大)も出場する。欧州ツアーで昨年9月に初勝利を挙げ、米ツアーに今季から参戦の久常は「
-
優秀賞 岩崎亜久竜さん 国内メジャーでツアー初V【第72回 静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞 受賞者の横顔㊤】
男子プロゴルフ国内三大大会「日本オープン選手権」優勝。清水町出身。26歳。 ◆ ツアー初参戦の2022年は賞金ランク3位だったが、2位が3度。昨季は欧州ツアーでたたきのめされた。そこからはい上がって国内メジャーで念願の初優勝を果たし、「人生で一番幸せ」と喜びをかみしめた。 単独首位で迎えた18番。1打目を林に打ち込みながら、攻めの2オンでバーディーを奪って石川遼を振り切った。ルーキーイヤーはあと一歩で届かなかった頂点をシーズン最初のチャンスでつかみ、たくましさを増した。 欧州では15戦で予選通過はわずか3度。時差や芝、食事の違いに苦戦した。目の前で海外勢のハイレベルなプレーを見
-
こども食堂継続 清水中生が協力 有志20人 配膳、片付け 丁寧に
清水町立清水中の生徒がこのほど、同町の柿田区公民館で月に一度開かれているこども食堂で、受付や配膳を担うボランティアに初めて取り組んだ。運営する主催者らの高齢化で、継続が難しいと知った生徒が協力した。毎月参加して来場者との親睦を深め、住民の居場所づくりに貢献する。 柿田区のこども食堂は、60代を中心に有志5人が5年前に立ち上げ、高齢者やひとり親世帯の親子ら50~60人を受け入れている。コロナ禍もテイクアウトの弁当を作るなど、休むことはなかったが、最近では会場の準備や片付けに苦労していたという。現状を聞いた清水中関係者が校内でボランティアを募った。 生徒約20人が6日、会場に集まった。メニューは
-
「100年企業」5社を表彰 清水町 地域に尽力の町民も
清水町は4日、模範となる町民をたたえる善行賞と、新たに創設した産業振興賞の表彰式を町地域交流センターで開いた。 産業振興賞は町制60周年を記念し、創業100年以上で経済の発展に貢献した町内企業に贈った。関義弘町長が地域活動や交通安全・防犯活動に尽力した善行賞5人と、産業振興賞5社の代表に賞状を手渡した。 表彰を受けた個人、企業は次の通り。 【善行賞】朝木和彦、小川侑男、城間早苗、杉山隆子、鈴木国夫【産業振興賞】石垣醤油、大野商店、栗原商店、山中兵右衛門商店、山本被服
-
スノボ・三木、ゴルフ・岩崎ら、静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞 6個人の功績たたえる
スポーツ界で優秀な成績を収めた静岡県関係の選手、指導者や、スポーツの振興に尽力した功労者をたたえる第72回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞は、スノーボード世界選手権女子パラレル大回転を制し、スポーツ大賞に選出された三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=をはじめ6個人に決まった。2月9日に表彰式を行う。 (敬称略) 三木は同種目で最年少タイの19歳で優勝を果たした。アルペン種目で日本勢が世界一になるのは五輪も含め、男女を通じて初めての快挙だった。優秀賞には日本オープンゴルフ選手権優勝の岩崎亜久竜(26)=清水町出身=を選んだ。 体育功労者賞は県剣道連盟会長の吉村勝氏(77)=御
-
迎春準備「新年は豪勢に」 静岡県内、コロナ禍前のにぎわい
2023年も残すところ、あと1日。新型コロナウイルス感染症の5類移行後初の年末を迎える中、静岡県内の商業施設は30日、正月用の食材などを買い求める人が押し寄せた。コロナ禍前の活気が戻り、物価高の家計への影響はありつつも「新年は豪勢に」と高額商品に手を伸ばす買い物客の姿も見られた。 焼津市の焼津さかなセンターは、カニやマグロといった高級食材を買い求める客で混雑した。カネトモさかなセンター営業所の小長谷基所長(48)は人出の多い光景に「コロナ禍前のにぎわいに戻ってきた」と歓迎する。 カニやマグロ、シラスなど多くの海産物を買い込んだ島田市の田原よし子さん(43)は「コロナ禍が落ち着いたことで久
-
「いずっぱこジオトレイン」沼津商業高生 ヘッドマーク制作、伊豆の魅力PR
伊豆箱根鉄道と美しい伊豆創造センターは、沼津商業高(清水町)の生徒の協力を得て、特別列車「いずっぱこGEO TRAIN(ジオトレイン)」を駿豆線(三島―修善寺)で運行している。生徒はジオスポットの見どころや説明を記載したシールとオリジナルのヘッドマークを制作した。このほど修善寺駅で開いた式典で、関係者がテープカットをして運行を祝った。 地域研究講座を受講する3年生3人が、ジオスポット16カ所を紹介する全20種類のシールを作った。サイズは縦約10センチ、横約40センチで、車内の窓に貼り付けている。シールには考案したキャッチコピーも記載。実際にスポットを訪れて撮影した写真もあるという。 また
-
沼津アルプス(沼津市、清水町) 低山続く山稜 起伏激しく【山ある記】
沼津アルプスは香貫山から南へ横山、徳倉山、志下山、小鷲頭山、鷲頭山、大平山と続く山稜[さんりょう]を地元の愛好家が整備し、名付けた。標高は一番高い鷲頭山でも392メートルと低山ではあるが、起伏が激しく全行程で標高差が千メートルもある。登山道は整備されているが、木の根や落ち葉、岩が露出している所もあり、靴は滑りにくいしっかりした物を履いて行こう。 車を香貫山頂上直下の香陵台駐車場に置き出発する。駐車スペースは10台ほどなので注意が必要。まずは香貫山山頂を越えて下ると八重坂登山口だ。ここから本格的な登山道の始まりである。 登山道は常に緑の木々に囲まれている。徳倉山まで230メートルの高度差を
-
大自在(12月26日)ミスを楽しむ
「推し活」。2021年の新語・流行語大賞にノミネートされた言葉は、好きなアイドルや俳優らいわゆる「ご贔屓[ひいき]」をさまざまな形で応援する-との意味である。特に若い女性の間で使われていた記憶がある。 そんな「推し」の対象が活躍すれば、女性に限らずうれしいものだ。年の瀬になり、一年を振り返ってスクラップブックをめくった。下手の横好きであるが時に楽しむゴルフの男子プロツアーで今季、清水町出身の岩崎亜久竜[あぐり]選手が国内三大大会の「日本オープン選手権」を制してツアー初優勝を果たした。 昨年12月の本欄でも触れていた。ツアー本格参戦した昨季は、優勝こそ手中にできなかったが3戦で2位に入った
-
美人局手口で因縁 恐喝罪で男女起訴 静岡地検
10~20代の男女がマッチングアプリで誘い出した男性に美人局(つつもたせ)の手口で因縁を付けて現金を脅し取るなどしたとされる事件で、静岡地検は25日までに、焼津市の20代男性に対する恐喝の罪で清水町柿田、看護学生の女(20)と住所不定、無職の男(20)=犯行当時(19)=を静岡地裁に追起訴し、伊豆の国市長岡、会社員の男(20)を起訴した。いずれも22日付。 起訴状などによると、3人は伊豆の国市の飲食店従業員の男(19)と共謀し、10月3日未明、マッチングアプリで誘い出した男性会社員(20)=焼津市=に未成年を装った看護学生の女(20)を連れ回したなどと因縁を付け、焼津市内の駐車場で胸ぐらを
-
6議案可決し閉会 清水町議会
清水町議会11月定例会は21日、最終本会議を開き、同日追加上程した本年度一般会計補正予算案など6議案をいずれも原案通り可決し、閉会した。
-
チア世界大会準V 尾崎さん(清水中2)チームに貢献
清水町の清水中2年の尾崎愛瑠さん(14)が、11月に群馬県で開かれたチアリーディング世界選手権大会で準優勝を果たした。尾崎さんは「ノーミスで成果を発揮できた」と喜んだ。 伊豆の国市を拠点とするチーム「パワフルキッズ」に所属。8月に東京で開かれた全日本選手権で好成績を収め、メンバー16人で世界大会に臨んだ。大会前の週末は8時間練習に取り組んだという。当日は笑顔で、ぴたりと息の合った華麗な演技を披露した。 チームの新キャプテンになった尾崎さん。「来年の全日本選手権で優勝したい」と意気込みを語った。
-
静岡県人口355万2421人 前月比1097人減、11月1日推計
静岡県がこのほど公表した11月1日現在の県推計人口は355万2421人で、前月と比べ1097人減少した。推計人口の減少は17カ月連続。社会動態は2カ月ぶりに社会増に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は1267人増(転入1万1419人、転出1万152人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2364人減(出生1747人、死亡4111人)だった。 市町別で人口が増加したのは7市町で、最多の焼津市が82人。袋井市59人、清水町38人、牧之原市37人が続いた。減少したのは、静岡市の346人をはじめ、浜松市139人、熱海市90人、沼津市81人など28市町あった。 社会動態は26市町で増加し
-
清水町、補正予算案 議会に追加上程へ 物価高騰対策など
清水町は21日の町議会11月定例会最終日に、マイナンバーカードを持つ町民(申請中含む)に対しクオカードを配布する物価高騰対策事業など2億6200万円を追加する本年度一般会計補正予算案を追加上程する。町民の生活支援とマイナンバーカード保有率向上を目的に、保有者と12月までの申請者に2千円分、1、2月の新規申請者には4千円分のクオカードを配る。可決されれば、2月中旬ごろの発送を予定している。 補正予算案にはこのほか、住民税非課税世帯に対する臨時追加給付金や、温水プールや総合運動公園など町内スポーツ施設の指定管理者の負担軽減を図る助成事業を計上する。
-
三島西RC 米寄贈 子ども支援、清水町に
三島西ロータリークラブ(RC)はこのほど、生活困窮世帯やひとり親世帯への支援として清水町に米180キロを寄贈した。町を通して、町内の子ども食堂と町ひとり親会に配布する。 3キロの米を60袋贈り、2カ所の子ども食堂などで活用する予定。同町にはRCの会員が多く、つながりが深いという。町役場を訪れ関義弘町長に渡したRCの平出利之会長は「子どもの支援に有効に使っていただきたい」と話した。
-
自然の大切さ 海洋生物で学ぶ 写真家・峯水さん 裾野深良小で授業
海洋生物写真家の峯水亮さん(53)=清水町=が18日、裾野市の深良小で特別授業を行った。水中に浮遊して生活するプランクトンの生態を紹介し、自然環境の大切さを伝えた。 峯水さんは写真や映像を使って「魚やカニ、エビも子どもの頃はプランクトンで、姿をどんどん変えながら大人になる」と説明。餌を見つけたり外敵から身を守ったりするため、クラゲやほかの幼生と一緒に寄り添って生活するプランクトンの習性を教えた。 最後に人間の捨てたごみがプランクトンの生活を脅かしている惨状を捉えた写真を示し、「自然を正しく理解して、自然に優しい人になってほしい」と呼びかけた。
-
「長所伸ばし成功体験を」 米で修行した野球コーチの倉野さん 人材育成伝授 伊豆の国
木村鋳造所(清水町)は15日、来年からプロ野球福岡ソフトバンクホークスの1軍投手コーチのチーフなどを務める倉野信次さん(49)を招いた講演会を、伊豆の国市の温泉旅館「おおとり荘」で行った。倉野さんは2022年から挑戦した米メジャーリーグのテキサス・レンジャーズ傘下のマイナーリーグでのコーチ経験で学んだ人材育成方法を同社社員に伝えた。 倉野さんは1996年、福岡ダイエーホークス(当時)に入団し、先発、中継ぎとして活躍した。引退後、ソフトバンクの各コーチを歴任し、レンジャーズ傘下のマイナーリーグで1年の研修を経て23年に投手育成コーチに就任した。 倉野さんは2年間の「コーチ修行」に挑戦した経
-
静岡人インタビュー「この人」 県内で初めて公共図書館司書として絵本専門士の資格を取得した 秋田桂輔さん(三島市)
2019年から清水町立図書館で司書として務め、今年5月、絵本に関する高度な知識を持つ絵本専門士の資格を取得した。地域の子どもたちが読書に親しむきっかけをつくろうと、絵本の知識や人脈を生かしながら、イベント企画などに力を入れている。函南町出身。38歳。 -絵本専門士の資格を取得した理由は。 「調べることや読書が好きで、ずっと図書館で働きたいと思っていた。絵本作家の宮西達也さんが清水町出身で、イベントに招くこともある。この町ならではの図書館として、絵本に詳しくありたいと考えて、資格取得を決めた」 -図書館ではどのような企画を考えてきたか。 「絵本専門士の資格を取得する中でできた人脈を生か
-
清水町が訪日客誘致を加速 脱「伊豆半島への通過点」目指す 名所の看板や聖地PRに工夫
清水町がインバウンド(訪日客)の誘致を加速させている。同町の一般社団法人「ゆうすい未来機構」が観光庁の事業に採択されたことを受け、本年度一般会計補正予算に、地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツの造成支援として補助金600万円を追加。伊豆半島への通過点で来訪者の滞在時間が短いといった観光課題に対し、同法人などと連携し活性化を図る。 町内の観光名所「柿田川公園」には2019年度に約45万人が来場していた。しかし、コロナ禍の21年度は約5万人に激減。昨年度は約20万人にまで回復したが、団体の来園者が戻らないという。立ち寄る人が町内に1時間程度しか滞在しないことや、町の認知度の低さが課題とな
-
親子らXマス交流 サンタから贈り物 清水町社協が企画
清水町社会福祉協議会は12日、町内親子が対象のクリスマスイベントを同町福祉センターで開いた=写真=。 地域交流の促進や保護者の支援につなげようと、初めて企画した。来場した親子らはツリーのイラストとの記念撮影を楽しんだ。クリスマスソングが流れてサンタクロースが登場すると、子どもたちは菓子のプレゼントを受け取った。 県東部で活動する「子育て応援サークルいちご」と共催した。
-
静岡県内66施設で学級、学年、学校閉鎖 インフルエンザ
静岡県は12日、県内の高校、小中学校、幼稚園、特別支援学校66施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1285人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖を行ったと発表した。浜松市北区の中学校は患者数が81人となり、学校閉鎖した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設17人、沼津市1施設21人、三島市3施設31人、裾野市2施設40人、伊豆市1施設7人、伊豆の国市2施設42人、清水町1施設12人、長泉町1施設13人、富士市5施設117人、富士宮市2施設66人、静岡市清水区2施設22人、同市葵区5施設148人、同市駿河区1施設11人、島田市1施設29人、焼津市3施設35人、
-
“ご近所同士”気軽に交流を 清水町の原さん、月1回茶話会企画 12月17日はバザー
清水町で民生委員などを歴任した原とくさん(74)が、地域福祉活動に尽力している。高齢者が集う「茶話会(さわかい)」を毎月1回、同町上徳倉公民館で開き、17日には日用品や衣類などを地域住民から募りバザーを行う。原さんは「地域のみんなが“ご近所同士”のような関係になってほしい」と願う。 11月中旬に開かれた茶話会には、高齢者ら約30人が集まった。県東部で活動する健康運動指導士の杉山静香さんを講師に招き、椅子に座ったままできる体操やマッサージに取り組んだ。参加した渡辺恒子さん(81)は「久しぶりに会った人と、家族の話ができた」と喜んだ。 茶話会は原さんを中心に地区民生委
-
キッチンカーで地域の絆醸成 清水町 11団体出店
キッチンカー事業発展と地域コミュニティーの構築を目指す全国キッチンカー事業振興協会(清水町)は9日、県東部の飲食店などが集う「エンネガーデン」を同町のスポーピアシラトリ黄瀬川店で開いた。 イベントは、地域のつながりを深めたいとの目的で企画した。タコライスやバナナジュース、クレープなどを販売する11団体のキッチンカーが同店駐車場に並んだ。来場者は会場内を巡り、出店者と交流しながら食事を楽しんだ。 占いのブースもあり、1年間の振り返りや新年の運勢を占った。
-
水道料金 2段階で値上げ 来年7月と25年1月 沼津市議会
沼津市は、2024年度に予定する水道料金の値上げについて、物価高など市民生活に配慮し、同年7月と25年1月に段階的に引き上げる方針を市議会建設水道委員会で明らかにした。料金を審議する市の経営審議会は24年7月から一律の値上げを頼重秀一市長に答申したが、市は緩和措置が必要と判断した。 値上げは標準モデル(給水管口径25ミリ以下、月使用量1カ月20立方メートル)で、24年7月に月額340円、25年1月にさらに月額330円値上げする。最終的な値上げ額は標準モデルで月額670円で答申と変わらない。上水道は清水町にも給水され、同様の料金となる。 平均20・5%値上げする下水道使用料は24年7月に一
-
校則なぜ必要? 中学生が議論 清水町でワークショップ
放課後教室などを実施する清水町の「キッズラボ」はこのほど、中学生が校則について考えるワークショップを町福祉センターで開いた。 子どもが主体的に課題を見つけ、発信する力を高めたいと企画した。町内外の生徒7人が参加し、自分たちの学校で「ツーブロックの髪形が禁止」「制服登校」などと決められている校則の必要性を話し合った。弁護士の中村謙介さんが講師を務め、人権と公共の福祉の関係性から、校則を変えるためには、正当な理由が必要であることを説明した。 昨年に続き2回目。
-
記者コラム「清流」 観光担う若者ガイド
清水町の沼津商高に今年新設された「観光コミュニケーションコース」の2年生が、同町の姉妹都市カナダ・スコーミッシュ市の市長らの観光ガイドを務めた。初めての実践の舞台で、町一番の観光名所・柿田川公園を英語で案内した。 この日も、園内には散策する人が続々と訪れていた。しかし、誰かがうっかり気がつかなかったのだろうか。パンフレットが1冊落ちていた。「拾っておこうかな」と思った瞬間、前方を歩いていた生徒がすっと拾い上げた。 生徒のしぐさは自然で素早かった。後ろにいた市長は、落ちていることに気づかなかったかもしれない。ただ名所を紹介するだけでなく、その場の魅力を最大限に「引き出す」。そんな若者ガイド
-
ブルーレヴズ、静岡県東部で始動 ラグビー栄光の地復活へ 中学世代の受け皿に
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズ(磐田市、BR)が、ラグビーの普及と次世代育成の受け皿づくりに向け静岡県東部で始動した。かつては複数の高校が花園出場を競った地域だが、先細る指導環境の中で有望選手が流出している現状がある。栄光復権の“奇跡”を起こせるか―。関係者の期待が高まっている。 県東部には現在沼津、三島、裾野市にラグビースクールがあり、小学生の指導に力を入れる。しかし、中学校のラグビー部は一つも存在しない。ラグビー部がある高校も今では沼津市の沼津工と桐陽だけだ。選手は地元で競技を続けるのは難しく、県内外の有力校に活躍の場を求める。 2019年のラグビー
-
デイジー教科書 清水町が導入へ 来年度から
清水町は来年度、識字に課題があり文章の内容を理解しにくいなどの学習障害(LD)を抱える小中学生の学習を支援する「デイジー教科書」を導入する。7日の町議会11月定例会で、大浜博史氏(新生会)の一般質問に加藤博樹教育総務課長が答えた。 デイジー教科書は、テキストを音声で読み上げて学習を補助する。小中学生に1人1台配備しているタブレット端末を使用する。町によると、現在、町内の小学生1人が同教科書を使い始めたという。今後、使用希望者は学校と話し合い、同町教育委員会に相談する形となる。加藤課長は「いろいろな特性を持つ子どもたちを、誰一人取り残さない教育を目指す」と述べた。
-
3月沼津、清水町でロゲイニング大会 美しい伊豆創造センター
美しい伊豆創造センターは2024年3月23日、地図に記されたポイントを巡って得点を競うアウトドアスポーツ「ロゲイニング」の大会を沼津市などで開く。 同市のプラサヴェルデを出発し、市内と清水町内のジオサイトや名所などのポイントを回る。制限時間が6時間と4時間の2コースがあり、6時間は男子、女子、男女混合、4時間は一般、ファミリー、ソロのそれぞれ3部門を設けた。ソロ以外は2~5人のグループで参加する。 参加費は6時間が1人6千円、4時間が1人5400円、中高生は3500円、小学生以下は無料。3月8日までに大会公式サイトで申し込む。問い合わせは大会事務局<電080(6700)7171>へ。
-
内水ハザードマップ 清水町が策定方針
清水町は6日の町議会11月定例会一般質問で、町内の内水ハザードマップを策定する方針を示した。前川仁志くらし安全課長が野田敏彦議員(湧創フォーラム)に答えた。 同町では、過去5年で伏見や的場、徳倉の3地区などで床上浸水や道路冠水が確認されている。上徳倉と的場の両地区については、周辺に比べて低地であることなどから、狩野川の水位上昇により内水被害が生じやすいという。 前川課長は、「浸水想定区域の安全確保は喫緊の課題」と強調。内水ハザードマップ策定後は、雨水の調整池設置といった治水対策を検討するとした。
-
清水小 創立150年祝う ビデオ上映や校歌斉唱 清水町
清水町の清水小はこのほど、創立150周年の記念式典を同校で開いた。在校生や来賓ら約620人が、節目の年を祝った。 校舎や学校行事の写真で歴史を振り返るスライドショーや、今年の運動会などのドローン映像を上映した。児童や来場者が一緒に校歌を合唱し、祝福ムードを盛り上げた。古屋勲校長(60)は「地域に見守っていただいた。受け継がれた伝統を磨き、次世代につないでいく」と述べた。 式典後、児童がクラスごとにクイズやミニゲームのコーナーを設ける「カーニバル」を行った。 同校は1873(明治6)年に開校し、1947(昭和22)年に現在の清水小に改称した。
-
清水町の障害者 力作展示 塗り絵やイラストなど19点
清水町内の障害者が手がけた芸術作品を紹介する作品展が4日、町役場で始まった。8日まで。 障害の正しい理解を促進する障害者週間(3~9日)に合わせた取り組み。町内の16人が、色鮮やかな塗り絵や家族を描いたイラスト、船の立体作品など個性豊かな19点を寄せた。 町福祉介護課の担当者は「障害がある人もない人も、互いに尊重するための期間。感性豊かな作品をぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。
-
⚾少年野球「清水町ドリームキッド」 静岡県内2大会で優勝 選手ら「チーム一つに」
清水町の少年野球チーム「清水町ドリームキッド」が、10月と11月に開かれた二つの静岡県大会で優勝した。選手らは「チームが一つになれた」と喜んだ。 制覇したのは、10月のJA共済トーナメント県少年軟式野球大会(富士市)と、11月下旬に浜松市で開かれた三立製菓チョコバット杯。バッテリーを中心に、守備から攻撃の流れをつくるのがチームの持ち味。JA共済トーナメントでは、戸倉悠生投手(清水南小6)が最優秀選手に選ばれた。 勝又琉亜主将(清水南小6)は「練習を重ね、これまでの努力を発揮できた」と振り返った。櫟[いちい]友陽監督は「チームの活動は土日のみ。子どもたちが自宅でしっかり自主練習をしてくれた
-
ゴルフ 22歳蝉川 大会最年少V 日本シリーズJTカップ最終日
今季最終戦は、首位から出た22歳の蟬川泰果が4バーディー、2ボギーの68にまとめ、通算15アンダーの265で大会最年少優勝を飾った。今季2勝、通算4勝目で、賞金4千万円を獲得した。 前週に賞金王を確定させた中島啓太は69で回り、67の金谷拓実とともに1打差の2位となった。4位は宋永漢(韓国)、5位は稲森佑貴、大会3連覇が懸かった谷原秀人は6位だった。石川遼は7位。岩崎亜久竜(清水町出身)は22位。(出場30選手、晴れ、気温12・0度、南南東の風2・3メートル、観衆5033人) 競り合い制し涙の頂点 鈴なりの大観衆が囲んだ18番グリーン。蟬川は40センチのウイニングパットを沈めると目頭を熱
-
長泉町、後半勝負実る 11区の小名、43秒縮めて「たすき」【市町対抗駅伝】
後半勝負で優勝を決める―。長泉町が理想に掲げたレース展開は残り2区間で現実のものとなった。11年ぶりの栄冠へ原動力となったのは長野の名門・佐久長聖高で主力を張る11区小名祐。前を走る清水町との差を大幅に縮め、アンカー小林(滝ケ原自衛隊)へつないだ。「5連覇した時は必ず核となる選手がいた。当時のように今年は小名が中心になってくれた」と斗沢監督。長い低迷期の悔しさを晴らす鮮やかな逆転劇だった。 2連覇を見据え前半に有力選手をそろえた清水町に、序盤は独走を許した。思うように差が埋まらず、最大1分48秒差と苦戦した。1分25秒差で姉、小名陽(静岡大)からたすきを受けた小名祐は「後半にしっかり上げら
-
2位の清水町 手応え十分 中学生・古川、高校生より速く【市町対抗駅伝】
町の部2位の清水町は4区古川(町清水南中)が出色の走りを見せた。連覇を逃したものの、古川は高校生も出場する同区間で市の部も含めて全体トップの11分44秒。「自分のすべてを出し切った」と充実感をにじませた。 5区間で区間トップに立つなど、終始レースを引っ張った清水町。古川にとって、「とにかく抜かれないこと」が最優先だった。中学2年だった前回大会で8区区間賞と地力はあったが、高校生も居並ぶ中で「本当に『まさか』という気持ち。今でも信じられない」と夢心地で振り返った。 個人では苦しいシーズンだった。3種目で全国中学校体育大会を目指したものの出場がかなわず。特に1500メートルは設定タイムにわず
-
吉田町3位 5区の栗田(浜松開誠館高)見せ場つくる【市町対抗駅伝】
何とか3位に食い込んだ吉田町だったが、昨年より3分39秒遅いタイムに、チームの表情はさえなかった。 昨年から登録メンバーの半数以上を入れ替え、同じ区間を走ったのは2人のみ。“新生吉田町”で挑んだ今大会だったが、望んだ結果は得られなかった。中島監督は「選手は精いっぱい出し切ってくれた」とたたえた一方、「一人一人の走力アップが必要」と課題を付け加えた。 スタートから首位の清水町に食らい付き、粘った。4区で3位に落としたが、5区の栗田(浜松開誠館高)が町の部2位の力走で再び順位を2位に押し上げ、見せ場をつくった。5000メートルで県ランク上位の17歳は「来年は町の部トッ
-
長泉町 諦めない気持ちで輝く 「総合力の結集」声援に感謝【市町対抗駅伝】
町の部で11年ぶり9回目の頂点に立った長泉町チームは2日、優勝旗を掲げて同町に凱旋(がいせん)した。報告会が開かれたウェルピアながいずみでは家族や関係者らが出迎え、「おめでとう」と声をかけ、選手とともに喜びを分かち合った。 前回は3位入賞を逃し、4位に終わった。今大会はその悔しさを晴らそうと一丸となって挑み、1区から先行した前回優勝の清水町を終盤で逆転した。選手らは走りを振り返り、大会ホームページに一番多く寄せられた町選手への応援の言葉や、沿道の声援が力になったと感謝した。 最終区で逆転した小林翔大主将(24)=滝ケ原自衛隊=は「全員で諦めずに前を追ったから抜くことができた」と感謝した。
-
清水町 秋山きょうだい、そろって初の区間賞【市町対抗駅伝】
区間賞を5人輩出した清水町は、5区の秋山流星選手(17)=相洋高2年=と妹で8区の汐月選手(15)=清水中3年=が、ともに初の区間賞を獲得した。 流星選手は11月、神奈川県高校駅伝大会で1区区間賞を獲得し、チームも全国大会出場を決めた。快挙が続くが「目標の20分を切れなかった。区間賞はタイムを狙って付いてきた結果」と冷静に分析する。 汐月選手は一昨年の補欠、昨年の区間5位から躍進した。「区間賞は目標だった。3年間かけて結果を出せてうれしい」とやりきった表情を見せた。
-
静岡県市町対抗駅伝 展望 精鋭ぞろい 競り合い必至 町の部/清水に吉田、長泉がV争いか
静岡市内で2日に行われる第24回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)の各市町のオーダーが1日、発表された。同市葵区で監督会議が行われ、出席した35市町37チームの代表者が当日のレースの注意点などを確認した。 町の部は連覇を狙う清水町が中心。昨年準優勝の吉田町、地力のある長泉町が優勝争いに絡みそう。昨年3位の函南町や7年ぶりの頂点を目指す小山町も上位をうかがう。 昨年、大会記録を塗り替えた清水町は今年は先行逃げ切り型。県高校新人3000メートル1位で、昨年の都大路も経験した1区世古(日大三島高)が流れをつくりたい。県中学女
-
三島駅⇄下土狩(長泉)駅 自動運転バス 実証実験 自治体またぎ検証へ
JR三島駅北口(三島市)と下土狩駅(長泉町)を結ぶ市道・町道「下土狩文教線」で1日、自動運転バスの実証実験が始まった。両市町と裾野市、清水町でつくる富士山南東スマートフロンティア推進協議会が4日まで実施し、自動運転の実装に向けた検証を進める。複数自治体にまたがるルートは全国的にも珍しいという。 乗務員が運転席に座り、状況に応じて手動運転に切り替える「レベル2」を採用。実証区間は約1・5キロで、最高時速35キロで走行する。安全確保のため、日本大学三島駅北口校舎(三島市)に設置した装置で遠隔監視する。車内には、自動運転で活用するカメラの映像や事前走行期間に生成した立体地図などを表示した。
-
清水町議会開会 8議案を上程
清水町議会11月定例会は30日開会し、会期を12月21日までの22日間と決めた後、本年度一般会計補正予算案など8議案を上程した。このうち、固定資産評価員に秋山治美氏(67)を選任する人事案に同意した。人事院勧告に基づき、民間との格差解消のため、町職員の給与を引き上げる条例改正案など2議案を原案通り可決した。
-
12月、京都でU―12ホッケーキャンプ 清水小の三室君選出
清水町の清水小6年の三室洋太君(12)が、12月に京都府で開かれる「U-12 ホッケードリームキャンプ」に東海ブロック代表メンバーとして出場する。 キャンプは同月2、3の両日に行われ、全国の有望選手と体づくりや試合に取り組む。参加者の中から、優秀選手30人が選ばれる。三室君は清水町ホッケークラブに所属し、8月に岐阜県で開かれた選考会を経て、代表に決まった。 町役場にこのほど、関義弘町長を訪ねた三室君は「優秀選手に選ばれるように頑張る」と意気込み、「カウンターで得点できた時が特にうれしい」と競技の魅力を語った。 同町では、2003年の静岡国体でホッケー競技が開催された。
-
来年度予算編成 2会派が要望書 清水町
清水町議会会派の湧創フォーラムと新生会は28日、来年度予算編成に関する要望書を町役場で関義弘町長に提出した。 要望内容は、町循環バスの運行形態見直しや公共交通手段の利便性向上▽高齢者の孤立防止への支援▽外国籍児童生徒など全ての子どもに適切な教育を提供するための補助員や支援員の確保-など7項目。湧創フォーラムの松浦俊介代表は「実現に向けて取り組んでほしい」と訴えた。
-
清水町の昔と今 動画で見比べて 町HPで公開
清水町はこのほど、町制施行60周年を記念し、町内の昔と今の風景を見比べる特別動画「清水町今昔写真館」を町ホームページで公開した。昭和から平成初期と現在を写真で紹介。記録資産として保存するとともに、地域の魅力を改めて発信する。 動画は約6分。町制施行当時の昭和38(1963)年の役場庁舎や同40年代の小中学校、徳倉橋など、かつてと現在の景色が交互に流れ、時代の変遷を感じることができる。雄大な富士山と美しい柿田川を写した風景は、変わらずに守られている自然を伝えている。 町企画課の担当者は「今、町に住んでいる人や昔住んでいた人、これから移住を希望する人たちが見て魅力を感じ、実際にその場所に足を運ん
-
沼津商高生、カナダ姉妹都市の市長おもてなし 柿田川公園案内
清水町の沼津商高観光コミュニケーションコース2年生14人がこのほど、観光ガイドとして、同町と姉妹都市提携を結んでいるカナダ・スコーミッシュ市のアーマンド・ハーフォード市長らに柿田川公園を案内した。学びを生かし、英語で懸命にもてなした。 同コースは本年度新設され、生徒のガイドの実践は今回が初めて。ロゴマークを付けたそろいのベストを着用し、緊張した様子を見せながらも、川の水が富士山からの雪解け水であることなどについて、アーマンド市長らに伝えた。 水が湧く「わき間」を見られる展望台や、実際に足や手で水に触れられる広場を巡り、広場では一緒に水に入って湧水の冷たさを体感した。町特産のこうじを使った
