小中生向け綱引き教室「全身使って」 浜松・水窪のクラブが指導

 浜松市はこのほど、子ども講座「楽しい綱引き教室」を西区の入野協働センターで開いた。天竜区から招いたみさくぼ綱引倶楽部のメンバーが講師を務め、綱引きの魅力を伝えた。

全身を使って綱を引く参加者=浜松市西区の入野協働センター
全身を使って綱を引く参加者=浜松市西区の入野協働センター

 地元の小中学生15人が、倶楽部の高木嘉則代表(54)らメンバー6人から綱を握る姿勢や体の使い方を学んだ。力を入れやすいよう肘を曲げてへその近くで綱をつかみ、全身を使って綱を引き合った。入野中1年の窪田悠大さん(12)は「綱引きは奥が深いと思った。機会があれば学んだことを生かして活躍したい」と話した。
 天竜区水窪町の秋の恒例イベント「峠の国盗(と)り綱引き合戦」がコロナ禍で2020年から中止になっていたことから、地域交流を進める入野と水窪の協働センターが連携して企画した。講座では合戦の歴史や、綱引きに使用する専用シューズなどの用具についても紹介した。

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