首相「公正な経済秩序訴えたい」 2日にOECDで演説

 岸田文雄首相は1日、フランスに向け政府専用機で羽田空港を出発した。2日にパリで開かれる経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会で演説する。羽田空港で記者団に「ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序の構築、強化を主導すると訴えたい」と語った。フランスのマクロン大統領と個別に会談し、南米のブラジルとパラグアイも訪問する。

フランスに向けて羽田空港を出発する岸田首相=1日午前
フランスに向けて羽田空港を出発する岸田首相=1日午前
フランスへの出発を前に、羽田空港で取材に応じる岸田首相=1日午前
フランスへの出発を前に、羽田空港で取材に応じる岸田首相=1日午前
フランスに向けて羽田空港を出発する岸田首相=1日午前
フランスへの出発を前に、羽田空港で取材に応じる岸田首相=1日午前

 首相は記者団に、OECD閣僚理事会で生成人工知能(AI)の国際的な課題について議論を推進すると説明。マクロン氏とは「2国間関係を強化する」と述べた。4日にブラジルの最大都市サンパウロで予定する対中南米外交スピーチに関しては「日本と中南米の今日までの道のり、未来に向けての道のりをキーワードにする」と強調した。
 ブラジルではルラ大統領との会談に臨む。今年の20カ国・地域(G20)議長国のブラジルと貿易投資強化や気候変動対策で連携を図る。パラグアイでペニャ大統領とも会談し、経済、宇宙、情報通信、人的交流に関し協議する予定だ。6日に帰国する。

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