投資の勉強、わが子と 金融教室盛況 静岡市清水区「ま・あ・る」
静岡市清水区の「市こどもクリエイティブタウンま・あ・る」でこのほど、親子向けの金融教育教室が開かれ、ファイナンシャルプランナーの杉本京子さん（４９）と前田久美子さん（４６）が講師を務めた。小学４年生以上の親子が参加した。定員を上回って抽選となる人気ぶりだった。
杉本さんと前田さんは、貨幣の価値は時代によって変化しているとして「ただ持っているだけだと、知らない間に価値が減っていることもある」と指摘した。親子は「積み立て投資ゲーム」を通じ資産形成のイメージを体感。投資とは「お金の価値を守ること。会社を応援することでより良い社会づくりにも貢献できる」と学んだ。
４月に成人年齢が１８歳に引き下げられた。同市葵区の小山恵理さん（４１）は「息子が生きていく上で金融教育や消費者教育が必要」と参加の理由を説明。「ＮＩＳＡ（少額投資非課税制度）を始めたくて口座を開設したものの、放置したまま。（親自身が）学びたかった」と打ち明けた。
親子向けの金融教育教室は県内各地で開かれ、保護者を中心に関心の広がりを見せている。杉本さんと前田さんは教室の狙いを「親に興味を持ってもらうきっかけづくりでもある。子ども向けの説明なら大人にも分かりやすい」と話している。
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