-
連覇へ選手ら意気込み 清水町チームが壮行会【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の清水町チームの壮行会が22日、町地域交流センターで開かれた。同町は昨年、大会新記録で2年ぶり3度目の優勝を果たし、選手らは連覇に向けて一丸となってたすきをつなぐことを誓った。 選手を代表して、秋山汐月さん(清水中3)が「自分たちの力を信じて、感謝の気持ちを胸に全力で走り抜く」と意気込んだ。朝倉和也監督は「持っている力を100%発揮するため、コンディションを整えていく」と万全の準備を強調した。そのほかの登録選手は次の通り。 杉浦隆之介(清水南小6)、河合建圭(清水西小5)、岩崎愛奈(同6)、仙道愛
-
静岡人インタビュー「この人」 第60回現代俳句全国大会賞を受賞した 伊藤孝一さん(清水町)
現代俳句協会が主催する全国大会で、応募1万2515句の中から最高賞に選ばれた。受賞句「暗がりを遠き夜汽車のやうに蛇」は、ことしの初夏、自宅の庭に迷い込んだ蛇を、夜汽車に重ねて詠んだ。俳句はJR東海を定年退職したの機に趣味として始めた。73歳。 ―受賞の喜びを。 「3度目の挑戦だった。俳句歴は浅く協会員でもないため、いただけるなんてと驚いた。長年、夜間に電気設備の検査や修理に携わることが多かった。夜汽車を見送るときもあり、蛇が遠ざかっていく姿が重なった」 ―大会を振り返って。 「選者による入賞句のディスカッションで、私の句の〈遠き〉という言葉について、『効いている』という評価があれば『
-
静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
-
30日から定例会 清水町議会
清水町議会は22日、議会運営委員会を開き、11月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程と事項は次の通り。 会期 30日~12月21日◇一般質問 6、7日 12人◇当局提出議案 一般会計補正予算案や町国民健康保険税条例の一部改正案など8件。
-
静岡県内62施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計62施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1035人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設6人、沼津市3施設36人、三島市5施設72人、裾野市4施設40人、清水町3施設28人、御殿場市1施設9人、小山町1施設16人、富士宮市2施設28人、富士市6施設101人、静岡市清水区2施設22人、島田市2施設33人、藤枝市1施設5人、牧之原市1施設6人、森町1施設12人、菊川市2施設22人、掛川市1施設23人、浜松市中区12施設229人、同市南区2施設34人、同市東
-
地元野菜や米 町役場で即売 25日、清水町農業祭
第48回清水町農業祭(運営委員会主催)が25日午前9時から正午まで、町役場駐車場で開かれる。 町内農家が育てた白菜やサツマイモなどの野菜、米を販売する。焼きそばや「ポン菓子」、総菜コーナーもあるほか、午前10時と11時からは紅白餅の無料配布を行う。 問い合わせは町産業観光課<電055(981)8239>へ。
-
清水中生「政策提言」 観光や防災 町職員に発表
清水町の清水中の3年生がこのほど、町に新たな取り組みを提案する「政策提言」を行った。生徒約210人のうち代表の6グループが、来校した町職員4人の前で、多文化共生や防災、観光の観点から中学生の視点で考えを発表した。 町の魅力を知ってもらおうと、特産品の緑米を使った大福「ゆうスイーツ」を提案した班は生徒がレシピを紹介。緑米の香ばしさに加え、中にミカンを入れてさっぱりとした風味に仕上げたという。 大福を試食した町職員は「町内の和菓子店にレシピを伝え、実現できれば」と話した。渡辺結衣さん(15)は「自分の力で作り上げられてうれしい。スイーツを買うために多くの人が町を訪れてくれたら」と声を弾ませた。
-
静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は20日、県内の高校、小中学校計20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計220人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設10人、三島市1施設11人、清水町1施設14人、長泉町2施設22人、富士宮市2施設24人、富士市1施設10人、静岡市葵区3施設41人、同市駿河区2施設24人、藤枝市1施設10人、磐田市2施設10人、浜松市中区2施設19人、同市南区1施設10人、同市北区1施設15人
-
交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
-
水中写真家・峯水さん「海の世界伝えるのが仕事」 清水中で講座
清水町立清水中がこのほど、町周辺の職業人を招いて将来について考える「夢講座」を同校で開いた。水中写真家の峯水亮さん(同町)が、1年生約180人に仕事のやりがいや海洋生物の魅力を語った。 峯水さんはダイビングを体験した際の感動から、海の仕事をしたいと考えたと明かした。「海の生物は何でも好き」と話し、峯水さんが主に撮影しているプランクトンを紹介。クリオネなどのほかに、エビやトビウオなどといった魚の稚魚もプランクトンに分類されると解説した。 プランクトンが他の生物に食べられないように体をとげで守ったり、クラゲの中に入って寄生虫の付着を防いだりしていることを説明。「海の生き物を見て、無駄な命はな
-
静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
-
現金やカード詐取 80代女性2人被害 沼津と清水町
沼津市の80代女性と清水町の80代女性が17日までに、特殊詐欺被害に遭った。それぞれ親族を名乗る男らに、沼津市の80代女性は現金100万円、清水町の80代女性は20万円とキャッシュカード3枚をだまし取られ、沼津署に届けた。清水町の女性の口座からは50万円が引き出されていた。 同署によると、沼津市の女性宅に16日、男から「彼女を妊娠させてしまい、中絶させた」などと電話があった。女性は孫だと思ったという。同日午前11時ごろ、自宅を訪れた男に現金を手渡した。 清水町の女性宅には同日、男から「会社の書類が入ったバッグをトイレに忘れた」「今あるお金とキャッシュカードを貸してほしい」などと電話があり
-
目指せ完売「沼商屋」開店 高校生、学習の成果地域に 18日まで清水町
沼津商高(清水町)の総合ビジネス科経営コースの3年生による販売実習イベント「沼商屋(ヌマショップ)」が17日、同町のサントムーン柿田川で始まった。生徒24人が地元企業から仕入れた特産品や、事業者と共同開発したオリジナル商品を販売。学習の成果を生かしながら地域の魅力を発信する。18日まで。 同町や沼津市の14店舗の弁当や干物、茶、スイーツを扱っている。生徒は事前に効果的な宣伝方法を学んでPOPを手作りしたほか、各店を訪問インタビューした際の映像でイベントのPR動画を作成し、会場で放映している。 ところてん製造の栗原商店(同町)とコラボした「柿田川ブルー」は、寒天と砂糖を使ったソーダ味の琥
-
SNSへの親子の生活投稿、慎重に 子どもの気持ち見極め大事【NEXTラボ #変わる暮らし】
多くの人がSNS(交流サイト)を利用する現在。子育てや子どもとの生活についての投稿が盛んになる一方、子ども自身が成長とともに拒否感を示したり、情報の悪用が心配されたりするなど、リスクの再認識が求められている。子どもの不利益にならないために親にどんな認識が必要か。経験者や有識者と考える。 誰もが知る名画を模写したどこかほほ笑ましい絵画作品で人気を博す親子アートユニット「アーブル美術館」。県内を拠点に2人の子どもたちと10年以上にわたって活動してきた藤原晶子さん(47)は、ウェブ上での子どもの情報発信について試行錯誤してきた。 作品を多くの人に見てもらおうと、活動開始と同時期にブログを始め
-
東海バス1台を20日間停止処分 中部運輸局
国土交通省中部運輸局は16日、道路運送法に違反したとして、東海バス(伊東市)を20日間の車両使用停止処分(1台)にしたと発表した。 同運輸局によると、6月18日に清水町の沼津商高バス停から沼津市の大手町バス停までの間で、乗り合いバスの中扉を開放したまま運行していたという。 静岡運輸支局が同社沼津営業所に監査を実施したところ、扉が開いているとアクセルを踏めないようにするアクセルインターロックと呼ばれる安全装置が故障していたことが判明した。
-
手筒花火、夜空彩る 静岡市葵区
静岡市葵区新間の一色地区でこのほど、服西学区感動花火大会が開かれた。打ち上げ花火のほか、豪快な手筒花火も披露され晩秋の夜空を彩った。 にぎわい創出にと服西学区自治会連合会が主催した。打ち上げ花火は新間に製造工場を持つ花火業者「静玉屋」が担当し、スターマインなど色とりどりの花火を夜空に打ち上げた。 手筒花火には、地元の一色煙火保存会と友好団体の柿田川煙火保存会(清水町)の計19人が参加し、大小74本の手筒花火を次々と点火。ごう音を上げながら大きな炎が吹き出す光景に、集まった見物客から大きな歓声と拍手が起こった。
-
創業と市制 100周年で寄付 山本被服 沼津市に100万円
今年創業100周年を迎えた作業服販売「山本被服」(清水町)はこのほど、同じく市制100周年を迎えた沼津市に100万円を寄付した。山本豪彦社長は「互いの100周年にちなんで寄付額を決めた」と話した。 市役所で開いた贈呈式には頼重秀一市長が同社のオーバーオールを着て登場。山本社長は「似合ってる」と喜び、目録を手渡した。 同社はかつて同市でデニムのオーバーオールを製造。国産デニムとして最も古いとみられる。山本社長は「厳しい100年だったが、市と互いに1年を積み重ねてようやくここまでこられた」と振り返り、頼重市長は「同じ100年を共有した。地元企業の支えがないと今の沼津はない」と感謝した。 寄付金は
-
一緒に健康体操 部員の交流促進 清水町商工会女性部
清水町商工会女性部は14日、健康運動指導士の資格を持ち同町などで体操指導を行う渡辺昌代さんによる健康体操を町商工会館で行った。 「女性に対する暴力をなくす運動」(12~25日)の啓発活動の一環。女性部員らの交流促進や女性が自分を大切にすることを目的に実施した。15人が参加し、音楽に合わせた足の運動や2人一組での姿勢確認に取り組んだ。
-
小中生育てたキク鮮やか 清水町役場前展示 11月19日まで
清水町の小中学生が育てたキクの鉢植え約150鉢が19日まで、町役場出入り口付近に展示されている。鮮やかな黄色の花々が来庁者の目を楽しませている。 町制施行60周年に合わせて、町の花キクの普及に取り組む団体「菊友会」と協働で実施した。町内5校の児童生徒が同会メンバーらから指導を受け、水やりに取り組んできた。 町の担当者は「小中学生が大切に育ててくれた。見応えがあると思うので、役場に来た際はぜひ見てほしい」と話した。
-
⚽伊東輝、川又選手オーバーオール縫製、販売も J3アスルクラロ沼津
サッカーJ3アスルクラロ沼津の伊東輝悦選手と川又堅碁選手が、作業服製造販売の山本被服(清水町)で、選手の移動着にもなっているデニム地のオーバーオールの縫製を体験した。両選手が腰部分のタグを縫い付けた6着を、14日正午から販売する。 伊東選手と川又選手は、オーバーオールの尻ポケットのタグを取り外し、チーム名を記した青色のはんこをタグに押印。選手によるオリジナル版として、通常は尻ポケットに付いているタグを、腰部分に縫い付け直した。 同社社員から手ほどきを受け、川又選手は青、伊東選手は緑の糸を使い、ミシンで縫い付けた。操作の微調節に苦しみながらも、3着ずつ完成させた。 伊東選手は「ミシンの足
-
清水町巡って! 「幻日のヨハネ」とコラボ、名所撮影
清水町は30日まで、沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の派生作品「幻日のヨハネ」と連携した「デジタルフォトビンゴ」を実施している。地元住民や観光客に改めて町の魅力を知ってもらおうと企画した。 柿田川公園など指定された町内の名所を巡り、写真を撮影して九つのマスを埋めてビンゴを目指すゲーム。1列を埋めると、アンケートに答えた人に抽選で、作品のイラストが描かれたブランケットなどのオリジナルグッズや町特産のところてんを贈る。全9マスを埋めた先着千人には、オリジナルステッカーを贈る。同町の担当者は「柿田川公園周辺で、散歩にちょうどいいエリアで場所を選んだ。気軽に楽しんでほしい」
-
みんなで芝生遊び 清水町・柿田川公園
清水町と、町の活性化を考える町民らの団体「リボーンシティーシミズ」は12日、地域振興イベント「ゆうすいしばふあそび」を同町の柿田川公園で初めて開いた。昨年6月から植栽を始めた同公園内の天然芝生が定着したことを機に開催し、家族連れらでにぎわった。 17団体が出店し、バナナジュースやから揚げ、コーヒーのほか、アクセサリーなどの雑貨を販売した。シャボン玉や木製の棒を投げて点数を競うスポーツ「モルック」ができるスペースやヨガの体験コーナーもあり、来場者は芝生の上で思い思いに楽しんだ。 息子と来場した同町の脇田綾奈さん(30)は「みんながのびのびと遊んでいていい」と話し、娘と訪れた三島市の遠藤麻美
-
ダンス、民謡、和太鼓 清水町の芸術集う
第53回清水町芸術祭舞台発表の部(町、町教委主催)が12日、町地域交流センターで開かれた。町内を中心に活動する23団体が出演し、練習の成果を披露した。 子どもから高齢者までがダンスや民謡、寸劇など多様なステージを繰り広げた。和太鼓演奏では、勇壮な太鼓の音色が会場に響き、観客から大きな拍手が送られた。 町民らの芸術作品約300点を飾る展示発表の部は、30日まで同センターで開かれている。20日までは七宝焼のアクセサリーや陶器、五行歌などを紹介。22日から30日は町内の小中高生らによる絵画や写真を展示する。入場無料。
-
大きなイモ掘れた 沼津・東熊堂自治会
沼津市の東熊堂自治会は12日、市内のデイサービス事業所職員と家族約20人を地区の畑に招待し、サツマイモ掘りを行った。参加したのは、エミーズ原、ツクイ沼津下香貫、からふる沼津の3カ所の職員と家族。人手不足が指摘される介護事業所職員の日々の疲れを癒やしてもらおうと、自治会員が勤務する縁などで招いた。 参加者はスコップを使い、大きく育った紅はるか、シルクスイートなどを懸命に掘った。清水町の南小4年高田絆愛さんは「鹿に食べられているイモもあってびっくりした。大学イモにして食べたい」と笑顔で話した。
-
価格設定に給与支払い… 「会社黒字化」へ目標設定 沼津商高で経営体験講座
経営者団体「沼津法人会」の青年部会はこのほど、清水町の沼津商高で会社経営から税金について考えるグループワークを行った。 同会の経営者6人が講師を務め、情報ビジネス科生徒の約15人が受講した。生徒は3~4人の班を作って架空の会社を経営し、商品の価格や月の売り上げ目標などを設定した。従業員に理想の給与を支払い、会社が黒字になるための数字設定を講師に相談しながら考えた。 起業の手助けをする仕事を目標にしているという斎藤みさきさん(18)は「税金がどのくらいかかってくるのかなど、将来役に立ちそうな知識を勉強することができた」と話した。
-
美人局手口は「漫画参考」 恐喝容疑5人再逮捕 静岡南署
静岡市駿河区で10~20代の男女5人がマッチングアプリで知り合った女性と一緒にいたことに因縁を付けて男性3人を脅し、現金を奪ったとされる強盗致傷事件で、脅し役の19歳の男2人が美人局(つつもたせ)の手口について、「漫画を参考にした」などと供述していることが9日、関係者への取材で分かった。2人は現金を脅し取る筋書きを考えるなど犯行を主導した主犯格とみられる。静岡南署と県警人身安全少年課は同日までに、別の静岡県中部の男性から同様に美人局の手口で現金を脅し取ったなどとして、恐喝と恐喝未遂の疑いで5人を再逮捕した。 同署などは8日、住所不定、無職の男(19)と伊豆の国市、飲食店従業員の男(19)の
-
園田5アンダーで首位 ゴルフ静岡県アマ選手権決勝が開幕
セキスイハイム東海CUP第52回県アマチュアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は8日、静岡カントリー浜岡コース高松コース(6590ヤード、パー72)で開幕した。 有力とみられた学生らのスコアが伸びない中、園田昂生(大熱海国際G)が7バーディー2ボギーの5アンダーで首位に立った。2位は3アンダーの増田圭介(静岡C浜岡C)で、伊藤俊行(静岡C浜岡C)、前田高志(朝霧ジャンボリー)までがアンダーパーで3、4位に続いた。 シード権保持者や2次予選通過者ら131人が出場し、2日間36ホールのストロークプレーで争う。 ショートアイアン 絶好調 得意のショートアイアンがさえ
-
清水町の80代男性 300万円詐取被害
清水町の80代の無職男性が7日、息子を装う男らに現金300万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署は特殊詐欺事件として捜査している。 同署によると、同日午後1時ごろ、男性宅に息子を名乗る男から「会社の書類を間違えて送った。お金を用意しないといけない」などと電話があった。男性は待ち合わせ場所として指定された町内の商業施設で再び電話を受け、部長の娘に現金を渡すよう指示を受けた。同2時ごろ、現れた女に現金を手渡したという。
-
清水町制60周年で節目祝う 式典に300人
清水町は3日、町制施行60周年の記念式典を同町体育館で開いた。姉妹都市提携を結んでいるカナダ・スコーミッシュ市のアーマンド・ハーフォード市長を含め約300人が集まり、町の節目を祝った。 関義弘町長が「町民との対話を重視しながら、共にまちづくりに取り組む共創の姿勢に重点を置いていく」と述べた。町政の発展に貢献したとして自治、教育、産業、福祉保健、防災、寄付の6分野で152人1社を表彰した。同町出身の絵本作家宮西達也さんがデザインした町のイメージキャラクター「ゆうすいくん」には感謝状が贈られた。 会場には町内の小中学生が育てた菊の花の鉢植えが飾られ、清水中と南中の吹奏楽部が演奏を披露した。第2部
-
⛳初のゴルフ静岡県王座へアプローチ 強心臓の20歳、国体覇者の佐野健太
攻めの姿勢を貫く佐野健太(日大2年、暁秀高出)が、8日に開幕する静岡県アマチュアゴルフ選手権で初の頂点を目指す。「コースと勝負し、得意のドライバーで常にピンを狙う」。自分のプレーに集中し、9月の鹿児島国体で成年男子個人を制した勢いを駆って“難敵”静岡カントリー浜岡コースに挑む。 スリムな体から繰り出すドライバーショットはキャリーで300ヤードを超える。高校時代から独自にスイング理論を研究し、下半身を固定して肩から上半身をゴムのようにねじり、一気に力を解放するフォームにたどり着いた。「ドライバーのイメージはテニスのフォアハンド。砲丸投げや円盤投げなども参考にした」と説
-
産業 国際交流 キッズバイク ペット 清水町で4イベントにぎわう
清水町はこのほど、産業祭、国際交流フェスタ、キッズバイクカップ、わんわんフェスティバルの各行事を町総合運動公園で開いた。 産業祭には過去最多の17社が出展し、多くの家族連れらでにぎわった。同町の沼津商高の生徒が町内3事業所と共同開発した「町制施行60周年記念メニュー」の販売や、子ども向けの体験ブースなどが並んだ。ステージではブラジルのサンバや和太鼓演奏が披露された。キッズバイクカップには町内外から3~6歳の約110人が出場。3部門に分かれて、子どもたちがランニングバイクで白熱したレースを繰り広げた。 初開催のわんわんフェスティバルでは、ペットの防災に関する展示や犬のマッサージコーナーを設け、
-
遠隔接客ロボでお出迎え 外出困難者 自宅から操作 静岡ガス 就労支援へ試験導入
静岡ガスは障害者など外出困難者が遠隔操作で接客業務をできる就労支援ロボット「オリヒメ」を静岡市駿河区のエネリアショールーム静岡に設置し、来場者の接客に活用を始めた。12月下旬までの試験導入だが、オリヒメの開発会社「オリィ研究所」(東京都)によると、単発イベント以外で同ロボットの県内での継続的設置は初めて。 同ショールームで開いたイベント「つなぐアート展」に合わせ、入り口付近に高さ23センチのオリヒメを設置した。操作する「パイロット」として同研究所に雇用されている県外の障害者2人が自宅から接客。来場者に「いらっしゃいませ、ようこそ」と声をかけ、障害者作品展やハロウィーン工作などの催しを案内
-
中間決算(9月)=ヨシコン レジデンスが不調
①売上高(前年同期比)②経常利益(同)③純利益(同)④通期売上高見通し⑤同経常利益見通し⑥同純利益見通し ◆連結 ①69億7200万円(12・3%減)②5億500万円(45・2%減)③3億2100万円(45・7%減)④250億円⑤25億円⑥15億5千万円 ※清水町の商業施設引き渡しなどで不動産開発事業が増収増益だったが、新規分譲マンションの引き渡しがなかったレジデンス事業が振るわなかった。下期は分譲マンションの一棟売りや工業施設の誘致などを見込み、通期予想は据え置いた。
-
医師相談や体力測定 熱海で健康まつり
第33回熱海市健康まつり(実行委員会主催)が29日、市役所などで開かれた。医療・健康に関わる市内の団体がブースを出展し、大勢の市民でにぎわった=写真=。 医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会をはじめとした専門職の団体が、日頃の健康や薬の相談を受け付けた。さまざまな測定機器を使い、体力年齢や骨密度を調べる体験コーナーも来場者の関心を集めた。 同まつりは新型コロナの影響で4年ぶりの開催。さくら医院(同市清水町)の安達昌子院長が「人生100年時代を自分らしく生きる」と題して講演した。
-
インド人材育成に力 事業展開探る 清水町・木村鋳造所
木村鋳造所(清水町、木村寿利社長)がインドの鋳物製造技術者の育成支援に力を入れている。国際協力機構(JICA)の受託事業で、職業訓練校の鋳造技術者育成コースの開設に携わる。モビリティ産業の成長に伴い鋳物製品の需要拡大が見込まれる同国でネットワークを構築し、事業展開の糸口を探る。 木村鋳造所は発泡スチロールの模型を砂に埋めて鉄を流し込む「フルモールド鋳造法」が強み。自動車用プレス金型用素材などの製作実績がある。高品質の鋳物製品をインド国内で供給可能にする人材育成に携わりながら、自社の技術力が求められる製品の需要があるか見極める。 このほど、仕入れを仲介した訓練用機材が訓練校に納入された。現地で
-
沼津商高生 地元飲食店と協力 緑米バーガーや「ゆうすいくん」ケーキ考案 清水町 29日産業祭で販売
沼津商業高(清水町)に本年度観光コミュニケーションコースが新設され、町と同校が地元の魅力を発信する学生観光ボランティア育成に力を入れている。育成の一環として、2年生13人が町内の飲食店や企業とともに考案した「町制施行60周年記念メニュー」を29日、町総合運動公園で開かれる産業祭で披露する。 町産業観光課によると、町では民間観光ボランティアの高齢化や減少が課題。新メニューの考案により、生徒が町内企業の魅力を再発見するとともに、新たなグルメ商品で観光促進を目指す。 協力するのはところてん製造販売の栗原商店、ステーキとサラダバーが目玉の飲食店「毎日牧場」、ハワイアンカフェ「魔法のパンケーキ 伊
-
現代俳句全国大会賞に清水町・伊藤さん
第60回現代俳句全国大会(現代俳句協会主催)の同大会賞に、伊藤孝一さん(73)=清水町=の「暗がりを遠き夜汽車のやうに蛇」が選ばれた。応募総数1万2515句で同賞は最高賞。表彰式は11月3日に都内で開かれる同大会で。
-
町立清水中の給食 ビニール片が混入 食材の包装袋
清水町は25日、町立清水中で、同日の学校給食にビニール片が混入していたと発表した。食材のもやしを包装していた袋の切れ端で、生徒が食事中、口にする前に気づいて発覚した。 混入していたビニール片は10ミリ×70ミリ。調理工程の中で混入したとみられる。3年の生徒の「キュウリともやしのごまみそあえ」の器の中に入っていた。給食は自校調理で、他の小中学校に影響はないという。 町は「食材納品時の開封の仕方について再確認するとともに、作業工程の確認に努め、再発防止の徹底を図る」とした。
-
干物パッケージ 沼商生が制作へ 地元「ヤマショウ」とコラボ 生徒が代表に発表「親しみやすさ意識」
沼津商業高(清水町)の2年生8人が、干物製造の「ヤマショウ」(沼津市)の新商品パッケージデザインに取り組んでいる。このほど、同校を訪れた同社の前田康智代表らに、生徒がデザイン案を発表した。 デザインに取り組んでいるのは情報ビジネス科マルチメディアコースの生徒。焼くことでにおいや煙が出ることから敬遠されがちな干物を、レンジで簡単に調理できるようにした新商品のパッケージを制作する。発表には、前田代表やヤマショウの商品パッケージなどを手がけるNAC(同町)の野村尊正さんら6人が同席した。 生徒は、前田代表が好きなバラをあしらったほか、若い層が手に取りやすいように明るい色合いにした工夫を紹介。漫画調
-
静岡県人口355万5818人 9月1日推計 前月比1295人減
静岡県がこのほど公表した9月1日現在の県の推計人口は355万5818人で、前月に比べて1295人減少した。推計人口の減少は15カ月連続。社会動態は5カ月連続で増加した。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は741人増(転入1万1273人、転出1万532人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2036人減(出生1826人、死亡3862人)だった。 市町別で人口が増加したのは、掛川市の69人を筆頭に、清水町57人、浜松市34人、長泉町33人など6市町。減少は29市町で、最多の静岡市が442人、沼津市164人、藤枝市146人、御殿場市71人などが続い
-
観光と自然の共生を 清水町商工会と町議が意見交換
清水町商工会は23日、同会役員と町議が町の現状や課題について意見交換する懇談会を町商工会館で開いた。 町議7人と同会役員ら7人が出席した。仲田敏道会長は、企業誘致の促進や観光地としての柿田川公園の活用を課題として挙げ、「観光と自然の共生をしている全国の景勝地を参考にしながら、方法を模索したい」と述べた。出席者は、着手が予定されている都市計画道路「玉川卸団地線」について話し合い、「道路を整備した後の周辺地域の活用を考えていく必要がある」などの意見が出た。
-
長泉町内周遊ツアー 地域バスの便利さ体感 電子決済や運行状況確認
長泉町は21日、1月に再編したコミュニティバスを知ってもらおうと町内を周遊するバスツアーを開いた。交通系ICカードを参加者らに利用してもらい、キャッシュレス決済の利便性も併せて周知した。 高齢者や子ども連れなど約20人が参加。ながいずみ観光交流協会の職員がガイドを務め、JR下土狩駅から町内を小型バスで8の字に回る「循環線」に乗り込み、原分古墳など各地を回った。 参加者は交通系ICカードを使用してスムーズにバスに乗降。バス停に設置されたQRコードを読み取り、ウェブ上で運行状況を確認できる「長泉町バスロケーションシステム」を体験した。1年半前に免許を返納した芹沢和子さん(83)は「循環線に乗
-
動植物、日本画で華やかに 熱海の画家・江間さん、御前崎で作品展
沼津西高芸術科の非常勤講師で、熱海市清水町の日本画家江間江美さん(52)の作品展が11月26日まで、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース&ホテルのカルチャーフロアで開かれている。約30点出展し、日常生活で感じた動植物のいとおしさや美しさを表現した。 主にペットの熱帯魚やインコ、シマリスなどを題材に選んだ。シマリスの毛並みは繊細で、柔和な表情が来場者の目を引きつける。岩絵の具だけでなく金泥を使って描いた熱帯魚の作品は、鰭(ひれ)が優雅で華やかな空間を演出。日本画が連想させる奥ゆかしさに縛られることなく、躍動感あふれるきらびやかな作品を並べた。 日本画は一般的に落ち着いた雰囲気の作品が多いが、
-
日本オープンゴルフV 役場に懸垂幕 岩崎選手応援 清水町が一丸
清水町は19日、同町出身の岩崎亜久竜選手の日本オープンゴルフ選手権優勝を祝う懸垂幕を町役場東側壁面に飾った。選手権翌日の16日に出入り口に掲げた横断幕や立て看板とともに、地元の応援ムードを高めている。 懸垂幕は岩崎選手の優勝が決まったと同時に作成を決め、発注したという。町職員や関義弘町長らが壁面に掲げた。関町長は「町民みんなで応援していきたい。次の活躍を期待している」と述べた。
-
企業目標達成で高校生の夢応援 「生徒との約束守る」 山一金属(長泉) 寄贈型PIF
アルミのリサイクルを手がける山一金属(長泉町)は、環境や社会、経済の各分野における地域貢献を後押しする静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」を通じ、高校生の自主性を養う教育支援に乗り出す。二酸化炭素(CO2)削減などPIFで定める目標達成状況に応じ、高校生の主体的なイベントに出資する。自ら課した条件を生徒との「約束」とし、自社の課題解決力に磨きをかける。 同社は運転資金として3億円の融資を受けるPIFの契約で、CO2排出量の2019年比28%減、25年までにリサイクルの新技術を開発―など7項目の重要業績評価指標(KPI)を設定。同行が毎年実施する審査で4項目以上を達成
-
地域課題解決へ 沼商高生、行政担当者らと探求 若者流出対策や観光戦略
沼津商高(清水町)は、1年生約200人が同町や沼津市、三島市が抱える地域課題の解決策を探る「沼商プロジェクト」を進めている。各市町の担当者らと意見交換も行い、問題意識を共有。連携して活性化案を模索する。 総合的な探求の時間の一環で3年ほど前に始まった。これまでに、同町内のラーメン店を取り上げたマップを作成するなど生徒のアイデアが具現化した。 このほど開いた講座には、各市町や観光協会の担当者らが参加。清水町産業観光課は「若年層が東京圏に流出している」という課題を示した上で、進学先の豊富さや収入の高さから東京に憧れる若者が多く、地元企業が採用で苦慮している現状を説明した。町が企業を紹介する
-
狩野川治水の予算確保要望 国交省へ期成同盟会
狩野川流域の7市町でつくる狩野川改修促進期成同盟会は17日、国土交通省に小鑓隆史政務官を訪ね、治水事業の推進に向けた予算確保を要望した。 会長の関義弘清水町長、副会長の池田修長泉町長、監事の頼重秀一沼津市長が面会した。要望では、浸水被害が懸念される各市町の地区を示し、堤防の整備や河道掘削の推進を訴えた。南海トラフ地震への対策強化や水辺空間の創出も求めた。 狩野川水系は8月、国交省が気候変動を踏まえて河川整備基本方針を見直した。降水量の増加に伴い、従来の想定より水害リスクが増すとして、狩野川放水路の改築など追加対策を進めるとしている。関町長は取材に「放水路改築の早期着手など、流域全体の安全を守
-
黄瀬川大橋(沼津市・清水町境)仮橋開通 大型車迂回なし、歩道すれ違い可能に
2021年の豪雨で一部が損壊した沼津市と清水町境の黄瀬川大橋(県道富士清水線)の替わりとなる仮橋が16日、開通した。既設の橋を渡れなかった大型車と二輪車を含む全車両の通行が可能になった。迂回(うかい)を強いられていた周辺事業者や住民は利便性向上を歓迎する。 同県道は東西を結ぶ幹線道路の一つ。既設橋の約10メートル南(下流)側に架かった仮橋は長さ約96メートル、幅9メートル。南側に幅2メートルの歩道がある。午後3時に開通すると、多くの車や歩行者が行き交った。 黄瀬川大橋は21年7月の豪雨で橋桁が傾き通行止めになった。損壊部分に応急組立橋を架けて通行止めを解除したが、7・5トン以上の車両と二
-
ゴルフ岩崎亜久竜選手優勝 地元清水町、横断幕で祝福 看板も設置
