スポーツ選手と「運動会」 児童ら綱引きや大縄跳び 浜松

 サッカーJリーグの静岡県内4クラブをはじめスポーツ選手有志でつくる「ワン・シズオカ・プロジェクト」は4日、児童を対象にした大運動会を浜松市東区の浜松アリーナで開いた。県内の小学5、6年生約70人が参加し、さまざまな種目の運動に挑戦した。

綱引きを楽しむ子どもたち=浜松市東区の浜松アリーナ
綱引きを楽しむ子どもたち=浜松市東区の浜松アリーナ

 同団体は選手有志が新型コロナウイルスで大変な思いをしている人たちを勇気づけようと、2020年に始まった。他競技の参加も増え、この日は男子バスケットボールのベルテックス静岡、女子サッカーの静岡SSUボニータ、女子7人制ラグビーのアザレアセブンの選手が参加。静岡大地域創造学環の学生も運営に携わった。
 子どもたちは4チームに分かれて綱引きや大縄跳び、障害物リレーなど5種目の総得点で順位を競った。じゃんけんに勝ち残り、ジュビロ磐田の小川大貴選手のスパイクが当たった浜松市立有玉小6年の高橋芽依さんは「いろいろな種目の選手と交流できて楽しかった」と笑顔で話した。
 イベントの司会を務めた磐田の山田大記選手は故障離脱中のため競技に参加できなかったが「みんなに楽しんでもらい、元気をもらった。これからもスポーツを通して触れ合いたい」と思いを語った。今後は小児科病棟の慰問や児童養護施設利用者の試合招待なども予定している。
 

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