JICA派遣 鈴木市長に抱負 浜松市内の男女3人

 国際協力機構(JICA)から青年と日系社会の海外協力隊員として海外に派遣される浜松市内の男女3人が11日、市役所を訪れ、鈴木康友市長に抱負を語った。

JICA海外協力隊員として派遣される上竹さん(左)、高須さん(左から2人目)、伊藤さん(右)=浜松市役所
JICA海外協力隊員として派遣される上竹さん(左)、高須さん(左から2人目)、伊藤さん(右)=浜松市役所

 今月から1年8カ月ボリビアに赴く市立小教諭の伊藤すみれ子さん(25)=北区=は非政府組織(NGO)が運営する小学校で教育カリキュラムや指導法の改善に取り組む。市立小教諭の高須はるなさん(28)=中区=も1年8カ月、カメルーンの教育省に所属し、複数の小学校を巡回しながら教育カリキュラムの改善などを行う。
 元市立高教諭の上竹明夫さん(66)=同=は8月から2年間、ブラジル日系人協会に勤務し、日本語教育の指導、日本文化の継承支援に努める。新型コロナの影響でJICAの新規派遣は2年ぶり。
 伊藤さんと高須さんは「現地の人としっかりと向き合いたい。この経験を浜松市の子供たちにも還元したい」と声をそろえ、上竹さんは「選ばれた責任を果たすとともに、第二の人生のモデルを示せれば」と語った。鈴木市長は「これまでの経験を生かし、現地での活動を頑張ってきてください」と激励した。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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