高校生、薬学「楽しい」 静岡県立大講座 実験や演習体験

 静岡県立大薬学部は3、4の両日、高校生を対象にした薬学講座「夏休みファーマカレッジ」を静岡市駿河区の同大で開いた。県内の40人が薬学の実験や演習を体験した後、2日間の研究成果を発表した。

2日間の研究成果を発表する高校生=静岡市駿河区の県立大
2日間の研究成果を発表する高校生=静岡市駿河区の県立大


 4人1グループとなり「薬の効きは遺伝子によって異なるのか」「最先端技術で分子を可視化しよう」など10分野について研究した。血液を固まりにくくする薬「ワルファリン」の効果について実験したグループは頬の粘膜の細胞からDNAを採取。薬を分解する代謝の度合いを分析して、薬の効き目に個人差があることを発表した。
 将来、薬剤師や研究員を目指している清水南高3年の松浦莉子さんは「学校の授業では学べない、専門的な知識を得ることができて楽しかった」と話した。
 (社会部・天羽桜子)

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