照ノ富士、成長株の平戸海と稽古 「いい動きをする相手」

 大相撲の春巡業は27日、埼玉県所沢市で行われ、腰痛により先場所を途中休場した横綱照ノ富士は朝稽古で幕内平戸海と7番取って5勝2敗だった。24歳の成長株にぶつかり稽古でも胸を出し「よく稽古している。いい動きをする相手とやりたかった」と満足した。

大相撲の春巡業で稽古する照ノ富士(右)と平戸海=27日、埼玉県所沢市
大相撲の春巡業で稽古する照ノ富士(右)と平戸海=27日、埼玉県所沢市

 照ノ富士は低い体勢からの寄りを余裕十分に残す場面もあった。夏場所(5月12日初日・両国国技館)での再起に向け、26日からは取組にも参加。「腰をしっかり下ろした状態で力が入るかどうか。どのくらいの痛みがあるかも確認した。春場所前に比べたら全然いい」との手応えだった。
 平戸海は横綱に稽古で指名されたのは初めてという。夏場所は幕内での初挑戦も予想され「すごく重くて体力が奪われた。2、3番で息が切れた」と驚いていた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