地元浜松の文学 魅力学ぶ 中区で開講、10月まで

 浜松文芸フォーラムはこのほど、講座「文学と私たち」を同市中区のクリエート浜松で開講した。10月までの全4回、浜松ゆかりの作家や文芸編集者が地域の文学の魅力を語る。

執筆活動について振り返る講師の増田さん(左奥)=浜松市中区のクリエート浜松
執筆活動について振り返る講師の増田さん(左奥)=浜松市中区のクリエート浜松

 市内の60~80代を中心に約30人が受講。北区のアマチュア小説家増田一郎さん(86)が講師を務めた。増田さんは20年以上前に浜松市出身の芥川賞作家、吉田知子さんとの出会いを契機に始めた執筆活動を紹介。書き続けることの大変さや文学の魅力について、「純文学は人の心を豊かに成長させることができる」と強調した。
 同フォーラムの河原みち代代表は「講義を通じて浜松の文学の魅力を若い人たちに継承したい」と話した。

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