掛川東高生、俳句に挑戦 文芸グループ「ほんわか大賞」作品募集

 掛川市の文芸グループ「ほんわかブッククラブ」は12日、高校生に俳句を身近に感じてもらおうと、掛川東高で講座を行った。2年生が参加し、写真を見ながら作る俳句に挑戦した。

写真を見ながら俳句を考える生徒=掛川市の掛川東高
写真を見ながら俳句を考える生徒=掛川市の掛川東高

 同グループと高久書店は2020年から、同市横須賀の写真作家土屋由美子さんの写真集を見て投句する「高久書店ほんわか俳句大賞」を実施している。
 メンバーが生徒に十七音のリズムや季語を説明し、生徒は写真から言葉を連想して俳句を考えた。泣いた子どもがおんぶされている写真を見て「駄々こねて伝わる体温冬の暮れ」と詠んだ浅井千裕さん(16)は「五七五の中にいろいろな情景を入れるのが楽しかった」と話した。
 俳句大賞の作品募集は9月15日まで。応募方法は投句料として写真集一冊を300円で購入し、添付用紙に俳句を記入して投句箱に入れる。小中高生は無料。写真集は高久書店、とうもんの里、永福寺、「本と、珈琲と、ときどきバイク。」で購入できる。投句箱は写真集の販売場所と市内3カ所の図書館に設置されている。
 (掛川支局・伊藤さくら)

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