清水町出身のゴルファー岩崎亜久竜選手が国内三大大会、日本オープン選手権で国内ツアー初優勝に輝いたことを受け、町は16日、町役場の出入り口に祝福の横断幕と立て看板を掲げた。 横断幕には優勝を伝える文面とともに「郷土の誇り世界にはばたけ」と今後の活躍を願う言葉が添えられた。横断幕に驚いた様子の武藤美代さん(75)=同町湯川=は「おめでとうの一言。新聞で岩崎選手を見て気になっていた。町の誇り」と目を細めた。 町は今後、垂れ幕も準備して役場に飾る予定。
-
ゆうすいポイント 加盟店が「まつり」 清水町の地域通貨
清水町の地域通貨「ゆうすいポイント」の加盟店40店が出店した「ゆうすいポイントまつり」(同ポイント事務局主催)が14日、同町総合運動公園で開かれた。 来場者を集め、クイズを交えながらポイントの使い方などを話し合う「ファンミーティング」を初めて実施した。「もう一度やってほしい企画は」と問われた参加者は「ポイントまつりを継続してほしい」「20倍キャンペーンをまたやってほしい」などと答えた。 会場には、焼き菓子やハンバーガーといった飲食や金魚すくいなどのブースが並んだ。2021年のオープンから加盟しているという同町徳倉のハンドメードショップ「tsu-n工房」の角田恭子さんは「イベントや企画を通して
-
⛳岩崎亜久竜 静岡育ちの若武者、ツアー初V ゴルフ関係者歓喜「後進の励みに」
静岡育ちの若武者のメジャー制覇に県内ゴルフ界が沸いた。清水町出身の岩崎亜久竜(25)が15日、国内三大大会、日本オープン選手権(大阪府茨木CC)で国内ツアー初優勝を飾った。「夢を見させてくれる」「ジュニア世代の目標」。8歳でゴルフを始めてから大学卒業まで静岡で腕を磨いた「地元の星」のビッグタイトル獲得に、関係者から歓喜の声が上がった。 清水町立清水中時代から静岡県アマチュア選手権に出場。日大国際関係学部(三島市)4年時に3度目の優勝を果たし「大人に応援してもらい、成長させてもらった」。プロの世界に羽ばたいた青年を、多くの関係者がわが子のように見守ってきた。 「(上位に付けた)前日からみん
-
⛳ツアー初優勝の岩崎亜久竜「人生で一番幸せ」「夢なんじゃないか」
ゴルフ国内三大大会最終戦の日本オープン選手権最終日(15日・大阪府茨木CC=7315ヤード、パー70)は、25歳の岩崎亜久竜[あぐり](清水町出身)が7位から6バーディー、1ボギーの65で回り、通算8アンダーの272で初優勝した。ツアー初勝利で、5年シードと賞金4200万円を獲得。 3位から68で回った石川遼が2打差の2位。堀川未来夢、前日首位の平本世中ら5人が通算3アンダーで3位となった。賞金ランキング2位の中島啓太は1アンダーで10位、賞金トップの金谷拓実は2オーバーで27位だった。前回覇者の蟬川泰果は36位。(出場64選手=アマ3、晴れ、気温22・8度、北西の風6・4メートル、観衆7
-
岩崎亜久竜(清水町出身)メジャー初優勝 ゴルフ日本オープン選手権
ゴルフの国内三大大会、日本オープン選手権最終日は15日、大阪府茨木CC(7315ヤード、パー70)で行われ、岩崎亜久竜[あぐり](25)=清水町出身=が通算8アンダーの272でツアー初優勝を飾った。6バーディー、1ボギーの65で回り、首位と3打差の7位から逆転した。 岩崎は8歳でゴルフを始め、日大を卒業した2020年にプロ転向。国内ツアー初参戦の昨季は賞金ランク3位と活躍し、今季は欧州ツアーにも参戦していた。
-
松田丈志さん“五輪の泳ぎ”伝授 清水町
2004年~16年の五輪4大会に連続出場した元競泳日本代表の松田丈志さんが14日、清水町温水プールで水泳を指導した。小学生から大人まで約60人が、トップアスリートから泳ぎの基礎を学んだ。 松田さんは実演を交えて、水泳の基本となる蹴伸びと姿勢の大切さを説明した。「クロールでは、推進力の7割は腕になる。キックは姿勢を保つ補助的な役割と考えて」などと助言した。クロールやバタフライを披露すると、参加者は水に潜ってフォームを確かめた。沼津市の大岡南小5年三塚央葵君は「松田さんのように早くかっこよく泳げるようになりたい」と意気込んだ。 16年に現役引退後、各地で講演や教室を開いている松田さんは「幅広
-
駿東伊豆消防本部防火ポスター 最高賞に杉山君(加藤学園暁秀小6) 沼津で表彰式
駿東伊豆消防本部は14日、防火ポスターコンクールの表彰式を沼津市の沼津北消防署で開いた。最高賞の金賞に輝いた杉山遼太君(加藤学園暁秀小6)ら児童12人をたたえた。 管内4市3町の小学4~6年生から232点が寄せられた。表彰式では安立和弘消防長らが表彰状を手渡した。 優秀作品と佳作の計30点は30日~11月5日にアピタ大仁店(伊豆の国市)、11月10~13日にららぽーと沼津(沼津市)、11月21~27日に伊東ショッピングプラザデュオ(伊東市)で展示する。 他の受賞者は次の通り。 銀賞 飯田怜花(伊豆修善寺南4)、大石由季(伊豆の国大仁北4)、永岡瑛多(伊豆土肥小中一貫校5)▽銅賞 森田
-
韮山反射炉で鋳物体験 オリジナルキーホルダー製作
伊豆の国市は14日、同市の韮山反射炉ガイダンスセンターで鋳物体験教室を開いた。木村鋳造所(清水町)の社員を講師に、参加者は韮山反射炉や特産のイチゴをかたどったオリジナルキーホルダーを製作した。 鋳造工程を学び、大砲製造に関わっていた韮山反射炉の理解を深めることを目的に開催した。砂の中にキーホルダーの原形となる空間と穴を開け、講師が高熱の金属を流し込んで待つこと数分。中からキーホルダーが現れると、参加者は笑顔を浮かべた。
-
井上さん(清水町出身)故郷でビオラ演奏 弦楽三重奏、聴衆魅了
清水町と同町教育委員会はこのほど、同町出身で英国王立音楽院教授のビオラ奏者井上祐子さんらを招いたコンサート「美しき弦楽の響き」を町地域交流センターで開いた。 ドイツを拠点にするバイオリニスト藤原晶世さんとチェリストの藤原秀章さんの兄弟と共演した。シューベルトの弦楽三重奏第1番やドホナーニのセレナーデを演奏。流れるような旋律と豊かなハーモニーを会場に響かせて、聴衆約230人を魅了した。 井上さんは中学生まで清水町で過ごし、現在は英国ロンドンを拠点に活躍している。ステージで「いつかこの土地で音楽をやりたいと思っていた。2回目もできれば」と話した。
-
一流の音楽に感激 清水中が芸術鑑賞教室 沼津
清水町の清水中は12日、第12回ショパン国際ピアノ・コンクール3位のピアニスト横山幸雄さんらプロの演奏家3人を招いた「芸術鑑賞教室」を沼津市民文化センター大ホールで開いた。全校生徒約580人が一流の音に触れ、共演も通じて音楽に親しんだ。 横山さんと、ソプラノ歌手の隠岐彩夏さん、バイオリニストの松浦奈々さんがトリオで息の合った演奏を披露。横山さんは雄大なピアノソロも奏でた。吹奏楽部員と有志の生徒が3人と一緒にステージに上がり、ベートーベンの「第九」を合奏。客席にいた生徒もドイツ語で歌詞を歌い、会場は一体感に包まれた。 ホルンを演奏した3年の服部芽以さんは「とても緊張したが、貴重な体験をさせても
-
東部9市町が移住相談会 都内 住環境など地域の特性説明
静岡県東部地域局はこのほど、管内9市町(沼津、三島、富士、富士宮、伊東、伊豆、伊豆の国、清水、小山)による合同の移住相談会を都内で開いた。 各自治体の担当者が、ブースを訪れた人に住環境や交通利便性といった地域の特性を説明し、質問を受け付けた。地域おこし協力隊など県外からの移住経験者を相談員として配置した自治体もあり、経験者ならではの視点でアドバイスを送った。首都圏から熱海市に移り住み、現在は移住コンサルティングとして活動する「アタミステイル」の中屋香織代表によるセミナーもあった。 2年以内の移住を検討している40代の夫婦は「移住経験者の方に物件の探し方や地方での苦労など、リアルで役立つ情報を
-
市町対抗駅伝=「ワンチームで王座奪還を」 吉田町チーム 結団式
静岡市で12月2日に行われる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の吉田町実行委員会は7日夜、結団式を町内で開いた。選考を通過した選手らが集まり、健闘を誓い合った。 町の部連覇を狙った前回大会。町の過去最高タイムを記録したが、大会新を打ち立てた清水町に惜しくも敗れた。選手一人一人が意気込みを語り、キャプテンの鈴木拓己さん(40)は「ワンチームで大会に臨み、1位奪還を目指したい」と言葉に力を込めた。 今後、週に1回のペースで練習会を行う。選手団の最終打ち合わせは11月25日に行う。田村典彦町長は「代表選手に選ばれたことを誇りに思い、町民に勇気を与える走りができるよう備
-
段ボールでキャラクター制作 清水町図書館 絵本原画展に合わせ講座
清水町立図書館で7日、同町出身の絵本作家宮西達也さんの「段ボールアート」制作ワークショップが開かれた。29日まで同図書館と町地域交流センターで開催している町制60周年記念事業「宮西達也ステキな60点の絵本原画展」に合わせたイベント。 園児と児童計12人が参加した。参加者は宮西さんから説明を受け、段ボールに熊や魚などから想像したキャラクターや家、花などを描いて切り取り、土台に立体的に貼り付けて思い思いの世界を表現した。きょうだいと参加した清水南小6年の吉田千理君は「団子のキャラクターを作った。切るのが大変だけど楽しかった」と笑顔を見せた。 展示では、宮西さんの絵本「おまえうまそうだな」や「
-
黄瀬川大橋仮橋 16日開通 沼津市・清水町境 全車両通行可能に
静岡県沼津土木事務所は5日、2021年の豪雨で一部が損壊し、架け替えが決まっている沼津市・清水町境の黄瀬川大橋(県道富士清水線)の仮橋について、16日午後3時に開通すると発表した。架け替え中の迂回(うかい)路。豪雨の影響で既設橋を通行できなかった大型車や二輪車を含む全車両が通行可能となる。 仮橋開通は10月末を目指していたが、工事が順調に進み早まった。沼津市側に市道と接続する十字路交差点を新設、27日午後3時から市道への出入りが可能になる。仮橋開通に向けた工事に伴い、既設橋は9日から片側交互通行になる。 既設橋は21年7月の豪雨で橋脚が沈んで橋桁が傾き、一時通行止めになった。損壊部分に応
-
女子プロレスの力「地域を元気に」 神取忍さんら清水町で米作り
人気女子プロレスラーとして一時代を築いた神取忍さん(59)が10年以上前から静岡県内の地域活性化に尽力している。農業や障害者支援を柱に「地域が元気になれば。地域を発信して知ってもらいたい」。いちずな思いが住民の間に浸透し、活動は広がりを見せている。 貢献活動続ける「いずれは子ども食堂に」 清水町では、8月上旬、町民らが年3回行っている用水路の清掃活動に参加した。「米作りについては練習生」と神取さん。「将来は自分の田んぼを清水町に持ち、出来上がった米を子ども食堂に寄贈したい」と意気込む。女子プロレスラーの井上貴子さん(53)と、住民と交流しながら汗を流した。 水路の清掃作業に参加した神取
-
静岡県商業科実務競技会 簿記の部団体 沼津商高3連覇
沼津商高(清水町)の会計実務部簿記班が、9月上旬に島田市で開かれた県商業科実務競技会簿記の部団体で優勝し、3連覇を果たした。3年生を主力とした学校が多い中、2年生のみの5人で出場。そのうち3人は個人で上位入賞した。11月4日に愛知県で開催される東海大会に向けて、「先輩たちの優勝を守ることができた。練習を重ね、5人で頑張りたい」と意気込んでいる。 出場したのは、部長の土屋乃琉さん(17)、石黒瑛さん(16)、佐藤茉夏さん(17)、山口茉璃さん(17)、植野智尋さん(17)。大会では5人のうち上位3人の合計点が団体の成績となり、商業分野の知識や技術を競い合う。同校は2位の城南静岡高と4点差で1
-
マラソン神野大地「200%の状態」でMGCへ 10月15日「上りで仕掛ける」
10月15日に都内で開催される2024年パリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」に出場するプロランナーの神野大地(30)が3日、合宿中の長野県内からオンライン取材に応じた。 神野は約1カ月前に股関節を痛めたものの、現在は完治。五輪出場が内定する2位以内へ、「試合当日には200%の状態で迎えることができそう」と手応えを口にした。 青学大時代の箱根駅伝で、上り坂での圧倒的な強さを発揮した「山の神」は、今回のMGCでも勝負どころをラスト5キロにある上りに置く。ペースメーカーがいないMGCではスローペースを想定し、「ゴールしたときに100%の力を出し切ることが大事。市ケ
-
清水町の高齢者対象事業 地域とつながり健康に【東部 記者コラム 湧水】
清水町に住む65歳以上の高齢者を対象に、町内の体育施設の使用料が無料となる静岡県内初の「笑街健幸(しょうがいけんこう)パスポート事業」が10月からスタートした。認知症の人やその家族の支援に取り組む「チームオレンジ」も9月に設置された。一連の取り組みが町民の健康増進や地域の連携強化につながる契機となってほしい。 町福祉介護課によると、町内の要介護認定者のうち、認知症と診断されている人は2022年度時点で34・8%。国や県よりも10ポイントほど高い水準にある。また、物忘れの症状が目立たない「隠れ認知症」で、医療機関を受診していない人がいる可能性もある。 政府が19年に決定した「認知症施策推進
-
親子でAED使用体験 清水町で防災フェア アスルクラロ沼津2選手も参加
サッカーJ3アスルクラロ沼津の下川雅人選手と前川智敬選手がこのほど、清水町の商業施設サントムーン柿田川で開かれた「親子でそなえる! 防災フェア」(静岡ガス主催)に参加した。 両選手は親子ら約10人とともに、心臓マッサージや自動体外式除細動器(AED)の使用体験を通して緊急時の対応を学んだ。サイン会やダーツ対決をする交流会も設けられた。 下川選手は「心臓マッサージは思っていたより力が必要だった。日ごろから応援してくれるファンやサポーターと近い距離で話ができた」と話した。
-
JA共済 交通安全ポスター 小林さん(御前崎中3)最高賞
静岡県内JAとJA共済連県本部はこのほど、第53回JA共済県小中学生交通安全ポスターコンクール(静岡新聞社・静岡放送後援)の審査会を静岡市駿河区の県農業会館で開いた。金賞の10点などを選び、最高賞の県知事賞は小林優生さん(御前崎中3)に決まった。 コンクールは児童や生徒の美術教育の高揚を図るとともに、交通安全の理念を社会に広く訴えることが目的。県内の小中学校と特別支援学校から計5031点の応募があった。審査員が色彩感覚や創造性などを評価し、170点の入賞作品を決めた。 金賞作品は来年1月8~10日、静岡市役所市民ギャラリー(同市葵区)に展示する予定。 他の金賞受賞者は次の通り。 塩川琴弓(静
-
マスコットは「カッキー」 清水町社協 設立50周年講演会 お笑い「レギュラー」の講演も
清水町社会福祉協議会は23日、社会福祉大会とお笑いコンビ「レギュラー」を招いた法人設立50周年の記念講演会を町福祉センターで開いた。町社協や福祉に興味を持ってもらおうと作成したカワセミのマスコットキャラクターの名前が「カッキー」に決まったと発表した。 キャラクターは絵本作家の宮西達也さんがデザインした。名前は6、7月に募集し、県内外から約170人の応募があったという。「カッキー」は複数人から集まり、そのうち吉川亜優乃さん(36)=同町=は「柿田川に住み、町に活気を与えるラッキーな鳥という思いを込めた。親しんでもらいたい」と話した。 レクリエーション介護士の資格を持ち、高齢者施設などで活動して
-
黄瀬川「仮橋」10月末開通 沼津市と清水町境 新橋は2026年度
2021年の豪雨で一部損壊し、架け替えが決まっている黄瀬川大橋(沼津市・清水町境)の迂回(うかい)路となる仮橋が10月末に開通することが、29日までの県沼津土木事務所への取材で分かった。大型車や二輪車を含む全車両が通行できるようになる。新橋は26年度中の開通を目指す。 現橋の約10メートル下流(南)側に架かる仮橋は長さ96メートル、幅9メートル。下流側に幅2メートルの歩道を設けた。同事務所は開通日について「関係者と調整中」としている。10月5日に両市町でそれぞれ開く説明会で明らかにするとみられる。 仮橋開通後、11月から現橋の撤去を始め、年度内に新橋の建設工事に着手する予定。河川管理者の
-
全国少年少女草サッカーで優勝 長嶋さん、甲斐さん 喜び報告 清水町
清水町の長嶋しずくさん(清水南小6年)と甲斐美絢さん(同4年)所属のサッカーチームが、8月に開かれた全国少年少女草サッカー大会で優勝した。このほどメンバーとともに町役場を訪れ、関義弘町長に喜びを伝えた。 2人は県東部の小学生女子チーム「クワトロガールズエフシー」に所属している。大会は12歳以下を対象として、24チームが出場した。長嶋さんらは決勝で東京のチームと戦い、3-0で勝利した。 長嶋さんは「最初は緊張していたが、だんだんいいプレーができるようになった。このチームに入って初めての優勝でうれしい」と話し、甲斐さんは「次は自分がハットトリックを決め、優勝したい」と闘志を燃やした。
-
富士山安全対策へ新会議 静岡県、中長期方針も議論 静岡県議会
静岡県議会9月定例会は27日、公明党県議団の早川育子氏(富士市)が代表質問、無所属の遠藤行洋氏(静岡市葵区)と自民改革会議の坪内秀樹氏(清水町)が一般質問を行い、知事の政治姿勢や県政課題をただした。今夏の富士山で遭難事故やマナー違反が多発したことを受け、村松毅彦スポーツ・文化観光部長は「課題解決に向けて一歩踏み込んだ対策を早急に検討する」と述べ、来夏の対策や中長期的な方針を協議する「県安全快適な富士登山推進会議」(仮称)を設立すると表明した。早川氏への答弁。 村松部長は、今夏の富士山登山者数が新型コロナウイルス禍前の2019年程度まで回復した一方で、遭難事故件数は19年に比べ19件増加し
-
認知症理解 まちの本屋から始めよう 清水町連携 特設ブース設置
世界アルツハイマー月間(9月)に合わせ、清水町は30日まで、認知症への理解を深める啓発活動を展開している。町内4書店と連携して、関連図書を並べた特設ブースを各店舗に設置した。町によると、書店と共同した取り組みは県内で唯一という。 同町は、介護申請者のうち認知症疾患を持つ人の割合が国や県の平均より高い。認知症の人やその家族の支援につなげようと、活動を始めた。 TSUTAYAすみや三島店では、予防法や症状、認知症の人との接し方を紹介する書籍や漫画を置いた。ポスターも掲示し、ブースを目立たせている。西田哲也店長(46)は、認知症に関する書籍が普段は店内の奥側にありがちなことに触れ、「認知症を知られ
-
清水副町長に元町議秋山氏 町議会、人事案同意
清水町の関義弘町長は22日に開かれた町議会議会運営委員会で、3カ月にわたり不在となっている副町長について、元町議の秋山治美氏(67)を起用する人事案を示した。同日の町議会9月定例会最終本会議に追加議案として提出し、原案通り同意された。 秋山氏は1978年に町役場に入り、福祉課長や消防長、安全安心課長を歴任し、2015年から町議を2期務めた。 副町長については、前任の高嶋広幸氏が5月いっぱいで退任して以降空席となっていた。
-
16議案を可決 清水町議会閉会
清水町議会9月定例会は22日、最終本会議を開き、2023年度一般会計補正予算案や町営住宅条例の一部改正案など16議案を原案通り可決、認定し閉会した。追加議案として提出された副町長の人事案も同意し、元町議の秋山治美氏(67)が選任された。
-
清水町の美容室 町に車椅子寄贈
清水町の美容室キルトの杉沢健児さん=写真右=がこのほど、町に車椅子1台を贈った。2010年から毎年寄贈し、19台目。 売上金と店舗に設置した募金箱から購入している。車椅子が地域に少ないと感じ、続けているという。これまでに町内の小中学校や公共施設で使用していて、今回は南小に配備予定。 町役場での贈呈式に訪れた杉沢さんは「台風などの災害が多い中、活用してもらえれば。来店してお礼を伝えてくれる人もいて、やっていてよかったと感じる」と話した。
-
静岡県内13施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、小学校など計13施設で、インフルエンザに感染したとみられる患者240人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。浜松市中区の幼稚園は全園閉鎖した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】沼津市18人、浜松市中区25人。 【小学校】清水町23人、富士市12人、静岡市清水区48人、同区7人、焼津市11人、藤枝市31人、島田市19人。 【中学校】裾野市12人、清水町9人、藤枝市9人。 【高校】浜松市中区16人。
-
酢やシソで減塩のススメ 清水町が食育研修
清水町はこのほど、本年度第1回の食育推進ボランティアフォローアップ研修を同町のまほろば館で開いた。ボランティア約10人が講義や調理実習を通して、減塩や野菜の摂取方法に学びを深めた。 地域住民の健康増進や災害時の対応連携に関する協定を町と結んでいる中北薬品の担当者が講師を務めた。食塩の過剰摂取によって血圧上昇のほか、骨粗しょう症や認知症になるリスクが高まることを解説。減塩のポイントとして、調味料に酢やシソを使用する手法を伝えた。 調理実習では、ホウレンソウやニンジンといった野菜をふんだんに使った2種類のギョーザを作った。 3人の子どもがいるという鬼束理絵さん(45)は「このギョーザなら子どもも
-
沼津市 水道料金39%値上げへ 市審議会答申 下水道は20%
沼津市水道事業及び下水道事業経営審議会(松井泰樹会長)は19日、水道料金を平均39・5%、下水道使用料を平均20・5%、それぞれ来年7月1日から値上げすべきと頼重秀一市長に答申した。電気料金高騰による経費の増加や人口減による収入減を踏まえた。市は市議会11月定例会以降に関連議案を提出する。 改定は水道料金が約14年ぶり、下水道使用料は約5年ぶり。水道料金は標準モデル(給水管口径25ミリ以下、月使用量1カ月20立方メートル)で月額670円、下水道使用料は標準モデル(1カ月20立方メートル使用)で月額490円のそれぞれ値上げとなる。 松井会長は市役所で頼重市長に答申書を手渡し、「上下水道同
-
頼朝・義経対面840周年記念 清水町 対面石八幡神社で奉祝祭
平安時代末期の1180年に源頼朝・義経兄弟が対面したとされる史跡「対面石」がある対面石八幡神社(清水町)は18日、2人の対面840年を記念した奉祝祭と例大祭を開き、記念事業で整備した境内周辺をお披露目した。 神社には、奥州から駆けつけた義経が頼朝と涙ながらに対面し、平家打倒を誓い合ったとする伝承が残る。2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場した。記念事業では、観光バスが入れるよう町事業として神社南側参道を拡幅したほか、駐車場を整備。対面石の周囲に玉垣を設置し、鳥居や看板なども改めた。 同町の関義弘町長、長泉町の池田修町長や地元議員、周辺神社関係者ら約50人が出席。神事の後、勝又清文
-
日本初のカバーオール復刻 100年前に販売 清水町の山本被服
作業服製造販売の山本被服(清水町)は1930年代に販売した日本初のカバーオールを復刻した。20日まで限定販売している。大正時代に職を求めて米国に渡り、炭鉱作業員として働いた創業者の経験から生まれた商品。5代目の山本陵取締役(41)は「フロンティア精神や物語に共感できる人に着てほしい」と話している。 北海道や東北で酪農家や農家に販売した商品を、当時の商品カタログを頼りに復刻した。デニム生地で、ジージャンに比べて裾が広く丈が長いのが特徴。ボタンは創業当時の社章をあしらった。炭鉱作業員の作業服だったデニム製品に着目して現地で妻と製造を始め、帰国後に山本被服を創業した山本彦太郎が農作業に適すると見
-
健康の秘訣は「食べること」 佐藤さん100歳 清水町長が祝福
敬老の日(18日)を前に、清水町の関義弘町長が13日、昨年10月の誕生日で100歳を迎えた同町徳倉の佐藤光子さん宅を訪ね、長寿を祝った。 家族によると、佐藤さんは一人でよく買い物に出かけ、80代までグラウンドゴルフを続けていた。中トロやウナギが好きで、毎日牛乳を飲んでいるという。健康の秘訣(ひけつ)を聞かれ、佐藤さんは「毎日しっかり食べて、栄養をとること」と話した。 関町長は記念品や花束を手渡し、「また来ますので、お元気でいてください」と声をかけた。佐藤さんは「自分でもびっくりだが、幸せなこと。もっと長生きしたい」と笑顔を見せた。 町によると、13日時点で100歳以上は町内に12人。
-
国体初出場での活躍誓う 女子ラグビー野毛総監督、三島市長訪問
特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」ラグビー成年女子本県代表の野毛伸子総監督(37)=清水町、三島北高出身=が11日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、大会での活躍を誓った。 東海ブロック大会で準優勝し、2016年に正式種目となって以来初めて出場権を獲得した。野毛さんが監督を務めるアザレア・セブンのメンバーで本大会に臨み、野毛さんは「子どもたちが大会に出たいと思えるような成績を残し、ラグビーを盛り上げたい」と抱負を語った。 豊岡市長は「静岡の女子ラグビーはすごいと全国に知らしめてきてほしい」と激励した。
-
記者コラム「清流」 幼魚の世界に触れて
清水町の幼魚水族館で開かれた一日館長体験。参加した小中学生10人は、魚の知識が豊富な「博士」だった。取材中、子どもたちの会話には、全く知らない魚が何匹も登場した。 イベントは、担当として割り振られた幼魚の展示方法を2人一組で考えるという企画。児童生徒は担当幼魚と一緒にどんな魚を水槽に入れるといいか、図鑑とにらめっこして真剣に考えた。サンゴと色鮮やかな魚を展示して花に見立てる案など、豊かな発想にこちらの心も躍った。 私は8月に県東部に着任し、幼魚水族館にはこの取材で初めて訪れた。館内には目を凝らさなければ見えないほど小さな魚もいた。子どもたちのおかげで、未知だった幼魚の世界に触れることがで
-
町立南小改築で太陽光発電 検討 清水町議会 町答弁
清水町は7日の町議会9月定例会で、改築に向けて準備を進めている南小の北校舎について、太陽光発電設備の設置を検討していると明らかにした。加藤博樹教育総務課長が桐原直紀氏(絆の会)の一般質問に答えた。 太陽光発電設備について、加藤課長は「脱炭素社会の実現に貢献し、環境教育での活用や地域の先導的役割を果たす」と強調。南小のほかに、建設年次の古い清水中と西小の校舎の改築や大規模改修を検討していて、「劣化状況や経費などを調べて比較し、改修か改築かを総合的に判断する」とした。 町によると、南小北校舎は1969年に建造し、町内で最も古い校舎という。老朽化に伴い改築が決まり、2026年4月からの使用開始を目
-
清水町発展に貢献 高齢者らを表彰 4年ぶりに敬老会
清水町はこのほど、敬老会を同町の沼津卸商社センター展示場で開いた。町内の高齢者約千人が参加した。地域の発展に貢献したなどとして、各地区内から推薦を受けた模範高齢者33人と「久米田シニアクラブ」を表彰した。関義弘町長は「いつまでも充実した人生を送れるよう、町ではスポーツに関する事業などを展開する」と呼びかけた。ものまねや歌謡ショーもあり、参加者を楽しませた。 敬老会の開催は、新型コロナウイルスの影響で4年ぶり。密を避けるため、地区ごとに2日間に分けて実施した。
-
静岡人インタビュー「この人」 清水町のふるさと大使を務める海洋生物写真家 峯水亮さん(清水町)
沼津市の大瀬崎など国内外で海洋生物の写真を撮影する。7~8月に清水町で、町制60周年記念の一環として個展が開かれた。撮影対象は主に稚魚や幼生などのプランクトン。撮影した写真のパネルは、同町のふるさと納税の返礼品にもなっている。大阪府出身。52歳。 -なぜ清水町に。 「大瀬崎でダイビングガイドとして働いていたが、1997年にフリーの写真家として独立した。柿田川の美しさに引かれて、清水町に住み始めた。水がきれいで環境がよく、過ごしやすい土地だと感じる。仕事で東京に行くこともあり、アクセスがいいことも魅力」 -写真の道に進んだ理由は。 「ダイビングの仕事をしていたときに、もっとたくさんの人
-
色鮮やかな木版画並ぶ 清水町制60周年記念 前田さん個展 25日まで
SBS学苑イーラde沼津校木版画講師で、清水町在住の前田光一さん(87)の木版画展(同町、町教育委員会主催)が25日まで、町地域交流センターで開かれている。町制施行60周年記念企画展の一環。 日本の里山や昔ながらの建造物をテーマにした色鮮やかな木版画約45点が並んでいる。柿田川や瀬戸内海などの澄んだ青色が映える作品のほか、石垣や木の木目、家の瓦を細かく表現した作品などが来場者の目を楽しませている。 前田さんは「現地でスケッチをして、見た物をそのまま木版画にしている」とこだわりを話した。
-
⚾テクノスジャパン初V 軟式野球・静岡県下都市対抗
第69回県下都市対抗軟式野球大会(県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)最終日は3日、浜松球場で準決勝と決勝を行った。決勝はテクノスジャパン(清水町)が延長戦の末、6-4で昨年覇者の大場機工(富士宮)を破り、初優勝した。 最優秀選手賞はテクノスジャパンの望月勇哉、敢闘賞は大場機工の新村佳汰、打撃賞は打率4割7分の鈴木悠矢(大場機工)が選ばれた。 ▽決勝 テクノスジャパン(清水町)00400000002―6 大場機工 (富士宮)00021001000―4 (延長11回タイブレーク) ▽三塁打 小坂(テ)▽二塁打 石川、菅田、望月(テ)坪内(大)▽ボーク 石原(テ) ▽試合時間 2時間
-
フェンシング全国大会で好成績 清水中生2人、町役場で喜び報告
7月に岐阜県で開かれた第9回全国中学生フェンシング選手権大会で好成績を収めた清水町の鈴木輝愛さん(清水中3年)と宮垣わこさん(同)がこのほど、清水町役場を訪問し、関義弘町長に喜びを伝えた。 鈴木さんは女子サーブル個人戦で3位、宮垣さんは所属クラブのメンバー5人と出場した女子団体戦で3位に輝いた。大会前には「会場で会おうね」と励まし合ったという。 1年生の時に3位、昨年は優勝した鈴木さんは「中学の3年間、表彰台に立つことができてよかった。高校でも頑張りたい」と意気込み、宮垣さんは「チームみんなで声をかけ合って、日ごろの練習の成果を出せた」と喜んだ。 関町長は「今後も、フェンシング界を盛り
-
アパートの一室から出火 1人死亡 清水町伏見
1日午後1時半ごろ、清水町伏見の6階建て鉄筋コンクリート造りアパート「エンゼルハイム伏見」の2階一室から出火し、焼け跡から高齢男性1人の遺体が見つかった。沼津署によると、この部屋に住む男性(81)と連絡が取れていない。同署などが身元の確認を急ぐとともに、出火原因を調べている。 駿東伊豆消防本部によると、アパートの住民から「2階から火が出ている」と通報があった。約1時間20分後に鎮火した。
-
清水町、町営住宅の保証人廃止へ 条例改正案を議会に提出
清水町は31日までに、町営住宅の入居条件としていた連帯保証人の確保を廃止する方針を決めた。町営住宅条例の一部改正案を、同日開会した町議会9月定例会に提出した。単身高齢者の増加を受けて、住宅困窮者の入居の支障とされてきた条件を撤廃する。 清水町内には柿田、外原の2地区に町営住宅がある。これまでは町内在住の保証人1人を入居者に求めていた。条例が改正された場合、緊急連絡先は必要だが、保証人を確保せずに入居が可能となる。 静岡県によると、県内で公営住宅の連帯保証人の規定がないのは熱海市、森町、川根本町の3市町のみという。県営住宅では、保証人が見つからない場合に家賃債務保証業者に委託料を払えば保証
-
清水町議会が開会 18議案を上程
清水町議会9月定例会は31日開会し、会期を22日までの23日間と決めた後、4億2739万円を追加する本年度一般補正予算案など18議案を上程した。このうち、固定資産評価審査委員と教育委員の人事案2件に同意した。一般質問は7、8の両日に行う。
-
小学生草サッカー大会 女子の部 クワトロガールズ(御殿場) 全国V 市役所訪問 チームで連係 ミス少なく
