ラスト20分の課題克服へ ラグビーリーグワン静岡新体制会見

 ラグビーリーグワン1部の静岡は14日、新体制発表記者会見を磐田市大久保のクラブハウスで行った。新シーズンのスローガンはエンジンの回転数を上げ加速するという意味の「REV UP!」。チームの強化方針としてラスト20分のゲームコントロールを重点課題に挙げ、プレーオフ出場権を得るベスト4入りを目標に掲げた。

新シーズンに向け、チーム強化とクラブ経営について目標を掲げる山谷拓志社長兼GM(右)と堀川隆延HC=磐田市大久保のクラブハウス
新シーズンに向け、チーム強化とクラブ経営について目標を掲げる山谷拓志社長兼GM(右)と堀川隆延HC=磐田市大久保のクラブハウス

 新しい組織体制では強化部とチームの役割分担を明確化し、山谷拓志社長が強化部長(GM)を兼任し、昨季監督だった堀川隆延氏がヘッドコーチ(HC)として引き続き指揮を執る。
 8位に終わった昨季は上位チームに対し、リードしながら終盤に10点差以内で逆転負けする試合が目立った。堀川HCは開幕までに基礎的な技術の向上やチーム内の競争力強化などに取り組む方針を示した上で、新加入選手獲得の狙いを説明した。
 課題のゲームコントロールについて期待するのは、スーパーラグビーのクルセイダーズで優勝に貢献した大型SHホール。指揮官は「最も多くボールに触るのがSH。起点の判断が重要」と指摘した。
 山谷社長はクラブ経営について目標数値を掲げ、平均観客数6千人、チケット売り上げ1・2億円、ファンクラブ会員2万人など、昨季から倍増を図る戦略を披露した。
 (寺田拓馬)

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