記者コラム「清流」 「１８歳成人」責任自覚を
４月から民法の成人年齢が１８歳に引き下げられる。この春に浜松市内の高校を卒業し大学生になる予定の私の娘は該当世代で、心配な面もある。
親の同意なくクレジットカードやローン、携帯電話などの契約ができるようになり、悪質商法や詐欺の被害多発が懸念されている。娘によると彼女の高校では、昨年秋の国政選挙前には１８歳に選挙権があることの周知があったが、契約トラブルへの注意喚起は「何も聞いていない」という。
「１８歳で成人と言われても実感がない。知識もないのでそういう話を聞くと怖い」と娘。ただ、責任を自覚させる年齢として、１８歳が早すぎることはないはず。情報が氾濫する時代だからこそ、しっかりした判断力を身に付けてほしいと思う。
（浜松総局・瀬畠義孝）
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