NY円、一時145円57銭 米長期金利上昇で買い優勢

 【ニューヨーク共同】週明け14日の外国為替市場の円相場は対ドルで大幅下落し、一時1ドル=145円57銭と昨年11月以来、約9カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。米長期金利の上昇に伴って日米金利差の拡大が意識され、運用に有利なドルを買って円を売る動きが強まった。

ドル紙幣(ロイター=共同)
ドル紙幣(ロイター=共同)

 午後5時現在は、前週末比61銭円安ドル高の1ドル=145円51~61銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1・0899~0909ドル、158円57~67銭。
 米国の景気後退懸念が和らいだことで米長期金利の指標となる10年債利回りが一時4・21%台まで上がって昨年11月以来、約9カ月ぶりの高水準を付けた。一方、日銀による大規模な金融緩和政策は当面続くとの観測が根強く、日米の金利差拡大を見込んだドル買いが優勢となった。

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