更生保護の役割学ぶ 観察官ら講演 静岡・長田西中

 静岡市駿河区の長田西中は24日、静岡保護観察所の保護観察官や法務事務官を講師に招き「更生保護制度」についての講演会を開いた。道徳の授業の一環で、1年生約180人が耳を傾けた。

寸劇などを通し、保護観察官や保護司の仕事を説明した講演会=静岡市駿河区の長田西中
寸劇などを通し、保護観察官や保護司の仕事を説明した講演会=静岡市駿河区の長田西中

 大倉雄平主任保護観察官(38)は寸劇などを通して、保護司の役割などを説明。「(対象者が)更生するためには何が必要か」などと問い掛けると、生徒らは「家や仕事、仲間が必要だと思う」などと答えた。加藤心都さん(13)は「初めて『保護観察』という言葉を知った」と述べ、大長憲明教頭は「罪を犯してしまった人を支える人がいるということを学ぶ機会になったと思う」と話した。

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