浜松市「市民の声 広聴年報」公表 7割を市政に反映

 浜松市はこのほど、2021年度に寄せられた市政への意見や要望、苦情などをまとめた「市民の声 広聴年報」を公表した。総数は前年度比392件減の3894件。市広聴広報課によると、このうち、約72%に当たる2798件を市政に反映させたという。
 Eメールや手紙、ファクスなどで受け付ける「市長へのご意見箱」は27件増の1594件。意見・提言が1420件と大半を占め、苦情77件、要望53件などが続いた。新型コロナウイルスに関する意見が多かった。
 「市長へのご意見箱」のほかは、要望書が438件減の2268件、各課に直接寄せられる「市民の声」が19件増の32件だった。要望書を除いた年代別では、40代が最も多く、50代、60代も目立った。部署別では、道路や河川の修繕などの要望を受けた土木部が2246件と最多だった。
 また、21年度は市一般廃棄物処理基本計画案や市区再編案など11件に関するパブリック・コメントを行い、計1570件の意見が寄せられた。
 年報は250部発行した。市役所や区役所などで配布しているほか、市ホームページにも掲載している。

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