8月中旬に静岡市で開かれた日本最大規模の小学生サッカー大会「第37回全国少年少女草サッカー大会」の女子の部で、御殿場市のチーム「クワトロガールズFC」が優勝した。同市在住のメンバー2人が28日、勝又正美市長を表敬訪問し、結果を報告した。 大会は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった。全国の強豪だけでなく、台湾、中国など海外チームも参加し、女子の部は24チームが激戦を繰り広げた。クワトロガールズFCは高い次元で攻守のバランスが取れ、6年ぶり2度目の優勝を果たした。 同チームは御殿場、沼津、伊豆の国、裾野各市と清水町のメンバーで構成している。守備の要となっているのが御殿場小6年の島彩綾
-
街頭で献血呼びかけ 清水町 沼津千本ライオンズクラブ
沼津千本ライオンズクラブ(小島桂一会長)はこのほど、本年度第1回の街頭献血運動を清水町の柿田川献血ルーム付近の交差点で実施した=写真=。 同クラブの会員ら約25人が通行人に献血を呼びかけたり、献眼についての説明書を入れたティッシュを配ったりした。
-
大賞に越川さん(浜松)「開拓地」 静岡県現代俳句協会が表彰式
静岡県現代俳句協会(滝浪武会長)はこのほど、県現代俳句大賞(同協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。大賞に越川都さん(68)=浜松市東区=の「開拓地」が輝いた。 作品は1編を10句で構成する。県内各地から19編の応募があった。大賞に選ばれた「開拓地」は越川さんが昨年、北海道の十勝平野を旅した際の情景を描いたといい「自分が開拓者になった気持ちで回った中で生まれた作品」と振り返る。選考委員長の滝浪会長から表彰状を受け取った越川さんは初の大賞を「“俳句の海”で溺れないための“浮輪”をもら
-
JAふじ伊豆2支店、特殊詐欺防止に貢献 警察署から感謝状
徳倉支店 駐在所にすぐ相談 沼津署はこのほど、特殊詐欺を未然に防いだとして、JAふじ伊豆徳倉支店(清水町)の西村裕二支店長と派遣職員の山田京子さんに署長感謝状を贈った。 同署によると山田さんは7月28日午前、通話しながらATMを操作する60代女性に声をかけた。女性が「役場から介護保険の戻りがあると言われた」などと話したため、西村支店長が代わりに電話に出た後、同店最寄りの同署徳倉駐在所に女性を案内したという。 同支店が詐欺被害を未然防止して表彰されたのは、2月以来2回目。吉田光広署長から感謝状を受け取った西村支店長は「駐在所の警察官が見回りに来てくれることもあり、すぐ相談した。お客さまの財
-
清水町が総合防災訓練 地震発生想定し避難所開設確認
清水町は27日、地震発生を想定した会場型の総合防災訓練を町立西小で開いた。長沢、本長沢、柿田、八幡の4地区の町民約480人が、避難時の作業を確認して防災意識を高めた。 参加者は町職員や消防団の指示を受けて、避難所の開設や可搬ポンプによる消火活動などに取り組んだ。体育館での避難所開設では、避難者のスペースを区切るパーティションを組み立てた。会場には、ペット同行避難の注意点を示したパネルも展示された。 避難所開設に参加した秋山智一さん(54)は「結構簡単に組み立てることができた。災害に備えて、地域のつながりが大切だと感じた」と話した。会場型の訓練は、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。
-
吉田君(清水小)少林寺拳法世界大会へ抱負 「いい演武 披露したい」
清水町立清水小4年の吉田湧人君(9)が、10月に東京都の日本武道館で始まる「2023年少林寺拳法世界大会」への出場権を獲得した。7月に袋井市で開かれた県大会で好成績を収めての快挙。このほど、関義弘町長を訪問し「県大会よりも、さらにいい演武を披露したい」と意気込んだ。 吉田君は、所属する伊豆長岡道院の仲間と共に、2人一組の組演武と6人一組の団体演武に出場した。大会では初日に国内予選が実施され、上位に入れば約2700人が出場予定の世界大会へ出場できる。動きのキレや技の正確性、気迫などを得点で争う。県大会の3週間ほど前からは、毎日練習に取り組んだという。吉田君は「技がそろうと気持ちがいい」と笑顔
-
⚾NTN磐田製作所3回戦へ 軟式野球 静岡県下都市対抗大会
第69回県下都市対抗軟式野球大会(静岡県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)第2日は27日、磐田市の豊岡野球場などで2回戦16試合を行った。NTN磐田製作所(磐田)は高井大地が2本の本塁打を放ち、中部電力浜松営業所(浜松)に逆転勝ち。昨年覇者の大場機工(富士宮)は島田市役所(島田)にコールドで快勝した。ホンダ浜松(浜松)はファンキース(藤枝)との打撃戦を制した。大会第3日は9月2日、浜松球場などで3回戦と準々決勝を行う。 ▽2回戦 大場機工(富士宮) 12―0 島田市役所(島田) (5回コールド) 良工舎山本鋼業(清水町) 8―0 清水トータス(清水) NTN磐田製作所(磐田) 6―3
-
世界スカウトジャンボリーに参加 沼津中央高の内田さん 清水町長に活動報告
韓国で開かれたボーイスカウトの祭典「第25回世界スカウトジャンボリー」に日本代表として参加した沼津中央高1年の内田拓実さん(15)=清水町=がこのほど、町役場に関義弘町長を訪ね、活動を報告した。 世界スカウトジャンボリーは4年に1回開催。今回は1日から12日まで、約170の国と地域から約4万5000人のスカウトが集い、キャンプ生活をともにしながら交流した。 内田さんは、ボーイスカウト清水町第7団に所属している。現地では台風の影響で日程変更などがありながらも、韓国をはじめ台湾やフランスなど多くの外国人と関わった。英語で会話し、「ジェスチャーも交えてうまく伝えられた」と言う。メキシコの参加者
-
タグラグビー児童100人熱戦 清水町で大会
静岡県ラグビーフットボール協会は26日、ミニラグビー大会「韮山反射炉カップ」を清水町総合運動公園で開いた。 沼津、裾野、三島市のラグビーチームに所属する児童ら約100人が参加した。低、中、高学年の3部門に分かれて、腰に付けたタグを奪い合いながらトライを決めるタグラグビーなどで汗を流した。未経験の子どもにボールを触ってもらうラグビー体験も企画し競技人口の拡大を図った。 県東部地域の競技普及に向け実施した。同協会の石垣誠専務理事は「県東部には中学のラグビーの受け皿がなく、高校の部員も少ない。これからは部活の地位移行も進んでいく。県東部のラグビーの火を消さないように尽力していきたい」と話した。
-
31日に定例会開会 清水町議会
清水町議会は25日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を31日から9月22日までの23日間と決めた。 4億2700万円を追加する2023年度一般会計補正予算案や、固定資産評価審査委員と教育委員の人事案2件など18議案を審議する。一般質問は7日に6人、8日に3人が登壇する。
-
自由な画法で個性豊かに 絵画愛好家ら、清水町で作品展
静岡県東部の絵画愛好家らでつくるグループ「レオの会」による作品展が27日まで、清水町交流センターで開催されている。 会員42人が1人1点ずつ出品した。墨やオイルパステル、水彩などさまざま画法を用いてテーマを決めずに自由に描いた。船を表現した抽象画や、透き通るようなきれいな色合いの風景画などが目を引く。 フランス旅行の思い出を題材にした裾野市の植松清子さん(75)は「異国の雰囲気を出してみた。出品者それぞれが1枚の絵に個性を出している。非日常を楽しんでほしい」と話した。
-
清水町で26日に街頭献血運動 沼津千本ライオンズクラブ
沼津千本ライオンズクラブは26日午後1時半~3時、本年度の第1回となる街頭献血運動を清水町の柿田川献血ルーム付近で実施する。
-
幼魚の水槽展示、思い描く 小中生が水族館一日館長 清水町
清水町の幼魚水族館は20日、館長の仕事を体験できるこども向けイベントを同館で開いた。県内外の小中学生10人が、一日館長として幼魚の展示方法を考える水槽プロデュースに取り組み、魚や水族館の仕事に理解を深めた。 同館の鈴木香里武館長が講師を務めた。参加者は2人一組になり、担当としてアンコウの仲間のハナオコゼや、鮮やかな色をしたトゲチョウチョウウオなどの幼魚を1匹ずつ割り振られた。館内を観察して幼魚を入れる水槽を選び、同じ水槽で紹介したい魚を考え、専用の用紙にイメージ図を描いた。 「擬態(ぎたい)する魚」をテーマにしたグループは「流木などを入れて擬態が分かりやすいようにした」「色のきれいな魚も
-
詐欺の疑いで男を逮捕 男逮捕 沼津署
沼津署は21日、詐欺の疑いで清水町伏見、無職の男(36)を逮捕した。逮捕容疑は3月22日、不正に入手した他人名義の電子マネー情報を使い、沼津市内のゲームソフト販売店で2回にわたり、ゲームソフトなど5点(計約4万円相当)を購入し、だまし取った疑い。
-
夜の水族館 幻想的なショーも 伊豆・三津シーパラダイス
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで19日、貸し切りの夜間水族館イベントが開かれた。中小企業や個人事業所の従業員に行政の支援を受けながら福利厚生を届ける「さんさんゆうすい沼津市・清水町勤労者共済会」と、御殿場市など県東部2市2町の会員に福利厚生を提供するベネフィ駿東が企画した。 両団体の会員の家族ら約200人が来館した。普段は見ることができない夜の水族館内の様子や、照明を照らして幻想的な雰囲気で行われたイルカとアシカのショーなどを見て楽しんだ。 冬には伊豆箱根鉄道の車両を貸し切り、ビアガーデン仕様で飲食を楽しむイベントなどを予定している。ベネフィ駿東事務局長の神山雅彦さん(63)は「会
-
清水町内の区長17人 特殊詐欺撲滅員に 沼津署が委嘱
沼津署は16日、清水町内の区長17人を特殊詐欺撲滅指導員に委嘱した。吉田光広署長が町役場で、区長会の岩崎正司会長に委嘱状を手渡した。1年間、自治会の会合で防犯講話を行うなど注意喚起する。 同署によると、管内で昨年発生した特殊詐欺は24件だが、今年はすでに20件を認知。昨年、町内で被害はなかったが、今年は1件発生した。吉田署長は「被害のきっかけの多くが自宅の固定電話。5月から70歳以上がいる家庭で、非通知の番号を表示させるNTTの『ナンバーリクエスト機能』が無料化したので、周囲に登録を促してほしい」と呼びかけた。
-
良好な水環境の保全 重要性を確認 三島で名水サミット
昭和と平成の名水百選に選定される全国176市町村が加盟する全国水環境保全市町村連絡協議会の全国大会「名水サミットinみしま・しみず」が18日、三島市の市民文化会館で開かれた。貴重な水環境を次世代に引き継ぐため保全の重要性について考えた。 シンポジウムでは、富士山の湧水の恵みの魅力や保全活動の現状などを紹介し、県内外の約400人が聴講した。「湧水によるまちづくり」と題したパネルディスカッションには、三島、清水、富士宮の2市1町の首長と、清水町出身で三島市在住の絵本作家宮西達也さんが登壇。宮西さんは地元の水環境について「きれいな川で子供がキャーキャー言っているのがすてき」と話し、良好な水環境を
-
東部のラグビー機運向上へ小学生大会 清水町で26日
第1回サントムーン柿田川ミニラグビー大会 韮山反射炉カップin清水町(県ラグビーフットボール協会主催、同町協力)が26日午前9時から、町総合運動公園で開かれる。 東部地域のラグビーへの機運を高めようと企画した。沼津ラグビースクール、裾野ラグビースクール、三島ラグビークラブの3チームによる小学生ラグビー大会のほか、来場者向けの親子ラグビー教室やミニゲームを実施する。親子教室は先着20組で、当日午前8時半から参加を受け付ける。キッチンカーによる飲食の販売もある。問い合わせは同協会<電054(298)6501>へ。
-
図書館の本、清水町民が選書 2300冊からリクエスト
清水町立図書館と周辺の4書店はこのほど、さまざまなジャンルの書籍を展示する「ブックフェア」を同図書館で開いた。町民が本に触れる機会を提供する取り組みで、展示品約2300冊の中から図書館に置いてほしい本のリクエストを受け付けた。 小中学生向けの絵本や図鑑のほか、高校生や大人向けの語学書や写真集などが並んだ。来場者は記入用の紙を手に、興味津々な様子で本を見て回り選書した。 高橋正樹さん(47)=同町=は「図書館などで見る棚はいつも決まっているので、いろいろな本を見ることができて面白かった」と話した。フェアは昨年に続き2回目。
-
柿田川の自然に親しむ 清水町で観察会 親子連れ参加
柿田川の環境保全に取り組む「柿田川みどりのトラスト」はこのほど、清水町の柿田川公園などで自然観察会を開いた。町内外の親子連れら約20人が、同団体のメンバーの案内で柿田川上流部や狩野川との合流地点を巡った。 道中でチョウやバッタ、ヤモリといった動物を発見したり、川の水に触れたりして、清流の豊かな自然に親しんだ。同川の湧水量が1日100万トン以上あるなどと説明を受けた。裾野市の富岡第一小2年の松本紗季さん(7)は「水が冷たくて、きれいだった。楽しかった」と話した。
-
原爆や戦争の恐ろしさ 展示で訴え 清水町で17日まで
清水町は17日まで、原爆や戦争の恐ろしさを伝える戦争展を町福祉センターで開いている。15日は、戦没者追悼と平和祈念の式典を同所で開く。 広島で原爆の被害を受けた市民らが原爆投下直後を描いた絵や、町内の戦没者を紹介するパネル約100点が並ぶ。イラストでは、大やけどを負い皮膚がただれた負傷者の姿や巨大なきのこ雲が描写され、当時の状況がリアルに表現されている。原爆に関する映像資料や、町民から寄せられた当時の水筒やかばんなども紹介している。 町の担当者は「戦時中のことに思いを寄せ、今の平和について考える機会になってほしい」と話した。 15日の式典は午前10時から。一般参列も受け付けている。
-
ボクだけのしおりだよ! 清水町立図書館 ワークショップ
清水町立図書館はこのほど、絵本に関する高度な知識を持つ絵本専門士のむらまつけーじさん(38)=絵本作家、藤枝市出身=を招いた「おえかきワークショップ」を開いた。 3歳~小学生の子どもと保護者ら計37人が、オリジナルのしおりを作った。ウサギや熊、ライオンなどの動物を紙に描き、透明シートにお気に入りの1匹を写して仕上げた。むらまつさんの絵本「いっぱいいっぱいありがとう」の読み聞かせもした。 むらまつさんと同じ絵本専門士の資格を、公共図書館司書として県内で初めて取得したという同図書館司書の秋田桂輔さん(38)とむらまつさんが、お絵かきを通して絵本や児童書に興味を持ってほしいと企画した。
-
南小の北校舎改築 教育委員から要望 清水町総合教育会議
清水町はこのほど、本年度1回目の総合教育会議を開き、関義弘町長が示した施政方針の柱の一つである「子どもたちの学びや活動の場の充実」などを議題に意見を交わした。改築する南小の北校舎に関する要望が出た。 関町長、朝倉和也教育長、教育委員4人が参加。選挙で争われた南小の北校舎改築に関しては方針を変えないとしていて、委員からは「ユニバーサルデザインにしてほしい」「広々とした図書館があるとよい」「ICTに対応したゆとりある教室に」などの意見が出た。南小は現在設計段階で、町は実現可能な意見は取り入れたいとしている。 そのほか、部活動の地域移行や給食費の負担軽減などについても話し合った。
-
園児の笑顔見られたら 沼津商高生、幼稚園の芝刈り 清水町
清水町の沼津商高ボランティア部の生徒が夏休みを活用して、同町の清水南幼稚園で園庭の芝刈りに取り組んでいる。10日、部員4人が園の職員らとともに作業に汗を流した。園庭の芝生は、園児が思い切り走り、転んでもけがをしないようにと、2017年に整備された。日ごろは職員で手入れをしているが、夏は特に草の成長が早く管理が難しいことから、同部の生徒が夏休みの間だけ手伝うことになった。 この日は、部員4人と職員が芝刈り機を使い、1時間ほどかけて約420平方メートルの芝を丁寧に刈った。3年の加藤凪々沙さん(17)は「雨で草がぬれていて草刈り機が進まず、ムラができないようにするのが大変だった」と話し、高橋凛さ
-
ロボット動くかな? 児童プログラミング挑戦 10日まで清水町
清水町教委は8日、小学生対象の「ロボカップジュニア体験教室」を町地域交流センターで始めた。10日まで、町内の3~6年生約20人がロボットのプログラミングに取り組む。 ものづくりに興味を持つきっかけを作りたいと企画した。児童は沼津高専の川上誠教授の指導で、パソコンで車輪付きのロボットに動きを指示するプログラミングに挑戦。まっすぐ進んだり、回転したりと指示通りに動くと、友人らと喜んだ。 南小5年の大石鷹平君は「面白かった。センサーを感知して自在に動くロボットにしたい」と話した。 ロボカップは、自律移動型ロボットによる競技会。人工知能やロボット工学の研究をさまざまな分野の基礎技術に波及させる
-
ワクチン 接種券発送 清水町、23日から
清水町は8日、新型コロナウイルスワクチンの1、2回目の接種を終了した5歳以上の町民を対象に、秋から行う追加接種について、23日から接種券を順次発送すると発表した。 集団接種は9月25日から12月15日までの計31回。町地域交流センターか町保健センターでいずれも午後に行う。個別接種は10月以降に町内の医療機関で実施予定。ファイザー社かモデルナ社のオミクロン株「XBB1」系統のワクチンを使用する。前回接種から3カ月経過後に無料で接種できる。 予約はウェブとコールセンターで受け付けるほか、町保健センターにも特設窓口を設ける。問い合わせは専用ナビダイヤル<電0570(025)671>へ。
-
しゃぎりや迫力の太鼓披露 清水町で湧水まつり
41回清水町湧水まつり(実行委主催、町、町商工会共催)がこのほど、町総合運動公園などで開かれた。多様な催しがステージで繰り広げられ、多くの家族連れらでにぎわった。 町民らが迫力のある太鼓演奏やしゃぎり、ダンスを披露した。しゃぎりでは、笛の音や息の合ったかけ声が響いた。来場した子どもたちが太鼓演奏に参加する姿も。終盤には、同町玉川のサントムーン柿田川の駐車場で手筒花火がフィナーレを彩った。 コロナ禍の影響で4年ぶりの本格開催となった。
-
沼津商高生が税務署業務体験 模擬調査や差押調書作成
沼津商高(清水町)の2年生4人がこのほど、沼津市の沼津税務署で業務を体験した。2日間、模擬税務調査や差押調書の作成に取り組み、山本一朗署長から決裁をもらうなど実践に即した作業をこなした。 1日目は職員から国税庁について説明を受け、仕事内容を動画で確認した後、署内を見学。窓口業務の税務手続きを学び、確定申告書の作成を体験した。2日目は演習を中心に行い、最後に山本署長へ報告した。 国税局への就職を目指しているという石黒瑛さん(16)は「具体的にどんな仕事をしているのか、イメージの解像度が上がった」と振り返った。山本署長は「正義感を持ってできる仕事。興味を持ってくれるとうれしい」と話した。
-
鋳物に挑戦 工程多く驚き 静岡県東部の親子、地元企業の仕事体験
静岡県東部の小学生と保護者が企業・団体の活動現場に出向く夏休み自由研究体験講座が、県東部地域局管内の14市町で行われている。子どもたちが地元企業の仕事内容を知り、夏休みの思い出をつくっている。 4日に開かれた鋳造メーカー木村鋳造所(清水町)の講座。約20人が鋳造の工法の一つ、木型法を用いてキーホルダー作りに励んだ。砂の中にキーホルダーの原形となる空間と金属を流し込む穴を作った。従業員が高熱の金属を流して待つこと数分。砂の中からキーホルダーが現れると笑顔を浮かべた。 長泉小4年の浅山剛丈君は「キーホルダー一つ作るだけなのに苦労が多かった」と工程の多さに驚いた様子。ミニ講義もあり、鋳造技術が
-
自動運転実証実験 国交省に補助申請 三島で2市2町協議会
三島、裾野、長泉、清水の2市2町でつくる富士山南東スマートフロンティア推進協議会は4日、首長会議を三島市で開いた。JR三島駅と下土狩駅を結ぶ自動運転の実証実験実施に向け、国土交通省の補助金事業に申請したと明らかにした。採択されれば12月初旬に行う。 実証実験は小型バス1台を利用し、乗務員が運転席に座り、状況に応じて手動運転に切り替える「レベル2」を採用。全区間自動走行を想定し、途中の停留所は置かない。期間は4日間を想定し、1便あたり10名程度で一般試乗も行う計画。 国交省の事業は「地域公共交通確保維持改善事業費補助金」で、費用は全額国庫負担。企画立案に携わったNTTコミュニケーションズの担当
-
幼児や小中生 ピアノ演奏披露 沼津でコンクール
39回PTCピアノコンクール(実行委主催、丹沢楽器店共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、沼津市の千本プラザで開かれた。 県東部を中心に幼児から中学生まで約50人が出場した。5部門に分かれて、ショパンやブルグミュラーの楽曲を情感豊かに奏でた。 各部門の結果は次の通り。 A部門(幼児) 金賞 金刺明日香(沼津市)銀賞 市瀬瑛茉(長泉町)銅賞 加藤壮真(裾野市)▽B部門(小学1、2年) 金賞 中山心結(富士宮市)銀賞 和藤沙奈(清水町)銅賞 望月陽葵(富士宮市)、吉川侑輝(裾野市)▽C部門(小学3、4年) 金賞 佐野妃崎(富士市)銀賞 池原舞(沼津市)銅賞 本間陽乃(裾野市)▽小学生部門(小学
-
色鮮やか プランクトンの世界 清水町制施行60周年記念 13日まで写真展
清水町在住の海洋生物写真家、峯水亮さんの写真展「フェノメノンプラス プランクトンの世界」(同町、町教委主催)が13日まで、町地域交流センターで開かれている。 町制施行60周年記念。エビの幼生や幼魚などの色鮮やかなプランクトンを撮影した写真パネルや映像約50点が並ぶ。幼魚が寄生虫の付着を防ぐためにクラゲの中に入っている姿や、大きさ3ミリほどの巻き貝の幼生を捉えた作品を紹介。ポリ袋などのプラスチックごみを隠れ家に利用する幼魚を写した写真もある。峯水さんは「作品を通して生物の知恵や技、本質を知り、自然に興味を持ってほしい」と話した。 6日午後1時からは、東京湾を中心に撮影する水中写真家の中村征夫さ
-
全国、東海大会へ 中学生決意 「全力出し切る」 清水南中 陸上部2選手
中学総合体育大会陸上で県大会を勝ち抜き、8日に三重県で開かれる東海大会に出場する清水町立南中の古川真子さん(3年)と伊藤遼さん(2年)が3日、町役場を訪れ、関義弘町長に意気込みを語った。 古川さんは女子1500メートル、伊藤さんは男子2年1500メートルに出場する。県大会では古川さんは4分39秒で6位、伊藤さんは4分14秒で4位で、それぞれ自己ベストを更新した。 古川さんは「中学最後の大会になる。悔いのないレースをしたい」と力強く語り、伊藤さんは「緊張せず、普段通りに全力を出し切りたい」と決意を述べた。 関町長は「東海大会でも自己ベストを目指して頑張ってほしい」と激励した。
-
高校生ら清掃や外来種を駆除 清水町・柿田川公園
柿田川湧水保全の会(石垣雅雄会長)はこのほど、清水町の柿田川公園を清掃した。 柿田川の保全活動に取り組む「柿田川みどりのトラスト」のメンバーのほか、高校生や地域住民など約200人が参加。在来種の生態を脅かす外来種の「ノハカタカラクサ」の駆除やごみ拾いを行った。 清掃は8月の湧水まつりを前に行っている。
-
新校舎 ゲーム感覚で「探索」 沼津商高で中学生体験入学
沼津商高(清水町)の新校舎を建設中の山本・小野特定建設工事共同企業体は3日、同校であった中学生1日体験入学に合わせて、新校舎を再現した仮想空間内を「探索」する体験会を開いた。訪れた中学生らが、ゲーム感覚で新校舎の魅力を知った。 新校舎建設は、現在の校舎の老朽化などを理由に、昨年10月ごろから始まった。鉄骨5階建てで、1階を駐輪場、2~5階に教室などを設ける。中心部分は吹き抜けで、四角いドーナツのような構造が特徴だ。 体験会で、中学生や在校生がコントローラーでモニター内のキャラクターを操作して、新校舎の仮想空間を歩いた。エレベーターが設置されていることに驚いたり、屋上から風景を楽しんだりする姿
-
清水町・柿田川公園 19日に自然観察会 ふじさんネットワーク
富士山の環境保全に取り組む官民組織「ふじさんネットワーク」は19日午前9時半~正午、清水町伏見の柿田川公園で自然観察会を開く。 公園内を流れる柿田川の浅瀬で植物を観察したり、魚を捕まえたりして川の生態を実地で学ぶ。対象は親子、家族で定員は30組程度。参加費は1組300円。希望者は9日までに名前や住所、電話番号を明記して県自然保護課のメールアドレス∧shizenhogo@pref.shizuoka.lg.jp∨宛てに申し込む。 問い合わせは同課<電054(221)3498>へ。
-
暑さ吹き飛ぶ川遊び人気 静岡県内のスポットを訪ねました【しずおかアウトドアファン】
いよいよ夏本番。猛暑が続く中、「涼」を体感できる水辺は連日、多くの人たちでにぎわっている。近年は、身近な場所で自然に親しむことができる川遊びが人気だ。親子連れが気軽に楽しめるように整備された、静岡県内の遊び場を訪ねた。 「冷た~い」。河川敷の池に入った子どもたちの声が響く。安倍川の河口から16キロ上流の左岸。静岡市葵区牛妻で夏場に開かれる「うしづま水辺の楽校[がっこう]」には連日、大勢が詰めかける。安倍川の伏流水をためた池の水温は20度ほどで、この時季の水遊びに最適だ。 水路で魚の姿を追う親子連れ=7月中旬、静岡市葵区のうしづま水辺の楽校 河川敷には、石積み護岸で水をせき止めた池
-
漂流ごみをアートに 清水町で子どもら
静岡県東部を中心にアートワークショップを通じて子ども主体のまちづくりの普及を目指す「ラボキュリオ」(榎本亜子代表)は29日、海岸に流れ着いたごみなどでアート作品を作るイベントを、清水町のサントムーン柿田川で開催した。 榎本さんや京都芸術大名誉教授の水野哲雄さんらが講師を務めた。参加したこどもたちは、施設内の幼魚水族館が用意した珍しい魚の写真を見て想像力をかきたて、ペットボトルのキャップやおもちゃなどの漂流ごみを粘着剤でくっつけて未知の生物のアート作品を作った。榎本さんは「子どもたちに、海の環境や地域の課題をアートの視点で見て、楽しみながら学んでほしい」と話した。
-
バイカモ 古里の清流 涼やかな姿【しずおかに生きる植物 夏⑤】
三島駅の南に広がる楽寿園の森。富士山を誕生させた約1万年前の噴火はこの地まで溶岩を流した。溶岩の上に植物が芽生え、自然の森が誕生した。スダジイ、アラカシ、ヤブツバキ、アオキなど、おなじみの木々がつくる常緑樹の森である。 かつて低地を広く覆っていた常緑樹の森は切り開かれ、人間の生活域となって失われた。この自然の森を見ることは不可能に近い。幸い、楽寿園、三島大社の森などが、その面影を残している。 富士山の湧水は楽寿園内に小浜池を誕生させ、源兵衛川に注ぎ、御殿川、桜川などが街中を流れる。この温暖な地の清流に花咲くバイカモは、氷河期の遺存種と考えられている。 最終の氷河期(1万年前に終了)に寒
-
物価高対策でポイント付与 清水町、1日から
清水町は28日、地域通貨を使った物価高対策「ゆうすいポイントお店再発見キャンペーン」を8月1日から9月30日まで実施すると発表した。取扱店を複数利用するとボーナスポイントがもらえるなどの取り組みを行う。 町によると、ポイントの取扱店は155。期間中に5店舗以上を利用するとボーナスポイントが付く。店舗が多いほどポイント数が増え、30店舗以上で1万3千㌽(1万3千円相当)が付与される。 ポイント利用を促進するため、会計をポイントで支払うと20%を還元するキャンペーンも行う。14日まで、支払いに使った場合にポイントを抽選でプレゼントする取り組みも予定する。 問い合わせは町産業観光課<電055(98
-
災害連携対応など事業計画を決定 駿豆地区商工懇話会
静岡県東部・伊豆の商工会議所と商工会で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商議所会頭)はこのほど、御殿場市内で定例会を開き、相次ぐ自然災害へ連携して対応していくことなどを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。 台風や大雨による被害は地域経済への影響大として、防災・減災について研修を行う。紅野会長は「連携して事業所のサポート、相談体制を充実させたい」と強調した。 定例会では同市の勝又正美市長の講話も行った。 また、任期満了に伴う役員改選もあり、紅野会長と石渡浩二副会長(三島商議所会頭)が再選され、新監事には御殿場市商工会の杉山芳三会長と小山町商工会の小野寛幸会長が選ばれた。 懇話会に
-
芦川君(清水小6)が意気込み ソフトテニス 全国大会 町長を表敬訪問
8月3~6日に神戸市で開かれる「第40回全日本小学生ソフトテニス選手権大会」に出場する清水町立清水小6年の芦川聖太君(韮山ジュニアクラブ)が24日、町役場を訪れ、関義弘町長に意気込みを語った。 真田淳輝君(掛川ジュニアクラブ)とペアを組む芦川君は、5月に静岡市で行われた県予選で準優勝して全国大会の出場を決めた。ダブルスの種目で出場する。芦川君は「去年は県ベスト8だったのでうれしい。さすが県代表と思われるよう、精いっぱい努力していい結果を出したい」と健闘を誓った。 関町長は「体調管理に留意し、勝利に向けて頑張って」と激励した。 (東部総局・菊地真生)
-
黄瀬川護岸工事中光ケーブルを切断 清水町
24日午前11時55分ごろ、清水町長沢の黄瀬川の護岸工事現場で、工事業者がNTTの光ケーブルを誤って切断した。 国土交通省沼津河川国道事務所によると、側溝の据え付け作業中、重機のアームがケーブルを支えるワイヤに接触し、引っ張られる形でケーブルを切断した。同日午後3時20分ごろに復旧し、通信への影響は数戸とみられるという。
-
トラック事故衝撃 清水小児童が見学 安協沼津地区支部が教室
交通安全協会沼津地区支部はこのほど、清水町立清水小で交通安全イベントを開いた。6年生約80人が大型トラックによる事故の衝撃の大きさを学んだ。 同町の優伸運輸が協力した。子どもが道路に飛び出した想定での実験では、大型トラックが急ブレーキをかける様子を示した。停止後に、トラックの荷台のウイングを開けて積み荷が散らばってしまうことを確認した。そのほか死角や内輪差、正しい道路の横断方法などを教わった。 イベントを企画した中部交通共済協同組合沼津事務所の田村守康さんは「飛び出しの危険性を子どもにもドライバーにも分かってほしい」と話した。
-
清水町での悩み 住民がサポート ごみ出しや買い物同行 隣近所で高齢者「ささえ愛」開始
清水町は今月から、困り事を抱えた高齢者に対して地域のサポーターが支援する事業「町生活支援サポーターささえ愛」を始めた。ヘルパーに頼りづらい細かな悩みを解決する。 サポーターは町内の17人。養成講座を受けた後、有償ボランティアとして事前登録した利用会員を支援する。草取りや買い物同行などちょっとした困り事を解決する。15分100円程度の料金は利用者が負担し、町の地域通貨「ゆうすいポイント」がサポーターに支払われる。 19日朝、サポーターの久保田吉子さん(72)は利用者の80代女性宅を訪問した。玄関前に置かれたごみ袋を収集所に持って行ったり、家の窓を開けたりして、移動に時間のかかる女性を手助
-
サッカー全国大会へ抱負 アスルクラロ沼津U15
8月15日から北海道で開かれる日本クラブユースサッカー選手権U-15大会に、沼津市のアスルクラロ沼津U15チームが東海地区代表として出場する。選手22人がこのほど、市役所を訪れ、頼重秀一市長に抱負を語った。 チームは県大会で優勝。東海大会では32チームのうち5位となり、全国への切符を手にした。息の合ったカウンターが持ち味だが、ゴール前での決定力不足が課題で、克服のため選手同士の連係を強化しているという。 主将の塩崎丈さん(15)=清水町立南中3年=は「チームワークを生かして一戦一戦全力でプレーする」と意気込んだ。
-
御殿場西高ホッケー部 全国へ抱負 東海2位 御殿場市長、清水町長訪問
御殿場西高のホッケー部が28日~8月2日に北海道で開催される全国高校総合体育大会(インターハイ)ホッケー競技大会に出場する。選手たちがこのほど、市役所に勝又正美市長を訪ね、意気込みを力強く述べた。 同部のインターハイ出場は5回目。これまでの最高成績はベスト8で、選手たちは「記録更新を目指す」と声をそろえた。今年はマネジャーを含む27人中14人が同市出身で、その他の選手も大半が北駿や県東部の出身という地域に根差したチーム。高校からホッケーを始めた生徒が多く、努力を重ねて県大会優勝、東海大会2位の成績を収めた。 全国大会初戦は強豪校の山梨学院高(山梨県)。伊倉陸夢主将(17)は「自分たちのプレー
-
静岡人インタビュー「この人」 幼稚園で外国籍の子どもたちの通訳をする アガラノ娃肥さん(沼津市)
