災害時のペット避難は 掛川で勉強会、事前準備やマナー学ぶ

 ペット防災を啓発する団体「どうぶつ共生防災ネットワーク」は21日、勉強会を掛川市生涯学習センターで開いた。人と動物の避難を調査研究するNPO法人アナイス(東京都)の平井潤子理事長を講師に招いて、会員ら12人がさまざまな避難の形態や避難所運営の仕組みを学んだ。

災害時のペット避難について説明する平井理事長=掛川市生涯学習センター
災害時のペット避難について説明する平井理事長=掛川市生涯学習センター

 平井理事長は地震発生後の長期的な避難と、台風などの一時避難の違いを解説。台風のときにペットと避難した場所を調べたアンケートを紹介し、親戚宅や友人宅の回答が多く、ペットが宿泊できる高台のペンションという回答もあったと振り返った。
 避難所では運営者に負担をかけないように、案内ボードや飼育スペースを設置する資材などをまとめたセットを事前に用意することを提案。退出時に飼い主同士が協力して清掃するなど必要なマナーも説明した。

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