小渕氏、政治資金巡り陳謝 自民新執行部が会見

 自民党新執行部は13日、党本部で就任記者会見に臨んだ。小渕優子選対委員長は、2014年に政治団体の不明朗な政治資金支出で経済産業相を辞任したことを巡り「大変なご迷惑をおかけした。心からおわび申し上げたい」と目に涙を浮かべて陳謝した。茂木敏充幹事長は次期衆院選に向け「準備を着実に進める」と強調した。

記者会見する自民党の小渕優子選対委員長=13日午前11時、東京・永田町の党本部
記者会見する自民党の小渕優子選対委員長=13日午前11時、東京・永田町の党本部

 小渕氏も「一丸となって勝てる態勢をつくりたい」と述べ、10月の参院徳島・高知選挙区と衆院長崎4区の両補欠選挙でも必勝を期すとした。
 来年秋の党総裁選への対応を問われ、茂木氏は「山積する内外の課題にしっかり応えていかなければいけない。そのために岸田政権を支えていきたい。それに尽きる」と語った。萩生田光一政調会長は「岸田政権を支えていくことが今の仕事だ。その延長で判断する」とした。
 森山裕総務会長は「総務会は党の最高意思決定機関だ。スピーディーな意思決定に努めたい」と表明。萩生田氏は、NTT法の在り方に関し「議論を加速させ、年内にも一定の方向性を定めたい」と指摘した。

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