静岡県労金 生活困窮者へ食料品支援 25店舗に回収箱設置

 静岡県労働金庫(古川正明理事長)は1日、創立70周年事業の一環として、食料品を生活困窮者などの支援団体に送る「フードドライブ」事業を始めた。食料品の回収ボックスを県内全25店舗に設置し、寄付を募る。初回の回収期間は30日まで。11月と来年3月にも回収期間を設ける。

店内に設置した回収ボックスと古川理事長(右)ら=静岡市葵区の県労働金庫本店
店内に設置した回収ボックスと古川理事長(右)ら=静岡市葵区の県労働金庫本店

 回収した食料品は、静岡市葵区の認定NPO法人フードバンクふじのくにを通じて、県内の生活困窮者やシングルマザーなどを支援する団体へ贈られる。
 同金庫は約10年前から社会貢献の一環として、職員自らが食料を支援団体に寄付する取り組みを開始し、同法人の設立にも協力した。70周年の節目を機に、寄付活動の輪を広げようと今回実施した。
 古川理事長は「フードドライブを生活の支えにしてもらいたい。多くの食料が集まってほしい」と期待を寄せた。

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