自治体窓口DX 浜松市長が事例紹介 全国意見交換会に出席

 浜松市の鈴木康友市長は28日、「自治体窓口DX(デジタル・トランスフォーメーション)」をテーマにした牧島かれんデジタル相と全国11自治体の首長の意見交換会にオンライン出席した。自治体DXの成功の鍵として、LGX(ローカル・ガバメント・トランスフォーメーション)という造語を用いながら「自治体の体質や発想を変え、スピード感を持って取り組むことが重要だ」と強調した。
 浜松市は本年度、市民が窓口で手続きを行う際、デジタルの活用によって市民と職員の双方の負担軽減を図る「書かない窓口」を導入する。鈴木市長はこの「書かない窓口」を引き合いに、「LGXの一例。採用することで、市のワンストップ総合窓口をアップデートしたい」と述べた。
 新型コロナウイルスの経済対策として独自に実施したスマホ決済サービスの大型ポイント還元キャンペーンや、官民連携で構築したデリバリーサービスのプラットフォームも紹介。その上で「いい取り組みを自治体間で互いに取り入れることで、国のデジタル田園都市国家構想を推進できる」と呼びかけた。
 

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