掛川原泉で着想 油彩と水彩60点 画家北見さん作品展

 沼津市の画家北見美佳さん(36)の個展が23日から、掛川市萩間の旧原泉第2製茶工場で開かれる。油彩と水彩を30点ずつ展示した。31日まで。

原泉地区から着想を得て制作した絵本の原案=掛川市萩間
原泉地区から着想を得て制作した絵本の原案=掛川市萩間

 北見さんは2018年から数カ月ずつ、原泉地区に滞在して作品を制作。同地区から着想を得て油彩の絵本を完成させ、今回初めてその原画となった水彩を公開した。
 本の中の「なにものでもないわたしは、なにものにもなれる」の一文は北見さんが15年ほど前、人生に迷っていたときに前向きになれた言葉という。「コロナ禍でつらい思いをする人の生きる力になれば」と話す。続編に向けた油彩も展示した。P50号のキャンバスを8枚並べ、竜やカモシカ、太陽などを表現した。
 個展の開催は土日は午後1時から午後9時まで。平日は午後4時から午後9時。26日は午後7時まで。
 同製茶工場は今後、アートスペースとして幅広く活用される予定。10月13日からはアートイベント「原泉アートデイズ!」の会場となる。

 

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