ウクライナ人、浜松市民に オイスカ専門学校 避難の学生受け入れ

 浜松市は21日、オイスカ開発教育専門学校(西区)がウクライナから避難してきた20代の女性を受け入れ、その女性が市内での生活を始めたと発表した。
 同専門学校日本語科は、日本語能力試験の合格を目指しているウクライナ人を学費免除で学生として受け入れ、日本語学習や日本社会への適応を支援するプログラムを設けている。今回は、全国の日本語教育機関有志による「ウクライナ学生支援会」を通じて受け入れた。女性は9日に来日し、13日に市に住民登録したという。
 同専門学校によると、女性は現在、同専門学校敷地内の学生寮で生活している。大学で日本語を専攻していたため日本語学習にも意欲的で、12月に行われる試験では5段階のうち2番目に難しい「N2」の合格を目指しているという。市が避難民を対象に設立した給付金制度(1世帯50万円、単身者30万円)の申請も行った。
 市内では3月に受け入れた女性が6月で市外に転出したため、現在は避難民計4人が生活している。

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