広島の高校生が描く被爆体験 菊川市役所に展示

 戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える「原爆と人間展」(同実行委主催)が1日、菊川市役所1階ロビーで始まった。広島市立基町高美術部の生徒が被爆者からの体験を基に描いた絵などが並ぶ。

高校生が被爆者の体験を基に描いた絵が並ぶロビー=菊川市役所
高校生が被爆者の体験を基に描いた絵が並ぶロビー=菊川市役所

 会場には原爆投下後に川に流れる人々や子どもを抱えたまま息絶えた母親、翌朝積み上げられた死体など悲惨な状況を表現した絵が18枚並ぶ。実行委代表の山内一徳さん(79)は「インパクトのある絵をぜひ見てほしい。戦争や核兵器を政治的、科学的に考える人もいるが、感覚的に捉えることも大切」と話した。
 日本原水爆被害者団体協議会のパネル40枚も展示している。展示は9日まで。土日は閉庁。

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