小山・ふじあざみラインで大会 スポーツ合宿適地アピール

 富士山須走口5合目につながる県道「ふじあざみライン」を舞台にしたランニング大会「富士山須走五合目競走」が12日、小山町須走地区で初開催された。地元のホテルなどでつくる実行委が、スポーツ合宿に適した環境をアピールしようと企画した。県内や首都圏の愛好家415人が平均勾配10%の「激坂」に挑んだ。

富士山須走口5合目を目指しスタートする選手=小山町のふじあざみライン
富士山須走口5合目を目指しスタートする選手=小山町のふじあざみライン

 全長11・8キロのふじあざみラインを登る部門と、往復の部の2部門。選手は標高約800メートルに位置するゼロキロポストをスタート。くっきりと姿を見せた富士山を仰ぎ見ながら、標高2千メートルの5合目まで懸命に駆け上がった。
 須走地区で合宿を続けている会員制ランニングクラブ「リスタートランニングクラブ」(東京都三鷹市)が、スポーツ合宿の誘客に力を入れる富士ざくらホテル(同町、小沢健男社長)と計画した。スポーツ合宿の基幹産業化を目指す町が全面協力した。実行委は「町と連携して継続したい」としている。

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