プールのヤゴ“救出作戦” 水泳授業前、網で優しく 磐田・向笠小
磐田市向笠竹之内の向笠小3年生は9日、水泳の授業が開始する前に同校プールのトンボのヤゴを保護する“救出作戦”を同校で行った。21人が網を使って底にたまった落ち葉や藻の中からヤゴを見つけ出した。
児童らは毎年、プールの水抜きでヤゴが流される前に保護している。学区内にある桶ケ谷沼ビジターセンターの内野茂喜所長が講師を務め、見分け方や扱い方を指導した。
子どもたちは網で優しくヤゴをすくい取った。「かわいい」「何トンボだろう」と話していた。内野所長によると、アキアカネやコノシメトンボなど5種が確認できたという。
ヤゴは児童や教員が管理する同校のビオトープと、教室で飼育して羽化するまで成長を見守る予定。