外国籍の園児が約35%を占める清水町立清水西幼稚園で、昨年からフィリピン語と英語での通訳を担当している。保育の補助も行っている。フィリピン・アンティポロ出身。33歳。 -仕事内容は。 「年少のクラスをメインに外国籍の子どもたちの通訳をしている。保護者とコミュニケーションもとっていて、お便りの翻訳や先生との通訳、保護者用メール登録の仕方の案内も行う。職員や保護者には、来てくれて助かる、と言ってもらえた。子どもたちと関わるのは楽しく、お母さんたちが安心している姿を見るとうれしい」 -仕事の難しさや感じることは。 「保護者の中には、日本の教育を受けさせたいというよりも、預かってもらえればい
-
自転車事故防止へ 高校生に反射材 清水町の企業
高校生の自転車事故防止に役立ててもらおうと、清水町の学生服販売会社「静岡菅公学生服」は10日、沼津市内の12高校でつくる「市高校生自転車マナー向上委員会」に新入生3千人分の反射材ステッカーを贈った。 沼津中央高で開いた贈呈式で、藤本良文社長が同会の責任者を務める加藤学園高の河本秀昭教諭にステッカーを手渡した。同社の寄贈は12回目。藤本社長は「少しでも事故が少なくなれば」と話した。河本教諭はお礼の言葉を述べ、反射材の効果を写真付きで説明した。
-
幼魚の魅力語り合う 鈴木香里武館長ら11人 清水町
清水町のサントムーン柿田川にある「幼魚水族館」は8日、開館1周年を記念した「第1回幼魚サミット」を同町地域交流センターで開いた。鈴木香里武館長ら「幼シャンズ11」と名付けた11人の専門家らと来場者が、幼魚の魅力を語り合った。 サミットは2部構成。1部は鈴木館長と同館広報の石垣幸二さんが、来場者に好きな幼魚を尋ねたアンケートを基にトークした。2人は来場者が挙げたタテジマキンチャクダイが、幼魚の時の渦巻き状のしま模様から、次第に直線的なしまに変化する様子を画像や動画で紹介。鈴木館長は「幼魚から成魚に変わる様子を観察してほしい」と飼育の楽しさを語った。 第2部は遺伝学者で富士・箱根・伊豆国際学会の
-
将来の妊娠意識し健康づくり 看護専門学校生 伊豆の国で講座
静岡県立看護専門学校助産学科(清水町)の学生10人は5日、将来の妊娠を考えながら自身の体と向き合う「プレコンセプションケア」に関する健康講座を、伊豆の国市のボディーメンテナンススタジオ「BODYアーチ」で開いた。 学生は市内外から訪れた男女に、授業で学んだ知識や行動指針を伝えた。上半身の血行が良くなり、下半身の筋力強化につながる「まるっと!体操」と、ストレス軽減や健康、美容などに効果があり、「幸せホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」を分泌させるストレッチを紹介した。参加者は立ち上がったり椅子に座ったりしながら、リズムに合わせて肩甲骨などをゆっくりと伸ばし、体の変化を確かめた。 1年の角替
-
清水町の幼魚水族館1周年 8日午後1時半からトークショー
清水町の幼魚水族館は8日午後1時半から、開館1周年記念イベント「第1回幼魚サミット」を同町堂庭の地域交流センターで開く。タレントで同館館長の鈴木香里武さんらが「小さな生き物の大きな可能性を探る」をテーマに幼魚について語り合う。参加無料。 イベントは2部構成。1部では参加者に好きな幼魚を尋ねた事前アンケートを基に鈴木さんらがトークショーを行う。2部は富士・箱根・伊豆国際学会の五條堀孝会長や海洋生物写真家の峯水亮さんら同館に携わる11人「幼シャンズ11」が、幼魚の魅力を語る。会場で深海魚「アカグツ」の幼魚も展示する。 事前申し込みは不要。問い合わせは同館<電055(928)6429>へ。
-
清水町社協PRキャラ名前募集 カワセミモチーフ 絵本作家の宮西さん担当
清水町社会福祉協議会は14日まで、町社協や福祉に興味を持ってもらうため作成したカワセミのマスコットキャラクターの名前を募集している。 キャラクターは絵本作家の宮西達也さんが担当した。カワセミが生息する柿田川のそばに町社協が位置することからモチーフに選び、「福祉を必要とする人の元にすぐに飛んでいく」という思いを込めた。カワセミは青とオレンジ色の体で、町社協の職員が青色のジャージーを着ていることにもちなんでいる。キャラクターは社協だよりに登場したり、パネルを作成したりしてPRする予定。 応募は誰でも可能で、メールや町福祉センター設置の箱からできる。問い合わせは町社協<電055(981)1673>
-
レク・スポ大会 住民190人が交流 清水町で4年ぶり
清水町はこのほど、地域住民の交流と健康増進を目的にしたレク・スポ大会を町体育館で開いた。4年ぶり。約190人が39チームに分かれ、ファミリーバドミントン、ペタボード、輪投げで汗を流した。 ファミリーバドミントンは、一般の部と子どもや高齢者と一緒に出場するファミリーの部で実施。ペタボードは床の上で行うカーリングのようなスポーツで、参加者は的をめがけてディスクをスティックで押し出した。 ペタボードで最後の決定打を放ち、優勝に貢献した高崎のり子さん(82)=八幡=は「うまくいけばいいと思って投げた。楽しかった」と話した。 それぞれの上位チームは駿東地区レク・スポ大会(11月、裾野市)に出場する。
-
⚾清水西【高校野球チーム紹介2023夏】
昨年秋に比べてチーム打率が向上した。バントなどの小技も充実を図り、大会での勝利を目指す。学年関係なくメンバー間の仲が良くチームの雰囲気も良い。 部長 鈴木 将生 監督 古谷 誠浩 ①佐藤 辰飛(3年、清水八)170、66、右右 ②大石 智哉(3年、清水七)168、74、右左 ③長沢 快(2年、清水五)170、88、右右 ④川口 和真(2年、清水七)158、50、右右 ⑤西谷虎太郎(2年、東海大翔洋)181、89、右右 ⑥平田 渉(3年、清水庵原)163、60、右右 ⑦菅原 健龍(2年、清水小島)165、55、右左 ⑧和田 輝龍(3年、清水庵原)165、50、右右 ⑨古牧 大斗(
-
夏休み親子見学会 8月8日静岡市へ 沼津建設業協
沼津建設業協会は8月8日、夏休み親子現場見学会を開く。午前8時10分に裾野市民文化センターをバスで出発し、静岡市の県地震防災センターと広野海岸公園を訪れる。参加無料。 新型コロナウイルスの影響で開催は4年ぶり。昼食は同協会が用意し、午後4時ごろ文化センターに戻る予定。定員は裾野市と長泉町、清水町の小学生と保護者40人。 問い合わせ、申し込みは同協会<電055(943)6726>へ。今月7日締め切り。
-
「子ども 本と触れ合う場」新設 マルサン書店(沼津)長泉に出張所 新書や児童書600冊
沼津市と清水町に店を構えるマルサン書店(同市高島本町、古沢隆代表取締役)は3日、子どもたちを対象に自由に本が読める出張所を長泉町に新設した。販売や貸与はせず、「子どもたちに身近に本と触れ合う場を提供したかった」(杉山孝常務執行役員)。若年層の本離れが指摘される中、感受性を豊かにするなど本の良さを発信する。 室内は子ども10人が入ればいっぱいになるぐらいの広さ。新書や児童書、辞書、夏休みの課題の本など約600冊が並び、定期的に入れ替える。2階建ての建物の1階部分。今後、2階を改装して勉強スペースにする方向だ。 同町での開設理由は、子どもを持つ世帯が町内に多いことなど。幼少期に本にたくさん触
-
人権擁護委員3人 表彰の喜び語る 清水町役場
清水町の人権擁護委員の3人がこのほど、町役場に関義弘町長を訪ね、国などから表彰を受けた喜びを語った。 岩崎富士雄さん(75)=在籍9年=は法務省人権擁護局長感謝状、半田昭博さん(72)=同8年=は全国人権擁護委員連合会長表彰、岩崎守富さん(68)=同6年=は県人権擁護委員連合会長表彰をそれぞれ受賞した。 町には5人の委員が在籍し、月1度の人権相談を連携して行っている。岩崎富士雄さんは「いい仲間が近くにいた。できる限り務める」、半田さんは「みんなで協力して楽しくやっている」と話した。岩崎守富さんは「微力だが今後もがんばる」と話した。
-
地元産で食育推進を 清水町農業委の有志が町に寄贈 ジャガイモとタマネギ
清水町農業委員会(杉山義則会長)の有志6人はこのほど、それぞれの畑で収穫したジャガイモ190キロとタマネギ100キロを町に贈った。町内の保育所や小学校の給食に使われる予定。 町内農産物の消費拡大や食育を推進するため、10年以上寄贈を続けている。ジャガイモとタマネギは、カレーや肉じゃがなど給食で人気のメニューによく使われるという。 町役場を訪れた杉山会長は「ことしは豊作。いいものができた」と話し、関義弘町長は「地元で栽培、収穫されたジャガイモ、タマネギを食することができるのは(子どもにとって)ありがたいこと」と感謝した。
-
2特別委設置可決 正副委員長も決定 静岡県議会
静岡県議会6月定例会は29日、新たに地域公共交通対策特別委員会と、子どもの孤立対策特別委員会を設置する動議を原案通り可決し、委員や正副委員長を決定した。 委員は各10人。地域公共交通対策特別委の委員長には宮沢正美氏(自民改革会議、三島市)、副委員長に坪内秀樹氏(同、清水町)と阿部卓也氏(ふじのくに県民クラブ、浜松市浜北区)が就く。子どもの孤立対策特別委の委員長は鳥沢由克氏(自民改革会議、裾野市)、副委員長は佐地茂人氏(同、静岡市駿河区)と鈴木啓嗣氏(同、浜松市西区)が務める。
-
ひとり親家庭支援 高校生や役員表彰 静岡県母子寡婦福祉大会
静岡県母子寡婦福祉大会がこのほど、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれ、ひとり親家庭の福祉向上などに貢献した役員と高校生ボランティアに感謝状や表彰状を贈った。 県母子寡婦福祉連合会が主催し、理事や会員ら約60人が出席した。長年役員を務めた中村スミレさん(浜松市北区)と石沢正子さん(清水町)に感謝状を贈呈。同連合会の主催行事や地域活動に積極的に参加した高校生ボランティアの組谷心南さん(湖西高3年)と宮崎ひかるさん(沼津市立高3年)を表彰した。 同連合会の芹沢幸恵理事長は「食料品や電気ガスなどの値上げで大変な生活を強いられていると思う。相談窓口の紹介や食糧支援、旅行などを役員一同で頑張って
-
沼津ヤナセ、市にEV貸与 脱炭素推進へ包括協定
沼津市と沼津ヤナセ(清水町、名取正純社長)は26日、地域の脱炭素推進に向け包括連携協定を結んだ。協定に基づく取り組みとして、同社がメルセデス・ベンツの電気自動車(EV)を市に無償貸与した。 貸与された車は7人乗りのスポーツタイプ多目的車(SUV)「EQB250」で、期間は2年間。市は2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティNUMAZU2050」を推進し、今後公用車として活用する。 同日は市役所で協定調印式と車両の貸与式が開かれた。頼重秀一市長は「ゼロカーボンシティの取り組みを市民に知ってもらうことが必要。EVを発展普及させていきたい」と強調。名取社長
-
住民税均等割のみ 課税世帯に給付金 清水町 1世帯3万円
清水町は26日、家計へのエネルギーや食料品の価格高騰の影響が大きい「住民税均等割のみ課税世帯」に1世帯あたり3万円を支給すると発表した。町独自の取り組み。住民税非課税世帯への給付に合わせた事業で、国の交付金を財源に充てる。 住民税均等割のみ課税世帯は住民税非課税世帯と家計収入の差が小さいにもかかわらず、昨年度以前の給付の対象外だった。昨今の物価高騰の状況から対象を拡大した。 対象世帯には8月中に案内書類を送付する。住民税非課税世帯で昨年度も支給を受けた世帯は、原則手続き不要で8月上旬に支給予定。 問い合わせは町福祉介護課<電055(981)8207>へ。
-
多彩なデザイン 刺し子作品80点 清水町で展示、28日まで
清水町地域交流センターで活動する刺し子教室のメンバーによる「刺し子サークル展」が28日まで、同センターで開かれている。 13人がタペストリーや洋服、のれんなど約80点を出品した。伝統的な模様の「青海波」や「十字つなぎ」だけでなく、独自に考えた縫い方など多様なデザインの作品が並ぶ。 教室は城間早苗さん(83)が講師を務め月2回活動している。城間さんは「手作りの温かさを感じてほしい」と話した。
-
柿田川公園に親しみ込め 芝を植栽 清水町民140人
地域住民に柿田川公園への親しみを深めてもらおうと、清水町はこのほど、芝生の植栽を行った。小学生や中学生ボランティア、町の関係者など約140人がポットの苗を植えた。 植栽は2022年度からの2カ年計画で、昨年度できていなかった芝生広場の北側約500平方メートル分を整備した。参加者はIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)の芝生管理も行うNPO法人「グランドキーパーズ」のメンバーに植え方を教わったあと、2000ポットを植栽した。母親と参加した清水南小1年の岩崎宗哲君(6)は「植えるのが楽しかった。芝生の上で走ってみたい」と話した。 広場北側は9月末まで閉鎖する予定。
-
清水町商工会など事業者支援へ連携 複合的な相談体制に
清水町と町商工会、地元金融機関は、アフターコロナや物価高騰の影響を受ける地元事業者を連携支援する。このほど協定を締結し、情報を共有して切れ目ない支援を目指す。 締結したのは町と商工会のほか、静岡銀行清水町支店、スルガ銀行清水町支店、沼津信用金庫清水町支店・徳倉支店、三島信用金庫清水町支店、日本政策金融公庫沼津支店、県信用保証会沼津支店の計9団体。新規事業や創業支援▽販路開拓▽経営改善▽金融支援などで連携する。 コロナ禍以降、行政と経済団体、金融機関の分野をまたいだ複合的な相談が増加したことを受け、強みを生かした相談体制を組もうと実現した。関義弘町長は「行政だけでは手の届かない小回りのきく支援
-
清水町で「ほたるまつり」 飲食やライブ 観賞会も
清水町の個人商店でつくる「ゆうすい商店会」はこのほど、会員店舗が出店するイベント「第7回ほたるまつり」を同町卸団地の沼津卸商社センター展示場で開き、多くの家族連れでにぎわった。 唐揚げやパンの販売、金魚すくいなど16店舗が出店。ステージライブでは同町の社会人吹奏楽団「ジェイドウィンドオーケストラ」が約20曲を披露した。ホタルの観賞会も行われ、参加者は暗幕を覆って特設されたゲージに放たれた500匹の様子をじっくりと見つめた。清水南小5年の佐藤菜柚さん(10)は「ホタルが光っていてきれいだった」と話した。
-
子ども食堂や多子世帯に給付金 清水町
清水町は23日、物価高対策として多子世帯や子ども食堂への支援を行うと発表した。国の地方創生臨時交付金を財源とし、地域通貨か現金を支給する。 多子世帯として2005年4月2日から23年5月31日生まれの子どもが2人以上いる約1500世帯が対象。町の地域通貨「ゆうすいポイント」を1世帯あたり1万㌽(1万円相当)支給する。申請は不要で、7月下旬に世帯主にポイント入りカードを1枚郵送する。 子ども食堂へは22年4月から23年3月末までに町内で3回以上開催し、本年度で3回以上の活動予定がある団体が対象。町によると2団体が該当する。1団体につき10万円を支給する。申請は8月上旬から9月末まで、町へ必要書
-
将来の夢や目標、児童生徒が主張 清水町で大会
清水町内の児童、生徒が日常生活の中で気づいたことや感じたことを発表する「わたしの主張発表大会」がこのほど、町地域交流センターで開かれた。 六つの小中学校・高校から計8人の代表者が登壇。将来の夢や目標、コロナ禍の生活、これまでの失敗や後悔などそれぞれがテーマを掲げ、身ぶり手ぶりを交えながら思いを伝えた。 8月に開かれる「わたしの主張2023県大会」は中学生が対象で、清水中と南中の代表者4人を出場候補者として推薦する。
-
富士山南東フロンティア推進協 清水町、参加を発表
清水町は21日、周辺2市1町(三島、裾野、長泉)で構成し広域的な行政課題の解決へ連携する「富士山南東スマートフロンティア推進協議会」に参加することを発表した。 少子高齢化や移住促進、公共交通、観光など広域的な行政課題に取り組む。会は県の支援制度を活用し、課題の分析と地域循環共生圏の形成に向けた計画づくりを行う。 2市1町は首都圏から転職せず移住できるエリアとして県の「ふじのくにフロンティア推進エリア」として認定を受けた。町も独自に県の認定を受けていたが、連携することで魅力ある圏域づくりにつなげる。
-
柿田川公園×アニメ「幻日のヨハネ」 駐車場領収書イラストに 清水町がコラボPRへ
清水町は人気アニメとコラボしてPRを図る。隣接する沼津市が舞台の「ラブライブ!サンシャイン‼」のスピンオフ作品「幻日のヨハネ-SUNSHINE in the MIRROR」(7月2日放送開始)のイラストに同町の柿田川公園が使用されていることが分かり、町からの打診でコラボが実現した。ファンである「ラブライバー」の同公園への来訪を促し、町の認知度を高める。21日までの町などへの取材で分かった。 イラストでは、アニメの主人公らが柿田川公園のシンボルである第2展望台から水が湧く様子を眺めている。制作会社のバンダイナムコフィルムワークスの担当者は「(公園が)ファンタジーで、作品と相性が良いと考えた」
-
補正予算案など3議案可決し閉会 清水町議会
清水町議会6月定例会は20日の最終本会議で、2023年度一般会計補正予算案など3議案をいずれも原案通り可決して閉会した。 5月31日の定例会初日に高嶋広幸氏が副町長を退任したが、町は会期中に後任人事案を提出しなかった。
-
「田植え難しい」 清水南小で体験
清水町立南小の5年生約120人がこのほど、学校近くで田植えを体験し、米作りへの関心を高めた。 地元農家の渡辺一男さん(64)が管理する水田約15アールで「あいちのかおり」の植え付けに取り組んだ。渡辺さんやボランティアの地元農家らから、苗4~5本を指の間接2本分の深さで植えることなどを学び、臨んだ。1列に並び、目安のひもに沿って丁寧に植えた。田口光波君(10)は「思ったより難しかった。(米は)お肉と一緒に食べたい」と話した。児童は社会の授業で米作りを学んでいる。秋に稲刈りを行う予定。育てた米は保護者に販売したり、給食で食べたりするという。
-
アクロバット技に歓声 長泉町 元体操選手ら披露
元スポーツ選手らでつくるパフォーマンス団体「サムライ・ロック・オーケストラ」(群馬県)は18日、長泉町のウェルピアながいずみでアクロバットを披露する公演を開いた。町内外から約450人の観客が訪れ、迫力ある技にくぎ付けになった。 元体操選手で同団体代表の池谷直樹さん(49)ら、7人の元選手が登場。華麗なターンやペアバランシング、子どもを飛び越えるトランポリン、バク転やバク宙を披露した。さらにモンスターボックスという17段の巨大跳び箱にも挑戦し、会場を湧かせた。 技を見た宅間勇哉君(9)=清水町=は「本当にすごい。生で見られてよかった」と笑顔を見せた。池谷さんは「たくさんの歓声をくれた。パフォー
-
飲食やステージ ほたる観賞会も 18日、清水町でイベント
清水町の個人商店でつくる「ゆうすい商店会」は18日午前10時から午後4時まで、会員店舗が出店するイベント「第7回ほたるまつり」を同町卸団地の沼津卸商社センター展示場で開く。入場無料。 カレーやクレープ、ハンバーガーなど飲食店が参加するほか、会場の一角に暗闇の空間を作り500匹のホタルを放つ「ほたる観賞会」も開く。地元オーケストラなどによるステージライブも行う。 問い合わせはゆうすい商店会<電055(971)8023>へ。
-
二科会写真部支部が公募展 最高賞に石間さん(浜松) 静岡県立美術館
二科会写真部静岡支部の公募展(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日まで、静岡市駿河区の県立美術館で開かれている。 支部員53人と一般の28人が応募した力作計465点のうち、入選・入賞の81点を展示している。最高賞の大賞・県知事賞に選ばれたのは石間進さん(浜松市)の「義憤の注視」。猿が暗闇からカメラを鋭い視線で見据えた瞬間を力強く切り取った。石間さんは2013年に続き2回目の最高賞受賞。 会場では、昨年都内で行われた全国二科会写真部展に出品された県内入賞・入選作品も展示している。 その他の主な受賞者は次の通り。 静岡支部50周年記念賞 大石薫(静岡市)▽角尾抽臣子賞 尾藤功次(浜松市)▽
-
西小児童「心のSOS 出し方」学ぶ 清水町、教室開催
若年層の自殺者が増加する中、清水町は13日、「SOSの出し方教室」を西小で開いた。6年生約75人が困ったときの声の挙げ方やストレスへの対処法を学んだ。 保健師の町職員遠藤晃美さんが講師を務め、「もやもやした気持ちでいっぱいになる前のガス抜きが必要」と伝えた。「失敗は成功のもと」「次はがんばるぞ」など気持ちを切り替える言葉を使うことを勧め、悩みを信頼できる大人に話すことを提案した。 友達から相談を受けた場合のやりとりの練習も行い、聞き役は相づちをうって真剣に聞いた。後藤つばささん(11)は「もやもやすることがあったら友達や家族、先生に相談したい」と話した。 町は5月から、町内の小中学校で同様の
-
日大三島、知徳高生 認知症学ぶ 店内対応を模擬体験 団体の啓発動画協力へ
日大三島高と知徳高のインターアクトクラブの生徒がこのほど、「認知症の人と家族の会駿東田方地区会」を講師に迎えたセミナーを日本大学三島校舎で受講した。同地区会が世界アルツハイマー月間の9月に向けて制作する動画に協力するため、認知症について理解を深めた。 両校の生徒は昨年から、同地区会の啓発活動に参加している。この日は約30人が受講し、同地区会前代表の熊井亮子さんから、認知症の人の見守り方や接し方を学んだ。 熊井さんは「歩いているお年寄りがいたら気にとめてほしい。それが認知症支援の第一歩になる」と伝えた。グループワークでは認知症とみられる高齢者への声掛け方法について意見を交わし、生徒たちは
-
静岡県の有権者数302万1155人 3月から3565人減 6月1日時点
静岡県選挙管理委員会が6月公表した選挙人名簿登録者数(基準日1日)は302万1155人(男148万4889人、女153万6266人)で、3月1日の前回定時登録と比べて3565人減少した。 増加したのは4市区町で、浜松市浜北区109人、磐田市44人、清水町30人、浜松市北区13人だった。 減少数が多かった市区部は静岡市清水区545人、静岡市葵区277人、沼津市195人、浜松市中区と同西区の各164人など。町部は長泉町61人、西伊豆町57人など。
-
卒業後進路や寮生活を説明 清水町で私立中高相談会
全国の私立中高一貫校の合同進学相談会「学校を知ろう。」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、清水町の沼津卸商社センター展示場で開かれた。 相談会は沼津市の学習塾「学優舎」が中心となって開催し、今年で31年目。北海道から鹿児島県までの22校が集まり、それぞれブースを設置した。 参加した児童生徒や保護者は興味のある学校を選択し、入試に向けた勉強方法や卒業後の進路、寮生活の内容などについて個別で説明を受けた。
-
「商工会の日」で清掃活動 清水町
6月10日の「商工会の日」を前に、清水町商工会青年部と女性部は9日、町内で清掃活動をした。 青年部12人は同商工会館から柿田橋までの歩道を約1時間かけて往復し、たばこの吸い殻やプラスチックごみなどを拾い集めた。 女性部は清水小のトイレを掃除した。部員ら14人が参加。便器をたわしで磨いたりデッキブラシで床の汚れを落としたりした。
-
沼津商高生の就職後押し 清水町の優良企業紹介
清水町は9日、就職を希望する沼津商高3年生約70人と保護者に向け、地元企業を紹介した。町職員が昨年末に作成したUIJターン応援サイト「清水町企業図鑑」を基に採用情報を伝えた。 応援サイトは町職員が、運送やサービス業などの町内企業で働く若手に取材して作った。やりがいや1日の過ごし方など生の声をまとめた。現在、10社の情報を確認できる。 9日に学校が開いた進路説明会の冒頭で、職員がサイトの各社の概要や採用枠などを紹介した。町の担当者は「町の優良企業を知ってもらうきっかけになれば」と話した。
-
お風呂上がりは「ところてん」 10日、沼津の温泉施設で試食会
静岡県東部・伊豆地区のところてん製造販売業者や愛好家でつくる「伊豆ところてん倶楽部」がPR活動に力を入れている。10日に沼津市の温泉施設で行う試食会では、試作した風呂上がり専用のたれとともに振る舞う。 日本一良質とされる伊豆のテングサを原料にしたところてんの認知度を高めようと2008年ごろに設立した。18年に6月10日を「ところてんの日」と定め、「わんこところてん大会」やオンライン製造体験会といったイベントを毎年開催している。 風呂上がり専用のたれは、倶楽部の栗原康浩代表が社長を務める栗原商店(清水町)が開発した。沼津市戸田地区のタチバナのピューレを、麺つゆに混ぜた。ところてんには水分
-
上下水道の料金改定 検討 市事業経営審9月に答申 沼津市
沼津市水道事業及び下水道事業経営審議会(松井泰樹会長)は8日、2023年度初の会合を市役所水道部庁舎で開いた。人口減や電気代の高騰で、水道事業は23年度から、下水道事業は24年度から赤字が見込まれるため、9月中をめどに料金値上げを含めて事業計画を審議し、頼重秀一市長に答申する。 頼重市長が8日、今後の事業計画と適切な料金について審議会に諮問した。市当局は経営見通しを説明し、このままの料金体系で試算すると、30年度にはそれぞれ水道事業で7億4千万円、下水道事業は3億100万円の赤字が見込まれるとした。貯金に当たる内部留保資金も減り、水道事業で29年度、下水道事業で25年度に枯渇する見通しも示
-
清水町 物価高騰で中小企業に5万円 申請30日まで
清水町は長引く物価高騰の影響を受けた中小企業に給付金5万円を支給する。30日まで申請を受け付ける。1月に続く支援策の第2弾。町内に本社または事業所があり、今後も事業継続の意思がある中小企業などが対象。業種は問わない。今回は町外に住民登録のある個人事業主も受け付け、対象を広げた。 2022年の各月のいずれかで、1カ月の光熱費や燃料費が前年同月比で10%以上増えていたり、原価率が3ポイント以上増加していたりする場合が該当する。前回の給付金を受けた人も申請できる。問い合わせは町商工会<電055(975)6987>へ。
-
清水町立南幼稚園はバスでの避難を確認 土砂災害防止月間
清水町はこのほど、土砂災害防止月間(6月)に合わせ県が指定する土砂災害警戒区域内にある町立南幼稚園で防災訓練を行った。参加者は避難指示を受けてバスで避難する流れを確認した。 大雨洪水警報と土砂災害警報が発令されたとの想定。年中、年長児と教諭、消防団員、町職員ら71人が参加した。町と災害協定を結ぶドリーム観光バス(同町)がバスの運行に当たった。 訓練は2日に実施。強い雨が降り緊張感が漂う中、雨がっぱを着た園児は慎重にバスに乗り込んだ。バスは避難先の町防災センターまで園児を運んだ。 訓練後、町職員が災害時に身を守る「おさない」「かけださない」「しゃべらない」「もどらない」「ちかづかない」の頭をと
-
消防団など団体 処遇の改善検討 清水町長答弁
清水町の関義弘町長は6日の町議会6月定例会一般質問で、消防団や交通指導員ら各種団体への処遇改善として報酬の見直しなどを検討すると明らかにした。松浦俊介氏(湧創フォーラム)に答えた。 町によると、消防団員(114人・欠員1)と交通指導員(24人・欠員16)はいずれも定数を下回っている。負担感などが要因とされ、人材確保が慢性的になりつつある。 今後、報酬の見直しや町の地域通貨「ゆうすいポイント」の家族への配布なども含め、検討する。欠員が生じている民生児童委員(62人・欠員4)の処遇も改善する方向で、報酬の支給がないため別の形で対応する。 関町長は「担い手不足の解消はまちづくりの重要な課題の一つ。
-
16歳キャバクラで働かせ罰金50万円 沼津簡裁
沼津区検は5日までに、16歳の少女を三島市のキャバクラで働かせたとして、風営法違反の罪で店の男性経営者(30)=沼津市=と男性店長(27)=三島市=を略式起訴した。沼津簡裁は2日付でそれぞれ罰金50万円の略式命令を出した。 略式命令などによると、2人は2月17日から4月27日までの間に、共謀して16歳の少女4人をホステスとして雇い、不特定の客に酒の提供などの接待をさせたとされる。 2人とともに逮捕、送検された男性会社員(21)=清水町=は不起訴処分とした。地検沼津支部は理由を明らかにしていない。
-
静岡県内の待機児童5人 受け皿確保、減少続く 4月1日時点
静岡県は2日、静岡県内の保育所や認定こども園の待機児童が4月1日時点で前年より18人少ない5人だったと発表した。県内35市町のうち34市町で「待機児童ゼロ」を達成した。国の子ども・子育て支援新制度が始まった2015年度は780人に上ったが、施設整備で受け皿が拡大したことなどから減少が続いている。 5人の待機児童はいずれも函南町で確認された。年齢別にみると1歳が4人、2歳が1人。県によると、低年齢児の預け入れが増え、申し込みに対し保育士が不足したという。前年の16人からは11人減った。伊東市、三島市、森町、清水町は待機児童を解消した。 本年度の申し込み児童数は211人増の6万9108人。女
-
「柿田川語る会」設置 清水町 関町長が施政方針
清水町の関義弘町長は31日開会した町議会6月定例会で、2期目を迎えて初の施政方針演説を行った。柿田川公園に関して活動する団体が活用法を議論する「(仮称)柿田川を語る会」を新たに設置する考えを示した。 現在、柿田川公園は保全にかじを切っていて、観光地としては活用しきれていないという。後世に引き継ぐための活動を考える。秋以降に始動する予定。複数の団体が柿田川の保全と活用の仕方を話し合い、町の方針に反映させる。 また、関町長は「子育て世代と若者の支援」「笑街健幸都市の創生」などを2期目の重要施策と強調。高齢者の運動施設の利用料無償化や雨水貯留施設の整備、柿田川公園周辺へのバスターミナル導入の検討な
-
議会開会5件上程 清水町議会6月定例会
清水町議会6月定例会は31日開会し、会期を6月20日までの21日間と決めた後、7億4614万円を追加する本年度一般会計補正予算案など5議案を上程した。このうち、3議案を可決した。一般質問は6日に行う。 31日付で副町長を退任する高嶋広幸氏は「副町長としての3年余は新型コロナウイルスとともに歩んできた。議員の皆さまのご理解、ご協力があってこれまで勤められた」と議場であいさつした。
-
会員数15社増加 清水町商工会が総会
清水町商工会はこのほど、本年度の総会を町内で開いた。コロナ禍や創業支援策がきっかけで会員事業所は15社増え、674社になったことが報告された。新規会員のうちサービス業が最多という。 総会には会員ら86人が参加。町産業支援連絡会議の開催や「柿田川こだわりの逸品推奨品」紹介冊子の改訂などの事業計画を承認した。 仲田敏道会長は「きめ細やかな支援を行っていく」とあいさつした。
-
清水中体育館にWi-Fi整備 災害時の避難者向け
清水町はこのほど、災害時に避難所となる町立清水中体育館で、避難所開設時にWi-Fi(ワイファイ)が使えるよう整備をした。避難者は契約しているキャリアのモバイルデータを気にせずネット接続可能。他の町内4小中学校の体育館でも使用できる。 避難所の環境を改善し、避難者の情報収集を助けることが目的。町では2021年、避難所となる体育館で、テレビが見られるアンテナを設置した。Wi-Fiは同年、GIGAスクール構想時に導入したものを使用する。避難所開設時には町の職員が操作してWi-Fiを開放する。 今月下旬には、パスワードなしで使用できるよう切り替えができる装置「Wi-Fiモードセレクター」の設定作
-
高嶋清水副町長退任へ
清水町の高嶋広幸副町長(63)が30日までに、今月いっぱいで退任する意向を固めた。任期は12月末までだが、高嶋氏は取材に「一身上の都合」とした。 同町の副町長は現在、高嶋氏のみ。関係者によると、関義弘町長は4月の町長選で再選を果たして以降、2期目は新たな体制で町政に臨む考えを周囲に示唆していたという。高嶋氏の後任は未定。 高嶋氏は1982年に町役場に入り、都市計画課長や企画財政課長を歴任。2020年1月から現職。 同町では31日に町議会6月定例会が開会する。会期は6月20日までの21日間。
-
タマネギ最盛期に援農ボランティア JAふじ伊豆なんすん地区本部
