スイーツ商品開発「貴重な体験」 浜松南高、春華堂とコラボ
菓子メーカーの春華堂(浜松市中区)とのコラボレーション企画「アオハネプロジェクト」で商品開発に取り組んだ浜松南高家庭部(南区)の2年生6人が12日、市役所を訪れ、鈴木康友市長に活動成果を報告した。
同部は昨年度、「映(ば)えて!可愛(かわい)くて!美味(おい)しくて」をテーマに、ドーナツ、スムージー、タルトのスイーツ3種を開発。同社の菓子職人が製造し、今年3月中旬~6月中旬に1カ月ごとのリレー形式で、同社の拠点施設「スイーツバンク」(中区)で販売した。
生徒らは「値段とデザインの兼ね合いが難しかった」「商品名を考えるのが大変だった」「自分たちが買いたくなるものを作った」などと開発にまつわるエピソードを紹介。部長の田畑結愛さんは「多くの人から『おいしい』『かわいい』という言葉をもらった。貴重な体験ができて楽しかった」と語った。
丸形のドーナツ3つを串に刺した「もちっと3色ドーナツ」を試食した鈴木市長は「もちもちした食感がおいしい」と舌鼓を打ち、「意欲的に商品開発に取り組んでいる。地域の活性化にもつなげてほしい」と期待した。
同部は夏休み明けから、第2弾商品の開発に取り組むという。