静岡・清沢地区で田植え 城南静岡中生が棚田体験

 静岡市葵区清沢地区で耕作放棄された棚田の保全に取り組む市民グループ「清沢塾」は13日、同市駿河区の城南静岡中の生徒を「清沢の棚田」に招き、田植え作業の体験会を行った。

清沢塾のメンバーの指導の下、田植え作業を楽しむ生徒ら=静岡市葵区
清沢塾のメンバーの指導の下、田植え作業を楽しむ生徒ら=静岡市葵区

 同校の1~3年生55人が清沢塾のメンバー7人と交流し、自然との共生、食の大切さについて理解を深めた。
 同塾が無農薬・無肥料にこだわって再生している同棚田には、イモリやホタルなどが生息。生徒らは生き物に触れ合いながら、田植えを楽しんだ。同校1年の安藤大樹さん(13)は「苗の根をつかんで、倒れないようしっかり植えた」と声を弾ませた。
 小長谷建夫塾長(74)は「自然の豊かさを体全体で感じてほしい。この体験を通して米の実り方を学んでくれれば」と話した。

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