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は本年度、タマネギの生産現場で援農ボランティアを導入した。30~80代の男女26人が6月中旬ごろまで、近隣3市町の畑で最盛期を迎えた収穫作業を手伝う。 清水町の木下親一さん(73)の畑ではこのほど、援農ボランティア2人がタマネギを引き抜き、乾燥させる作業に従事した。雨上がりのため、普段より多く実についた土を丁寧に払い落とし、畑に並べて天日干しした。 長泉町の浜坂彰子さん(48)は「ボランティア募集の案内を見て面白そうだと思い、参加した。実際に体験してみたら楽しかった」と話した。木下さんは「最盛期は人手が足りなかったので、ボランティアが来てくれてとても
-
清水町・湧水まつり、実行委が内容承認 4年ぶり開催
清水町湧水まつり実行委員会はこのほど開いた総会で、4年ぶりに開催する同まつりの内容を承認した。8月5日に同町伏見の町総合運動公園で実施する。町内の関係者約40人が参加した。 町民がダンスなどを披露する「町民ステージ」や、ものまねタレントのりんごちゃんによるステージ、幼魚水族館の協力によるトークショーを実施するとした。目玉の手筒花火は同町玉川のサントムーン柿田川の駐車場で行う。 湧水にちなみ、会場にはミストを発する恐竜型のバルーンを初めて設置。熱中症対策とする。
-
体験通して健康意識向上 6月3日 清水町でイベント
清水町は6月3日午後1~4時、体験を通して健康への意識を高める「健康まつり」を町地域交流センターで開く。 歯の健康まつり、健康チェック事業、食育フェスタの合同イベントとして企画した。駿東歯科医師会清水町支部によるミニセミナーや幼稚園、保育園児や小中学生による啓発ポスターの展示などを実施。脳年齢測定や食育を楽しく学べるゲームなどの体験コーナーを設ける。歯を長く保つための取り組み「噛むカムケア8020コンクール」の表彰式も開く。 参加無料。来場者には地域通貨のゆうすいポイントを配布する。問い合わせは町健幸づくり課<電055(981)8206>へ。
-
「世界目指したい」ジュニア武術太極拳3位 加藤さん(清水中1)喜び報告
4月中旬に大阪府で行われたJOC(ジュニアオリンピックカップ)武術太極拳大会で、初級長器械で第3位を収めた清水中1年の加藤美海さん(12)が23日、町役場を訪ねて関義弘町長に結果を報告し、喜びを語った。 加藤さんは小学1年生の時に母親のすすめで競技を始め、週に3日練習するだけでなく毎朝、演武に使う武器を使ってのトレーニングも欠かさないという。初級長器械では棍(こん)という棒のような武器を使った演技を披露した。加藤さんは「動物の型などがありやればやるほどおもしろい」と魅力を語り、結果について「とてもうれしいが、満足せずアジアや世界を目指してがんばりたい」と話した。 関町長は「町の代表をして
-
沼津のごみ処理施設計画差し止め訴訟 市「請求却下を」 地裁初弁論
沼津市のごみの新中間処理施設整備計画を巡る事業費は覚書に反する違法な公金支出だとして、市民59人が市を相手に2022年度の事業費1億300万円の支出差し止めを求めた訴訟の第1回口頭弁論が25日、静岡地裁(菊池絵理裁判長)であった。市側は、事業費は執行済みで訴訟要件を欠いているとして、請求の却下を求める答弁書を提出した。 原告側は終了後の説明会で、市側の主張を受けて訴えを変更し、頼重秀一市長に損害賠償を請求するよう求めていく考えを示した。 訴状などによると、沼津市は1976年から同市上香貫のごみ焼却施設を稼働している。施設建設に際して当時の市長は74年、隣接する清水町外原地域の区長らとの間
-
31日から定例会 初日に施政方針 清水町議会
清水町議会は25日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を5月31日~6月20日の21日間と決めた。初日は関義弘町長が施政方針を示す。 7億4614万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など4議案を審議する。一般質問は6日に6人が行う。
-
清水町議会の会派構成決まる
清水町議会の新たな会派構成が25日までに決まった。最大会派は湧創フォーラムで改選前から1増の4人。1減の新生会、現職と元職で新たに結成した絆の会がそれぞれ3人、日本共産党議員団が2人で構成する。新人2人はそれぞれ一人会派となった。 会派構成は次の通り(先頭が代表者)。 湧創フォーラム 松浦俊介、佐野俊光、野田敏彦、向笠達也▽新生会 大浜博史、飯田安雄、田代稔▽絆の会 桐原直紀、花堂晴美、松下尚美▽日本共産党議員団 吉川清里、森野夏歩▽立志の会 海野豊彦▽太陽の会 寺島俊郎
-
看護師の道へ戴帽式で決意 清水町の専門学校
静岡県立看護専門学校(清水町長沢)は24日、看護師の象徴のナースキャップを学生に授ける戴帽式を開いた。本格的な病院実習を控える看護1学科の2年生40人が、看護師になる決意を新たにした。 厳粛な雰囲気の中、長谷川明子学科長らが学生にナースキャップをかぶせた。学生はナイチンゲール像から火を取ったキャンドルを手に整列。声を合わせて「患者さんに真摯(しんし)に向き合い、誇りと責任を持った看護師になる」と誓った。 鈴木隆一校長や上級生から激励を受けた。
-
J3沼津全選手にオーバーオール寄贈 清水町の山本被服
清水町の山本被服は24日、サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手全員に特注のオーバーオールやシャツジャケット型のアウター「カバーオール」、Tシャツを寄贈した。 山本陵取締役(41)が沼津市内の練習場を訪れ、選手らに手渡した。試合や遠征などの移動中に着用する。山本取締役は同社が日本初のオーバーオールを製作した歴史に言及し、「身に着けて、気持ちを上げて試合に臨んでほしい」と話した。 28日のホーム戦会場では、人数を限定し、チームとコラボしたTシャツ、バッグのプレゼントやデニム生地のコースターを作るワークショップを予定している。
-
静岡県人口356万460人 5月1日現在 11カ月連続減、社会動態は増
静岡県がこのほど公表した5月1日現在の推計人口は356万460人で前月と比べ792人減少した。推計人口の減少は11カ月連続。社会動態は3カ月ぶりに転入者が転出者を上回る社会増となった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数から引いた社会動態は1203人増(転入1万7151人、転出1万5948人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は1995人減(出生1510人、死亡3505人)だった。 市町別で人口が増加したのは9市町で、長泉町は95人増、袋井市90人増、掛川市89人増だった。199人減の磐田市をはじめ、焼津市156人減、島田市127人減など24市町で減少した。
-
65歳以上の運動施設無料化 秋以降導入 清水町
清水町は24日までに、町内在住の高齢者(65歳以上)を対象に、町営スポーツ施設の利用料を無料にする方針を固めた。今秋以降に導入する予定。個人や団体を問わず、シニア層の健康寿命と運動促進を図る。町への取材で分かった。 町は笑顔があふれ健康に暮らせる「笑街健幸(しょうがいけんこう)」のまちづくりを掲げていて、その取り組みの一環。関義弘町長が4月の町長選でも公約に掲げていた。対象は約8千人が見込まれる。 温水プールや総合運動公園などが該当する。対象者に「笑街健幸パスポート」(仮称)を発行して年齢確認を行う。利用料収入は町が補塡(ほてん)する方針。 町は笑街健幸のまちづくりとして2022年度、
-
サツキ愛好家が14席出品、清水町で展示会 5月28日まで
静岡県東部のサツキ愛好家でつくる「駿豆サツキ愛好会」による展示会(杉崎正会長)が24日、清水町堂庭の町地域交流センターで始まった。28日まで。 コロナ禍の影響で4年ぶり。会員6人が14席を出品した。県内で発見された「不二錦」や花弁の内側が赤い「日の丸」など多様な品種や、根が独特な造形をした「根上がり」の盆栽など、各会員が10年以上かけて丹精込めて育てた作品が並んでいる。 杉崎会長は「今年は咲くのが早く、早咲きから遅咲きの品種まで一度に見られる。今週いっぱいまでの来場がおすすめ」と話した。
-
人づくり推進員 静岡県が6人に委嘱
静岡県はこのほど、地域で子育てや家庭教育について助言する「人づくり推進員」を、新たに6人に委嘱した。県庁で川勝平太知事が委嘱状を手渡した。 市町から推薦を受けた小中学校の元教員や、自然体験活動を行うNPO法人の代表に委嘱した。委嘱状を受け取った推進員は「個性豊かに育つ子どもを見守りたい」「地元の素晴らしさを伝えたい」などと1人ずつ抱負を述べた。推進員は計95人になった。 16年以上にわたり推進員を務めたとして、戸崎雅章さん(静岡市)、増田和男さん(藤枝市)、松浦正美さん(清水町)の3人に知事感謝状が贈呈された。
-
静岡県民の歯科受診半数以下 糖尿病患者、低い傾向 静岡県と社会健康医学大学院大が分析、施策に反映
静岡県と静岡社会健康医学大学院大(静岡市葵区)は国民健康保険の特定健診や医療、介護の情報を保管する「国保データベース」を活用し、歯科口腔(こうくう)の健康課題に関する分析結果をまとめた。1年間に歯科を受診した県民は半数以下にとどまり、糖尿病患者の受診割合はそうでない人に比べて低いことが判明。年代別や地域別のデータを県や市町の施策に生かし、受診率の向上を促す。 匿名化された静岡県内の被保険者約200万人のビッグデータから重複事例などを整理し、2015~19年度の5年分を解析した。 19年度に1回以上歯科を受診した人の割合は46・0%で、15年度の42・3%から年々増加した。19年度の受診
-
歌人「明石海人」知って 一生を漫画に 母校・沼津商高同窓会が冊子作成
若い世代に沼津市出身の歌人明石海人(1901~39年)を知ってもらおうと、母校の沼津商業高の同窓会「明石海人の会」がこのほど、明石の一生を紹介する漫画が入った冊子を作成した。このほど関係者らが同校を訪れて完成を報告し、800冊を寄贈した。 会は約3年前から、明石海人研究家の岡野久代さんと冊子の作成に着手。高校生などにハンセン病に向き合った明石の生涯や歌人になった経緯をわかりやすく伝えるために漫画家ひらのとーるさん(38)に協力を依頼し、完成した。 冊子には明石の歌集「白描」の説明や一生を描いた漫画、ハンセン病の歴史的背景を掲載。寄贈した冊子は、岡野さんが毎年1年生に行う講義で使用する。
-
東部の子どもたちに晴れ舞台を 三島西RC50周年記念事業 和太鼓やミュージカル
三島西ロータリークラブの創立50周年記念事業「青少年のためのONステージ」がこのほど、三島市の市民文化会館で開かれた。県東部の子どもたちが舞台に立ち、練習の成果を披露した。 飛龍高和太鼓部の迫力ある演奏で幕開けし、三島北高箏曲部なども登場。清水町を拠点とする子どもミュージカル「キッズラボ」も楽しいステージを繰り広げた。 同クラブが「子供たちの未来のために―今までもこれからも」と題し、子どもの活躍の場を用意した。大人が子どものために何ができるか考える機会にしようと、花まる学習会の高浜正伸代表の講演も行った。
-
清水町議会 議長に佐野俊光氏選出 副議長は大浜博史氏
清水町議会は16日の臨時会で正副議長選を行い、議長に佐野俊光氏(72)=無所属=、副議長に大浜博史氏(56)=同=を選出した。 佐野俊光氏(さの・としみつ)学校法人理事。5期。伏見 大浜博史氏(おおはま・ひろし)[元]建設会社社員。3期。中徳倉
-
低所得子育て世帯 給付事業可決、承認 清水町議会臨時会
清水町議会は16日、臨時会を開き、正副議長と各委員会の構成を決めた。町税条例の一部改正に関する専決処分や2023年度一般会計補正予算など6議案を原案通り可決、承認した。 補正予算は物価高騰を受け低所得の子育て世帯に児童1人あたり5万円を給付する生活支援特別給付事業として1604万円を追加。対象は165世帯を見込み、31日に支給する。 各委員会の正副委員長は次の通り(正、副の順)。 議会運営、松浦俊介、桐原直紀▽総務建設、桐原直紀、花堂晴美▽民生文教、飯田安雄、松下尚美▽広報広聴、松下尚美、野田敏彦
-
ゆうすいくん 10歳おめでとう 清水町キャラクター 三島で誕生日会
清水町のイメージキャラクター「ゆうすいくん」が今月11日に誕生から10年となり、15日に「お誕生会」が三島市内で開かれた。デザインした絵本作家の宮西達也さん=同町出身=と関義弘町長、町職員が参加し、歌を歌ったり、誕生日ケーキのろうそくを吹き消したりして“10歳”を祝った。 ゆうすいくんは町制50周年を記念して誕生した。町のふるさと大使の宮西さんは「清水町や柿田川を連想できるようデザインした。10年間も皆さんに愛してもらえると思わなかった」と喜ぶ。柿田川や富士山をイメージしていて、愛と平和と笑顔のために戦うヒーローという。 町内循環バスのラッピングやグッズ、宮西さんの絵本「ドロドロドロンキーと
-
コケをデザイン良く配置 清水町でみどりまつり
柿田川みどりまつり(実行委主催)が13日、清水町総合運動公園で開かれた。花の苗、草木の販売や植物に関するワークショップなどが行われた。雨の中、多くの町民らが買い物や新緑を楽しんだ。 花と緑に触れて町民同士の交流を図ることを目的に4年ぶりに開催した。カーネーションやマリーゴールドなどの苗を地元の園芸店が販売。パンや野菜も販売された。 「苔(コケ)テラリウム」制作のワークショップには約20人が参加し、コケ農家の三浦隆平さん(42)=牧之原市=の手ほどきを受けた。ガラスの容器に砂と石を詰めた後、ピンセットを使って3種類のコケを思い思いの場所に植えた。 長泉町立南小4年の三ツ石帆那さん(9)は「どこ
-
鈴木香里武氏 静岡で講演 駿河湾の魅力語る
官民で海洋環境保全に取り組む団体「美しく豊かな静岡の海を未来につなぐ会」は10日、清水町の商業施設サントムーン柿田川に昨年開館した「幼魚水族館」の館長でタレントの鈴木香里武さん(31)による講演会を静岡市葵区で開いた。豊富な魚種が存在する駿河湾の魅力などを語った。 同会の2023年度総会と併せて開催し、会員や一般応募者計約150人が参加した。東京都出身で幼少期から魚に親しんできた鈴木さんは、駿河湾など県内の海に「底知れぬ可能性を秘めた場所」と魅せられたことがきっかけで、同水族館を開設した経緯を説明。駿河湾で深海魚ヨコヅナイワシを捕獲したエピソードや、ミナミハコフグなどの幼魚の生態を画像や動
-
弁当の宅配業者と高齢者見守り協定 長泉町
長泉町と弁当配達業「宅配クック123沼津三島店」(清水町)は8日、高齢者見守りネットワーク事業の協定を締結した。 同店は各家庭へ弁当の配達のため、従業員が町内を回っている。昨年は町内で約230人が利用した。今後は業務中に高齢者宅を回った際、郵便物がたまっていたり、夜に家の明かりが付いていなかったりなどの異変を感じた場合、町に報告して情報共有する。 町役場で開いた締結式で、西村嘉洋店長(59)は「締結でスタッフの意識が上がるはず」と話し、池田修町長は「一人一人に合った見守りができるので心強い」と感謝した。
-
食品受け入れ 企業が協力 スムーズな配給へ、仕組みを整備 御殿場・小山フードバンク協議会
御殿場・小山フードバンク協議会は、地域貢献やフードドライブに理解が深い物流会社、地元企業などの協力を得て、規模の大きい寄贈食品の運搬や保管、必要とする個人や団体への配給をスムーズに行う仕組みの整備に取り組んでいる。9日に第1回として首都圏からの寄贈食品の受け入れを御殿場市内で行い、一連の流れや連携を確認した。 今回は運送業の優伸運輸(清水町)とコピー機のリユース・リサイクルや環境関連事業を手がけるリコー環境事業開発センター(同市)が協力した。首都圏でフードロス対策として寄付された約570人分の飲料水や缶詰、インスタント食品、菓子などを優伸運輸が運び、同センターが建物内に保管場所を提供した。
-
こんにゃく米に生タイプ 清水町の栗原商店 健康志向高まり受け
ところてん製造販売の栗原商店(清水町、栗原康浩社長)が経営する「ところてんの伊豆河童」がこのほど、人気商品のこんにゃく米「ゼンライス」の生タイプを発売した。糖質やカロリーを抑えられると売れ行きが好調だ。 健康志向の高まりを受けて2008年に乾燥タイプのゼンライスの販売を開始した。生タイプも仕入れていたが生産コストを削減するため、自社での開発に挑戦。約4カ月かけて完成させた。群馬県産のこんにゃくを使用し、柿田川から取水した水で製造した。もちもちした食感で、こんにゃくのにおいも抑えた食べやすい仕上がりになっている。楕円(だえん)型にすることで見た目も米粒に似せた。栗原社長は「我慢せずお米を食べて
-
裾野で高校生ら182人 柿田川水源保全へ 富士山に苗木植樹
静岡県東部の自然保護団体でつくる「柿田川・東富士の地下水を守る連絡会」(漆畑信昭代表幹事)がこのほど、裾野市須山の浅木塚国有林にヒメシャラなど苗木300本を植えた。同会はこの活動が認められ、優れた水環境保全活動を顕彰する昨年度の日本水大賞農林水産大臣賞を受けた。 会員のほか、沼津商高と沼津工高の両校生徒、近隣市町の住民ら182人が富士山の麓に集まった。漆畑代表幹事は「(木が成長して)100年後には富士山の森が豊かになればいい」と話した。 活動は柿田川の水源保全を目的に、1997年から行っている。富士山に自生する種類の苗木を植樹し、昨年度までに約2万4000本を植えたという。
-
栽培から調理も 親子で菜園体験 清水町で食育事業
清水町は6日、野菜の栽培から食べるまでの過程を親子で体験する本年度の食育農園事業「まほろばポタジェ」をスタートした。町内在住の未就学児の親子8組が来年2月末まで、同町堂庭の複合施設「まほろば館」裏の畑で栽培に挑戦する。 食育推進を目的に昨年度始まった事業でポタジェはフランス語で「家庭菜園」の意味。初回は畑の区画を抽選で決め、講師を務める町内の農家武藤正一さん(75)に相談しながら、育てたい野菜の計画書を親子で作成した=写真=。武藤さんは「参加者の多くは初心者なので一から指導する。小さい区画だが昨年はトマトやナス、ピーマンなどいろいろ採れた」と説明した。 今後は各自で種まきや草取りなどに取り組
-
沼津、三島市 清水町で停電
2日午前4時20分ごろ、沼津市、清水町の一部約3万4820戸で停電があり、約25分後に全戸で復旧した。三島市の一部でも約100戸で停電し約1時間5分後に復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社が原因を調べている。
-
清水町温水プールがキャッシュレス決済
清水町はこのほど、町温水プールの入場券の支払いにキャッシュレス決済を導入した。町の施設でのキャッシュレス決済対応は初めて。 職員との接触機会を減らした感染症対策や利便性向上が目的。先駆けとして個人利用の多い温水プールで採用した。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などが利用可能。 プールの担当者によると、これまで1日に1回程度の利用があるという。
-
こいのぼり スイスイ 清水町 200匹
清水町徳倉の狩野川ふれあい広場で5日まで、こいのぼりが掲げられている。端午の節句に合わせた町とNPO法人町スポーツ協会の恒例行事。約200匹が悠々と空を泳ぐ。 1997年からの取り組み。こいのぼりは町民から寄せられ、担当者が毎朝、50本の柱に1匹ずつ取り付けている。沼津市から家族で訪れた会社員高橋正太さん(41)は娘の希実ちゃん(1)を抱きながら「見応えがある。はじめて大きなこいのぼりを見せられてよかった」と笑った。 協会の担当者は「自由に芝生の上で遊びながら見てほしい」と話した。
-
町制60周年 花オブジェでお祝い 清水町花の会が2点制作
清水町の有志でつくる「町花の会」はこのほど、町制施行60周年事業として、記念イラストをモチーフにした花のオブジェ2点を制作した。役場前と柿田川公園の2カ所で12日まで、展示している。 オブジェは縦1・8メートル、横2メートル。町職員によるデザインを元に、会のメンバー約10人が赤やピンク、白など色とりどりのベゴニア約280ポットを配置して、「60」の数字を再現した。町の担当者は「本年度初の記念事業。先駆けて盛り上げられたら」と話した。 オブジェは13日に町総合運動公園で開かれる柿田川みどりまつり(実行委主催)で展示する。まつりでは花の苗や野菜を販売する。コケのテラリウムづくりや多肉植物の寄
-
サントムーン柿田川「GU」オープン ファッションゾーン完成
清水町の商業施設サントムーン柿田川内に28日、衣料品店「GU(ジーユー)」がオープンし、昨年からリニューアルを進めていた施設のファッションゾーンが完成した。 同店は施設2番目の広さで、本館1階に開店。手頃な価格で流行にあった服を購入できる。ファッションゾーンには4月、同店のほか、衣料品を扱うセレクトショップ「チクマ」、雑貨店「OKAPI(オカピ)」がオープン。オアシス棟にも台湾パンケーキやチーズサンド専門店が入り、施設全体の回遊性が高まることが期待できる。 田原迫克典店長(26)は「全体で大型連休を盛り上げたい」と話した。
-
清水町政に求める政策 交通渋滞解消最多 静岡新聞社アンケート
静岡新聞社が清水町長選・町議選(23日投開票)に合わせ、町政に求める政策について期日前投票の出口調査で有権者にアンケートをとったところ、「交通渋滞対策」が19・3%で最多となった。「子育て支援策拡充」(16%)、「防災対策」と「財政健全化」が15・6%だった。 町内は徳倉橋や町役場周辺など至る所で交通渋滞が慢性化。企業や商業施設を抱える三島、沼津両市と隣接し、同町を通過する車両が多い。町長選で再選を果たした現職関義弘氏(69)は、ともに都市計画道路の西間門新谷線と玉川卸団地線、狩野川新橋の整備を進める考えで、「東西南北の交通網を整備して渋滞解消につなげたい」としている。 アンケートは、「
-
10市町議選トップ当選者が決意 議会改革、信頼回復へ意欲/発信方法や関心向上模索
統一地方選後半戦の県内10市町議選の当選者は現職123、元職9、新人56。各市町で投票率が低迷する中、多くの信任を得たトップ当選者からは、新型コロナウイルス禍を経た有権者の意識変化に伴う自身の変革や、最も身近な政治の舞台である市町議会の改革、住民の政治への関心を高めたいとの声が聞かれた。 コロナ禍を経た初の統一地方選では、これまでの選挙活動から変化を模索する中堅やベテラン議員も少なくなかった。沼津市の深田昇氏は「ただ投票をお願いするだけではいけない。政策や実績を直接発信しないといけない」とユーチューブを始めたと明かした。 富士市の下田良秀氏はコロナ禍で有権者との接触が少ない点を指摘しつつ
-
社説(4月25日)統一地方選 低投票率どこまで 揺らぐ民主主義と自治
歯止めがかからない投票率の低下、無投票で顕在化する政治家の「なり手不足」。統一地方選が浮き彫りにしたのは民主主義と地方自治の骨格が揺らいでいる現実だ。 前半戦に静岡県で行われた県議選と静岡、浜松の両政令市長選の投票率はいずれも50%を割り、過去最低を更新。後半戦では富士宮、小山、清水の3市町長選と7市議選、3町議選があり、全選挙の投票率が前回選を下回った。3市町長選とも過去最低で、富士宮市、清水町の首長選は初めて50%を切った。県議選は34選挙区のうち無投票が15選挙区に上った。 生活に身近な選挙を過半数の有権者が棄権する。特に若年層の選挙離れは顕著で、近年は4人に3人が投票しない。若者
-
統一地方選後半戦 3首長選当選者 一夜明け抱負語る
統一地方選後半戦の投開票から一夜明けた24日、小山町長選で返り咲いた込山正秀氏(75)は自宅で支援者からの祝福の電話に対応しながら、再び町政を担う高揚感をにじませた。富士宮市長選で4選した須藤秀忠氏(76)、清水町長選で再選した関義弘氏(69)は庁舎で公務に臨み、引き続き市政・町政のかじ取り役を務める決意を新たにした。 「エネルギーみなぎる」返り咲き 小山町・込山氏 小山町長選で4年ぶりに町長に復帰した込山氏は、同町一色の自宅で自らの当選を伝える新聞紙面に目を通した。「エネルギーがみなぎってくる。町職員と一緒に4年間を突っ走る」と力強く語った。 選挙戦で訴えた政策では子育て、産業拠点整備
-
全10市町議選で期日前・前回比増 静岡県内統一地方選後半戦
静岡県選挙管理委員会は23日、統一地方選後半戦の期日前投票の最終結果を発表した。富士宮市長選は選挙人名簿登録者数の15・17%に当たる1万6419人が投票し、2015年の前回選に比べ1・14ポイント増。19年は無投票だった。清水町長選は13・78%で19年の前回比2・19ポイント増、小山町長選は15・86%で同0・46ポイント増加した。 10市町議選は合計で選挙人名簿登録者数の12・63%に当たる9万1785人が投票し、12市町議選が行われた19年の前回選を1・67ポイント上回った。 内訳をみると、7市議選の合計は12・40%に当たる8万2262人、3町議選は15・11%に当たる9523
-
清水町議選 当選者一覧(定数14/立候補者16)
統一地方選後半戦の静岡県内10市町議選は23日、投開票が行われ、未明までに全議席が確定した。市議選は沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西の7市。町議選は松崎、函南、清水の3町。約1カ月間に及んだ選挙戦が閉幕した。清水町議選の当選者は次の通り。 得票数順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 清水町議選 開票結果(選管最終) 当1,487 花堂 晴美 無元② 当1,381 寺島 俊郎 公新① 当1,017 松浦 俊介 無現⑥ 当 913 飯田 安雄 無現② 当 874 野田 敏彦 無
-
現職が再選 豊富な行政経験を選択 清水町長選解説
現職と新人の一騎打ちになった清水町長選。町民は大きな争点がない中で、関義弘氏の豊富な行政経験と町政の継続を選んだ。 関氏は収支均衡型予算を組み、初当選時に約3億円まで減っていた財政調整基金を約10億円にまで増やした。一方、1期目は新型コロナ対応に追われ、掲げた政策の実現は道半ばだ。「町民との対話が必要だ」と現町政を批判した山本文博氏が一定の支持を得たことを踏まえれば、町民の声に耳を傾けながらまちづくりを進めることが求められる。 同町は、近隣市町に比べて存在感を示せているとは言いがたい。課題の交通渋滞解消や狩野川の浸水対策に加え、柿田川や商業施設の強みを生かした政策を進めるべきだ。2期目は
-
清水町長選 現職・関義弘氏が再選 組織戦で支持固める
統一地方選後半戦の静岡県内3首長選と10市町議選が23日行われ、即日開票された。清水町長選は現職の関義弘氏(69)が新人で元町議の山本文博氏(65)を振り切り、再選を果たした。投票率は48・62%だった。 清水町長選は、関氏が各種団体の支援を受ける組織戦で再選を飾った。 後援会がフル稼働し、全町的に集票した。建設業関係者や選挙戦を何度も勝ち抜いた山本博保前町長の後援会が応援に入り、行動力と豊富な選挙経験を生かして後押しした。高齢者や自民党支持層から多くの支持を得た。 町議を辞任して臨んだ山本氏は、早くから草の根の活動を展開したが、及ばなかった。 「全力で未来づくり」 午後10時ご
-
3市町長選平均47・50%、過去最低の投票率
23日に投開票された統一地方選後半戦の静岡県内投票率は、3市町長選が平均47・50%、7市議選は43・97%、3町議選は46・21%で、後半戦の全ての選挙で前回選を下回った。このうち、3市町長選はいずれも過去最低を更新し、富士宮市、清水町は首長選で初めて50%を切った。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 現職と新人による8年ぶりの選挙戦となった富士宮市長選は45・80%で、2015年の前回選を9・68ポイント下回り、1968年に記録した過去最低(54・45%)を大幅に下回った。 現新の一騎打ちとなった清水町長選は、48・62%(前回比1・45ポイント減)、前回選と同じ
-
清水町長選 投票率19・01%【午後1時現在】
23日に投票が行われている清水町長選の午後1時現在の投票率は19・01%で前回選より1・55ポイント下がった。期日前投票の投票率は13・78%だった。
-
富士宮、清水、小山の3市町長選 23日投票 10市町議選も 深夜に結果確定
統一地方選後半戦の富士宮市長選、清水、小山両町長選と10の市町議選は23日、投票が行われる。市議選は沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西の7市。町議選は松崎、函南、清水の3町。選挙戦最終日の22日は各候補が街頭に立ち、最後の訴えに声を振り絞った。投票は一部を除き午前7時から午後8時までで、即日開票される。 各市町選管によると、富士宮市長選は23日午後11時ごろ、清水町長選は同10時半ごろ、小山町長選は同10時ごろに開票結果が確定する見通し。市町議選は松崎町が最も早く同9時ごろには開票が終わり、24日午前0時過ぎには大半の市町で大勢が判明するとみられる。富士宮市は同1時ごろ、富士市は同
-
富士宮/清水/小山の3市町長選、23日投票 10市町議選も
統一地方選後半戦の富士宮市長選、清水町長選、小山町長選と10の市町(沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西、松崎、函南、清水)の議員選は23日、投票が行われ、即日開票される。3市町長選はいずれも一騎打ちとなっている。市町議選は7市の定数計150に182人、3町の定数計38に45人がそれぞれ立候補し、激しい選挙戦が繰り広げられている。 富士宮市長選は、4選を目指す現職須藤秀忠氏(76)と元市議の新人望月則男氏(44)の無所属2氏が争っている。須藤氏は知名度と組織票で勝り、望月氏は現役世代に支持を広げて追い上げる。 両氏ともに強調する子育て支援施策は、金銭や地域全体での教育など詳細で違い
-
タレント鈴木香里武氏 静岡で海テーマに講演 5月10日
官民が参画して海の啓発や保全に取り組む団体「美しく豊かな静岡の海を未来につなぐ会」は5月10日午後2時半~3時半、静岡市葵区のホテルアソシア静岡で2023年度総会を行い、記念事業の一環として講演会を開く。22年7月に清水町に開館した「幼魚水族館」の館長でタレントの鈴木香里武氏が登壇する。 「しずおかの海が教えてくれた魅惑の幼魚世界」と題し、幼少期から静岡の海を見てきた経験や同水族館を開いた経緯などを語る。 講演会は参加無料。定員100人で先着順。問い合わせ・申し込みは同会事務局<電054(340)1800>へ。
-
静岡県3町議選の終盤情勢 松崎町/清水町/函南町
統一地方選の町議選は23日の投開票に向け、激しいせめぎ合いが繰り広げられている。静岡県東部各町の最終盤の情勢をまとめた。 松崎町 11人接戦 300票ラインか 松崎町議選は定数8に対し、計11人が立候補した。現職6、元職1人の地盤を新人4人が切り崩しを図り、接戦を展開。2011年以来の女性議員誕生にも注目が集まる。投票率は、議会解散に伴う前回選(75・83%)並みか、やや下回る可能性も。300票前後が当落線とみられる。 票田となる松崎、江奈では3人が出馬。松崎の深沢守氏は主に経済施策を発信し、票固めを急ぐ。早期に出馬意向を示した松崎の藤井昭一氏は地元や後援団体を中心に手堅く集票する。江
-
町議選の公費負担 自治体整備も立候補増へ効果薄く抜本対策望む声
18日告示された統一地方選の6町議選は、各町で立候補者の選挙費用の一部を公費で賄う制度ができて初めて迎えた。小規模自治体で広がる地方議員のなり手不足解消を目的に、2020年の法改正で市議選に加え、町村議選にも拡充されたが、今回改選となった6町のうち3町で無投票となり、必ずしも解消につながっていない。立候補者からは歓迎の声がある一方、手続きの煩雑さや周知不足、抜本的対策を求める意見も挙がる。 改正公選法は、これまで不要だった町村議選での供託金を15万円とした上で、市議選同様に選挙カーや選挙ポスターなどの費用の一定額を公費で賄えるとした。立候補しやすい環境を整備するためで、費用負担の制度は各
-
大詰めの市町長選 富士宮市/清水町/小山町 統一地方選後半戦・終盤情勢
