⚾静清の高橋、犠飛で一矢 潔く「力負け」 高校野球静岡大会決勝

 日大三島に抑え込まれていた静清打線が一矢報いたのは六回。先頭の3番伊東が右越え二塁打で出塁すると、4番松井が進塁打でつないだ。続いて打席に立った5番高橋は覚悟を決めていた。「自分が1点を取るしかない。何とか外野まで飛ばす」。右犠飛を打ち上げようやくスコアボードに「1」を刻み、反撃ののろしを上げた。

静清―日大三島 6回裏静清1死三塁、犠飛を放つ高橋(中央)=草薙球場(写真部・小糸恵介)
静清―日大三島 6回裏静清1死三塁、犠飛を放つ高橋(中央)=草薙球場(写真部・小糸恵介)

 だが、相手の先発松永の前に、七回以降は打線が沈黙。直球と変化球を丁寧に投げ分ける相手エースに対し、1点を返すのが精いっぱいだった。
 チームをまとめた馬場主将は、ここまで好投を続けた投手陣から11安打で8点を奪った相手打線をたたえた。「(甲子園への)思いでは負けていなかったが、技術の差が出た。力負け」と潔かった。

 

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