生活支援策に2億1300万円 菊川市補正予算案 水道料金減免など

 菊川市の長谷川寛彦市長は16日の定例記者会見で、物価高騰の影響を受ける市民や事業者への支援策として2億1300万円を追加する2022年度一般会計補正予算案を示した。水道料金の軽減、プレミアム付き商品券の発行、給食費の保護者負担軽減事業費を盛り込んだ。開会中の市議会6月定例会に追加議案として提出する。
 水道料金の軽減事業は昨年に続き2回目。市民および市内事業者約1万9千世帯が対象で、水道料金の基本料金4カ月分を減免する。事業費は1億400万円。
 プレミアム付き商品券は1セット5千円で1万円の買い物が可能。1世帯2セットまで購入できる。利用できるのは10月ごろを予定している。当初はプレミアム率が60%だったが100%に引き上げるため、8200万円を追加する。補正後の発行事業費は2億1100万円。
 給食費は食材費の値上がり分を負担し、給食の量と質を維持する。学校は2400万円、保育所は100万円をそれぞれ計上する。
 (掛川支局・伊藤さくら)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