パラ空手で全国2冠 5度目挑戦で悲願達成 浜松の林さん

 「第18回全日本パラ空手道競技大会」(6月、東京武道館)の形と組手の男子知的障害クラスで初優勝を飾った浜松市東区の会社員林大誠さん(22)が14日、市役所を訪れ、鈴木康友市長に2冠の喜びを語った。

全日本パラ空手道競技大会で優勝した林さん(左から2人目)=浜松市役所
全日本パラ空手道競技大会で優勝した林さん(左から2人目)=浜松市役所

 林さんが出場したのは、21~39歳と40~65歳の合同クラス。形、組手ともにトーナメント戦で頂点を争った。週4日、仕事終わりなどに練習を重ね、2年ぶり5度目の出場で初の栄冠を手にした。
 林さんは所属する杉浦錬成塾(南区)の杉浦大祐師範(55)と母由加さん(46)とともに市役所を訪問。優勝メダルと賞状を手に、「2種目優勝が目標だった。緊張したが、いい形を打つことができた。組手も落ち着いて相手の動きを見ることができた。2連覇に向けて稽古に励みたい」と語った。
 鈴木市長は「素晴らしい快挙。2連覇を目指して頑張ってください」と激励した。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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