家康公の好物、弁当に 静岡県飲食業生活衛生同業組合浜松支部

 静岡県飲食業生活衛生同業組合浜松支部(支部長・内山浩明エムシーフードサービス社長)が、徳川家康が好んだとされる食材をふんだんに使った弁当「浜松家康辨當(べんとう)」を開発した。来年の大河ドラマ「どうする家康」の放送開始に向け、浜松市が進めている「Yes!家康プロジェクト 浜松」の第1弾商品。7月から市内のイベントなどで販売し、機運を盛り上げる。

徳川家康が好んだとされる食材をふんだんに使った弁当「浜松家康辨當」=浜松市役所
徳川家康が好んだとされる食材をふんだんに使った弁当「浜松家康辨當」=浜松市役所

 しょうゆなどを加えて炊いた「桜めし」と三河みそを塗った麦飯のおにぎり2種、おはぎ、アサリのつくだ煮など家康が好んだとされる逸品に加え、かも肉のロースやふかし芋など家康や当時の生活にちなんだ料理を盛り込んだ。地産地消を意識し、地元産のアサリやサツマイモなどを使用している。
 同支部が4月から開発を進めてきた。プロジェクトのロゴマークをパッケージに付け、エムシーフードサービスが販売する。価格は税込み800円。
 同支部広報担当の小林敦さんらが27日、市役所を訪れ、鈴木康友市長に商品を紹介した。鈴木市長は「素朴な味でおいしく、ボリュームもある。当時をほうふつとさせ、とてもいい仕上がり」と太鼓判を押した。
 小林さんは「第2弾、第3弾の弁当も開発し、浜松をみんなで盛り上げていきたい」と話した。
 

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