赤ちゃんみんな、絵本の主人公に 菊川市がプレゼント事業

 菊川市は本年度、赤ちゃんがいる家庭に子どもの名前入り絵本「きくすくブック」を無料でプレゼントする事業を始めた。親子のコミュニケーション向上や、子どもが本に親しむきっかけづくりを目指す。同市によると県内で初めての取り組み。対象は同市に住所がある4月1日以降に生まれた乳児。表紙やページに子どもの名前が入ることで、子どもが絵本の主人公になる。名前の由来や、親から子どもへのメッセージを記載するページも設けた。

赤ちゃんの名前が入った「きくすくブック」
赤ちゃんの名前が入った「きくすくブック」

 保健師が生後4カ月までの乳児家庭を訪問し、親子の心身状況を確認する乳児家庭全戸訪問事業に合わせた企画。保健師が保護者に絵本注文チケットを渡し、保護者が申し込むと、2~3週間で絵本が郵送される。これまでに20人以上が申し込んだという。
 担当する子育て応援課の武藤有美子係長(46)は「親と子どもが双方向のやりとりをする一つのツールになれば。名前が入った絵本なので愛着を持って読んでほしい」と話した。
 

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