統一地方選後半戦の富士宮市長選、清水町長選、小山町長選は23日の投開票に向け、いずれも一騎打ちの激戦が繰り広げられている。大詰めを迎えた3市町長選の終盤情勢を探った。 富士宮市 須藤氏/知名度と実績で優位 望月氏/高齢層への浸透苦戦 4選を目指す現職の須藤秀忠氏(76)と元市議の新人望月則男氏(44)の一騎打ちとなった富士宮市長選は、知名度と実績を前面に出す須藤氏が優勢を保ったまま終盤戦に入った。望月氏は高齢層への浸透がいまひとつで、苦戦を強いられている。 須藤氏は市政運営3期12年の実績を訴えつつ、自身が集大成と位置付ける4期目の政策展望を示す。遊説では富士山本宮浅間大社周辺の市街
-
静岡とタイ劇作家共作 台風15号きっかけ 22日、御殿場でトークと写真展
静岡県とタイの劇作家が、昨夏静岡市に甚大な被害を及ぼした台風15号をきっかけに、水をテーマにした戯曲の共同制作に取り組んでいる。今月中旬にはタイの制作チームが初来日し、出演者の地元である県東部周辺を調査。7月中旬からタイ北部のダーンサーイで開催するアートフェスティバルで上演する。 タイの「プラユーン・フォー・アート財団」が2021年に開始した演劇プロジェクトの一環で、台風15号を経験した静岡市の劇作家石神夏希さん(42)と、タイの劇作家・作家ナッタモン・プレームサムランさん(29)が共作する。石神さんの17年の戯曲「青に会う」の舞台をタイに移し、ナッタモンさんが新たに脚本を執筆する。ナッタ
-
外国人との共生、対応は 増える園児に通訳 受け皿づくり急務 清水町長・町議選
清水町に住む外国人約1300人のうち、約4割が暮らす町西部の長沢区。同区の町立清水西幼稚園では外国籍の園児が増え続け、現場は対応に追われている。町長選・町議選が告示され、候補者が舌戦を繰り広げている。今後も増加が想定され、臨機応変な対策が必要になりそうだ。町の実情を探った。 「バイユアセルフ」。同園で外国籍園児におむつをたたむよう声をかけるのは、フィリピン出身のアガラノ娃肥(あび)さん(33)。町が昨年から通訳として雇用した。アガラノさんはフィリピン語など3カ国語で園児や保護者と接する。斉藤泰枝園長(50)は「意思の疎通ができず困り果てていた。娃肥先生が橋渡し役になってくれている」と喜ぶ。
-
清水町長選 立候補者アンケート
清水町長選は一騎打ちの戦いを繰り広げている。候補者に町の諸課題に対する考えを聞いた。※届け出順 山本文博(やまもと・ふみひろ)氏(無新・65歳) 山本文博氏 清水町の将来像は 富士山や柿田川による豊かな緑と水を守り、人と自然が共生し、誰もが生活の足に困らない町を目指す。都会と田舎がほどよく混ざり、新しいけど何か住みやすいこの町を、災害に強い誰もが安心して暮らせる町にする。5小中学校を3小中一貫校に再編し、将来の世界を担う子どもたちに育てる。 老朽化する南小の北校舎についての考えは 現状の南小は洪水浸水想定区域に立地している。毎年発生する内水氾濫ごとに、徳倉地先の町民は
-
東部2町長、3町議選 期日前投票スタート
統一地方選後半戦の2町長選(清水、小山)と3町議選(松崎、函南、清水)の期日前投票が19日、各町で始まった。22日まで。 町長、町議のダブル選となった清水町では町役場1階住民ホールに投票所が設けられた。19日午前に訪れた男性介護士(69)=伏見=は「若者が集まり、にぎやかな町にしてほしい」との思いを票に託した。 町選管によると、期日前投票者数は日を追うごとに増える傾向にある。昼から夕方までが比較的すいているという。 小山町は町役場本庁舎302会議室、松崎町は町生涯学習センター、函南町は町役場1階町民ホールで行う。いずれも午前8時半~午後8時。 投開票は23日。
-
吉田町長田村氏7選 清水は現新、小山は現元の争い 統一地方選
統一地方選後半戦の県内3町長選と6町議選が18日、告示された。清水町長選は新人の元町議山本文博氏(65)と現職の関義弘氏(69)、小山町長選は現職の池谷晴一氏(73)と元職の込山正秀氏(75)=自民推薦=が立候補し、それぞれ一騎打ちとなった。吉田町長選は現職の田村典彦氏(79)以外に届け出がなく、出直し選を含む7選を無投票で決めた。 町議選は定数計76に対し、計83人が立候補。定数を松崎は3、函南と清水は2上回って選挙戦に入った。東伊豆、小山、吉田は定数と立候補者が同数となり、無投票で当選が決まった。選挙戦の2町長選と3町議選は、16日告示の富士宮市長選や7市議選とともに23日に投開票さ
-
6町議選に83人立候補 東伊豆、小山、吉田は無投票 統一地方選後半戦
18日に告示された県内6町議選は定数計76に対し、83人が立候補した。4年前より3人少なく、全体の競争率は0・04ポイント下がって1・09倍。東伊豆と小山、吉田の3町が無投票となり、市部に比べて議員の担い手不足が顕著になった。 東伊豆は補選を除き2回連続で立候補者と定数が同じだった。前回より立候補者が2人減った小山は、電子データが残る1979年以降初めての無投票。吉田は1人減った。選挙戦になった清水は6町で唯一、前回より増加(1人)した。函南は前回と同数、松崎は1人減った。 女性候補者は15人で、全体に占める割合は18%と前回より6・4ポイント上昇した。新人に限ると20%だった。 党派
-
住みやすさ 協働で磨き 関義弘氏【清水町長選立候補者の横顔】
町職員として約40年、総務や企画など幅広く携わった。「多くの課の課長をやった」と振り返る。副町長を経て1期4年、町長としてかじ取りをしてきた。「コロナ禍で道半ば。町民と『協働』のまちづくりで住みやすさに磨きをかける」と再選を目指す。 就任当初約3億円だった町の貯金の財政調整基金を10億円以上に復活させた。「町民サービスを低下させない程度に」と組んだ予算で財政健全化に努めた。 「いまやるべきこと」として狩野川を中心とした浸水対策を挙げる。現在建て替え中の沼津商高のグラウンドへの、貯留施設の設置を指示する。就任時に掲げた「笑街健幸」のまちづくり、観光、子育て世代と若者支援など五つの政策をさら
-
町民主導 話し合い重視 山本文博氏【清水町長選立候補者の横顔】
町議を1期4年務める中で、町民不在のまま行政が進んでいると「いてもたってもいられず」出馬を決めた。「町民主導のまちづくりを実現し、話し合いの場を設けたい」と訴える。 薬剤師として約20年、町民と接してきた。政策の一つに掲げるのは、老朽化する南小の徳倉地区への移転と小中一貫校化。災害時の安全性確保と防災拠点化、同地区のにぎわいづくりが目的だ。自身が行ったアンケートで約8割の町民が移設に賛成だったとし、議論の必要性を唱える。現町政を「冷たい行政」と批判し、ボランティアへの補助金をカットしたと主張。そのほか、広域バスターミナルの新設や循環バスの再編、稼げる町としてふるさと納税の返礼品開発を掲げる
-
吉田町長選、無投票7選 清水、小山町長選は一騎打ち 3町長選と6町議選告示、23日投開票
統一地方選後半戦の県内3町長選と6町議選が18日、告示された。清水町長選は新人の元町議山本文博氏(65)と現職の関義弘氏(69)、小山町長選は現職の池谷晴一氏(73)と元職の込山正秀氏(75)=自民推薦=が立候補し、それぞれ一騎打ちとなった。吉田町長選は現職の田村典彦氏(79)以外に届け出がなく、出直し選を含む7選を無投票で決めた。 町議選は定数計76に対し、計83人が立候補。定数を松崎は3、函南と清水は2上回って選挙戦に入った。東伊豆、小山、吉田は定数と立候補者が同数となり、無投票で当選が決まった。選挙戦の2町長選と3町議選は、16日告示の富士宮市長選や7市議選とともに23日に投開票され
-
清水町議選 立候補者の一覧(定数14/立候補者16)【午前11時15分現在】
18日告示された清水町議選の立候補者は次の通り。 上から届け出順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 ※画像タップで拡大してご覧になれます ▶統一地方選後半戦の開票速報はこちら
-
給食費や就学援助、どう考えてる? 地元の若者が独自アンケート「同世代政治へ関心を」 清水町長・町議選18日告示
若者に政治に関心を持ってもらい、地元を良くしたい-。清水町長選・町議選(18日告示、23日投開票)を迎える同町出身の若者2人が町長選と町議選の候補者に独自にアンケートを行った。結果を広く公表し、「有権者が投票する際の指標になれば」と期待する。 原太郎さん(26)と斉藤皐稀さん(24)の2人で、「清水町の教育費を考える会」を手がける。学生時代、高等教育の無償化を訴える学生団体で活動。就職を機に昨春、Uターンした。斉藤さんは「収入に対して教育費が高すぎる」と話し、子育てする同世代から金銭的に苦しむ声を聞くという。原さんは「この町では子どもを育てられない」と主張し、支援の拡充を期待する。 統一
-
ソフトボール全国「激戦を勝ち抜く」 清水町クローバーズ
9月に山口県で開催される全日本レディース大会に出場する清水町ソフトボール連盟加盟の「クローバーズ」の選手らがこのほど、町役場を訪れ、活躍を誓った=写真(同町提供)=。 9日に静岡市で開かれた静岡新聞・SBSカップ第46回レディースソフトボール大会で優勝して全国への切符を手にした。知久和未選手(34)は「激戦を勝ち抜いて、チームがより一つになっている。笑顔を大切にがんばっていきたい」と語った。
-
清水/小山/吉田の3町長選、6町議選 18日告示 統一地方選後半戦
統一地方選後半戦の静岡県内3町長選と6町議選が18日、告示される。清水、小山の両町長選は一騎打ちの見通し。吉田町長選は現職の無投票7選(出直し選を含む)の公算が大きい。 町議選のうち松崎、函南、清水は選挙戦が見込まれる。東伊豆、小山、吉田は無投票の可能性が高い。立候補の届け出は午前8時半から各町選管で受け付け、午後5時に締め切る。 16日告示の富士宮市長選、7市議選とともに23日に投開票される。 清水町長選 清水町は再選を目指す現職の関義弘氏(69)と町議の山本文博氏(65)の2人が、いずれも無所属で立候補する見通し。町を二分する大きな争点はなく、現町政への評価が問われる。関氏は財政
-
新モデルハウスで最新の暮らし体験 清水町・セキスイハイム
セキスイハイム東海は15日、最新型のモデルハウス「グリーンモデルパーク清水町久米田」を同町にオープンした。環境貢献、新生活様式対応、防災力に優れた暮らしを体験できる。 2階建て、延べ床面積113・92平方メートル。太陽光発電パネルと蓄電池、最新のIoT機器を備え、感染症対策などに配慮した間取りにした。 環境関連では、自家発電の電気を使う地球に優しい暮らしをプロジェクションマッピングで紹介する。防災面では、停電状況を再現し、太陽光発電と蓄電池で普段と変わらない生活ができると確かめられる。AIスピーカーを介したカーテンの開閉、スマートフォンによる宅配物の到着確認も試すことができる。 セキス
-
23日は町長・町議選 商業施設で啓発 清水町選管
清水町選挙管理委員会は15日、町長選・町議選(18日告示、23日投開票)の街頭啓発活動を同町のサントムーン柿田川で行った。 選管委員と事務局職員が啓発品のポケットティッシュを配布した。他市町から足を運ぶ人も多いことを考慮して清水町の名前は出さず「統一地方選にお出かけください」と呼びかけ、選挙への関心を高めた。 今年の成人式出席者が選挙をPRする動画を放映した。事務局職員の一人は「最も身近な選挙。町の未来を考えて投票してほしい」と話した。
-
自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
-
地酒取材の35年、一冊に ライター鈴木さん「静岡県内産」伝統や地域性つづる
しずおか地酒研究会を主宰する静岡市葵区のフリーライター鈴木真弓さん(60)が、本県の地酒を取材して35年の節目に、過去に書いた記事などを再構成した書籍「杯は眠らない」を出版した。クラフトビールの台頭など酒の楽しみ方が多様化する中で「伝統と文化と地域性に彩られた地酒の物語を、改めて知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。 鈴木さんは20代半ばで初めて県中部にある日本酒の酒蔵を取材。素材や機械任せではなく、職人が微生物をコントロールしながら発酵・熟成させる工程に魅了された。ライター業の傍ら、新聞や書籍などでその魅力を伝える活動をライフワークとして継続。2009年には業界に新風を吹き込んだ
-
ガスボンベ再利用のアウトドア用品 沼津高圧ガス産業(清水町)「丈夫さ」高い付加価値【静岡ものづくり最前線】
一定年数を超えると、法定検査の期間が短くなることもあり、使用されなくなるケースが多いLPガスボンベ。スクラップ業者に引き渡している廃棄ボンベをかまどや薫製機、まきストーブなどに生まれ変わらせ、付加価値の高い「リユース」を実現した。 高圧ガスを充てんするため、もともと強度や耐久性は折り紙付き。更新廃棄で劣化はなく、性能にも問題はない。清水町の共同開発事業支援補助金を受け、製造は隣接する金属加工の高田産業に依頼した。容量5~50キロのボンベを使い、希望に応じてさまざまな大きさに加工する。 2月には、同町商工会が優れた地元の新製品を選ぶ「柿田川こだわりの逸品推奨品」に認定された。担当の山本文昭
-
軟式野球「優勝目指す」 テクノスジャパン 清水町長に決意 東海5県大会出場へ
5月中旬に岐阜県で開かれる「東海5県軟式野球大会」に出場する清水町野球連盟加盟のテクノスジャパン(沼津市)の選手らが12日、町役場を訪れ、関義弘町長に意気込みを語った。 1、8日に行われた県大会で優勝し、出場を決めた。決勝では本塁打2本で4回に11得点し圧勝した。 東海5県軟式野球大会の初戦は前回大会の王者との対戦となる。1塁手森井健将選手(31)は「まずは初戦を勝って優勝を目指したい」と活躍を誓った。
-
清水町で事前審査 選挙戦の見通し 町長・町議選
清水町選挙管理委員会は12日、任期満了に伴う清水町長選と町議選(18日告示、23日投開票)の立候補届け出書類の事前審査を町役場で行った。町長選、町議選ともに選挙戦になる見通し。 町長選は現職の関義弘氏(69)と、新人で町議の山本文博氏(65)の2陣営が出席した。町議選は定数14に対し、16陣営(現職8、新人6、元職2)が参加した。事前説明会に出席した新人の1陣営は同日までに、立候補を断念している。会場では町選管の担当者らが書類に不備がないか確認した。
-
清水町のふるさと大使 鈴木さん(幼魚水族館長)らに委嘱
清水町は10日夜、商業施設サントムーン柿田川内の「幼魚水族館」館長でタレントの鈴木香里武さん(31)と同館広報の石垣幸二さん(55)、同町在住の写真家峯水亮さん(52)の3人を新たにふるさと大使に任命した。町制施行60周年に合わせ、鈴木さんらは環境や教育など多方面から、柿田川を中心に町の自然の豊かさを発信する。 町役場で委嘱式が開かれ、関義弘町長が委嘱状やふるさと大使の名刺を手渡した。石垣さんは「柿田川のおかげで駿河湾の豊かさがある」と話し、峯水さんは「写真を通して清水町の環境を伝えたい」と声を弾ませた。鈴木さんは「水や大地のすばらしさを、清水町を中心に世界に発信したい」と意気込んだ。
-
看護師、助産師へ決意 県立学校50回目の入学式 清水町
静岡県立看護専門学校(清水町長沢)は10日、50回目となる入学式を同校で開いた。3学科の新入生計64人が看護師や助産師となり地域医療の現場で活躍する決意を新たにした。 初心から看護師を志す3年間の看護1学科に53人、准看護師から看護師を目指す2年間の看護2学科に2人、1年間の助産学科に9人が入学した。看護1学科の向田愛惟さん(19)=函南町=が「目標をかなえるという強い気持ちを持って日々全力投球したい。仲間と支え合い学校生活を充実させたい」と誓った。 鈴木隆一校長は式辞で、命に向き合い一刻を争う医療現場でも患者を支えられる強い精神力を養うよう求めた。「コロナ禍の経験を生かし、感染症対策は
-
清水町クローバーズ サヨナラ勝ちで全国へ 女子ソフトボール大会決勝
静岡新聞・SBSカップ第46回県レディースソフトボール大会(県ソフトボール協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は9日、決勝戦を静岡市葵区の山崎新田スポーツ広場で行い、清水町クローバーズが裾野シスターズを8―7で下して優勝した。山口県で9月に開かれる全日本大会に県代表として出場する。 決勝戦は裾野シスターズが2点先行で迎えた七回裏、清水町クローバーズが同点とし、タイブレークに突入する接戦となった。清水町クローバーズは八回表に押し出しなどで5点を失ったが、その裏に4番知久和未選手のランニング2点本塁打などで追いついた。九回表を0点に抑えると、九回裏に積極的な走塁でランナーを進めてサヨナラ勝ちした。
-
周年記念4支店で定期預金企画実施 スルガ銀
スルガ銀行は6月30日まで、開店10~100年の周年記念を迎える静岡県内4支店で定期預金キャンペーンを実施している。沼津岡宮(沼津市)、静岡(静岡市葵区)、藤枝(藤枝市)、清水町の各支店窓口で「スーパー定期」の口座を開設すると、店頭表示金利に税引前年利0・11~2・20%を上乗せする。預入期間は3カ月か1年。
-
伊藤副団長が永年勤続功労章 清水町消防団
2022年度の消防庁長官表彰で永年勤続功労章を受けた清水町消防団の伊藤忠昭副団長(54)がこのほど、町役場に関義弘町長を訪ねて報告した。 伊藤副団長は1996年に入団し、2009年から副団長。19年度に実施された県消防操法大会では消防団の優勝に尽力した。伊藤副団長は「先輩、同期、後輩に恵まれ、家族の協力と理解があったから続けることができた。今後も、町消防団の発展に寄与できれば」と話した。
-
無投票当選新議員の抱負 熱海市/清水町/伊豆の国市 静岡県議選
熱海市 藤曲敬宏氏 藤曲敬宏(ふじまがりたかひろ)氏 (自現③、56歳) 復興と再発防止に全力 伊豆山の土石流災害、新型コロナウイルス禍、県営駿豆水道の破断と非常事態が相次ぎ、「常に迅速な対応が求められた。市、県、国の連携が市民の命に関わることを実感した4年間だった」。次期も市民の切実な声を行政に届け、施策に反映させると誓う。 特に復旧復興が途上の伊豆山に関し、被災者の生活再建支援の拡充と再発防止の徹底を訴える。「熱海選出の県議として一番声を上げ続ける責任がある。それが県全体のためにもなる」と強調する。 熱海港周辺のにぎわい創出や、人口減少に耐えうる地域にするために若手人材の育
-
コロナワクチン 接種券下旬発送 清水町、65歳以上に
清水町は31日、65歳以上で1、2回目の接種を終了した町民・基礎疾患のある町民を対象にした新型コロナワクチンの接種券を4月下旬から順次発送すると発表した。同日付で補正予算を専決処分した。 集団接種の日程は5月23日から6月22日までの計19回。町地域交流センターで午後に行う。ファイザー社製またはモデルナ社製のオミクロンワクチンを使う。個別接種は5月8日から町内12医療機関で実施予定。予約はウェブとコールセンターで受け付ける。 医療・介護従事者は5月以降に申請を受けて、発送する。5歳以上の全年代の接種は9月以降に開始する予定。 問い合わせは専用ナビダイヤル<電0570(025)671>へ。
-
ふるさと大使に野毛さん(アザレア・セブン監督) 記念のポロシャツなど製作 清水町制施行60周年
清水町は町制施行60周年に合わせ、新たにふるさと大使として、元女子ラグビー日本代表で女子7人制ラグビーチーム「アザレア・セブン」の監督兼チームコーディネーターを務める野毛伸子さん(36)=同町湯川=を任命した。記念のポロシャツやピンバッジなども製作し、60周年のPRを図る。 ふるさと大使は全国的な町のイメージアップを目指し、2010年に始まった。委嘱は絵本作家の宮西達也さんに次ぐ2人目。地元出身で、町のラグビー教室の講師を務める野毛さんに白羽の矢が立った。任期は4月1日から4年。 町役場で31日開かれた委嘱式で、関義弘町長が委嘱状や名刺を手渡した。野毛さんは、自然が豊かな所とし、「住みやすさ
-
川勝知事対抗勢力「51」巡り攻防 静岡県議選31日告示 浜松市議選も
統一地方選の県議選(定数68)と浜松市議選(定数46)が31日、告示される。県議選は、自民党所属議員でつくる最大会派自民改革会議が議席を積み増し、川勝平太知事と距離を置く勢力と合わせて、法的拘束力を伴う不信任決議案の可決に必要とされる「51議席」に迫るかが焦点となる。投開票は静岡、浜松両政令市長選と同じ4月9日。 静岡県議選34選挙区に91人が立候補を予定し、30日に伊東市選挙区で新たに新人1人が出馬準備をしていることを明らかにした。計92人の立候補が見込まれ、前回選より7人少ない。内訳は現職59人、新人30人、元職3人。19選挙区で選挙戦となり、15選挙区の25人が無投票で当選する可能
-
城跡キャラ ステッカーに 清水町商工会 車に貼って 観光資源PR 沼津商高生がデザイン
清水町商工会はこのほど、沼津商高の生徒が考案した町内の城跡のキャラクターを用い、同校の生徒と教諭がデザインしたステッカー2種を製作した。商工会所有車に貼ったり、インボイス(適格請求書)発行事業者に配布したりして、町の観光資源PRにつなげる。 キャラクターは全12種。2021年度に当時の2年生が、戦国時代の北条氏の拠点、泉頭城と戸倉城にちなんで考案した。12種のキャラクターを円状に紹介するデザインと、町の鳥「カワセミ」をモチーフにした12種のひとつ「とくらくん」をあしらった2種類を作った。 キャラクターをデザインした3年の西川玲音さん(18)は「活用してもらえてうれしい」と喜んだ。商工会は今後
-
芸術に触れる機会提供 美術館ない清水町の子に ワークショップで名画模写 29日まで展示
美術館がない清水町の子どもたちに芸術に触れる機会を-。町は小学生が制作し、作品を展示するワークショップ(WS)を今月下旬、初めて開いた。個性あふれる33点が完成し、29日まで町地域交流センターで展示。企画した町社会教育課の渡部碧唯[あおい]さん(25)は「美術を通して他者や違いを受け入れる寛容さを育めたら」と話す。 テーマは「美術館がないのなら自分たちでつくればいいじゃない」。小学生9人が3日間、サポーターの中高生14人とともに制作した。県内で活躍する名画を模写するユニット「アーブル美術館」や県立美術館学芸課の職員を講師に迎え、1・5メートル超四方の段ボールを台紙に、パステルやフェルトペン
-
卒魚式 横浜へ“進学” 清水町の幼魚水族館 成長したメジナやタカノハダイ
清水町の商業施設サントムーン柿田川内に昨年7月に開館した「幼魚水族館」は25日、成長したメジナやタカノハダイなどを送る第1回「卒魚式」を同所で開いた。鈴木香里武館長らが思い出を振り返るトークショーなどを行い、約50匹の「卒魚生」の門出を祝った。 約9カ月間で成長した卒魚生は横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)に移り、“進学”する。なかには体の大きさが15倍に成長した個体もいるという。トークショーでは鈴木館長と広報担当の石垣幸二さんが卒魚生の特徴や生態を紹介。展示した際のエピソードや水槽に入れた時と現在の様子などを動画や写真を交えて語った。 まりあ保育園(三島市)の
-
中学部活と合同演奏練習 地域移行 関わり方模索 清水町の吹奏楽団
清水町で活動する社会人の吹奏楽団「ジェイドウィンドオーケストラ」は25日、部活動の地域移行を見据え、清水町立清水中と南中の吹奏楽部との合同練習を町地域交流センターで行った。 同楽団が演奏技術向上のほか、部活動地域移行時の方向性や、学校との関わり方を考える機会を設けようと、両校に声をかけた。清水中は53人、南中は13人の部員が在籍しているが、両校の交流も少なく、つながりを作ることも目的の一つとした。 合同練習では、共通の課題曲として各自練習してきた2曲を初めて一緒に演奏した。南中の金崎和寛部長(14)は「(いつもとは違って)自分の音が聞こえないこともあった。またやりたい」と笑顔で話した。そ
-
函南無許可盛り土 2男性不起訴処分 地検沼津支部
函南町丹那の山中に無許可で大規模な盛り土が造成された事件で、静岡地検沼津支部は23日までに、同町条例違反の疑いで逮捕・送検された沼津市の会社役員の男性(47)と御殿場市の建設業の男性(41)をともに不起訴処分とした。22日付。同支部は処分理由を明らかにしていない。 男性2人とともに同事件で逮捕された清水町のソーラー設営会社社長の被告(53)=沼津市=は同条例違反の罪で起訴されている。
-
16件可決し閉会 清水町議会
清水町議会3月定例会は23日の最終本会議で、2023年度一般会計当初予算案など16件をいずれも原案通り可決して閉会した。このうち、町議会の個人情報保護条例は議員発議で、町議会が保有する個人情報の取り扱いを定めた。
-
市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
-
女性起業家 事業イメージ 清水町 チャレンジショップ実践
清水町はこのほど、1月から4回にわたり行ってきた女性起業応援サロンの集大成として、参加者によるチャレンジショップを町地域交流センターで開いた。コーヒーやカウンセリングなど12店舗が出店し、実践することで運営のイメージをわかせた。 サロンでは起業に大切なスキルについて学ぶほか、参加者同士の交流も行った。最終回に、町内の個人商店でつくる「ゆうすい商店会」が行う朝市に出店することを目標に、事業を考え、準備や集客なども参加者自ら行った。 都内から三島市に移住し、5月ごろ、町内にカフェをオープン予定の横田美織さん(32)はコーヒーとチャイを販売。サロンで学んだブランディングを実践したという。横田さんは
-
地元の美しさ にじみで表現 清水町で絵画展
2016年に来日し、伊豆の国市のアトリエで制作に励むオーストラリア人画家、エドワード・カーさんの絵画展が31日まで、清水町のサントムーン柿田川本館2階の喫茶ロリアンで開かれている。 田方平野や駿河湾など地元の姿を、豊かなにじみの技法で表現した計6点を展示した。縦約1メートル、横約1・5メートルの大作2点も喫茶店で過ごす客の目を楽しませている。三嶋大祭りのしゃぎりの様子を描いた作品では、下地に塗った金の塗料を浮かび上がらせることで、しゃぎりを披露する人々の気迫を表現したという。 カーさんは「まわりの人たちに助けられて開催できてうれしい。地元の力強さや美しさを感じてほしい」と話した。
-
町長選2陣営、町議選17陣営参加 清水町説明会
清水町選挙管理委員会は20日、任期満了に伴う清水町長選と同町議選(いずれも4月18日告示、23日投開票)の立候補予定者説明会を町役場で開いた。町長選はすでに出馬を表明している現職と新人の2陣営が出席。町議選は定数14に対して17陣営が参加し、いずれも選挙戦になる公算が高まった。 町議選の内訳は、現職8、新人7、元職2。性別は男性13、女性4だった。選管事務局や沼津署、三島郵便局の担当者が、立候補手続きや選挙運動の注意点などを説明した。 届け出書類の事前審査は町長選、町議選ともに同月12日に実施する。1日時点の選挙人名簿登録者数は2万5989人(男1万2518人、女1万3471人)。
-
「世界一のセッター」 ファンが感謝と涙 バレー東レ、沼津のホーム戦 藤井直伸選手に惜別
バレーボールVリーグ男子の東レは18日、セッター藤井直伸さん(享年31歳)が闘病の末に他界してから最初のホームゲームを迎えた。心はひとつ-。沼津市総合体育館に駆け付けた2千人超のファンは、誰からも愛された背番号「21」との別れを惜しみながら、声援を送った。 藤井さんは昨年2月、SNSで「胃がんのステージ4」と診断されたことを公表。闘病生活を送っていたが、10日に死去した。 会場にはメモリアルコーナーが設けられ、ユニホームや等身大パネルを展示。チームの呼びかけで集まった藤井さんの写真もモニターで映し出された。ファンは往年の勇姿に涙をこぼし、「世界一のセッター」「感動をありがとう」などとメッ
-
現職戦い熾烈/沼津市 自民と連合系が新設区一騎打ち/長泉町 細野氏の支援、影響注目/函南町 無投票の公算/三島市 無投票の公算大/清水町【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑤】
議席1減 現職戦い熾烈 沼津市 定数3 定数が4から1減になる中、現職4人全員が立候補を予定。水面下で駆け引きが見られ、熾烈(しれつ)な選挙戦が予想される。 自民は元議長の杉山盛雄氏と、前回推薦の加藤元章氏の2人を公認。杉山氏は、選挙区外の国会議員と連携するほか、市外の経済関係者にも支援を求めるなど支持拡大に余念がない。加藤氏は市議時代からの支援者を軸に、企業団体や個人回りを重ね、さらなる支持固めを進める。 公明の蓮池章平氏は障害者支援など、6期の実績を訴える。党組織を超えた全市的な支持の拡大を狙う。 立民曳田卓氏は唯一の国政野党の候補者とアピール。連合静岡など野党支持層に加え、企業経
-
柿田川公園周辺で春の動植物観察会 4月2日、清水町
柿田川の環境保全に取り組む「柿田川みどりのトラスト」は4月2日午前9時半から、清水町の柿田川公園周辺で春の動植物観察会を開く。雨天決行。 公園南側の狩野川合流点から柿田川上流部まで、約2時間半かけてタンポポやスミレといった春の草花や野鳥などを観察する。筆記用具を持参する。 参加費300円。前日までの申し込みが必要。問い合わせは事務局<電055(975)5454>へ。
-
消防長に安立氏 駿東伊豆消防本部
駿東伊豆消防本部は16日、4月1日付の人事異動を内示した。消防長には安立和弘消防部長=写真=が昇格する。異動規模は全職員の60・5%に当たる357人。 救急隊1隊に救急救命士を極力2人配置し、救急需要の増加に対応する。救助係と通信指令係に初めて女性職員を置き、女性の職域拡大も図る。新規採用は23人。主な人事は次の通り。 【消防正監】消防長(消防部長)安立和弘 【消防監】消防部長(第二方面本部長兼田方中消防署長)今井將一朗▽第一方面本部長兼沼津南消防署長(警防課長)荻島正己▽第二方面本部長兼田方中消防署長(救急課長)石川芳之▽第三方面本部長兼伊東消防署長(総務課長)鈴木秀康 【消防司令
-
課長級変更なし 清水町人事
清水町は15日、4月1日付の人事異動を内示した。対象者は60人で、規模は例年並み。課長級に変更はなく、新規採用は前年比8人増の12人。 主な異動は次の通り。 【参事級】社会教育課参事兼図書館長兼図書係長(くらし安全課課長補佐)牧野貴彦 【課長補佐級】企画課課長補佐(社会教育課課長補佐)渡辺政行▽税務課課長補佐(企画課課長補佐)加賀可奈子▽くらし安全課課長補佐兼防災センター所長(社会教育課課長補佐兼図書館長兼図書係長)渡辺浩伸▽健幸づくり課課長補佐(税務課課長補佐)杉山浩▽都市計画課課長補佐(都市計画課管理主幹)米山丈洋▽こども未来課清水幼稚園長(こども未来課清水北幼稚園長)野口瑞穂▽こ
-
地域の産業、子どもに紹介 清水町立図書館 企業とコラボしWS
清水町立図書館はこのほど、同町の鋳物製造「木村鋳造所」と協力したワークショップ「はじめてのモノづくりラボ」を同館で開いた。地域の産業を紹介し、図書館が所蔵する郷土資料の利用促進につなげようと企画した。 2歳から小学生まで約20人が参加した。同社総務課長の高梨宜充さんらは、鋳型を作る際には発泡スチロールを使うと説明し、卵形の発泡スチロールでできた「イースター(復活祭)エッグ」を渡した。子どもたちはフェルトペンやシールで飾り付け、自分だけのイースターエッグを完成させた。 企画した同館の秋田桂輔さんは「地域について知ってもらうのも図書館の役割。子どもが楽しみやすい形で開催できた」と話した。同社
-
自殺防止強化へ 清水町啓発活動 20、21日
清水町は3月の自殺対策強化月間に合わせ、啓発活動を展開する。21日午前10時から、10代の気持ちに向き合う「こころの健康づくり講演会」を同町福祉センターで開く。参加無料。 2022年の小中高生の自殺者数が過去最多だったことなどを受け、企画した。明治大子どものこころクリニックの山登敬之院長が自殺対策の現状を解説し、町の担当者やスクールソーシャルワーカーとパネル討論を行う。定員150人。事前の申し込みが必要。 20日には町自殺対策推進連絡協議会の委員らが同町のサントムーン柿田川で、悩みを聞いたり見守ったりするゲートキーパーのPR活動などを実施する。 問い合わせは町福祉介護課<電055(98
-
飯田、長嶋選手が全国大会出場報告 清水町 女子サッカー
