富士市の宿泊料助成「ふじさんぽキャンペーン」 延期の可能性も 

 富士市は14日、市内の宿泊施設の料金を助成する本年度の「ふじさんぽキャンペーン」の宿泊施設向けの事業説明会を市消防防災庁舎で開いた。全国で感染者が急増する中、市担当者は、現在8月からを予定する実施時期の先送りや延期、対象者の居住区域を制限する可能性があることを説明した。

宿泊施設対象に開かれたふじさんぽキャンペーンの説明会=富士市消防防災庁舎
宿泊施設対象に開かれたふじさんぽキャンペーンの説明会=富士市消防防災庁舎

 キャンペーンはコロナ禍で打撃を受けた市内の観光業の回復が目的で、2020年度も実施した。旅行サイト「じゃらんnet」(8月19日~11月15日)か「楽天トラベル」(8月25日~11月13日)を通じて予約すると、宿泊料金に応じて最大1万円分のクーポンが支給されるほか、特産品などの特典もある。本年度の第2弾は11月中旬から来年2月下旬を計画し、本年度分のクーポンは計3250枚を用意している。
 国内全域からの宿泊利用者を対象にするが、今後の感染状況次第で近隣11県や、県内のみなど利用者の居住地域を制限する可能性があるという。
 説明会に参加した男性は「感染状況が見通せない中だが、誘客につながる助成はありがたい」と話した。

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