ラグビー聖地化推進へ ブルーレヴズ 副知事にシーズン報告

 ラグビーのリーグワン1部で今季8位に終わった静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長と矢富勇毅選手が6日、静岡県庁に出野勉副知事を訪ね、創設1年目のシーズンを報告した。

出野副知事(右)にシーズン終了の報告を行う静岡ブルーレヴズの矢富選手(中央)と山谷社長=県庁
出野副知事(右)にシーズン終了の報告を行う静岡ブルーレヴズの矢富選手(中央)と山谷社長=県庁

 前身のヤマハ発動機ジュビロから県全体をホストタウンにする新クラブに移行したことを振り返り、矢富選手は「県民の応援を、身をもって感じた。来季は優勝報告に来ることを目指して頑張りたい」と目標を掲げた。
 山谷社長はラグビーの普及活動にさらに力を入れる姿勢を示した。具体的には9月にクラブ名を冠にした15歳以下のユース大会を県ラグビー協会と協力して開催する方針で、「いずれは全国規模の大会を目指す。競技人口の拡大とチームの成績アップで好循環を生み、静岡から日本代表選手を輩出していきたい」と意欲を示した。
 県も静岡ブルーレヴズと協定を締結済みで、ラグビーの聖地化や地域創生の実現に向けた取り組みを進めている。出野副知事は「選手にも協力してもらってジュニア世代への普及を図り、静岡をラグビー王国にしたい」と期待を膨らませた。
 山谷社長は同日、静岡市役所で田辺信宏市長にも報告を行った。7日には磐田、掛川両市長を訪問する予定。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