2月に滋賀県で開かれた全国大会「第12回びわ湖カップなでしこサッカー大会」に出場した女子サッカークラブ「クワトロガールズFC」に所属する清水町内の小学生2人がこのほど、町役場を訪れ、関義弘町長に大会を報告した。 クラブは県東部で活動する。今回は清水小6年の飯田七海さん(12)と清水南小5年の長嶋しずくさん(11)が訪れた。 大会は32チームが参加し、クラブは15位だった。降雨で思うようにプレーできなかったという。DFの飯田さんは「チーム全体で最後まで諦めずに戦えた」と振り返り、MFの長嶋さんは「緊張したが自分のプレーが発揮できた」と話した。
-
季節の星空を望遠鏡で観測 18日、清水町立図書館
清水町立図書館は18日午後6時半から、季節の星空を天体望遠鏡で観測する「天体教室」を同館屋上で開く。町内の小学生が対象で保護者の同伴が必要。参加無料。 月光天文台(函南町)の2人の講師が、望遠鏡の使い方や惑星の明るさや大きさを解説する。実際に望遠鏡をのぞいて、「冬の大三角」や「オリオン大星雲M42」などこの時期に見られる星を観測する。雨天決行。 懐中電灯を持参する。事前申し込みが必要で定員は先着20人。締め切りは17日。申し込み、問い合わせは同図書館<電055(973)0351>へ。
-
3周年祝いワイン会 清水町の複合店舗
ツタヤなどのフランチャイズ店を展開するゴトー(沼津市)は11日、商業施設サントムーン柿田川(清水町)に出店した本、カフェ、ワインを楽しめる複合型店舗の3周年を記念したワイン会を開いた。客や関係者約30人が訪れ、ワインの味や香りを楽しみながら節目を祝った。 3周年を迎えたのは同社が運営する書店「TSUTAYA BOOKSTORE」、酒類販売「ヴィノスやまざき」(静岡市葵区)とカフェベーカリー「リトルマーメイド」の複合型店舗。ワイン会の参加者は、ヴィノスやまざきの買い付け担当者らによるワイナリーの紹介を聞きながら、パンやチーズと、地元産を含む8種のワインを味わった。 ゴトーの後藤久徳社長は「
-
清水町の雑賀さん 厚労大臣賞を受賞 母子保健事業に貢献
長年の母子保健事業への貢献が評価され、厚生労働大臣表彰を受賞した雑賀崇子さん(72)=清水町=がこのほど、町役場を訪れ、関義弘町長に報告した。 雑賀さんは1986年から保健師として新生児訪問や幼児検診、乳幼児健康相談などを行い、母子の心身の成長を支援してきた。現在も保健師として町民のサポートを続けている。 雑賀さんは「身に余る光栄。周囲の人たちが助けてくれた。みんなでいただいた賞」と語った。
-
三島信用金庫人事(4月1日、地名のみは支店長または支店)
本店営業部長兼西兼二日町(本店営業部副部長)佐野千尋▽総務部長(総務部副部長)大塚智明▽事務部長(営業店支援部長兼東南ブロック長)山田豊和▽元気創造部長(元気創造部副部長)久保坂謙一▽ライフサポート部長(元気創造部長)吉川匡則▽マーケティング戦略部長(ライフサポート部長)大村貴之▽事務部審議役(事務部長)鈴木かず江▽元気創造部審議役(元気創造部主任調査役)坂本剛宏▽土肥兼戸田(沼津副支店長)田中信也▽原町(東伊豆)小田嶋重徳▽裾野兼裾野東(長岡中央)斎藤範行▽三島南(リスク統括部資産査定課長)若林貴之▽三島北(営業店支援部商品開発課長)小沢敏昭▽三島谷田(修善寺副支店長)岩崎圭之輔▽大場と函
-
静岡県内の製造現場 女性就労に課題 正社員化進める企業も 男女平等指数経済分野・全国ワースト1位
8日の国際女性デーに合わせ、「地域からジェンダー平等研究会」が公表した都道府県版ジェンダー・ギャップ指数で、静岡県は経済分野の指数が47都道府県中最低となった。「中小の製造業が多く、女性の就労が不利な環境がある」(三浦まり上智大教授)との背景が指摘され、環境改善に向けた取り組みが求められる。 県東部の精密機器製造工場に勤める沼津市の女性(50)は今月、新型コロナウイルス流行以降2度目となる派遣切りに遭った。派遣社員として工場で20年以上働くが、手取りは残業を頑張っても月15万円止まり。「受注減で手取りが減ることはあっても、増えはしない」。シングルマザーで安定を望むが、「正社員の声がかかるの
-
16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑
統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。 無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧
-
6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
-
静岡県議選92人出馬見込み 過去最少、少数激戦か
静岡県議選(3月31日告示、4月9日投開票)の告示まで1カ月を切り、各地の立候補予定者の顔ぶれがほぼ固まった。3月6日までに開催された県内3会場の立候補予定者説明会には、34選挙区に現職59人、元職3人、新人30人の計92人の陣営が出席した。これまで最少とされる2015年県議選(定数69)の95人を下回り、全選挙区の半数近くに相当する16選挙区で無投票の公算が大きい。 川勝平太知事と対抗する自民系が議席を積み増すか、知事に近い非自民系勢力が現有議席を維持できるかが最大の焦点になる。 総定数は前回選と同じ68。沼津市が1減り、長泉町・清水町が分区して定数1ずつの単独区となり、選挙区数は1増
-
ペット高齢化 清水町の動物病院、訪問診療導入 通院ストレス軽減
ペットの高齢化が進む中、清水町の動物病院が家庭に出向く訪問診療を新たに始めた。静岡県獣医師会によると、会員内で積極的に取り組む例は聞かれていないという。飼い主の負担軽減や、体力が低下する高齢のペットのストレスを減らすことにつながる利点もある。ペットの寿命は医療技術の進歩などで飛躍的に伸びており、需要は高まりそうだ。 訪問診療を取り入れたのは清水町の予約制動物病院「ハッチどうぶつクリニック」。松居裕介院長(31)は「ペットの不調でもやもやしたまま生活してほしくない。解決する手助けになれば」と導入の理由を話した。 「せきに変わりないですか」。2月中旬、三島市内で小型犬チワワのちび(犬の年齢で
-
町の魅力満載 沼津商高生がマップ作成 柿田川公園周辺スポット、ラーメン店 清水町
清水町の沼津商高情報ビジネス科マルチメディアコース3年生がこのほど、町の魅力を発信するマップを作成した。柿田川公園周辺のスポットや町内に複数あるラーメン店などをイラストで紹介している。 地域の課題研究を行う授業「未来創造プロジェクト」の一環。生徒が感じた「良いものがあるのに生かされていない」などの課題解決のためにマップ化した。昨夏から秋にかけて飲食店や神社などをフィールドワークして、場所ごとの特徴を学んだ。 マップはカラーA3判で3枚作成。5班に分かれ、それぞれの取材の成果をまとめた。 生徒約10人と教諭らが2月28日、町役場を訪れ、関義弘町長らに完成を報告。関町長は「みずみずしい感性
-
社説(3月4日)H3ロケット 万全の準備で再挑戦を
日本の新型主力ロケットH3の1号機が、発射を試みたものの飛び立てなかった。主エンジンに続いて作動する、補助の固体ロケットブースターへの着火信号が出なかったとみられる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日に再挑戦する。万全の準備で臨んでほしい。 H3は、今後の日本の宇宙開発や衛星打ち上げビジネスで中心的役割を担うことが期待されている。出だしのつまずきを、何としても挽回したい。主エンジンの一部には清水町内の企業の製品も使われている。静岡県が2023年度から始める方針の衛星画像を活用した盛り土監視事業では、将来的に、1号機に搭載される地球観測衛星「だいち3号」が撮影する高精度な画像を使用する予
-
「若き1票を」20歳の訴え 清水町「トリプル選」へPR動画作成
統一地方選で、県議選(3月31日告示、4月9日投開票)、町長選と町議選(4月18日告示、23日投開票)の「トリプル選」となる清水町はこのほど、20歳を迎えた地元の若者が選挙をPRする動画を制作した。20代の低投票率克服へ、身近な若者による啓発で投票を促す。 昨年7月に行われた参院選の町の投票率は52・43%で、県内43の開票区のうち、31番目だった。20代は30・84%で、同町の年代別では最も低い。 動画は15秒で、出演する若者の友人や家族など幅広くアプローチするのが狙い。1月に行った「二十歳の門出」の式典に出席した15人が参加し、カメラの前で「選挙へ行こう」「選挙ブラボー」とキャッチー
-
シマガツオの幼魚捕まえた! 展示例少ない深海魚 裾野の小6中平颯星君「いつか新種を」
裾野市立富岡第一小6年の中平颯星[はやせ]君(12)が2月中旬、珍しいシマガツオの幼魚の捕獲に成功した。清水町の商業施設サントムーン柿田川内の幼魚水族館によると、成魚ははえ縄漁などに掛かるが、展示可能な状態で捕獲される例は少なく幼魚の展示事例は確認できないという。幼魚は同館に寄贈し、展示されている。 幼魚の体長は5~8ミリほど。2月18日に沼津市江浦湾沿岸で浅瀬に浮いていたところを網ですくい上げた。同館の広報担当の石垣幸二さんは「成魚は釣ってもすぐに死んでしまい、生きたシマガツオの展示はあきらめていた。まさか幼魚が捕まえられるとは思わなかった」と驚きを隠さない。 岸壁での幼魚採集に熱中
-
有権者数302万4720人 12月から7899人減 静岡県内1日時点
静岡県選挙管理委員会が2日に公表した県内の選挙人名簿登録者数(基準日1日)は302万4720人(男148万6439人、女153万8281人)で、昨年12月の前回登録時と比べて7899人減った。 減少数が多かった市区部は、静岡市清水区656人、同市葵区580人、浜松市中区463人など。町部は小山町104人、長泉町83人、森町73人など。 増加した市区部はなく、町部は清水町19人だけだった。
-
地域文化に地道な貢献 第20回静岡県自費出版大賞
第20回静岡県自費出版大賞に決まった「国鉄沼津機関区の百年」は、1987年の国鉄民営化まで沼津駅に隣接して設けられていた国鉄沼津機関区の歴史を膨大な資料を駆使し丁寧にまとめている。60年代に国鉄に入社した山梨孝夫さんが、同機関区の100周年記念誌として執筆した「沼津機関区百年史」をベースに、その後発掘、収集した図面や写真を盛り込み、加筆・修正を重ねた。弟の幸夫さんが編集を担った。通算すると34年もの歳月を費やした労作で、鉄道マンの誇りと情熱、日本の鉄道開業150年の節目(2022年)を彩る地域史料としての価値が高く評価された。 今回の応募作は小説、随筆、研究書、絵本、ガイドなど計54点。柴
-
21件を上程 清水町議会開会
清水町議会3月定例会は1日開会し、会期を23日までの23日間と決めた後、99億800万円を計上した2023年度一般会計当初予算案など21件を上程した。 このうち、人権擁護委員の人事案件は同意した。伴走型相談支援と出産・子育て応援給付金事業に関する専決処分を承認したほか、4議案を原案通り可決した。 一般質問は8日に行う。
-
小山町 攻守替え再対決/清水町 現新対決/富士宮、吉田は無投票か【首長選の構図 統一地方選㊦】
「停滞する町を前進させる」。小山町長選で4年ぶりの返り咲きを狙う元職込山正秀氏(75)は後援会事務所開きで、再選を目指す現職池谷晴一氏(72)を批判した。 ふるさと納税の高額返礼品などを巡り、込山氏批判を展開した池谷氏が接戦を制した前回選。攻守を入れ替え、2度目の対決の込山氏は町職員の士気低下や町基金残高減少を問題視する。 池谷氏は文化芸術イベントなどで「町民の幸福度は高まっている」と実績を誇示。草の根の力で組織力をはねのけた4年前の再現をもくろむ。 選挙戦の争点は「倫理」と設定。込山氏を念頭に「ルールを守らない町政を絶対に繰り返してはならない」と語気を強める。 清水町 関氏実績問わ
-
101歳対7歳やプロ指導 裾野 囲碁愛好会30周年対局
裾野市囲碁愛好会、日本棋院裾野支部、あすなろ囲碁県連合会は26日、活動開始から30周年を記念したイベントを同市平松の東西公民館で開いた。 会員や囲碁教室に通う児童ら約50人が対局を楽しんだ。世代間の交流を目的とした相川東三さん(101)と沼津市立今沢小1年の山本伊織君(7)によるエキシビション対局や、藤井浩貴二段=清水町出身=らプロ棋士3人による指導対局が行われた。 愛好会によると、30年間で囲碁の競技人口は減少傾向にあり、最盛期は約130人だった会員は現在約50人。2020年には同連合会を発足し、県内の小学校で囲碁教室を展開して普及を図っている。渡辺浩事務局長は「会員の平均年齢が上がっ
-
各自の避難計画 専用シートで作成 清水町
清水町は26日、災害時に活用する各自の行動計画「わたしの避難計画」を作成するワークショップを同町の上徳倉公民館で開いた。 地元の自主防災会役員ら約20人に、町職員が作成手順を説明。参加者は水害や土砂崩れの発生を想定し、ハザードマップを見ながら一時避難先や避難のタイミングを考え、専用シートに記入した。今後、地域にシートを配布し、記入を促すなどして浸透を目指す。 岩崎博文・上徳倉区長(70)は「避難場所を選ぶ判断基準を改めて知ることができた」と話した。
-
認知症当事者 関わり方は 清水町で語り合い
清水町は25日、認知症について考えるグループワークを町福祉センターで開いた。認知症当事者で県希望大使の三浦繁雄さん(牧之原市)を招き、「誰もが住み慣れた地域で暮らし続けるために」をテーマに参加者約20人が議論した。 町内の認知症当事者の割合が国や県平均より高く、増加も見込まれることから企画した。2015年に軽度認知障害(MCI)と診断された三浦さんは働きながら治療を続け、認知症当事者との交流に取り組んでいる。 三浦さんはスマートフォンの置き場所が分からなくなった時に押すと音が鳴るボタンを活用するなど、物忘れに対処する方法を紹介。「認知症かもと不安な人は専門病院に行ってほしい。診断を受ける
-
時代超え信望集める富士山 家康、霊峰と貴重な共演/甲斐の信玄、娘の平安願う/静岡・山梨両知事インタビュー【2月23日 富士山の日】
信仰の対象と芸術の源泉としての普遍的な価値が認められ、富士山が2013年6月に世界文化遺産に登録されてから今年で10年を迎える。 静岡、山梨両県を中心とした関係者はこの間、富士山の価値を後世に引き継ぐために登山者数の管理や災害の対応などさまざまな取り組みを進めてきた。 年明けに始まった大河ドラマで再注目される徳川家康も、富士山に高い信仰心を寄せた。県内各地に残るその事績は、時代を超えてあつい信望を集める富士山の存在をあらためて認識させる。 両県が定める富士山憲章や富士山基本条例は、私たち一人一人にも主体的な関わりを求める。きょうも雄大な姿を見せる富士山と、これからも共に歩んでいくために
-
清水町当初予算案 継続事業中心に骨格編成 一般会計99億円
清水町は22日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比5%減の99億800万円。任期満了に伴う町長選や町議選を4月に控え、継続事業を中心にした骨格予算の編成となった。特別会計などを合わせた総額は2・6%減の179億7600万円。 歳入のうち、町税は2・9%増の55億8300万円。企業収益の回復を見込んだ。道路や河川の建設事業を必要最小限としたため、町債は86・3%減の7600万円。自主財源比率は65・3%となった。 歳出では、昨年12月議会の債務負担行為で設定した、築50年以上で老朽化が問題の南小北校舎改築に向けた工事設計事業を盛り込んだ。現在は西小のみの特別支援学級の情緒
-
特別教室エアコン整備予算案提出へ 清水町
清水町は22日、町議会議会運営委員会で、小中学校の特別教室へのエアコン整備費2400万円を含む本年度一般会計補正予算案を、3月定例会に提出することを報告した。 特別教室は音楽室や理科室などで、清水小、西小の2教室ずつ、南中の2教室に整備する。国の学校施設環境改善交付金を活用する。夏前に設置予定。 また、3月定例会の会期を1~23日の23日間とした。一般会計補正予算案を含む21件を審議する。一般質問は8日で、4人が登壇する。
-
沼津商高生の観光ボランティア支援へ 清水町、関連費計上
清水町は、4月から沼津商高(同町)が観光コミュニケーションコースを新設することを受け、学生観光ボランティア育成支援事業を行う。 2023年度当初予算案に関連費を計上。地元の観光ボランティアが高齢化する中、古里をPRする若い力の確保と育成に着手する。 まずは、外部講師による講義や柿田川公園で観光ボランティア体験などに取り組む。同校の担当者は「関係機関と連携して地域のニーズに応えていけたら」と話す。
-
電業社機械製作所 次期社長に彦坂氏
電業社機械製作所は21日の取締役会で、取締役上席常務執行役員管理本部長の彦坂典男氏(64)が、4月1日付で代表取締役社長最高執行役員社長に昇任する人事を決めた。村林秀晃社長(70)は代表取締役会長に就く。 彦坂典男氏(ひこさか・のりお)1982年入社。営業本部産業システム営業部長、上席執行役員営業本部長などを経て、2019年4月から現職。清水町出身。
-
柿田川こだわりの逸品 新たに4品目認定 清水町商工会
清水町商工会は20日、地域の魅力発信につながる商品「柿田川こだわりの逸品」の認定審査会を町商工会館で開いた。出品されたのは町内4事業所からの全4品目で、価格など改善点を指摘された一部の商品を含め全てが認定された。 認定されたのは、「柿田川陶芸」(川崎製作所)と「するがの極」(JAふじ伊豆)、「Twincle☆Star おそとギア」(沼津高圧ガス産業)、「緑米の米粉クレープ」(ちぇりーろこ)。柿田川の湧水の青色をイメージした焼き物や、産物である緑米の米粉を使ったクレープなど。委員5人が手に取ってみたり試食したりして見極めた。 こだわりの逸品は今回初めて、認定品の幅を広げるため食品以外も対象
-
富士山テーマ 写真と絵画並ぶ 清水町、28日まで
富士山をテーマにした写真と絵画が並ぶ「十人十色富士山展」が28日まで、清水町地域交流センターで開かれている。23日の富士山の日に合わせた企画。 町内の園児らが絵の具やクレヨンなどの画材やちぎり絵で表現した約340点を紹介。町とゆかりのある虹の音工房パステル画教室のパステルアート21作品も並ぶ。 写真は、県東部の愛好家による霊峰富士写真倶楽部(渡部繁雄代表)の約10人が計51点を出展した。夕日に照らされた富士山やダイヤモンド富士、宝永山など多様な姿を静岡、山梨両県から撮影した。
-
島田市博物館分館 海野光弘版画記念館【美と快と-収蔵品物語(53)】
1939年、静岡市の染物屋に生まれた版画家、海野光弘(~79年)。日本各地を旅し、自然風景とそこに生きる人々の素朴な営みを独自の陰刻技法によって描き出した。国内外で評価を受けながらも39歳で早世。残された作品群は2000年、島田市博物館分館開館へと導いた。海野版画は郷愁にとどまらず、日本の豊かな風土を今に伝えている。 人の営み 自然と調和 「湖岸の民家」は春の代表作。信州・諏訪湖のほとり、民家脇に菜の花の道が続く。花茎の細部はなく、咲きそろう様を黄一色で圧倒する。漆黒の家屋との明瞭な対比について、「黄色は描き手にとって難しい色。大胆な構図は、染色の家に生まれたバランス感覚の良さ」と島田
-
まち活性化へ 高校生提案 柿田川で地域通貨活用を 沼商プロジェクト発表会
沼津商業高(清水町)で17日、生徒が地域課題の解決策を考える探求学習「沼商プロジェクト」の最終発表会が行われた。同町と沼津市、三島市の職員らを審査員として招き、1年生の代表グループがアイデアを提案した。 生徒は4~5人でチームを組み、一つの市町を担当。約40チームの中から事前に生徒らの投票で選ばれた11チームが、担当した市町の「強み」「弱み」「解決策と企画」などを発表した。清水町を担当したグループは、フィールドワークで行った柿田川公園と地域通貨「ゆうすいポイント」を組み合わせた活用事例のアイデアを、動画でまとめて紹介した。 1年生は昨年4月からプロジェクトの一環として、町職員からの講義や
-
珍しい白いナマコ「ちょっと傷んだバナナみたい」 SNSで反響、清水町・幼魚水族館
清水町の商業施設サントムーン柿田川内にある幼魚水族館で、珍しい白いナマコが展示され、来館者の注目を集めている。 同館によるとマナマコの仲間とみられるが詳しい種類は不明。遺伝子の異常で色素が作れず体が白い「アルビノ」か、色素の減少で皮膚が白くなる「白変種」の可能性があるという。体長は約15センチで、2月上旬に駿河湾で漁師に捕獲された。 体の一部に暗色の斑点があり、同館館長でタレントの鈴木香里武さんが交流サイト(SNS)に写真を投稿すると「ちょっと傷んだバナナみたい」と大きな反響を生んだ。鈴木館長が「ホワイトチョコバナナマコ」と愛称をつけて展示し、投稿を見て訪れる若者も多いという。
-
全商検定1級 3種目以上 沼津商高3年52人合格
沼津商高(清水町)の3年生52人が全国商業高校協会主催の検定試験で3種目以上の1級を取得した。 検定は簿記や珠算、ビジネス文書など計9種。3年生183人のうち、全9種目に1人、6種目に1人、5種目に5人、4種目に18人、3種目には27人が合格した。同校の生徒は3年間で3種目以上の1級取得を目指している。 6種に合格した芹沢亜美さん(18)=沼津市=は過去問を多く解いて受験に備えた。「予想よりも多くに合格できてうれしかった。就職先で生かせたら」と喜びを語った。
-
「H3」中継見守る メインエンジンの一部製造、清水町のエステック社員
航空宇宙機器部品製造のエステック(清水町、鈴木誠一社長)は17日、鹿児島県の種子島宇宙センターで予定されていた日本の新型主力機H3ロケット1号機の打ち上げの生中継を見守った。メインエンジンの一部に同社製品が使用されていることから、社内作業場にスタッフがそろって注目した。打ち上がらず落胆ムードに包まれたが、鈴木社長は次回の成功に期待した。 発射予定の午前10時37分に合わせカウントダウンを行って盛り上げた。打ち上がらず社員からは「残念」と沈んだ声が広がった。ただ、鈴木社長は「打ち上げてからの失敗ではないので、次の機会が楽しみ」と前向きに考え、「社員も打ち上げが成功したら携わった実感が湧いてく
-
「癒しのプチヴェール」パッケージを一新 機能性表示食品PR
JAふじ伊豆(沼津市)は、冬野菜「プチヴェール」が昨年12月に機能性表示食品に登録されたのを受け、パッケージを一新した。一時的なストレスや疲労感を緩和する効果があるとされるアミノ酸の一種「GABA」が摂取できる点をアピール。「癒(いや)しのプチヴェール」と名付け、消費拡大を図る。 プチヴェールは芽キャベツとケールを交配させた野菜で、11月下旬~3月上旬に出荷される。沼津市、清水町、長泉町の生産者でつくる同JAなんすんプチヴェール部会は、アグリオープンイノベーション機構(AOI機構、沼津市)と連携して消費者庁に申請し、登録された。 新たなパッケージはピンクを基調にし、のぼり旗などの販促物も
-
演奏会招待券 清水町に贈る 明治大校友会の支部
明治大学校友会沼津地域支部(鈴木正二支部長)は16日、沼津市民文化センターで4月22日に開く同大マンドリン倶楽部の定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)の招待券10枚を清水町に贈った。 演奏会は創部100周年記念で、3年ぶりの開催。町役場で開かれた贈呈式で鈴木支部長は目録を手渡し、「伝統(の音色)を披露する。楽しんで聞いてほしい」と話した。招待券は就労支援施設「柿田川作業所」の利用者に贈られる。
-
子育て応援社会づくりへ 静岡県がキャンペーン
静岡県は3月10日まで、社会全体で子育てを応援する機運を高める「ふじさんっこ応援キャンペーン」を展開する。県内3カ所のショッピングセンターで子育てイベントを実施するほか、協賛店舗・施設で提示すると特典を受けられる「しずおか子育て優待カード」の普及を図る。 15日に県庁でPRイベントを行い、川勝平太知事は「子どもたちの笑顔があふれる社会をつくっていきたい」と意気込んだ。静岡聖母幼稚園(静岡市葵区)の園児20人が歌を披露し、「キャンペーンよろしくお願いします」と呼びかけた。 キャンペーンのイベント会場は今月18日がイオンモール浜松志都呂(浜松市西区)、同23日がサントムーン柿田川(清水町)、
-
町立保育施設の再編で意見交換 清水町が教育会議
清水町は15日、総合教育会議を町役場で開き、町立の4幼稚園と2保育所のあり方について意見交換した。町は共働き世帯の増加などで幼稚園利用者が減っているため、保育施設の再編を検討していることを報告した。 来年度の幼稚園入園予定者は1月時点で計282人、定員充足率は36・6%の見通し。4園を2カ所に統合するなど教育委員会が想定した複数の再編案と、民間導入も検討していると説明した。 関義弘町長と朝倉和也教育長、教育委員4人らが参加。委員からは「幼保一体型の認定こども園はどうか」「医療機関と連携するなど特色を出すとよい」といった意見が出た。裾野市をはじめ全国各地で相次いでいる不適切保育を踏まえ、「
-
詐欺被害未然防止 沼津信用金庫に感謝状 沼津署
沼津署は13日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、沼津市の沼津信用金庫事務部システム課と同課の窪田新司主任(33)、清水町支店の篠田綾子支店長代理(43)に感謝状を贈った。 窪田主任は1月23日、ネットバンキングの申し込みをした清水町の60代女性に電話をかけ、申し込みの経緯を尋ねた。「町役場から還付金があると連絡があった」と言われ、詐欺を思って手続きを止めた。篠田支店長代理は女性に応対して詐欺電話であることを説明した。同課を代表して工藤智之副部長兼課長(53)と2人が吉田光広署長から感謝状を受け取った。
-
記者コラム「清流」 小さな気遣いの積み重ね
昨年12月の第23回県市町対抗駅伝で、清水町が町の部の王座に返り咲いた。大会新記録で制した圧巻のレースを、出走選手の雄姿で振り返る写真展が町内で始まった。 第1回から指揮官を務める朝倉和也監督が大切にしているのは、年間を通して選手とコミュニケーションを取ること。部活で町の練習に参加しづらい学生らには、週に1度ほど電話をして不調や悩みを相談できる関係性をつくり、助言するという。 監督の細やかな気遣いが勝因の一つだと感じた。確かに、何事も小さな努力や配慮の積み重ねが大きな成果をもたらす。季節の変わり目で気持ちが不安定になりがちだが、私も地道にやるべきことをやろうと思い直した。ことしの駅伝では
-
静岡県人口357万5454人 1月1日現在 7カ月連続減
静岡県がこのほど公表した2023年1月1日現在の本県推計人口は357万5454人で、前月に比べて3307人減少した。推計人口の減少は7カ月連続。社会動態は3カ月ぶりに転出数が転入数を上回る社会減となった。 転入数から転出数を引いた社会動態は573人減(転入9466人、転出1万39人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2734人減(出生1660人、死亡4394人)。 市町別で、人口が増加したのは17人増の清水町のみ。686人減の静岡市をはじめ、浜松市494人減、富士市228人減など34市町で減少した。 社会動態は13市町で増加。最も多かったのは磐田市と焼津市の50人増、伊東市42人増と
-
美術館づくりへ ワークショップ 3月清水町、児童対象
清水町は3月22~24日、作品を作り展示するワークショップ「美術館がないのなら自分たちでつくればいいじゃない」を町地域交流センターで開く。小3~6年が対象。今月22日まで申し込みを受け付ける。 初日は、県内で活動する世界の名画を模写するユニット「アーブル美術館」の藤原晶子さんが講師を務め、段ボールに模写。2日目は県立美術館の学芸員を招き、所蔵作品のロダン「考える人」のポーズを取ったり、自分がイメージする考えるポーズとの比較をしたりする。最終日は作品を展示し鑑賞する。 いずれも午後2時から。参加費500円。3日間の参加を推奨する。定員は20人で多数の場合は抽選。 問い合わせは町社会教育課
-
交流センター活用策は 高校生や町職員が議論 清水町
清水町は11日、行政と住民が協働して町の課題解決を図るワークショップ(WS)を町地域交流センターで開いた。地元高校生や町職員らが昨年9月から、魅力ある同センターの実現をテーマに意見交換した全3回のWSの最終回。集大成として、施策につながるアイデアを発表した。 参加者約30人は3グループに分かれて、知名度の低さなどが課題に挙がるセンター活用案をこれまでの内容を深めて話し合った。常葉大造形学部の学生が進行役を務め、図やイラストを付けて模造紙にまとめた。 発表では、紹介動画を作成する▽高校生が主体となり部活動としてイベントを企画運営する▽多世代が交流できるカフェをつくる―などのアイデアを提案し
-
キャンプでもみ殻利活用 沼津の農家 バイオマス燃料を開発、販売 高騰進むまきの代替品に
沼津市の農家が米の収穫時に大量に出るもみ殻を使ったバイオマス燃料「C.H.A.F(チャフ)」を開発した。多くが産業廃棄物として処理されていたもみ殻を利活用する県内では初めての取り組み。アウトドアブームに伴い高騰が進むまきの代替品として、キャンプ場への販路拡大を目指す。 県東部の農家から集めたもみ殻を、接着剤を使わずに固形化した。同市の農家大木重友さん(43)が商品名と同名の会社「チャフ」を起業し、昨秋から販売を開始した。「手間をかければ再生可能エネルギーに変えられることを示したかった」と説明する。 チャフは燃焼時に窒素や硫黄酸化物を排出しないため環境負荷が小さく、燃焼時間がまきの約3倍。
-
ハナビラウオ幼魚 ハートの尾びれ特徴 バレンタイン合わせ公開 清水町
清水町の商業施設サントムーン柿田川内にある幼魚水族館でこのほど、深海魚「ハナビラウオ」の幼魚の展示が始まった。同館によると、生きた姿を見られるのは国内でも珍しいという。 尾びれがハートのように見えるため、14日のバレンタインデーに合わせて公開した。1月中旬に沼津市の江浦湾沿岸で採集された4匹を展示している。 成魚は水深700メートルまで生息するが、幼少期は浅い海で生活する。クラゲの傘の下や触手の間に身を潜めるのが特徴。長期飼育の記録はほとんどないとされるが体調は良好で、捕獲時に5ミリほどだった体長は約1センチまで成長した。 広報担当の石垣幸二さんは「バレンタインに合わせてやってきてくれ
-
清水町V 駅伝感動再び 県市町対抗駅伝の写真展、28日まで
清水町は28日まで、町の部で優勝を果たした第23回県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の写真展を町図書館・保健センター複合施設「まほろば館」で開いている。 静岡市内を走った全12区間と、同市の草薙陸上競技場で行われた小学生の1500メートル走で、力いっぱい走る選手の写真パネル13点を並べた。懸命に走る選手の表情や声援を受けて力走する姿を、臨場感を持って伝えている。 優勝旗と優勝カップも展示している。町担当者は「感動を思い出してもらえたら。来年度もスポーツで町を盛り上げたい」と話した。
-
卯や四季表現 つるし雛並ぶ 沼津で23日まで
沼津市と清水町のつるし雛(びな)愛好家でつくる「はっぴぃ」(宮川信子代表)の作品展が23日まで、沼津市のサンウェルぬまづで開かれている。 60~80代の会員9人が一針一針丁寧に縫い上げた約250点を展示している。干支(えと)の卯(う)や、ツバキでかたどったくす玉など色鮮やかな飾りをつるした。ひな人形や端午の節句のかぶと、夏祭りの花火など四季の行事をモチーフにした飾りも並ぶ。 宮川代表は「かわいらしい作品を楽しんでもらえたら」と話した。 作品展は2年に一度の開催で7回目。
-
地域経済再生へ連携加速 駿豆地区商工振興懇 伊豆の国で定例会
東部と伊豆の経済団体でつくる駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は3日、伊豆の国市で定例会を開いた。コロナ禍などで低迷する地域経済の再生に向け連携を加速していくことを確認した。 定期的に開催し、東部・伊豆地域をどう結び、活性化につなげるかについて議論している。紅野会長は「地域経済の振興へ事業所の支援を重ねていく」と強調した。開催地を代表して同市商工会の大沢秀光会長も「インフラが少しずつ整備され、互いが近くなっている」と話した。 懇話会は2商議所(沼津と三島)と8商工会(長泉町、函南町、沼津市、清水町、裾野市、御殿場市、小山町、伊豆の国市)で構成。商議所会頭や商工会長