「浜降り」厄年男衆、威勢良く 熱海来宮神社例大祭

 熱海市の来宮神社例大祭は最終日の16日、神々が鎮座する御鳳輦(ごほうれん)を厄年の男衆が担いで海に入る「浜降り神事」を執り行った。同神社のご神体が海から流れ着いたとの故事にちなみ、海で邪気を取り払い、健康長寿や地域繁栄などを祈願した。

御鳳輦を担ぎ、地域繁栄などを祈願する男衆=熱海市
御鳳輦を担ぎ、地域繁栄などを祈願する男衆=熱海市
御鳳輦を担ぎ、地域繁栄などを祈願する男衆=熱海市
御鳳輦を担ぎ、地域繁栄などを祈願する男衆=熱海市
御鳳輦を担ぎ、地域繁栄などを祈願する男衆=熱海市
御鳳輦を担ぎ、地域繁栄などを祈願する男衆=熱海市

 白装束を身にまとった男衆は神社を出発し、行列を作って熱海サンビーチを目指して市街地を練り歩いた。市民や観光客が待つ砂浜に到着すると、一行は天狗の姿をした猿田彦を先頭に威勢の良い掛け声を上げながら海中へ。雨が降りしきる中、参加者は胸元まで海水に浸かり、御鳳輦が海面に接しないように歯を食いしばりながら海底を歩いた。
 砂浜に設けられた祭壇では関係者が玉串をささげ、安寧な日常と地域活性化を祈る神事が行われた。

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