エアコン試運転、お早めに 夏の修理は数週間待ちも

 エアコンの使用が本格化する夏を前に、メーカー各社が試運転をするよう呼びかけている。例年「暑くなって動かしたら故障していた」との相談が後を絶たず、7月前後の修理や設置工事では数週間待つケースもあるためだ。今年の夏も全国的に猛暑が見込まれ、各社は「熱中症予防のためにも、6月前半までにチェックを」としている。

ビックカメラ新宿東口店のエアコン売り場=2022年、東京都新宿区
ビックカメラ新宿東口店のエアコン売り場=2022年、東京都新宿区

 ダイキン工業によると、試運転の手順はどこのメーカーもだいたい同じで、まず冷房の設定温度を最低(16~18度)にして10分ほど運転。冷風が出ているか、異常を示すランプが点滅していないかを確認する。そのまま30分ほど運転し、屋外の配管から水が出ているのを確認する。
 同社が今年3月にインターネット上で実施した調査によると、回答した2100人のうち「試運転をしたことがある」と答えたのは21・8%だった。担当者は「7~8月の点検依頼は4~5月の約3倍。早めの試運転で夏を快適に過ごしてもらいたい」と話している。

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