ハンドベルの授業活用探る 富士の小学校音楽教諭ら

 富士市内全27小学校の音楽科主任教諭が対象の研修会が1日、同市の岩松小で開かれ、ハンドベルを活用した授業の可能性を探った。

ハンドベルの演奏を体験する教諭=富士市の岩松小
ハンドベルの演奏を体験する教諭=富士市の岩松小

 新型コロナウイルス感染防止のため、合唱やリコーダーを使った授業に慎重になっている中、各校は児童が合奏できる機会の作り方を模索している。選択肢の一つとして、呼気が不要なハンドベルが挙がっている。
 参加者は5人グループに分かれて童謡「ふるさと」などの演奏を体験した。1人が3音ほど担当し、歌詞に合わせて割り振られた音程のベルを鳴らした。楽譜が読めない児童にも挑戦しやすい利点が共有された。
 教諭たちは「音楽の授業が苦手な児童も楽しめそう」などと感想を言い合った。講師に招かれた同市のハンドベルスタジオ「ワイズベル」の大野由貴子代表は「一人一人の演奏が合わさって曲が完成するので、一体感を味わえる」と魅力を語った。

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