高齢化社会 ゲームで学ぶ 磐田で研修会 問題解決の過程を体験

 磐田市高見丘の豊田東交流センターは12日、市職員や地域住民を招き、超高齢社会体験ゲーム「コミュニティコーピング」を活用した研修会を開いた。参加者はボードゲームを通じ、高齢化で起こる社会課題解決の過程を疑似体験した。

ボードゲームを通じて高齢化で起こる問題を学ぶ参加者=磐田市高見丘の豊田東交流センター
ボードゲームを通じて高齢化で起こる問題を学ぶ参加者=磐田市高見丘の豊田東交流センター

 ゲームは、一般社団法人コレカラ・サポート(千葉県松戸市)が2020年に開発し、全国で研修会を開いている。ボードとカードを使い、4~6人のグループで実施する。「自治会長」や「世話好きなおばさん」の役を務め、地域の人の健康や人間関係に関する悩みを解消し、社会的孤立を防ぐシミュレーションに取り組む。
 豊田東地区では高齢者や単身世帯の増加を受け、地域の課題に関心を持つきっかけをつくろうと初開催した。同法人の千葉晃一代表理事(48)らが講師を務め、参加者にゲームのルールを説明。「高齢化による問題や解決のための手段を学び、現実での活動や業務に結びつけてもらいたい」と話した。

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