児童がUD絵本作り 静岡文化芸術大でワークショップ

 浜松市はこのほど、ユニバーサルデザイン(UD)絵本を作るワークショップを中区の静岡文化芸術大で開いた。市内の小学生や保護者11人が参加して、誰もが楽しめるオリジナル絵本作りに挑戦した。

学生の助言を受けながら絵本作りに挑戦する参加者=浜松市中区の静岡文化芸術大
学生の助言を受けながら絵本作りに挑戦する参加者=浜松市中区の静岡文化芸術大

 同大文化政策学部の林佐和子教授と、デザイン学部の小浜朋子教授が講師を務め、同大の学生が補助した。小浜教授は、白い野菜などが見やすい黒色まな板を例に挙げてUDの基本的な考え方を紹介し「自分も楽しめるような絵本を作って」とアドバイスした。
 参加者は本にペットボトルのふたや毛糸、ビーズなどの素材を使って、立体的に作ったり、一部分を動かせるよう工夫したりした。
 チョコレートケーキやモンブランを表現した絵本を作った静岡大付属浜松小2年の内山瑛麻さん(7)は「文字を使わず、多くの素材を使っていろんな人が楽しめるよう考えた。かわいく、おいしそうに作れて良かった」と話した。
 (浜松総局・金沢元気)

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